卵
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ナレーター:
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村上 めぐみ
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著者:
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夢野 久作
……三太郎様へ……露子より
露子さんと三太郎君が初めて顔を見合ったのは、今年の春の初めでした。それは隣家に越してきた露子さんが、二階の窓からこちらを見下ろす視線と、勉強していた三太郎くんの視線とが、一瞬スレ違っただけでした。それから後、二人は毎日のように顔を合わせておりました。お互いに恋を感じていることを知りながらも、ウッカリ視線でも合うと、慌てて眼をそらして、家の中へ引っ込んでしまうのでした。そうしてトウトウニッコリし合う機会が一度もないうちに、別れなくてはならなくなったらしいのです。
三太郎君は、それから毎晩その卵を抱いて寝ました。三太郎君は卵が可愛ゆくなりました。こわさないようにソッと抱いて寝るのが、この上もない楽しみになって来ました。
そのうちに卵は次第に変化して来るようでした。中から聞こえる寝息と思っていた物音が、夜の更けるにつれて高まって、しまいにはウンウンという唸り声かと思われるようになりました。
三太郎君は気味がわるくなって来ました……
夢野久作
日本の小説家、SF作家、探偵小説家、幻想文学作家。1889年(明治22年)1月4日-1936年(昭和11年)3月11日。他の筆名に海若藍平、香倶土三鳥など。現在では、夢久、夢Qなどと呼ばれることもある。福岡県福岡市出身。日本探偵小説三大奇書の一つに数えられる畢生の奇書『ドグラ・マグラ』をはじめ、怪奇色と幻想性の色濃い作風で名高い。またホラー的な作品もある。(c)2017 Pan Rolling
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『卵』は何かを象徴してるとか??よくわからなかったけど、そこがまた不気味だった。
難しい…
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