エピソード

  • ”創業者のポテンシャルをマネジメントする”という考え方|CULTIBASE Radio #61
    2025/06/18

    今回のテーマは「ファウンダーポテンシャル」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。

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    ▼概要

    今回は「ファウンダーポテンシャル(創業者の可能性)」をテーマに話されました。創業者は、長期的な投資の意思決定をしたりカルチャーを率先して浸透させることができる、希少で強力なリソースとです。創業者が複数いることの難しさとして「ディフェンシブルール」が増えやすい点に注目しました。どちらかが裏切ったり組織を混乱させたりするリスクを前提に、株主間契約や権限分担といった、守りの観点からの取り決めのことを指します。そのようにして設けられたルールの存在自体が、結果として自分の力を半減させてしまうのではといいます。

    MIMIGURIでは創業者が2人いることにより、お互いの視点を通して価値基準が言語化され、より柔軟な組織運営が可能になっているといいます。「MIMIGURIらしさ」という文化の中で自然に生まれているさまざまなボトムアップの"逸脱"を2人の創業者の感性で受け止め、包摂できているのが特徴です。結果的に、2人の創業者がいることで、組織が受け止められる"探索の余白"が広がり、新しい領域への挑戦が可能になっているといいます。最後は「創業者自身がその強みに対して責任を持ち、マネジメントしていくことが、これからの時代に求められる姿勢」と締めくくられました。



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    ▼関連リンク

    経営層が鎧を脱ぐための「エグゼクティブ・ファシリテーション」とは?:不確実性と向き合える経営チームのつくり方https://www.cultibase.jp/articles/10495

    “複雑さ”を強みに変える。経営の多角化を実現する「分散と修繕」の組織戦略論https://www.cultibase.jp/articles/10696

    M&Aを成功に導く、「人と組織」に注目した組織開発の方法論──異なる組織文化を統合させるアプローチとは?https://www.cultibase.jp/articles/11902




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    22 分
  • 組織づくりにおいて生成AIでショートカットできないもの|CULTIBASE Radio #60
    2025/06/11
    今回のテーマは「組織の見えない資産」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。番組への感想は、SNSのハッシュタグ #CULTIBASE にてお待ちしています。▼概要今回のテーマは「探究ポリシー」の最後の項目、「見えない資産の循環をデザインし続ける」です。「見えない資産」とは、企業活動の中で数値化や即時の成果には現れにくい、無形の価値を指しています。例えば、長年にわたる信頼関係や、ブランドへの愛着、社員や関係者の成長過程、リスナーとの継続的な関係性などが挙げられます。こうした資産は直接的な収益にはつながらないものの、組織や事業の根底を支える重要な要素です。MIMIGURIでは、このような無形資産を意識的に育て、循環させていくことを経営方針として重視していると語られます。このような視点は、短期的な効率性や成果主義では測れない組織の豊かさを象徴しており、だからこそポリシーとして明文化しているのだと言います。「無形資産の循環をデザインする」とは、これらの目に見えない価値を育み、それらが組織内外でめぐる仕組みを構築するということ。信頼や関係性、学び、共感といった資産が、次の活動や新たなつながりへとつながるよう、意図的に仕組みをつくることの重要性が語られました。終盤では、「こうした無形資産を重視する姿勢こそが、MIMIGURIらしさであり、他にはない価値でもある」とまとめられ、長期的な視点に立った組織づくりの姿勢が語られました。【探究ポリシーの過去回はこちら】▼ 「自分に好奇心を持ち新たな可能性を問う」自分の可能性を狭めているのは自分。“未来の自己紹介“を妄想する|CULTIBASE Radio #33https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/future-self-intro▼ 「衝動とこだわりを大切に作家性を育む」"衝動を活かして働く"とはどういうことか?|CULTIBASE Radio #34https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/working-with-impulse▼ 「とらわれを疑い、自分を拡張し続ける」無闇にくよくよしない、健全なアンラーニングの作法|CULTIBASE Radio #36https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/healthy-unlearning▼ 「葛藤は内省のチャンス 洞察を仲間に開く」クリエイターに必要な"健全なモヤモヤ"とは?|CULTIBASE Radio #37https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/healthy-creator-mindset▼ 「全員ファシリテーター!場をつくるのは私」会議を「全員でファシリテーションする」とはどういうことか?|CULTIBASE Radio #41https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/team-facilitation▼ 「配慮に溢れた、対話的なコミュニティをつくる」対話の前提となる「配慮」はなぜ難しいのか|CULTIBASE Radio #39https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/difficulty-in-dialogue▼ 「ギバー精神で、役割や境界を超える」組織を歪ませる、役割外の「こぼれ球拾い」の罠|CULTIBASE Radio #43 https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/extra-role-risk▼ 「互いを推し合い、ポテンシャルを触発する」組織開発の新KPI:職場にどれだけ「推し」を増やせるか?|CULTIBASE Radio #46https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/oshi-engagement▼ 「矛盾に向き合い、その手があったか!を探る」いかなる時も「その手があったか!」を探るべし|CULTIBASE Radio #49https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/idea-hacks▼ 「コンテンツはエンタメ。遊び心を忘れない」あらゆる仕事はエンタメ。遊び心を忘れない|CULTIBASE Radio #52https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/playful-work▼ 「あらゆる仕事はものづくり。作品として送り出す」あらゆる仕事はものづくり。作品として送り出す|CULTIBASE Radio #58 https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/work-as-creation番組への感想は、SNSのハッシュタグ #CULTIBASE にてお待ちしています。CULTIBASE Radioは⁠⁠⁠Spotify⁠⁠⁠や⁠⁠⁠Apple podcast⁠⁠⁠、⁠⁠⁠YouTube⁠⁠⁠などでも配信中!最新情報を見逃さないよう、ぜひお好きなメディアで...
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    17 分
  • これからのリーダーは「2つの視点」から自己理解を調整すべし|CULTIBASE Radio #59
    2025/06/04

    今回のテーマは「セルフ・アウェアネス」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。

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    ▼概要

    今回は、現代環境におけるセルフ・アウェアネスの高め方について探究しました。

    自分の内面からの視点(内的自己認識)と、他者からどう見られているかという外側の視点(外的自己認識)の両方を意識し、調整し続ける力のことだと話します。特に外側の視点の認識が異なると、フィードバックへの違和感やコミュニケーションの摩擦が生まれるとのこと。特にマネージャーやリーダーの立場において、この認識のズレは重要な課題であり、多くの人が意識しているつもりでも、実際に一致している人はごく少数だと紹介されます。

    さらに現代のビジネス環境では、経営者が「クリエイター」としての側面を持ち、SNSやVoicyなどを通じて自社の世界観や価値観を発信することが一般的になってきています。そのため、セルフアウェアネスは「ビジネスパーソンとしての自己認識」と「クリエイターとしての自己認識」の両面で捉える必要があり、これらを統合していくことが求められると語られます。

    経営者やビジネスリーダーが、自らの言動や発信を通して他者にどう映るかを理解し、魅力的な物語として伝えていくことが、組織の信頼やブランド構築にもつながっていくという視点が強調されました。

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    マネージャーが持つべき人材育成の見取り図:発達の5段階マップ|CULTIBASE Radio|Management #84https://www.cultibase.jp/radios/management-radio/9797

    経営層が鎧を脱ぐための「エグゼクティブ・ファシリテーション」とは?:不確実性と向き合える経営チームのつくり方https://www.cultibase.jp/articles/10495

    「オーセンティック・リーダーシップ」の誤解?自分らしさをつくるために、ときに壊す必要性:連載「リーダーシップ教育の最前線」第9回https://www.cultibase.jp/articles/11445




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    20 分
  • あらゆる仕事はものづくり。作品として送り出す|CULTIBASE Radio #58
    2025/05/28

    今回のテーマは「ものづくり」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。

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    ▼概要

    今回はMIMIGURIの探究ポリシーシリーズの11番目となる「あらゆる仕事はものづくり、作品として送り出す」がテーマに取り上げられました。これまで紹介してきたポリシーと内容がやや重複しつつも、今回は特に「全ての業務を作品として捉える視点」の重要性について深掘りします。

    ビジネスにおいても、営業資料、社内プレゼン、広報活動などあらゆるアウトプットが「作品」としての完成度を求められるとし、単なる作業ではなく自分の作家性やこだわりを込めたものとして発信することの大切さを語ります。

    さらに、その作品を「相手に届くように設計し、届ける」というコミュニケーションの視点も不可欠であり、これは単なる自己満足ではなく受け手との関係性を意識した行為だと強調されました。

    ポリシーの実践は難易度が高く、特に忙しい時ほど「ただやること」に追われてしまいがちですが、そんな時こそ「これは自分の作品か?」と問い直す姿勢が大事だといいます。このポリシーは、目の前の仕事に作家性を込める難しさと意義や仕事に対する意識や視座を高めプロフェッショナルとしてのあり方を問い直すヒントになるとまとめました。


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    生成AIに疲れた男|CULTIBASE Radio #48

    https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/exhausted-by-ai


    クリエイターに必要な"健全なモヤモヤ"とは?|CULTIBASE Radio #37

    https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/healthy-creator-mindset


    あらゆる仕事はエンタメ。遊び心を忘れない|CULTIBASE Radio #52

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    17 分
  • 人生の掟「友情・努力・勝利」を再定義する|CULTIBASE Radio #57
    2025/05/21

    今回のテーマは「友情・努力・勝利」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。

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    ▼概要

    今回は少年ジャンプの三原則「友情・努力・勝利」について、戦後に確立されたこの価値観が現代においてどのように変容しているかが語られています。

    半世紀以上を経て、これらの概念は大きく進化し、より個人主義的で多様な解釈が可能になっています。

    まず友情については、かつての「昨日の敵は今日の友」という軍事的な世界観から、共通の関心や価値観を持つ少数の仲間との深い絆を重視する方向へと変化しています。例えば『ワンピース』では、仲間の数を限定しながら対等な関係性を保ち、必要に応じて他者との協力関係を築いていく姿が描かれています。

    次に努力については、重い鍛錬や反復練習といった従来の修行のイメージから、自己探究的な性格が強まっています。『HUNTER×HUNTER』などに見られるように、自身の特性を分析し個性を磨き上げていく過程として描かれ、単なる技術の向上ではなく自分らしさの追求という様相を呈しています。

    最後に勝利については、勝者と敗者を明確に分ける競争的な価値観から、各自が定義する幸福や目標の達成へと概念が移行しています。画一的な成功の基準ではなく、自分自身で設定した価値基準での達成が重視され、これは現代のビジネスにおいても、必ずしも企業規模の拡大や上場だけが成功ではないという考え方と通じています。このように、漫画を通して、世代を超えて受け継がれてきた価値観に対し、現代の組織運営や個人のキャリア形成にどのような示唆を与えるのかを語り合いました。



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    少年漫画から学ぶ、経営リーダーの成長段階(1)夜神月をコーチングで救えるか?|CULTIBASE Radio|Management #120

    https://www.cultibase.jp/radios/management-radio/13264


    少年漫画から学ぶ、組織デザイン(1):鬼舞辻無惨の「鬼の一派」崩壊に見る、機能別組織のバッドパターン|CULTIBASE Radio|Organization Design #14

    https://www.cultibase.jp/radios/organization-design/13844


    少年漫画から盗む、イノベーションの切り口:連載「アナロジー思考の秘訣」第5回

    https://www.cultibase.jp/articles/3815

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    24 分
  • 40代からの経営戦略|CULTIBASE Radio #56
    2025/05/14

    今回のテーマは「40代からの経営戦略」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。

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    ▼概要

    今回は、山口周氏の著書『人生の経営戦略』を題材に、「40代からのキャリア戦略」について深く掘り下げています。

    40代は、キャリアにおける「人生の夏」。これまで培った能力やスキルを、より高い次元で活かし発展させる重要な転換期です。この時期にまず重要になるのは、自身の「核となるケイパビリティ」を見極めること。例えば、クリエイティブ職の経験を経営コンサルティングに応用するなど、既存スキルを新たな文脈で再解釈し、価値を広げる視点が求められます。

    さらに、人的資本(スキル・経験)だけでなく、「関係資本」(人脈・ネットワーク)の戦略的な構築も不可欠です。特に50代以降の豊かなキャリアを見据えるなら、40代のうちに意識的に信頼関係を育むネットワークを築いておくことが鍵となります。そのためには、自身がどの領域で価値を発揮できるのか、その専門性をどう周囲に伝えていくかを明確にする必要があります。

    また、50代、60代の理想像から逆算して「今」何をすべきかを考える視点も重要です。一方で、目の前の興味・関心に柔軟に従いながら、中長期的なビジョンへの布石も打つ。この短期と長期、好奇心と戦略のバランス感覚こそが、これからのキャリアを切り拓く上で欠かせない、と二人は語ります。



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    ▼関連リンクミドル・シニアのキャリア戦略を考えるhttps://www.cultibase.jp/videos/careerprescription04

    働く大人の「アイデンティティ」の悩みと処方箋https://www.cultibase.jp/videos/14497

    探究の戦略:ビジネスパーソンのキャリアを拡げる新しい学び方https://www.cultibase.jp/videos/7980



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    32 分
  • 細かい管理に頼らずに、チームの「齟齬」をなくすには|CULTIBASE Radio #55
    2025/05/07

    今回のテーマは「抽象と具体」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。

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    ▼概要

    この回では、「抽象と具体のズレがチーム内の齟齬を生む」というテーマを中心に議論が展開されました。チームで抽象的な課題設定に合意しても、それぞれが思い描く「具体」が異なることで、後から認識のズレやミスが生じることがよくあります。そのため、単なる抽象レベルでの議論にとどまらず、適度に具体化しながら共通認識を育てる必要があると語られました。

    しかし、具体を過剰にすり合わせすぎると自発性を損ない、細かい管理主義に陥る危険もあります。ではどうするか?その一つの方法として、デザイン思考的にプロトタイプを出しながら進めることが挙げられました。実際に手を動かしながら意思疎通することで、言葉だけでは伝わらないニュアンスや意図のすり合わせが可能になります。

    また、チームに新しいメンバーが加わった際など、背景の共有が不十分なまま抽象的な議論をしても齟齬が生まれがちです。そうした場合には、過去の経緯やストーリーの共有が有効だと指摘されました。創業からの歩みや、これまでの意思決定の背景を丁寧に紐解くことで、抽象的なメッセージの再解釈がチーム内で自然と揃いやすくなるという実体験も紹介されています。

    最終的には、抽象と具体のバランスをどうとるかが鍵であり、そのバランス感覚を支えるのが、日々の対話と共通文脈の積み上げだという結論に至っています。



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    なぜリーダーの「情熱」は伝わらないのか?|DESIGN&LEADERSHIP #5https://www.cultibase.jp/videos/dal05

    組織における“コップの中の水“を複眼的に捉えるには?『問いのデザイン』超入門(5)|CULTIBASE Radio #13https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/15085

    「両利きの経営」を推進する経営層のストーリーテリング戦略|CULTIBASE Radio|Management #88https://www.cultibase.jp/radios/management-radio/10539



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    12 分
  • 冒険する「組織文化」の手本は「アカデミア」にあり!?|CULTIBASE Radio #54
    2025/04/30

    今回のテーマは「冒険的文化」。CULTIBASE Radioは、これからの時代の「人」と「組織」のマネジメントの実践論を探究していく番組です。経営コンサルティングファームであり、文科省認定の研究機関でもある株式会社MIMIGURIがお送りしています。パーソナリティーは、株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEOの安斎勇樹と、同じく代表取締役Co-CEOのミナベトモミが務めています。

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    ▼概要安斎の新著『冒険する組織のつくりかた』では、組織文化を「外向き or 内向き」「統率重視 or 柔軟性重視」の二軸で捉え、4象限に整理。その中でも「外向き×柔軟性重視」に該当するのが「冒険的文化」であり、これを推進することが、これからの組織に求められる姿だと説きます。

    一方で、これまで多くの組織は「軍事的文化」(外向き×統率重視)に傾いており、厳格なルールと効率性を重視してきました。しかし、複雑性が増す現代においては、正解のない問いに向き合い、仮説を立てて検証していく「探究」型の姿勢がより重要になります。

    安斎は、冒険的文化を体現している例として、かつてのGoogleを挙げます。そこには大学やアカデミアのように、自ら問いを設定し、自由に探究を進められる環境と、それを支える制度(20%ルールなど)が存在していました。このような文化こそが、イノベーションの源泉になると話しました。

    組織が「冒険的文化」へと移行する鍵は、メンバー一人ひとりがアカデミアの研究者のように課題を自ら見出し、深く掘り下げる姿勢を持てるかどうか。ミナベも「探究とは冒険そのもの」と語り、組織がそれを許容する文化をどう育てていくかが、これからの重要な問いだと語りました。


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    CCMとは何か? 新時代の整合性モデル “Creative Cultivation Model”は、冒険的組織づくりの羅針盤https://www.cultibase.jp/articles/14773

    冒険する組織のつくりかた 「軍事的世界観」を抜け出す5つの思考法https://www.cultibase.jp/videos/bouken_webinar

    会社の経営チームに「人文系の研究者」を招聘しよう!|CULTIBASE Radio #45https://www.cultibase.jp/radios/cultibase-radio/humanities-in-biz


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