エピソード

  • #021:世界の奇蹟!秋田 玉川温泉の湯治日記 ③
    2025/12/14

    世界の奇蹟と言われる秋田・玉川温泉の湯治日記、第3弾です。今回は、出会った人や聞かせてもらった話を中心にお伝えします。

    【道中小話】

    常磐道を使用し、第1目標地点の鶴巣(つるす)を目指して運転を交代しながら進みました。夫の大好物である南部せんべいの耳(製造過程でできる切れ端)を求め、ユニバースというスーパーに立ちり寄りましたが、残念ながら売り切れ。しかし新鮮なサンマ、玉こんにゃく、地元のブランド枝豆「毛豆」などを購入。田沢湖駅前の「市」では日本酒の試飲も楽しみました。

    【夫に現れた効果】

    尿酸値の劇的な低下、視力の回復、帯状疱疹の後遺症による表情筋や眼球の動きの悪さ改善、体温上昇など。

    【浸頭湯】

    頭頂部や後頭部、首、背骨などに打たせ湯を被るのが効果的かも。

    【精巣癌と腎臓移植の話】

    抗がん剤治療が効かず、生きることを諦めかけていた26歳の青年と、彼の腎臓をもらったお母さんの壮絶な物語。

    【難病からの回復実話】

    他にも、医師に見放された状態から癌を克服した人、脳梗塞で倒れながらも半身不随の状態から回復し通い続けている人など、数々の奇蹟を体験した人々と会話できたことは、大きな力になりました。

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    30 分
  • #020:白髪ストレスから解放された話~入院・手術を前にしてよかったこと~
    2025/12/07

    手術、入院、その他の治療を前に、過去に下したある決断が非常に良かったと感じています。テーマは白髪染め。

    私は10代の頃から白髪が多く、20代以降、ヘアカラー・ヘアマニキュア・ヘナなど、何十年もの間、白髪を染めてきました。しかし、染めた瞬間から髪は伸びますから、根元のわずかな白髪がストレスの原因になるわけです。

    ある日、「白髪のある部分をすべて白くすればいいのでは?」とひらめき、長年お世話になっている美容師さんに相談。白髪が多い部分を、ブリーチしてもらいました。メッシュを多量に入れるようなイメージです。

    結果、生え際の白髪が気にならず、ストレスフリーになりました。本当に楽ちん!

    体力の低下や未体験のストレスが予想される今、「白髪を気にしなくていい」という心のゆとり。本当に良かった!

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    8 分
  • #019:癌の「標準治療」とは?〜最良の選択肢と、あなた自身のエネルギーを確保するために
    2025/11/30

    乳がんに限らず、癌の標準治療について、私の個人的な解釈を交えながら深掘りします。

    「標準治療」と聞くと、「当たり前」「並」「そこそこ」といった印象があり、違和感を覚える方も少なくありません。しかし言葉の意味するところは、このようなイメージとは異なります。

    【標準治療の真の意味】

    標準治療とは、現時点で科学的にその効果(有効性)と安全性が証明・確認され、多くの医師が多くの患者に勧めている「最良の治療法」を意味します。専門家が「今、これが一番良い」と判断する治療であり、西洋医学において今できる最良の方法とされています。英語「Standard Treatment」の方が感覚的に受け入れやすいかもしれません。

    【標準治療の三本柱】

    標準治療は、基本的に以下の3つの方法を組み合わせます。

    1).外科的手術: できた癌を切り取ること。メスを使う手術だけでなく、内視鏡を用いたり、癌細胞を焼いたり凍らせたりする手法も含まれます。

    2)放射線治療:癌細胞がある場所を狙って放射線を当て、癌細胞をやっつける治療。正常な細胞も傷つけますが、正常細胞の方が治りが早いため、正常細胞へのダメージを抑えつつ癌細胞を攻撃します。

    3)薬物療法:いわゆる抗がん剤治療(化学療法)やホルモン療法など。点滴や注射、または経口(飲み薬)のタイプがあります。

    【あなたに合っているか?】

    これら3点の治療方法は、患者個人の状況に応じて組み合わされます。癌の進行具合(ステージ)やサブタイプ(性質)、患者の体調、年齢、閉経前か後か、妊娠・出産の希望、生活環境、家族構成、介護責任、そして費用(保険適用になるか否か)などによって、最終的には患者が自主的に判断することになります。

    標準治療が「多くの患者にとって最良」であっても、「あなたにとって、私にとっての最良の医療」かどうかは分かりません。

    癌だと宣告され、様々な不安や恐怖、怒りといった感情が湧き上がることは自然なことです。が、とにかく一度立ち止まり、「自分はどうありたいか、どう生きたいか、どう死にたいか」を考える時間とエネルギーを確保してください。

    標準治療を受けるか否かにかかわらず、多くのケースに接してきた医療の専門家、特に信頼できる医師を探してください。専門家のサポート、その知見や知識を借りることは、心の支えとしても欠かせない思います。

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    17 分
  • #018:悲しみの肺がん
    2025/11/23

    親しい人が突然、肺がんを発症し悪化、死に至るまでの経緯をそばで見た経験があります。癌という病気、そして臓器と感情の深いつながりについて考察します。

    【臓器と感情の関連性】

    体と心(感情)のつながりについて学んできた私、特定の臓器と特定の感情、特に肺と「悲しみ」に深い関係があると考えています。

    【高橋さんの物語】

    幼少期、大変お世話になった高橋さんという女性の話です。彼女は有名人の2号さんという複雑な社会的な立場にありましたが、ピュアでほがらかで、体全体からエネルギーが湧き出るような健康な人でした。

    長年愛し続けた旦那が亡くなった後、墓参りに行った彼女は、その墓に先妻と前妻が入っているのを知り衝撃を受けます。最初の妻が亡くなったとき、自分が正妻になると信じていたからです。

    【悲しみがもたらしたもの】

    この後、彼女は激変し、ひたすら悲しみに暮れました。あまりに深い悲しみは、それまで抱えてきた小さな悲しみの粒が一気に固まったものだと感じています。

    高橋さんの肺は、あっという間に壊れてしまいました。

    このエピソードでは肺と悲しみの関連性を扱っていますが、私の乳がんは、どんな感情と関わっているのか。現在追求中です。

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    14 分
  • #017:抗がん剤って本当に効くの?有効率って何?
    2025/11/16

    癌の標準治療である抗がん剤という選択肢を前に、医療の専門家が示す抗がん剤の「有効率」についてお伝えします。

    本エピソードで参照するのは、外科医であり現在は作家としても活動されている金丸仁氏の著作です。金丸氏は静岡県藤枝市立総合病院の外科部長として、癌治療や高齢者医療に携わりながら、「よりよく生きるためのサポート」としての緩和ケアを深く追求する医師です。

    彼の著述から、抗がん剤の臨床試験で示される「有効率」の実態についてピックアップします。

    1. 「効果」の定義: 臨床試験において抗がん剤が「有効」であると判定される基準は、癌が治ること(治癒)ではない。薬を使った群が、使わなかった群よりも効果が表れた場合に有効と判断されるが、その「効果」とは、一定期間後に癌が見えなくなったり、小さく見えたりすることを指す。

    2.「有効率」の実態:抗がん剤は一時的に症状を和らげたり、通常の生活を送れるようにするために使われる。比較的抗がん剤がよく効くと言われる乳がんであっても、実際の有効率は30%から50%。つまり半数から7割の人には有効ではないということ。

    3. その後の経過:一定期間が過ぎると、再び現れたり、大きくなったりすることは十分にあり得る。

    この実態を踏まえ、治療の選択を行う際に、自分が何を最も大切にしたいのかを考えてみてください。自分の決断と、その結果に対する責任は、自分で引き受けるしかありません。時間の許す限り、じっくり自分の内面と向き合ってくださいね。

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    18 分
  • #016:乳がん検診の究極の目的を知っていますか?
    2025/11/09

    今日のテーマは、長年信じられてきた「早期発見・早期治療」の裏に隠された、乳がん検診の究極の目的に関する衝撃の事実です。

    日本乳癌学会が編集した『患者さんのための乳がん診療ガイドライン』(2023年版)Q&Aの最初の一問(「乳がん検診について教えてください」)に対する回答に驚きました。

    【検診の目的】

    乳がん検診は、個人の乳がんを早く見つけることや早く治すことを主目的としているのではなく、「乳がんによる死亡率の低減」を目的として行われている、とはっきりと書かれています。

    【検診のデメリットとリスク】

    マンモグラフィによる検診が推奨されていますが、検診には精神的・経済的な不安につながる明確なデメリット(不利益)があることも明記されています。具体的には、偽陽性(本当は治療不要なものを見つけてしまうリスク)、および偽陰性(見落としにより水面下で癌が進行するリスク)が挙げられます。

    【再発に関する最新の動向】

    乳がん治療後、再発を恐れて毎年CTやMRIなどで検査を繰り返す人と、自覚症状が出るまで待っていた人の間で、その後の生存率が変わらないという研究統計結果が出ています。現在のトレンドとしては、再発を積極的に調べないことが推奨されています。

    【個人的な選択】

    個人の生活スタイル、考え方、大切にしたいこと、そして癌との向き合い方など、個人的な選択を優先したいものです。過去15年以上、検診を受けなかったことに後悔はありません。

    このエピソードは、検診の目的とリスクを理解した上で、ご自身にとって最良の選択肢を見つけるためのヒントを提供します。

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    16 分
  • #015: 雑草と侮るなかれ!驚異の薬草「スギナ」の知られざる力【実例:結石改善・髪の毛復活】
    2025/11/02

    道端の雑草、嫌われ者として扱われがちなスギナ。しかし、自然療法業界では非常にパワーのある、大切な薬草として知られています。

    15年以上前に原因不明の病を患った際、自然療法や東城百合子さんの活動を知り、このスギナ療法に何度も助けられてきました。今回は、多くの人が知らないスギナの凄さについて、具体的な個人体験を交えてご紹介します。

    【夫の実例】

    ① 激しい痛みを伴う尿結石が、コツコツと**スギナ茶を飲み続けたことでポロンと出た。

    ②カッパのように頭頂部の毛髪が抜け落ちたとき、スギナの焼酎漬けを育毛剤として使用したところ、髪の毛が復活した。それを見た友人(80歳を超え男性)にも分けたところ、彼の髪の毛も復活した。

    【参考文献】

    過程でできる自然療法(著者:東城百合子・あなたと健康社)

    【科学的側面】

    有効成分として注目されるのは「ケイ酸(珪素)」の働き。酸素の供給が活発になり、全身の代謝が良くなることで、癌にも良いのではないかという意見もあります。

    【利用方法と注意点】

    スギナ茶やシップ、焼酎漬けの作り方もお伝えします。が、薬草の効果にも副作用や好転反応があるので、ご自身で調べ、納得した上で試してください。

    また、自分の感覚を優先し、植物との相性を感じてみてください。

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    11 分
  • #014:闘病ブログが再発後に更新されなくなる理由(なぜブログが途切れるのか)
    2025/10/26

    このところ、40~50代の癌患者・癌サバイバーと話をする機会が続いています。癌の宣告を受けると、当然ながら死の恐怖、家族や仕事に関する様々な不安に襲われます。すると私たちはどうしてもGoogleやAIなどを使ってオンラインで情報を検索しがちです。

    やはり私も色々と検索しましたが、この先かなり苦しいことになるな、という方向に気持ちが動くばかりでした。こりゃ、いかん!とりあえず検索をやめて、ある程度体系化された書籍等に情報を求めることにしたのです。

    癌の宣告を受けた直後や、再発を知ったとき、多くの人が、他の体験者やサバイバーの「闘病ブログ」を読むようです。ブログには、リアリティがあるし、その人だけの体験という魅力がある一方で、事実でないこと(物語やファンタジー)が書かれている可能性もあります。

    また、ブログの更新が途絶えているのを見ると、再発して亡くなったのかも、再発したらもうダメなんだ、などと妄想的に不安が増大することもあります。

    ちょっと待って!

    癌がどうかは別にして、ブログって続かないものなのです。健康で楽しく生きている人だって、ブログを1年以上続けるhのは大変なのです。

    もし他人のブログを読むのなら、楽しくって笑えるのがオススメです。

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    10 分