エピソード

  • 水と呼吸の王国〜身体はテーマパーク〜
    2025/10/16

    私たちは、水と呼吸で生きている。生命維持に大切なものは何かと問われれば、筆頭に来るのは呼吸であり、2番目が水である。動物はもとより植物も、水と呼吸なくして生きることは不可能だ。


    私が呼吸法を学び始めたきっかけは、トランペット奏者のメイナード・ファーガソンである。1990年代初め、私は音楽プロモーターとしてファーガソン楽団と一緒に日本ツアーをしていた。

    ある日の公演前、夕食を終えたメイナードが、私に向かってこう言った。「地球上に暮らす人類の95%が正しい呼吸をしていない。私が歳をとってからもこうして元気でツアーができるのは、インドのヨーギに習った呼吸法のおかげさ」と。


    当時のメイナードは60代前半だったから、それほど高齢とは言えない。しかし彼の言葉は、30代になったばかりの私にとって印象深く、呼吸法に強く興味を覚えた。


    それから私の呼吸法研究が始まった。道場に入門し、セミナーへ通い、書籍やビデオを通じて、ヨーガ、気功、運動科学などさまざまな呼吸法を学んだ。その多くにおいて出会ったキーワードが「水」である。液体としての身体を感じろ、水になれ、と。こうして私の関心は、「水」と「呼吸」に向かい始めた。


    2000年頃から、友人・知人らとともに呼吸法勉強会を始め、メソッドには「ウォーター&ブレス」と名付けた。その日本語名が「水の呼吸」というわけだ。


    水の呼吸シリーズ各書籍では、個々のワークや考え方について解説している。いわば各論である。しかし本書『水と呼吸の王国〜身体はテーマパーク〜』においては、「水の呼吸」の全体像を描き出してみたい。


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    6 分
  • パートナーシップで目標を達成しよう
    2025/10/16

    SDGsNo.17「パートナーシップで目標を達成しよう」をテーマとして、高校生が自分たちの将来構想を授業で発表します。


    その基礎資料としてスパイラログのシミュレーションを用います。授業で披露するプレゼンテーション用の動画を作成しました。


    ⚫︎フルテキストを読む

    https://www.wpjapan.com/SDGsNo.17_PDF.pdf


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    8 分
  • 平和と公正をすべての人に
    2025/10/16

    SDGsNo.16「平和と公正をすべての人に」をテーマとして、高校生が自分たちの将来構想を授業で発表します。


    その基礎資料としてスパイラログのシミュレーションを用います。授業で披露するプレゼンテーション用の動画を作成しました。


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    https://www.wpjapan.com/SDGsNo.16_PDF.pdf

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    11 分
  • 入眠呼吸〜20分の良質な休息〜
    2025/10/15

    現代社会のストレスからか、入眠障害、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害などを覚える人は少なくないという。それらの「睡眠障害」に対して、良質な睡眠を得るさまざまな方法が研究されている。


    コーネル大学の社会心理学者ジェイムズ・マースによって提唱された「パワーナップ」は、15〜30分程度の仮眠である。時間あたりの効用を最大化する睡眠法とされる。これは一日に必要な睡眠時間を分割して取る多相睡眠であり、睡眠不足を補う効果があるとか。


    呼吸法もまた睡眠と深く関わっている。スムーズに眠りへ誘う導入法として有名なものに、アリゾナ大学のアンドルー・ワイルが提唱した「4-7-8呼吸法」がある。


    水の呼吸では、「水の質感」を用いて熟眠へ誘導する呼吸プログラムが用意されている。本書においては仮眠を素材として、高品質かつ効果的な入眠法について考察してみたい。


    ※「力み」をチカラミと誤読している箇所がありますのでご注意ください。


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    7 分
  • 陸の豊かさも守ろう
    2025/10/14

    SDGsNo.15「陸の豊かさも守ろう」をテーマとして、高校生が自分たちの将来構想を授業で発表します。


    その基礎資料としてスパイラログのシミュレーションを用います。授業で披露するプレゼンテーション用の動画を作成しました。


    ⚫︎フルテキストを読む

    https://www.wpjapan.com/SDGsNo.15_PDF.pdf


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    9 分
  • SDGs14「海の豊かさを守ろう」
    2025/10/13

    SDGsNo.14「海の豊かさを守ろう」をテーマとして、高校生が自分たちの将来構想を授業で発表します。その基礎資料としてスパイラログのシミュレーションを用います。授業で披露するプレゼンテーション用の動画を作成してみました。


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    https://www.wpjapan.com/SDGsNo.14_PDF.pdf

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    8 分
  • 主客転倒〜呼吸が根底から変わる〜
    2025/10/13

    アメリカの心理学者ミハイ・チクセントミハイが提唱した概念に「フロー」がある。そのときやっていることへ完全にひたりきり、すべてがうまくいっていると感じる精神状態である。


    スポーツ世界では、集中力が極限まで高まったとき、周囲の景色や音が意識から消えるという。この状態を「ゾーンに入る」と表現する。究極のフロー状態がゾーンであるとする場合もある。


    東洋的修行法においては、意図的にゾーンへ到る技法が追求されてきた。ヨーガ、密教、禅、神道でさまざまなアプローチが試みられ、それは武術、能、茶、書、華など諸芸に大きな影響を与えたとされる。


    呼吸法においても、この種の体験に至ることがある。とかく神秘化されがちなこの現象を、水の呼吸では「主客転倒」が起きていると考え、これをSOシフトと呼ぶ。


    いったんそれが理解できると、スポーツ、武術、各種教典で伝えられる超絶体験や常識を超えた逸話が、我々の暮らす日常と地続きであることに気づく。


    本書『主客転倒〜呼吸が根底から変わる〜』では一歩ずつ段階を踏まえ、主客が転倒した不思議な呼吸世界について、可能な限り論理的に解説したいと思う。


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    11 分
  • ヒフミフヒ〜呼吸法の初級から上級へ〜
    2025/10/12

    呼吸学校で実習する基本の呼吸法は「ヒフミフヒ」である。呼吸の長さを1小節(4拍)から2小節(8拍)、3小節(12拍)と伸ばしていき、そこからまた2小節、1小節と短くする。テンポは46なので、1セットは約2分間となる。


    短い呼吸から長い呼吸へ変化し、また短い呼吸に戻るので、身体への負荷が小さい。初心者にも取り組みやすい方法だ。ウォーミングアップや気分転換など、さまざまな場面で使い勝手がいい。


    しかしこのシンプルな呼吸法に、トレーニング項目を追加することで、どんどん高度なメソッドになっていく。本書では、ヒフミフヒの初級から上級までをご紹介する。読者には呼吸法の奥深いゆたかさを、たっぷり味わっていただくことになる。


    ※拍をヒャクやピャク、会陰をカイン、極上をキョクジョウ、力みをチカラミと誤読している箇所がありますのでご注意ください。


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    11 分