『幸せな人しかたどり着けない場所』のカバーアート

幸せな人しかたどり着けない場所

著者: 幸せな人しかたどり着けない場所
  • サマリー

  •  文芸とその周辺のことが好きな三人が、日々のあれこれについて、書いて、読んで、話し合うPodcastです。   【登場人物】   ・けむりさん 2000年生まれ。詩人。座右の銘は「存在の耐えられない軽さ」。   ・ざくろくん 2000年生まれ。文学者、会社員。「一人の人間が世界を描くという仕事をもくろむ。長い歳月をかけて、地方、王国、山岳、内海、船、鳥、魚、部屋、器具、星、馬、人などのイメージで空間を埋める。しかし、死の直前に気付く、その忍耐づよい線の迷路は彼自身の顔をなぞっているのだと」(ボルヘス)   ・秕目(しいなめ) 2000年生まれ。会社員。仕事もプライベートも不健康。   メール:shiawase.teidan@gmail.com   note(Podcastで読んだ文章などが載ります) https://note.com/shiawase_na_hito
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エピソード
  • #10 十八の猫
    2024/05/06
    今回は(職場で起きたなかなかな事件をきっかけに)秕目さんが書いた『十八の猫』について読書会しました。 「僕は猫を最も深く理解する人間の一人だった。」 【あらすじ】 (0:00) 朗読 •秕目『十八の猫』 (4:40) 本編 •二人はオフラインで録ってます •18才の季節 •意味の通りよりイメージ •18才のときに書いていたメモをもとにしています •パソコンに眠っていたメモ •きっかけは職場で起きた事件 •天地がひっくり返るくらい恥ずかしい •裏垢ばれみたいなもの •18のときに考えていたことが残ってる •18のとき何してた? •本何冊分かくらいある、人に言えないようなメモ •サカナクションの山口一郎的な •メモ魔 •日常的になにかを書き残す習慣 •自分の言葉の使い方の変遷 •昔の秕目と今の秕目は違う? •むしろ声が聞こえてくる •ごつごつとした言葉、キュビズム •袂別って読めない •音節の収まりがいいという感覚 •連続している個性 •修飾的な表現を削ぎ落とす •三周くらい読んでほしい •別の人が読んでも面白いかも? •妻夫木聡の「ノルウェイの森」の朗読 •「二人は囚われた身の根底で通じ合っていた。」→「交わった遡行しない矢印の分離を歩き出した。」 •「雪の世界」、「白く無音な立方体」 •無垢さと痛みを画面越しに見る •セカイ系的な、あまりに虚淵玄的な •いま振り替えると繊細だったな •我を愛する歌 •島全体を見れてない自分 •今とは違う、が浮き彫りになる文章 •「だった」 •「最も深く理解する」 •理解することへの怯え •大人? •好きな作家って十代の頃のはなし •動いてないのに身体は遠いところまできてしまっている •春だね •何かを思い出しながら •その記録が道標に? •18才の季節 冒頭でこれから何本かこの体制で録ると話していたり、この後読むけむりさんの作品についての言及があったりしますが、それらは幻になりました。そういうことで今回のオフライン感はとてもレア回です。 (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
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    36 分
  • #9 哲学ってなんだろう?/永井玲衣『水中の哲学者たち』
    2024/04/08
    「哲学対話をしたい」というけむりさんの発案から、「哲学ってなんだろう?」ということを、永井玲衣の『水中の哲学者たち』という本を参考にしつつ考えてみました。   【あらすじ】 ・水に入ることってある? ・「哲学」ってどういうイメージ? ・哲学対話をしたい(「夜ふかしの読み明かし」を聞いて) ・「哲学してる?」ってなに? ・アテナイの学堂 ・テオーリア ・永井玲衣『水中の哲学者たち』の紹介 ・言葉の手触りと、不確かな言葉で触れる世界 ・同世代的ポエジー ・「前のめり哲学エッセイ!」 ・こういう風に対話できたらいいな ・他人の話をちゃんと聞くってむずかしい ・ロールプレイ的飲み会 ・わからないことをわかりたい ・すぐわかった気になる ・「うまく言えないんだけど」 ・「バランスってむずかしいですね」 ・「でも」って言っちゃう ・自分のことをわかってほしい ・主張するということ ・主張ごと変わっていけたら ・人類は哲学してきたのか? ・世の中の仕組み ・レスバ師 ・正解がないということでもない ・前に進んでる感 ・本と対話する快楽 ・その場で水に潜る ・「話しましょう」から始まる話 ・居酒屋で一人で読書 ・Base Ball Bear「夕日、刺さる部屋」と相まって泣ける ・作者個人のパーソナリティに惹かれる ・息遣いが聞こえてくるような本 ・寄り道の楽しさ ・どこかでは終わらないと ・ふしぎな時間でした ・対話って楽しい   ちなみに、失われた時間(過去)が居酒屋や本で簡単に取り戻せる、というのは、それいいよね、というよりむしろ、そんな簡単に取り戻せてしまうのかな……というちょっとした絶望だったりもします。人生ってむずかしいね。(けむり)   ◯今回紹介した本 永井玲衣『水中の哲学者たち』 https://www.shobunsha.co.jp/?p=6703    (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
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    48 分
  • #8 your room (There will be Time after Time.)
    2024/04/01
    今回はけむりさんの『your room (There will be Time after Time.)』という詩について読書会しました。   「さわれない詩と、戻れない過去は、なにがちがうの?」   【あらすじ】 (0:00) 朗読 ・けむり『your room (There will be Time after Time)』   (2:39) 本編 ・朗読してみてどうだった? ・「少しだけ扉が開いているようです」 ・引用との接続(クラムボン「君は僕のもの」、アニメ「けいおん!」によせて) ・川口晴海「春とシ」 ・君と僕のバランス ・アニメ「けいおん!」 ・幻の放課後 ・それは実体験? ・フィクションと自分の思い出の区別 ・懐かしいもの/遠くにあるもの ・喚起、想起、惹起 ・詩の言葉と戻れない過去 ・「さわれない詩と、戻れない過去は、なにがちがうの?」 ・ごっちゃにするのを敢えて楽しむ ・過去の自分は他人だと思ってる ・自分がこれまで、あの体験をどう語ってきたのだろう? ・思い出したくないことは思い出さない ・川野芽生「Blue」 ・自分のための自分史 ・あのとき放課後ティータイムに加入していれば ・「けいおん!」の影響 ・平沢唯ちゃんが好き ・あずにゃんが先輩だったらよかった ・悲劇をなかったことにしてない、と言いたくなる ・日常のシーンとその背後の結びつき ・悲劇と社会生活 ・直接的に書かれていなくても、書いた人はその世界に生きてる ・アキ・カウリスマキ「枯れ葉」 ・戦争との距離 ・半径5メートルの話 ・詩人としてのけむりさん ・横書きと英題 ・西脇順三郎の横文字 ・メディアの違い ・詩集を作ろう ・平沢唯さんのどこが好きか ・根源としての優しさを煮詰めたようなあなたへ ・曲がいい   ◯今回読んだ文章 【詩】your room (There will be Time after Time.)|幸せな人しかたどり着けない場所 @shiawaseteidan #note https://note.com/shiawase_na_hito/n/nc552029b55e0   絵:フェルメール ≪天文学者≫   (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
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    35 分

あらすじ・解説

 文芸とその周辺のことが好きな三人が、日々のあれこれについて、書いて、読んで、話し合うPodcastです。   【登場人物】   ・けむりさん 2000年生まれ。詩人。座右の銘は「存在の耐えられない軽さ」。   ・ざくろくん 2000年生まれ。文学者、会社員。「一人の人間が世界を描くという仕事をもくろむ。長い歳月をかけて、地方、王国、山岳、内海、船、鳥、魚、部屋、器具、星、馬、人などのイメージで空間を埋める。しかし、死の直前に気付く、その忍耐づよい線の迷路は彼自身の顔をなぞっているのだと」(ボルヘス)   ・秕目(しいなめ) 2000年生まれ。会社員。仕事もプライベートも不健康。   メール:shiawase.teidan@gmail.com   note(Podcastで読んだ文章などが載ります) https://note.com/shiawase_na_hito
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