『黒い海 船は突然、深海へ消えた』のカバーアート

黒い海 船は突然、深海へ消えた

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黒い海 船は突然、深海へ消えた

著者: 伊澤 理江
ナレーター: 北方 李奈
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このコンテンツについて

その船は突然、深海へ消えた。

沈みようがない状況で――。

本書は実話であり、同時にミステリーでもある。

2008年、太平洋上で碇泊中の中型漁船が突如として沈没、17名もの犠牲者を出した。

波は高かったものの、さほど荒れていたわけでもなく、

碇泊にもっとも適したパラアンカーを使っていた。

なにより、事故の寸前まで漁船員たちに危機感はなく、彼らは束の間の休息を楽しんでいた。

周辺には僚船が複数いたにもかかわらず、この船――第58寿和丸――だけが転覆し、沈んだのだった。

生存者の証言によれば、

船から投げ出された彼らは、船から流出したと思われる油まみれの海を無我夢中で泳ぎ、九死に一生を得た。

ところが、事故から3年もたって公表された調査報告書では、船から漏れ出たとされる油はごく少量とされ、

船員の杜撰な管理と当日偶然に発生した「大波」とによって船は転覆・沈没したと決めつけられたのだった。

「二度の衝撃を感じた」という生存者たちの証言も考慮されることはなく、

5000メートル以上の深海に沈んだ船の調査も早々に実現への道が閉ざされた。

こうして、真相究明を求める残された関係者の期待も空しく、事件は「未解決」のまま時が流れた。

なぜ、沈みようがない状況下で悲劇は起こったのか。

調査報告書はなぜ、生存者の声を無視した形で公表されたのか。

ふとしたことから、この忘れ去られた事件について知った、

一人のジャーナリストが、ゆっくり時間をかけて調べていくうちに、

「点」と「点」が、少しずつつながっていく。

そして、事件の全体像が少しずつ明らかになっていく。

彼女が描く「驚愕の真相」とは、はたして・・・・・・。

*本タイトルは、差し替え修正済みです。(2023年9月25日更新)

©伊澤 理江 (P)2023 Audible, Inc.
政治・政府 政治学

Audible制作部より

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組織の都合での捏造、隠蔽の恐ろしさが伝わって来ます。私では立ち向かう方法が思い付きません。

実話でこその怖さ

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思い入れがかなり強く、ここまで突っ込んでしまって後に引けなくなってしまった感じ。フィクションとしては楽しく聴けた。

おもしろい。

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冒頭から事件の緊迫感のある描写、沈む原因を一つ一つ丁寧に調査していく過程でわかる、テレビなど表側でわからない裏側の世界。
事前知識無しで読む事をおすすめします。

沈みようが無い状況で沈んだ船

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話題の本がこんなに早くオーディブルで聴けるとは!女性ながら、粘り強く取材を続け、未知の分野に切り込んでいった作者の勇気と努力に感服しました。専門用語の多い文章でしたが、⒈5倍速でも全て的確に聴きとれました。17人もの犠牲者を出した海洋事故の調査報告が、これほど結果ありきになっているのかと、怒りを覚えます。作者がそれでも希望を見出した結末に、重いテーマを聴き続けてきた読者も救われた気持ちになりました。

日経新聞に広告が出たその日に聴き始めました

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地味なイメージのタイトルですが、読物(聞物)としてとても面白かった。実話としては怖い話、気の毒になって思わず涙が出てしまった。

おすすめです!

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

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