『第五番 無痛Ⅱ』のカバーアート

第五番 無痛Ⅱ

(幻冬舎文庫)

プレビューの再生

Audibleプレミアムプラン30日間無料体験

プレミアムプランを無料で試す
オーディオブック・ポッドキャスト・オリジナル作品など数十万以上の対象作品が聴き放題。
オーディオブックをお得な会員価格で購入できます。
30日間の無料体験後は月額¥1500で自動更新します。いつでも退会できます。

第五番 無痛Ⅱ

著者: 久坂部 羊
ナレーター: 浅木 俊之
プレミアムプランを無料で試す

30日間の無料体験後は月額¥1500で自動更新します。いつでも退会できます。

¥4,000 で購入

¥4,000 で購入

このコンテンツについて

創陵(そうりょう)大学准教授の菅井は患者の黒い肉腫に啞然とした。エイズに酷似するウイルスが骨を溶かし数日で全身に転移、意識障害で死に至らしめる。あらゆる薬が効かず数カ月で日本中にこの「新型カポジ肉腫」が多発したが国は無策で人々は恐慌した。一方ウィーンで天才医師・為頼がWHOの関連組織から陰謀の勧誘を受ける。ベストセラー『無痛』の続編。©YO KUSAKABE, GENTOSHA 2015 (P)2025 Audible, Inc. 大衆小説 現代文学
すべて表示
最も関連性の高い
『無痛』の続編。
日本で発症した新型ウィルスによる疾患と、ウィーンとWHO(を裏で操る組織)がどう関わってくるのか先を聴くのがワクワクした。
まさかそうくる!という意外性もあり楽しめた。この作品が2012年刊行というのに驚いた。もしコロナ禍にこの作品を聴いていたらリアルな不安でゾクゾクしたかもしれない。
あながち作り話ではないんだろうな〜と思いながら世の中に思いを馳せた。


現実では

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

医療、刑法、陰謀論などの要素が複数のストーリーで展開されひとつにまとまっていく見事な構成!
ちょい役の人物すらも個性的に描かれていて、フィクションでも気持ちが冷めることなく楽しめました!
ダン・ブラウンの作品に似てるなと思った。とてもおすすめです。

まさに傑作!!

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

日本人の医学観を痛切する話でした。
健康とは何か?
予防医学や対処療法など色々考えさせられました。
長い文章ですが、上下巻一気に聞きました。

コロナ禍を彷彿とさせる

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

前作と同様、エンタメとして素晴らしい。本作はよりSFです。
前作のサタが好きだったので、彼が登場する前作の方が面白かった。
一方で本作はスガイ先生(菅井と書くのでしょうか)が魅力でした。スガイ先生主観のパートが断然興味深かったです。スガイ肉腫とかスガイ療法とか、その名前だけで彼の名誉欲を滑稽に映しています。スガイ先生の努力と功績を否定するかのような新型カポジ肉腫の性質は皮肉過ぎます。スガイ先生自身最後はその性質を発見したのです。いっそ本当にスガイ肉腫と名付ければよい。
現実の世界では、スガイ先生のような勤勉で名誉欲の強い人がいるから社会が成り立っています。このことだけはスガイ先生の名誉のために言っておきたいです。

この作家さんは、医療のイメージが強いですが、実は面白い人物を作り出す天才だと感じました。
さらなる続編期待します!

スガイ先生

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

こと世にないウイルスを題材にして面白いストーリー展開でした どうやって治すかと思いきや、治さない療法を生み出したのは驚き!

おもしろかった!

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ウイーンと日本を舞台に、謎の病気と殺人事件が平行してストーリーが進んでいく。
謎の病気に関しては、患者の心情と医者の功名心が上手くかみ合って物語を盛り上げる。
前作よりパワーアップしたストーリー展開。

ただ、WHOまで出すのはちょっとやりすぎの感あり。
風呂敷を広げ過ぎて、結末があっけなく感じた。

エンタメ作品として楽しめる

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

不気味な疾患で、怖かったが、
手に汗握る緊張感があった。
深く真相を辿る面白さとDRの心境の変化が鮮やかに表現していた。

パンデミックを思い出す

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

全体的には悪くないが、為頼のパートはただの説明なので話が分断されてテンポが悪すぎるので飛ばして聞いた

為頼のパートはいらない

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

医師ならではの知識と構成力で小説全体は面白いが、昭和的な男性目線の描写が引っかかる。

男性の登場人物については、年代や髪の色などで読者にイメージを持たせるのに対し、女性の登場人物については

美人キャスター
20代の美人記者
美人だが変わり者
よく見るとなかなかの美人だ

など、ほんの一瞬しか登場しない人物についてさえ、美人かどうかという点をわざわざ言う必要があるのかと思う程その言葉がやたらと出てきて、一部のオジサン目線で語られていくことに違和感を覚えた。
それも、どの様な点がどの様に魅力的かについて自分の言葉で描写するのでもなく、単に主観で「美人」とだけ言い続ける表現力の貧しさは、著者自身が、女性を日頃から人格には関係のない主観で評価しているのではと思うほどだ。
作中にスマホが出てこなければ昭和時代の作品かと思うところだった。

シリーズ2巻のナレーションはいい声で、発声も演技も上手いのだが、関西弁が出鱈目な部分だけが残念だった。

面白いが著者の昭和的価値観が露呈

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。