あらすじ・解説
『母になる、石の礫で』の著者が紡ぐ幻想SF。最近、わたしの周りで生首が落ちるようになった。落ちた生首はいちど視界に入るとすぐ消えてしまい、ほかのひとには見えない。やがて自分の意思で自在に生首を落とすことができるようになるが、ある日を境にその能力が消えてしまう。喪失感でいっぱいになったわたしは生首を取り戻すため試行錯誤を繰り返す。
©倉田タカシ・東京創元社・RRJ Inc. (P)倉田タカシ・東京創元社・RRJ Inc.