• 火は誰にでもある──ソクラテスと響き合う教育観
    2025/10/25

    んにちは、おぐりんです。


    ソクラテスの言葉に「本当に自分のものになるのは、自分で考えたものだけだ」という一節があります。与えられた知識ではなく、自分で考え抜いた知恵だけが“自分の血肉になる”という意味です。この言葉は、今の私の教育観や人生観に深くつながっています。


    この言葉を聞くと、私は大学時代に出会ったフレーズを思い出します。

    「火がついていないところに、火をつけることはできない。」


    当時は「本当にそうなの?」と半信半疑でした。


    でも、人と出会い、学び、失敗や成功を繰り返す中で、次第にその意味が腑に落ちてきたんです。結局のところ、他人から与えられたきっかけがあっても、本物になるのは自分の内側で火がついたときだけ。知識はもらえるけれど、行動を選び、自分の血肉にするのは自分。これが、私自身に強く染みついた実感です。


    引用記事:https://ogu-rin.com/blogs/20250924

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    14 分
  • エシカルを語らないエシカル──“裏のストーリー”が社会を動かす
    2025/10/24

    こんにちは、おぐりんです。

    最近「エシカルライフ」という言葉を耳にする機会が増えました。フェアトレードの商品を買う、プラスチックを避ける、環境に優しい製品を選ぶ──こうした選択が、まるで「正しい人の条件」のように語られることもあります。

    でも私は時々思うんです。エシカルライフって、本当に自由を広げるものなのか? それとも「正しく選ばなきゃ」というプレッシャーを増やすものなのか?

    社会全体に漂う“正しさの空気”は、時に人を息苦しくさせます。環境問題や倫理的消費は大切だと分かっていても、それが「義務」として突きつけられた瞬間に、行動が続かなくなることもあります。だからこそ、「どうすれば自然に続けられるのか?」という問いがとても重要だと思っています。


    引用記事:https://ogu-rin.com/blogs/20250923

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    18 分
  • IではなくWeで考える──“好き”と合理のあいだにある僕のルール
    2025/10/23

    こんにちは、おぐりんです。

    スティーブ・ジョブズはこう言いました。
    「好きなことをやれ。そうすれば多くの人を動かせる」

    とても力強いメッセージですよね。好きなことに全力で取り組む姿勢は、多くの人に勇気を与えます。でも、私はこの言葉に少し違和感も覚えます。なぜなら「好き」だけを突き詰めることと、社会や仲間と調和することとのあいだには、時に矛盾が生まれるからです。

    「好き」を優先することは、自分の人生を彩る大事な選択です。でも同時に、私たちは他者と共に生きています。仲間や組織、社会との関わりを無視して“好き”を追求するのは、必ずしもプラスに働くとは限らない。だから私は、“I”だけではなく“We”の視点を大切にしています。


    引用記事:https://ogu-rin.com/blogs/20250922

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    13 分
  • ありのままを選び取る──自分ごと化する社会をめざして
    2025/10/22

    こんにちは、おぐりんです。

    「あなたが世界に見たい変化そのものになりなさい」──ガンジーの有名な言葉があります。初めて耳にしたとき、少し大げさに聞こえるかもしれません。でも、よく考えるととてもシンプルで力強いメッセージなんですよね。自分自身が変わることが、周囲を変える一歩につながる。頭ではわかっていても、日常に落とし込むのは簡単ではありません。

    私自身が大切にしているのは、“ありのままを表現する”ということ。言葉にした瞬間から、それは自分を形づくる力になります。まるで言霊のように、自分が語ったことが自然と行動を導いていく。だからこそ、会社のビジョンを「ありのまま」語り続けることは、私にとって大切な軸なのです。ときにそれは勇気が必要で、批判を受けることもありますが、それでも「自分が信じる道」を言葉にし続けることで、次第に周囲の人との関わりも変わっていきました。


    引用記事:https://ogu-rin.com/blogs/20250921

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    19 分
  • ごまかしを超えて──弱さをさらけ出す勇気がつくる信頼
    2025/10/21

    こんにちは、おぐりんです。

    孔子の言葉に「過ちて改めざる、これを過ちという」とあります。つまり、失敗そのものが問題なのではなく、改めないことこそが本当の失敗だという考え方です。

    私自身、この言葉が心に響くのは、表面的な失敗ではなく「自分の在り方」に直結する失敗を経験してきたからかもしれません。単なる行動の失敗ではなく、自分という人間そのものの在り方を突きつけられる瞬間が、人生には確かにあると感じます。


    引用記事:https://ogu-rin.com/blogs/20250920

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    14 分
  • AI時代の競争軸は“過去”にある──独自性を生む掛け算の起点
    2025/10/19

    こんにちは、おぐりんです。

    ChatGPTをはじめとする生成AIの話題が盛り上がる中、よく聞くのは「効率化」や「時短」という言葉です。もちろん、それも大きな価値のひとつです。

    でも私が感じている本質はそこではありません。
    AIは“アウトプットの定義”を根底から変えてしまう存在なのです。単に早くできるとか安くできるではなく、これまで「不可能」と思われていたことを可能にする。そんな根本的な変化をもたらしています。


    引用記事:https://ogu-rin.com/blogs/20250918

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    21 分
  • 家庭科が未来のオルタナティブ教育をつくる。生活と責任を結ぶ学びの再設計。
    2025/10/18

    こんにちは、おぐりんです。

    教育思想家ジョン・デューイは

    教育とは生活そのものであり、将来のための準備ではない

    と語りました。

    私はこの言葉に強く共感しています。なぜなら、今の日本の教育はどこか現実の生活から切り離されてしまっていて、子どもたちが「自分ごと化」しにくいと感じているからです。授業で学ぶことと、日常の体験とがうまくつながらない。その断絶が、学びに対する主体性や責任感を削いでしまっているのではないでしょうか。

    では、生活と教育をもう一度結び直すには、どんな方法があるのでしょうか?


    引用記事:https://ogu-rin.com/blogs/20250917

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    20 分
  • 才能は“フィットの履歴”である──模索・適応・そしてフローへ
    2025/10/17

    こんにちは、おぐりんです。

    「才能って、生まれつきの資質だ」と思っていませんか?

    でも、私自身の体験や発達理論・フィット理論を振り返ると、どうもそれだけでは説明できない気がします。むしろ才能とは“模索と適応の履歴”のことではないか、と感じるのです。生まれ持った力よりも、模索し続けた足跡、環境にぶつかっては変化してきたプロセスこそが「才能」という言葉で語られるのではないでしょうか。


    引用記事:https://ogu-rin.com/blogs/20250916

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    14 分