『みどりいせき』のカバーアート

みどりいせき

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みどりいせき

著者: 大田 ステファニー 歓人
ナレーター: 矢野 大樹
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このコンテンツについて

【第37回三島由紀夫賞受賞作】
【第47回すばる文学賞受賞作】

【選考委員激賞!】
私の中にある「小説」のイメージや定義を覆してくれた。――金原ひとみさん

この青春小説の主役は、語り手でも登場人物でもなく生成されるバイブスそのもの――川上未映子さん
(選評より)


このままじゃ不登校んなるなぁと思いながら、高2の僕は小学生の時にバッテリーを組んでた一個下の春と再会した。
そしたら一瞬にして、僕は怪しい闇バイトに巻き込まれ始めた……。
でも、見たり聞いたりした世界が全てじゃなくって、その裏には、というか普通の人が合わせるピントの外側にはまったく知らない世界がぼやけて広がってた――。

圧倒的中毒性! 超ド級のデビュー作!
ティーンたちの連帯と、不条理な世の中への抵抗を描く第47回すばる文学賞受賞作。©2024 大田ステファニー歓人 (P)2024 集英社
大衆小説 現代文学
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始まりはただの青春小説かと思ったが、急に展開が変わったので、短編か連作なのかと思って聴き進めると、どうやら冒頭は主人公の過去だった模様。聞き慣れない言葉が多く、物語に入り込むまで時間がかかったが、現代の若者の一部を垣間見れたような錯覚に陥ることのできる良い作品だったと思う。ナレーションがデジタルボイスか?と思うほど独特で、最初は違和感があったが、最後まで聴けば、この作品にガッチリとハマっていたと感じた。

どこかにある若者の日常?

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原作は読了しています。ここ最近の新人作家で一番フレッシュな印象を持ちます。
最初は理解できない文体で嫌になる人も多いでしょうが、ナレーションで聞くと頭に入ってきやすくていいですね。女の子たちの話口調もかなり上手だと思います。
流行り物はおじさんが参入すると廃るとは言いますが、この作品もそのような空気を感じます。分かる人だけこのバイブスについてこい。そんな力強さがあります。
特に最後の最後、主人公と春のシーンは感動しました。言葉のひとつひとつが苦しくて輝いているシーンだと思います。次作もきっと素晴らしい小説を書いてくれるだろうというパワーを感じます。
最初であきらめず最後まで聴いてほしいです。

みどりのいせきって、えぐちい

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頭おかしくなる作品。
始めクセのあるナレーションに眉をひそめたが、聞き進めれば作品に見事に合っていた。
殺人も性的描写もないのに聞くのがしんどくなる。明るい気持になんかならない。
題材は少年少女が薬物を取り扱う物語だが、想像もできない精神世界に飛び込まされる、読んだことも聴いたこともない世界観だった。

未知の世界観との遭遇。

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最中の描写の納得感はもちろんだけど、バッドに入っていきながら、自分たちのおかれている状況に繋がっていくようなシームレスさが気持ち良い。(ダンボのpink elephant、最後の空みたいな)

文体自体はあくまで副次的要素で、あっちこっちにジャンプしていく感情を描く上で、ああいう「今思っていること」を「普通」に描写する必要があったって感じかなと。

心理描写力がすんごい

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何度か書籍は読了済み、ナレーションがある方が日本語ラップを聴いてノってるバイブスと同じ感じで意識がのめり込んでかなりfeel so good

ニキビを宇宙、エントロピーの増大と表現したあたりから作者の精神世界(即ち宇宙)に一気に引き込まれていく。

所々にZORNや舐達麻のリリックのサンプリングが散りばめられており物語全体の淀んだ凪と相まって都心の夜空を彷彿させられた。最後のシーンではこの星の壮大さを実感したし、間違いなく風の時代の幕開けに相応しい一冊。
すばる文学賞受賞おめでとうございます本当に。

とりま脳をアプデしてみよ、一回ね
面倒臭いんだよ理屈なんか

結局愛だろ シンプルだった

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最初は個性的な文体と無個性なナレーションに違和感がありました。ですが物語が動き出すにつれ、この個性にも慣れてきて、物語をそのまま感覚で受け入れて感じるまでになりました。物語が終わり、春やらめち、ぐみ氏などとのこの世界とのお別れが寂しいです。

これはオーディブルならではの体験だと思います。

感覚に直接語りかける文体とナレーション

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文学賞にも色々あるんだなと感じた作品でした。
比喩や描写が日本語ラップのリリックの様だと感じました。
章により、雑味の効果が一長一短に変化します。

小説では韻等の制約が無い分、海外小説の様な効果的な比喩表現になれば、磨かれた面白い作家さんになりそうと感じます。

雑味に溢れた文

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何度もやめようと思ったけど、我慢した時間がもったいなくて最後まで聞いてしまった。最後までいけば、何か得るものがあるのかと思ったけど何も起こらなかった。やめとけばよかった。

すばる文学賞の審査員は、もう普通の文体では飽き足らないのかもしれない。新しいイコール正なのか。

今の若者はとにかく寂しいのか。一縷の細い糸のようなつながりを手繰り寄せて、仲間と呼べるコミュニティに属していたい、属していると自分に言い聞かせたいのかもしれない。
本当に?

時間を無駄にした

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