『透析を止めた日』のカバーアート

透析を止めた日

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透析を止めた日

著者: 堀川 惠子
ナレーター: 山内 美幸
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このコンテンツについて

「私たちは必死に生きた。しかし、どう死ねばよいのか、それが分からなかった」

なぜ、透析患者は「安らかな死」を迎えることができないのか?
どうして、がん患者以外は「緩和ケア」を受けることさえできないのか?

10年以上におよぶ血液透析、腎移植、再透析の末、透析を止める決断をした夫。
その壮絶な最期を看取った著者が、自らの体験と、徹底した取材で記す、慟哭の医療ノンフィクション!

解説 日本腎臓学会理事長・南学正臣(東京大学腎臓内分泌内科教授)

<序章>より
「夫の全身状態が悪化し、命綱であった透析を維持することができなくなり始めたとき、
どう対処すればいいのか途方に暮れた。
医師に問うても、答えは返ってこない。
私たちには、どんな苦痛を伴おうとも、たとえ本人の意識がなくなろうとも、
とことん透析を回し続ける道しか示されなかった。
そして60歳と3ヵ月、人生最後の数日に人生最大の苦しみを味わうことになった。
それは、本当に避けられぬ苦痛だったか、今も少なからぬ疑問を抱いている。
 なぜ、膨大に存在するはずの透析患者の終末期のデータが、死の臨床に生かされていないのか。
なぜ、矛盾だらけの医療制度を誰も変えようとしないのか。
医療とは、いったい誰のためのものなのか」©堀川 惠子 (P)2025 Audible, Inc.
プロフェッショナル・学問 医療

Audible制作部より

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最も関連性の高い
透析を続ける続けない以外の選択肢を初めて知った
歳になり本を読むのが億劫になってきたのでオーディブルで聴けてよかった

終末期透析をどうするのか

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死に方について、自分は根拠のない理想像を頭の中で創ってそれを信じようとしていたとわかった。緩和ケアは全ての末期患者が受けられると思っていたがそうではないことをこの本を読んで初めて知った。感情を抑えて冷静に綴られた文章と、その思想を反映したナレーションの力で、読み始めから最後まで集中力を削がれることなく読み切った。尊厳死協会に所属しているが、もう一度いろんな角度から終末期を考え直すべきだなと思った。また、糖尿病予備軍なので生活を見直して即座に予防策を試し始めた。堀川惠子さん、ありがとうございます。わたしの生き方を変えてくれました。

尊厳死について考え直した

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当事者になると、いくらネットがあっても、広い視点を持てなくなると思う。この本の方はご夫婦でとても一般人よりハイレベルな方達。
辛かっただろう回想からこの本を献体の代わりとして世に役立てようとしてくれ、ありがたいと思う。
正直なところ、知り合いの方がシャントを入れたので、どんなもの?と好奇心で聞いてみたが、文章が上手で引き込まれた。強くこの本を紹介するほどの仲ではないが、軽く,紹介してみたい。すぐにではなくとも、この本が献体となってくれるといいと思う。

知らなかった事を知れた。

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専門外で血液透析のことをぼんやりとしか知りませんでした。いろいろな点で勉強になりました。

著者の献身的支えと、この内容をまとめ上げた力量に感銘を受けました。

国民皆保険のおかげで気軽にどこでも受診できるから、軽い病気ならいいんだけど、手術やリハビリが必要な重い病気や、長年の治療が必要な慢性疾患は、医療的能力はもちろん、患者の痛みや苦しみを理解しようと努力して接してくれる医療者であるかということがとても重要で、そのあたりが欠けた人にあたると闘病の日々の辛さが倍増する。こういうことができる医療者に出会えるかは、運でしかない。

著者の献身的支えと、この内容をまとめ上げた力量に感銘を受けました。

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透析をされている利用者さんがいるので、漠然とは透析のことを知ったつもりでいましたが、何も知らなかった事を思い知らされました。この本に出会えて本当に良かったです。

透析の現実

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今まで人工透析についてよくわからなかった。それを辞めたときのケアについての問題点。即刻改善しなければと思った。

透析のしくみ

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こんなに有益な本を出してくださりありがとうございます。正しいことをしている人を正当に評価できることが稀有とは。人間も捨てたものではないと心から思いました。林さんもこんなにすごい形見になるとは思っていなかったでしょう。よく見ていてそのままを描写されていて、あくまで素直な目で見られている思いました。

災害を通じて腹膜透析が最適とわかったこと

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透析の夫を看取る壮絶な原体験と徹底した取材に基づく透析医療の問題提起。終末期の看取り、緩和ケア、透析療法の終活、診療報酬に反映されていないジレンマ、どう透析を終えていくか、考えさせられました。

透析の出口戦略が整備されていない

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透析という自分の日常にはない世界を、本書を通じて痛いほどリアルに感じ取ることができた。夫を思いやりながら共に過ごした日々、そして夫の死後には「当事者」ではなくなった立場から、なおも透析というテーマに深く向き合い続ける著者の姿に胸を締め付けられた。ただ出来事を語るだけではなく、出会いや学びを通じて新たな生き方を切り拓く姿勢には大きな勇気を感じる。読み進める中で何度も心を強く揺さぶられ、一言で「勉強になった」とはとても言い切れない複雑で深い感情が芽生えた。透析や患者の家族の思いに対する理解を超えて、人が喪失の後にどう生き抜くのかを考えさせられる一冊であり、心に深く残る読書体験となった。

ありがとうございます

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出口の見出せない医療を受け続けなければならない透析患者のことを初めて知りました。緩和ケアががん患者他に限定されていることも初耳でした。
暗い気持ちで聴いていたところ、後半で腹膜透析を知り、希望を見出せたと、ホッとしましたが、儲かるか儲からないかで医療の選択が狭められる現実に、やりきれない思いです。

儲かるけれど患者のためにならない医療

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