エピソード

  • #014:闘病ブログが再発後に更新されなくなる理由(なぜブログが途切れるのか)
    2025/10/26

    このところ、40~50代の癌患者・癌サバイバーと話をする機会が続いています。癌の宣告を受けると、当然ながら死の恐怖、家族や仕事に関する様々な不安に襲われます。すると私たちはどうしてもGoogleやAIなどを使ってオンラインで情報を検索しがちです。

    やはり私も色々と検索しましたが、この先かなり苦しいことになるな、という方向に気持ちが動くばかりでした。こりゃ、いかん!とりあえず検索をやめて、ある程度体系化された書籍等に情報を求めることにしたのです。

    癌の宣告を受けた直後や、再発を知ったとき、多くの人が、他の体験者やサバイバーの「闘病ブログ」を読むようです。ブログには、リアリティがあるし、その人だけの体験という魅力がある一方で、事実でないこと(物語やファンタジー)が書かれている可能性もあります。

    また、ブログの更新が途絶えているのを見ると、再発して亡くなったのかも、再発したらもうダメなんだ、などと妄想的に不安が増大することもあります。

    ちょっと待って!

    癌がどうかは別にして、ブログって続かないものなのです。健康で楽しく生きている人だって、ブログを1年以上続けるhのは大変なのです。

    もし他人のブログを読むのなら、楽しくって笑えるのがオススメです。

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    10 分
  • #012:玉川温泉②強酸性の湯と大噴(おおぶけ)岩盤浴【前半】
    2025/10/19

    乳房と脇のリンパに悪性腫瘍が見つかり、手術を控えた状況。少しでも体の状態を良くしようと、急遽2回目の玉川温泉へ。

    早朝4時に出発しましたが、渋滞や工事による車線規制もあり、12時間の行程となりました。残暑の神奈川に比べると、秋田の山奥はすっかり秋の気配。

    玉川温泉は強酸性の湯。体の弱い部分に強く反応が出るようで、入浴するとチリチリとした刺激を感じ、発疹や熱感が出てきます。みんな修行のように黙々とお湯につかり、また蒸気を浴び続けています。

    私も一日4回から5回入浴し、その間に露天の岩盤浴や、室内の岩盤浴、足湯へと、がんばりました。蒸気の噴出口で作った温泉卵(蒸し卵)は、上質の茶碗蒸しみたいで、とても美味しかった。

    自炊なので、本当に食べたいものを、食べたいときに、ゆっくり食べられるのがありがたい。昼酒もよし。

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    21 分
  • #011:検査結果の告知(やはり悪性でした)&これからのこと
    2025/10/12

    本日は乳腺外科外来で検査結果の告知、それに続く入院や手術の説明を受けました。

    乳房とリンパ節の悪性腫瘍が確認され、今後の治療方針として手術がまず行われること、そして状況に応じて放射線治療、ホルモン治療、抗がん剤治療が検討されることが説明されました。

    は~、色々あるなぁ。時間があるので、あとで考えよう。今日は早く休もう。

    仕事・家事・子育て・介護、他にも色んな責任や悩みを抱えている人には、こりゃしんどいだろうなぁ。

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  • #010:玉川温泉に行ってきた!③重篤な癌からの生還者たち
    2025/10/07

    今回は、夜の喫煙室で出会った二人のおじ様との交流を深掘りします。

    一人は前立腺がんから肺転移ステージⅣ、しかし玉川温泉湯治で肺がんが消え、3年経ってもお肌つやつやで明るく元気な方。

    もう一人は悪性リンパ腫で手術もできず、抗がん剤と放射線治療の過酷な副作用に苦しみながらも、治療が効かなくなり玉川温泉に通い始めて3年になるという方。

    彼らが玉川温泉で希望を見つけ、元気に過ごしている姿は、がん患者すべての希望だと感じました。

    皮膚から様々なものが出てきたり、肘や膝の角質が取れてつるつるになったり、傷んだ爪が綺麗になったり…まさに溶ける温泉。

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  • #008:がん患者の聖域・玉川温泉に行ってみた!①
    2025/10/05

    今回のエピソードは、人生初の秋田・玉川温泉での湯治(温泉療養)体験を、ライブ感たっぷりでお届けします!

    諸々の検査を終え、結果を待つ約2週間の期間。夫の「徹底的に調べ尽くす」性格により秋田の玉川温泉で湯治することになりました。医療的処置ではどうともならない方々が最後にすがる砦というイメージ… そんな玉川温泉へ、一体どんな旅になるのか?

    自炊棟を予約し、鍋や包丁まで持参する“準備過剰”な旅がスタート。神奈川から秋田までの長距離移動、まずは盛岡で一泊し、美味しい焼肉とご当地グルメを堪能します。

    いよいよ玉川温泉へ!と意気込んだ矢先、まさかの「災害による通行止め」の表示が!玉川ダム周辺での数ヶ所の土砂崩れのため、盛岡へ引き返し、八幡平方面から遠回りして向かうという予想外のハプニングに遭遇します。

    予定より大幅に遅れて玉川温泉に到着後、自炊棟での生活準備や、初めての玉川温泉のお風呂を体験。

    ドタバタ続きの玉川温泉湯治旅。移動中のスマホ録音を切り貼りしたため、お聞き苦しい点もあるかもしれませんが、旅の「ライブ感」をぜひお楽しみください!今回は盛岡&玉川温泉旅の第一弾。次回へ続く旅の記録、どうぞお楽しみに!

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    12 分
  • #007:痛かったよ~!生体検査も初体験
    2025/09/28

    MR検査の翌日、生まれて初めて生体検査を体験しました。検査の手順やアフターケアなどについて詳細にレポートします。

    生体検査とは、病気の原因や進行を確認するために体からサンプルを採取するもので、組織検査と細胞検査の2種類があります。より多くのサンプルを採取する組織検査には太い針が使われるため、細胞検査よりも痛みが伴います。私自身は組織検査と細胞検査の両方を同時に受けました。

    「マンモトーム生検」は局所麻酔で行われ、吸引しながら組織を採取するため、グリグリとえぐられるような感覚がありました。検査中はエコー(超音波)で部位を確認しながら針の位置を調整し、吸引時には「パーン」という破裂音が聞こえました。検査後、傷口は粘着度の高いテープとガーゼで強く圧迫されます。当日はお風呂(シャワー)禁止、アルコール・香辛料禁止、激しい運動禁止。

    麻酔が切れると…痛かった~!傷口を抑えながらのは片手運転で、やっとこ帰宅しました。

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    21 分
  • #006:MR(magnetic resonance:磁気共鳴診断)初体験!
    2025/09/21

    初めてのMR検査!素人目線で詳細を具体的に語ります。

    検査中の体の固定方法、騒音の大きさ、造影剤注入時の感覚、そして検査後の体調など、個人的な体験ですが、未経験の人にもイメージが伝われば…と思って収録しました。

    ちなみに「MR」「MRI」の違いは、分かりにくい。

    「MR」は「Magnetic Resonance」「磁気共鳴」。体内の水分子に磁場とラジオ波を当て、その反応を利用して画像を生成する。

    「MRI」は「Magnetic Resonance Imaging」「磁気共鳴画像法」。MRの技術を用いて、より詳細な画像を得るために発展した方法。

    …ということ、みたいです。

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    16 分