エピソード

  • 「なんとかリーダーシップ」ありすぎ問題|CULTIBASE Radio #85
    2025/12/10
    ▼お知らせ▼このたび「読者が選ぶビジネス書グランプリ2026」に、安斎勇樹 著『冒険する組織のつくりかた 』が「マネジメント部門」にノミネートされました!新時代の組織づくりとして冒険的世界観を提唱する「冒険する組織のつくりかた」に、ぜひ投票をお願いいたします!投票は、無記名(メールアドレス+所属は個人でも可)、1分程で完了します。▷投票はこちらから https://entry.business-book.jp/entry/list今回のテーマは「リーダーシップ」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。番組への感想は、SNSのハッシュタグ #CULTIBASE にてお待ちしています。▼概要ミナベが執筆中の書籍のテーマであるリーダーシップ論を手がかりに、二人が「リーダーシップとは何か」「組織にリーダーシップがどう存在するべきか」を話しました。ミナベは、世の中には「○○リーダーシップ」という概念が多すぎて、結局どれを指しているのかが曖昧になっていると感じており、その整理方法を模索していると語ります。そこで紹介されるのが、研究者ブルース・アボーリオが提示した「リーダー・フォロワー・コンテクスト(状況)」という三角形モデルです。リーダーの資質だけでなく、フォロワーの姿勢、さらには置かれた状況がそろわなければリーダーシップは成立せず、この三者が相互作用して初めて機能するという考え方です。安斎は、この視点によって「リーダーシップは個人の属性ではなく関係性である」ことが明確になると説明します。三角形がチーム内で循環することで、リーダーの役割が固定化されず、メンバー全員が状況に応じてリーダーとなる「共有型(シェアド)リーダーシップ」の状態が生まれると語られます。また、組織内に複数の三角形が存在し、チームごとに自律的なリーダーシップが発揮されている状態を「分散型リーダーシップ」と位置づけ、現代の複雑な組織に適した形であると整理。しかし一方で、独裁的なリーダー、盲目的なフォロワー、閉塞したコンテクストが重なると「トキシック・トライアングル」と呼ばれる危険な構造になり、組織崩壊を招く可能性がある点にも触れられます。ミナベは、三角形モデルをただ分類しても実践にはつながりにくいのではないかと疑問を提示。そのうえで、「探究の三角錐」の概念と結びつけることで、より意味のあるリーダーシップ論になるのではないかと語ります。探究の三角錐とは、人と人を直接つなぐのではなく、共通の探求テーマという“もう一つの頂点”を介して関係を構築するという考え方です。ミナベは、リーダー・フォロワー・コンテクストに「探究」という視点を加えることで、単なる役割論を超えて、組織がどこに向かうのかという方向性を共有できるのではないかと提案。最終的に二人は、リーダーシップを「関係性×探究」として捉え直すことで、概念に振り回されない実践的な組織づくりが可能になるのではないかと締めくくりました。番組への感想は、SNSのハッシュタグ #CULTIBASE にてお待ちしています。CULTIBASE Radioは⁠⁠⁠Spotify⁠⁠⁠や⁠⁠⁠Apple podcast⁠⁠⁠、⁠⁠⁠YouTube⁠⁠⁠などでも配信中!最新情報を見逃さないよう、ぜひお好きなメディアでフォロー/チャンネル登録をお願いします!▼関連リンク「オーセンティック・リーダーシップ」の誤解?自分らしさをつくるために、ときに壊す必要性:連載「リーダーシップ教育の最前線」第9回https://www.cultibase.jp/articles/11445現代のマネージャーが直面する“4つの矛盾”とは?:「企業中心」から「人中心」に移行するマネジメントの現在地https://www.cultibase.jp/articles/11639組織の周縁/中心を好む人材を包摂する「中空構造」の経営|CULTIBASE Radio #42https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/core-edge-leadership▼CULTIBASE⁠⁠⁠⁠⁠https://www.cultibase.jp...
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    30 分
  • あなたはどのタイプ?起業家の5類型とその変遷|CULTIBASE Radio #84
    2025/12/03
    今回のテーマは「起業家の5類型」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。番組への感想は、SNSのハッシュタグ #CULTIBASE にてお待ちしています。▼概要今回は、安斎が提示した起業家(アントレプレナー)の五つのタイプを基に、ミナベの起業家としてのキャリア変遷が探求されました。安斎は、起業家が事業を運営する上での志向性や優先順位に基づき、自分の専門技能を武器にする「エキスパート型」、プロダクトのスケールを最優先する「グロース型」、社会課題の解決に動機を持つ「ソーシャル型」、自分の暮らしを最優先する「ライフスタイル型」、そして自分の興味を探求し続けることを事業スキームとする「クエスト型(探求型)」の五類型を提案。ミナベは、自身のキャリアの出発点は、大企業になじめず「年収300万円で週休四日」など自分の生活を優先した「ライフスタイルアントレプレナー」であったと明かしました。しかし、子供の誕生を機に、生活を支えるためにスキル磨きを始め、「エキスパートアントレプレナー」を目指すに変遷し、その後、優秀なメンバーの加入や自社のウェブサイトが高い評価を得たことで、事業成長を志向する「グロースアントレプレナー」の要素が加わりました。特に、元々実験が好きだったミナベは、会社を探求のフィールドとして活用し始め、実験的な組織作りを行う「クエストアントレプレナー」的な要素が最も強くなったと語り、当時の自身を「本業がコンサルで、ドングリが趣味」と表現しました。ミミグリの現在については、クエストアントレプレナーの割合が最も大きく、それにグロース型と、40歳を過ぎて芽生えた「社会にいいことをしたい」という動機によるソーシャルアントレプレナーの要素が加わっていると分析しました。安斎は、ミミグリのビジネスモデルが「探求すればするほど儲かる」バリューチェーンを組み込むことで、グロースの顔をしながらもクエスト的な活動をサスティナブルに維持できているといいます。一方、安斎自身は、立ち上げ当初から研究者としてのクエストアントレプレナーがベースにありましたが、一時期は仕事の増加によりスキル切り売り的なエキスパート型に偏りすぎた経験から、クエスト中心のスタイルに回帰したと述べました。安斎は、ソーシャルアントレプレナーの自認が「ゼロ」であることを、42歳と40歳という年齢差かもしれないと話しつつ、興味探求が消え入らない起業家戦略の重要性を強調して議論を締めくくりました。番組への感想は、SNSのハッシュタグ #CULTIBASE にてお待ちしています。CULTIBASE Radioは⁠⁠⁠Spotify⁠⁠⁠や⁠⁠⁠Apple podcast⁠⁠⁠、⁠⁠⁠YouTube⁠⁠⁠などでも配信中!最新情報を見逃さないよう、ぜひお好きなメディアでフォロー/チャンネル登録をお願いします!▼関連リンク経営学の前に、経営はあったー【連載】転換しつづける経営観 第1回https://www.cultibase.jp/articles/constantly-changing-view-of-management CxOになるための“要件”とは。必要な資質とスキルセットを語る|最高の組織づくり〜ベンチャーCxOの葛藤〜 #25https://www.cultibase.jp/radios/venture-radio/ssz25 コミュニティマネジメントを読み解く:協働が社会を変える「制度的起業家」の実践知https://www.cultibase.jp/articles/community-design-2 ▼CULTIBASE⁠⁠⁠⁠⁠https://www.cultibase.jp/⁠⁠⁠⁠⁠▼CULTIBASE Lab無料会員登録⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.cultibase.jp/signup⁠⁠⁠⁠⁠▼株式会社MIMIGURI コーポレートサイト⁠⁠⁠⁠⁠https://mimiguri.co.jp/⁠
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    31 分
  • 上手に調子に乗る力|CULTIBASE Radio #83
    2025/11/26

    今回のテーマは「上手に調子に乗る力」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。

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    ▼概要

    今回は、「いい調子の乗り方」というテーマについて話しました。ミナベは、調子に乗っているときはパフォーマンスが高いが、乗りすぎると周囲にネガティブな影響を与え、逆に調子が悪い時に落ち込みすぎると周囲の不安を招くというジレンマを提示し、このバランスの取り方を安斎に問いました。


    安斎は、調子に乗ることはモチベーションとパフォーマンスの向上に不可欠であるとし、鍵となるのは「主観と客観のバランス」だと主張し。自身も週に3回ほど「天才だわ」と主観的に思う瞬間があることを告白し、これは過去の自分との比較によって自己の期待値を超えたときの喜びであると説明しました。しかし、同時に偉大な先人たちとの相対評価によって自分の小ささをメタ認知する謙虚な批判的思考も持ち合わせており、この「主観的な天才と客観的な相対評価」という二面性を持つことが、バランスの取れた「調子の乗り方」につながっていると語りました。


    また、調子に乗る感情を健全に表現する方法として「独り言」の重要性を強調し、パフォーマンスが良かったときに「天才かもしれない」と声に出して自分を褒める行為(プライベートスピーチ)が、自己肯定感を高め、次の仕事への意欲につながると述べました。この自己満足的なアウトプットと自己承認が、調子の良さを保つための出発点であると結論づけ、リスナーにも「天才かもしれない」と独り言を言ってみることから始めるよう促して締めくくりました。



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    ▼関連リンク

    職場でのレジリエンスの高め方:連載「レジリエンス入門」第2回

    https://www.cultibase.jp/articles/5994


    僕が僕らしくあるために。義務と理想と現実の狭間で揺れる「自己論」とは?|遊ぶマネージャー #5

    https://www.cultibase.jp/videos/playing-manager5


    軽やかに変わり続けるCxOの習慣とは。“セルジオ流”心と場の観察術|最高の組織づくり〜ベンチャーCxOの葛藤〜 #30

    https://www.cultibase.jp/radios/venture-radio/ssz30


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    13 分
  • 上手にパニクる力|CULTIBASE Radio #82
    2025/11/19

    今回のテーマは「上手にパニクる力」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。

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    ▼概要

    今回のテーマは、連続テレビ小説から着想を得た「上手にパニクる力」。ミナベが、ドラマの主人公が大きな不幸に直面しながらも「私、取り乱してまいります」と冷静に宣言した後、「うまく取り乱せない」というユニークなシーンに触発され、「現実のビジネスや職場において“良いパニクリ方”とは何か?」という問いを提起しました。

    二人は、パニックや取り乱しを単なる混乱としてではなく、「ケア資源が必要なサイン」として理解し、取り乱し上手になることの重要性を語り合いました。悪いパニクリ方は周囲のケアコストを重くし、不安を増大させるためです。安斎は取材中に自分が担当外のプロジェクトを深掘りされ、パニックになりながらも技術的な濁し方で乗り切った経験を共有しましたが、このような技術的な対処で感情に蓋をすると、後の歪みを生む可能性があると懸念を示しました。ミナベが、パニックは「経験がないとならない」ものであり、一度パニックを経験し、それを振り返ることで、次第に上手に乗り越えられるようになると述べました。この経験の蓄積こそが、パニクり上手になるための土台となります。

    二人は、パニクり上手になるための具体的なスキルとして、「メタ認知的な言語化」を最重要視しました。過度な不安を煽る感情の吐露は避け、「今、自分は感情的に来ているが、うまく向き合えていない」といった、現在の状況を冷静に捉えて言語化し、吐露することが第一歩であると整理しました。ドラマの主人公の「取り乱してまいります」という自己予告も、ある種の成熟したメタ認知的な行為であると捉え、経験の振り返りとメタ認知を通じて「パニクり上手」になることが、個人と組織にとって健全な感情と冷静さのバランスを取る技術であると結論づけて締めくくりました。



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    ▼関連リンク自分のために創作することが、セルフケアになる|CULTIBASE Radio #22https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/creative-selfcare

    問いのデザイン力を磨くには?マネジメントの質を高める5つのエクササイズhttps://www.cultibase.jp/videos/14412

    マネージャーが不安を乗り越えるコツ|CULTIBASE Radio|Management #23https://www.cultibase.jp/radios/management-radio/4201


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    19 分
  • 組織の「逸脱者」を活かすマネジメントの作法|CULTIBASE Radio #81
    2025/11/12

    今回のテーマは「逸脱者のマネジメント」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。

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    ▼概要

    今回は「組織の逸脱者を活かすマネジメント」について議論が展開されました。テーマの核となるのは「ポジティブ・ディビアンス(Positive Deviance/積極的逸脱)」という研究で、組織課題の解決策は、うまくいっていない人を分析するよりも、同じ環境でルールを逸脱しながらも成果を出している人にこそヒントがあるという考え方です。例えば、飢餓に苦しむ村で、独自の食料の扱い方をしていた家庭を観察し、その行動を地域全体に広めることで改善につなげた事例などが紹介されています。


    安斎はこの視点を組織マネジメントに応用し、規範を破るように見える行動の中に、むしろ革新の芽が潜んでいると言及。ミナベはスープストックトーキョーの事例を挙げ、「カレーを出してはいけない」というルールを破って販売した店舗が猛暑時に好評を得たことをきっかけに、全社的な商品戦略が変化したエピソードを紹介。これはまさに「正の逸脱」が組織変革を生んだ好例だと語りました。


    二人はまた、リーダーシップに求められる難しさについても触れました。逸脱者を活かすには、リーダーが即座に是正せず「気づかないふり」で見守る寛容さが必要であり、逸脱行動がチームに「憧れ」や「触発」をもたらすものであるかを見極める感性が求められます。さらに、リーダーの役割は単に構造を整えることではなく、逸脱を「逸脱ではないもの」に変える力――つまり、その行動に文脈を与え、物語として再定義し、組織文化に共感的に組み込む「ストーリーテリング力」にあるとまとめました。


    逸脱を排除するのではなく、創造性へと転化するマネジメントの実践が、これからの組織のイノベーションを左右すると示唆されました。



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    ▼関連リンク

    革新を生むルール違反、「創造的逸脱」とは?中央大学・高田直樹さんと考える、イノベーションを育む組織のかたち

    https://www.cultibase.jp/articles/11084


    「創造的逸脱」のデザイン:イノベーションを育む組織の在り方を考える

    https://www.cultibase.jp/videos/10538


    組織変革の手がかり |CCM総合実践講座

    https://www.cultibase.jp/videos/15049


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    22 分
  • 自分を取り戻すための「オーダーメイド」する力|CULTIBASE Radio #80
    2025/11/05
    今回のテーマは「自己価値基準」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。番組への感想は、SNSのハッシュタグ #CULTIBASE にてお待ちしています。▼概要今回は、「自己価値基準を持つための方略」をテーマに、「なぜ経営者は食べログ低スコアの店でランチすべきなのか?」の続編として、前回の議論をさらに深めました。前回は「他者評価に左右されず、自分が本当に良いと思うものを大切にすること」の重要性を語りましたが、今回はその考えをより実践的に掘り下げています。安斎は、現代の私たちはランキングやSNS上の評価といった「外的基準」に同一化しやすく、それに依存することで、自分自身の意思決定や楽しみ方の軸を失いがちだといいます。他者がつくったスコアに自分を委ねることで、いつの間にか「いいね」をもらうために生きてしまう――そのような状態から抜け出すためにこそ、自己価値基準を育むことが大切だと話しました。そのための方略として三つのアプローチが提示されました。第一は「技の探究」――成果や評価を離れ、自分が没頭できる“技”そのものに向き合い、純粋に楽しむこと。第二は「穴場の発掘」――世間のスコアが低い映画や店をあえて選び、自分にとっての“良さ”を発見していくこと。そして第三が「オーダーメイドの実践」――他人の目を意識するのではなく、自分の理想に最も合う形で価値をつくることです。この三つ目の「オーダーメイド」の例として、安斎は自身の趣味である“リモートワーク用パンツのオーダー製作”を紹介しました。見た目は普通でも、記事選びから細部のこだわりまでを自分で決める過程にこそ意味があると語ります。それは誰かに見せるためではなく、「自分のために、自分でつくる」行為そのものが価値であるということです。ミナベもまた、経営の現場においても同じだと共感します。既成の成功モデルをなぞるのではなく、各メンバーが自分の価値基準に基づいて“オーダーメイド”でチームや仕組みをデザインしていくことが、組織の創造性や幸福度を高めると語りました。最終的に二人は、ランキング社会の価値観から自由になり、自分だけの基準で人生や仕事をデザインしていくことこそが、現代における豊かさと創造性を取り戻す鍵であると結論づけました。番組への感想は、SNSのハッシュタグ #CULTIBASE にてお待ちしています。CULTIBASE Radioは⁠⁠⁠Spotify⁠⁠⁠や⁠⁠⁠Apple podcast⁠⁠⁠、⁠⁠⁠YouTube⁠⁠⁠などでも配信中!最新情報を見逃さないよう、ぜひお好きなメディアでフォロー/チャンネル登録をお願いします!▼関連リンクなぜ経営者は食べログ低スコアの店でランチすべきなのか?|CULTIBASE Radio #78https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/low-score-lunch個の創造性を解き放つ鍵は、自己評価できるか否かである──コルク佐渡島庸平さん×安斎勇樹対談https://www.cultibase.jp/articles/4353『知的複眼思考法』に学ぶ、良い探究の為の「問い」の立て方:連載「知を開き、巡らせ、結び合わせるための知の方法論」第2回https://www.cultibase.jp/articles/12080◇ ◇ ◇▼CULTIBASE⁠⁠⁠⁠⁠https://www.cultibase.jp/⁠⁠⁠⁠⁠▼CULTIBASE Lab無料会員登録⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.cultibase.jp/signup⁠⁠⁠⁠⁠▼株式会社MIMIGURI コーポレートサイト⁠⁠⁠⁠⁠https://mimiguri.co.jp/⁠
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    18 分
  • ミドルエイジ特有の3つの落とし穴と処方箋|CULTIBASE Radio #79
    2025/10/29

    今回のテーマは「ミドルエイジ・クライシス」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。

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    ▼概要

    今回のテーマは、「人生の過渡期(トランジション)の乗り越え方」。ミナベは漫画『ダイの大冒険』に登場するハドラーというキャラクターを「人生の過渡期を迎えた中年男性のメタファー」として分析し、「ミドルエイジ・クライシス(中年の危機)」について考察しました。心理学者ダニエル・レビンソンの理論をもとに、人は人生の四季を通して成長し、40代前後に訪れる過渡期で「これまでの自分らしさ」を更新できないと危機に陥ると説明しています。

    この過渡期を乗り越える鍵は、「暫定的自己(プロトタイプ)」を試しながら新しい自分を模索することだといいます。ただしその過程では、①成果を受け入れられない「インポスター症候群」、②過去の自分らしさに縛られる「オーセンティック・パラドクス」、③過去を全否定してゼロからやり直そうとする「リセットの罠」といった落とし穴に陥りやすいと指摘しました。

    それらを乗り越えるためには、①経験を共有してくれる適切なメンターの存在、②成果のファクトを可視化し自分を慈しむ「セルフ・コンパッション」、③過去と現在をつなぐ「自分の物語の再構築」が大切だと語られました。

    安斎は、褒められた言葉を「自分再解釈のヒント」として大切にする姿勢を紹介し、他者の評価を新しい自己物語の素材にする重要性を強調しました。ミナベは、「自分の人生を味わい直し、再解釈を楽しむことが過渡期を乗り越える力になる」とまとめました。



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    ▼関連リンク

    中年期に訪れる「アイデンティティの危機」を紐解く。人生100年時代に自己実現を探究するには?https://www.cultibase.jp/articles/midlife-identity-crisis

    働く大人の「アイデンティティ」の悩みと処方箋https://www.cultibase.jp/videos/14497

    少年漫画から学ぶ、経営リーダーの成長段階(7)大魔王討伐後のポップに立ちはだかる、真の成長課題とは?|CULTIBASE Radio|Management #126https://www.cultibase.jp/radios/management-radio/13544



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  • なぜ経営者は食べログ低スコアの店でランチすべきなのか?|CULTIBASE Radio #78
    2025/10/22

    今回のテーマは「ノイズ」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。

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    ▼概要

    今回は「ノイズの活かし方」について話されました。テーマの発端は、以前取り上げた「修養と教養」回への好評を受けての続編的な内容。ここでいう「ノイズ」とは、単なる情報の雑音ではなく、思考や探究を豊かにする“創造的ノイズ”を意味しています。たとえば、三宅香帆さんの著作を通して示されたように、読書の中には自分が最初に求めていなかった文脈や情報が多く含まれており、それが結果的に興味や理解を深める契機になるという視点が共有されました。

    安斎は、社会的な評価やスコアに縛られず、思いがけない出会いやズレ(=ノイズ)を受け入れることの重要性を強調。日々多様な対談や講演を通じて、自分の意図とは異なる視点に触れることで「外側のノイズ」を取り込み、そこから思考を発展させていると語ります。一方、皆瀬さんは、映画や本を大量に摂取しながら、自分なりの「面白がり方のレンズ」を育てることで、評価にとらわれず独自の価値基準を磨いていると述べました。

    両者は、創造的ノイズを受け入れることと、内側の「他人の声」や「評価への忖度」といったノイズを減らすことのバランスが大切だと整理します。つまり、外部からの予期せぬ刺激は探究を深める燃料となり、一方で内面の雑音を静めることが自己理解を高める鍵になります。最終的に2人は、「世の中のスコアに逆らって、自分だけの面白さを見つける修行」を提案。食べログ評価の低い店や“クソゲー”をあえて楽しむような実践を通して、ノイズを恐れず味わう感性を鍛えて行くことの大切さを強調しました。



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    ▼関連リンク

    知的探究は「日常の徹底的な記録」から始まる:連載「知を開き、巡らせ、結び合わせるための知の方法論」第4回https://www.cultibase.jp/articles/12889

    矛盾に満ちた“本気の遊び“の探究:新刊『1日1アイデア』と『パラドックス思考』の意外な共通点|CULTIBASE Radio|Playful #5https://www.cultibase.jp/radios/playful-radio/13662

    変化に気づき、楽しむ人の「リフレクション」の用法|CULTIBASE Radio|Design #23 |https://www.cultibase.jp/radios/design-radio/13260



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