エピソード

  • 第12回 ソニック・ザ・ヘッジホッグ ── 「生意気でゴメン」は、裏切らなかった
    2026/07/24

    香川県高松市で自家焙煎コーヒー屋「FUJISAWA BEANS」を営むしげが、コーヒー片手にレトロゲームを語る、ひとり語りポッドキャスト。


    第12回は「ゲーム回」。

    第8回のメガドライブの回でお話しした、あの「セ・ガ!」の掛け声の主役──ソニック・ザ・ヘッジホッグ。いよいよ答え合わせの回です。


    1991年。「セガの新作、主役はハリネズミ」と聞いて、正直ピンとこなかった僕。でも発売してすぐ買って、説明書の表紙をめくったら、こう書いてあったんです。「生意気でゴメン」──そして「だけど、ぜったい裏切らねーよ。」。ワクワクしないわけが、ないでしょう。


    A・B・C、ボタンぜんぶジャンプという潔さ。電源を入れれば「セーガー!」。音楽は、なんとドリームズ・カム・トゥルーの中村正人さん。速すぎていつの間にかやられるのに、リングが1枚あれば大丈夫という親切設計。「これはスーパーマリオに勝てるんじゃないか」と本気で思いました。


    「速さ」そのものを遊びにした発明の話から、テイルス、ナックルズ、ソニックCDのオープニングアニメ、ナイツ、ドリームキャストのソニックアドベンチャーまで、シリーズの旅を一気に。そして2001年、ソニック10周年。誕生日の6月23日をはさんだ、たった2日間だけ販売された「バースデーパック」──僕は今でも、大事に持っています。


    あれから35年。ハードは消えても、ソニックは走り続けている。説明書のあの約束は、守られたんです。


    ──次回はコーヒー回。タンザニアのコーヒー豆について。


    🎬 チャプター

    00:00 オープニング

    00:26 「セ・ガ!」の答え合わせ

    00:37 1991年 ── 主役はハリネズミ?

    01:02 説明書「生意気でゴメン」

    01:28 ボタン全部ジャンプの衝撃

    01:51 音楽はドリカム・中村正人さん

    02:04 とにかく速い ── リングの親切設計

    02:49 マリオに勝てると本気で思った

    03:03 「速さ」を遊びにした発明

    03:49 シリーズの旅 ── 2・3・ソニックCD

    04:20 ナイツとソニックアドベンチャー

    04:42 10周年バースデーパック

    05:03 35年、走り続けている

    05:29 約束は、守られた

    05:46 次回予告 ── タンザニア


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    6 分
  • 第11回 グアテマラ ── 冷めてからが、本番だった
    2026/07/17

    香川県高松市で自家焙煎コーヒー屋「FUJISAWA BEANS」を営むしげが、コーヒー片手にレトロゲームを語る、ひとり語りポッドキャスト。


    第11回は「コーヒー回」。

    今回は、焙煎した本人が「僕は、苦手だなぁ」と思ってしまった豆の話から始まります。


    深煎り・苦味派の僕が、グアテマラの「レッドブルボン」を中深煎りで焙煎したら…酸味がぐっと前に出てきて、正直しょんぼり。ところが、少し冷めた一杯をもう一口飲んでみたら──「あれ? おいしい」。同じ一杯が、がらっと別の顔になったんです。


    その驚きを入口に、酸味の正体を探しにグアテマラへ。ブラジル、コロンビア、インドネシア、エチオピアと旅してきたコーヒー回、今回は初めての中米です。


    3つの火山に囲まれた名産地アンティグア、火山地帯じゃないのに標高2,000メートル級で育つウエウエテナンゴ、湖のほとりのアティトラン。恒例の「国によって違う等級の物差し」シリーズは、グアテマラは標高で決まる「SHB」。硬いほど、えらい。


    イエズス会の修道士が観賞用に持ち込んだと言われる歴史、「木々の多い土地」という国名と98%のシェードツリー栽培のできすぎた話。そして最後は、温度で味の感じ方が変わる科学の話へ。熱いときは苦味や刺激を強く感じ、冷めると甘みが立ち上がってくる。


    今日の宿題です。今日飲むコーヒー、最後のひと口を、冷めるまで取っておいてみてください。


    ──次回はゲーム回。セガのアクションゲーム「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」について。第8回でお話しした、あの「セ・ガ!」の掛け声の原点。いよいよ答え合わせです。


    🎬 チャプター

    00:00 オープニング

    00:25 焙煎した本人が「苦手」と思った豆

    00:45 レッドブルボンとは

    01:24 初めての中米・グアテマラへ

    01:35 火山の国 ── アンティグア

    02:20 ウエウエテナンゴとアティトラン

    02:43 等級の物差し ── SHBは標高

    03:40 歴史 ── 観賞用から大黒柱へ

    04:24 「木々の多い土地」とシェードツリー

    04:54 冷めたら、おいしい ── 冒頭の答え

    05:13 温度で味が変わる科学

    06:23 今日の宿題

    06:36 次回予告 ── ソニック・ザ・ヘッジホッグ


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    7 分
  • 第10回 サンダーフォース ── 消えた会社が、メガドライブを限界まで歌わせた
    2026/07/10

    コーヒー片手に、レトロゲームの話をする。香川県高松市の自家焙煎コーヒー屋「FUJISAWA BEANS」を営むしげが、週に一度、コーヒー回とゲーム回を交互にお届けするひとり語りポッドキャストです。


    第10回は、ゲーム回。今回は、僕が16ビットのゲーム機「メガドライブ」でいちばん愛したシューティング、「サンダーフォース」のお話です。


    作ったのは、テクノソフトという会社。セガとは別の、長崎県佐世保市にあった小さな開発メーカーです。1989年、メガドライブ初のサードパーティーとして家庭用ゲームに飛び込んできた、その一番乗りでした。


    今日は、僕がこのシリーズと旅した記録を、IIから順に。トップビューの面に何度もやられたII。ボタン一つで武器を持ち替えられるのも、このシリーズならではの楽しみで、なかでも自動で敵を追う「ハンター」が大好きでした。本格的な横スクロールになり、遠近が別々の速さでうねる背景に腰を抜かしたIII。そして、僕にとっての頂点、IV。ラスタースクロールが洗練されて画面がとにかく綺麗で、敵を倒したときの爽快感、そして山西利治さん・吉田猛さんが手がけた名曲の数々。イチオシは、オープニングの「ライトニング・ストライク・アゲイン」。「メガドライブで、この音が出せるのか」と、鳥肌が立ちました。処理落ちが起きるほど、ぎりぎりまで詰め込んで攻めた職人技にも、心の底からしびれたんです。Vではハードがセガサターンへ移り、地球から宇宙へ飛び立つ演出が最高でした。でも、僕がいちばん好きなのは、やっぱりIV。


    テクノソフトは1999年にゲーム作りをやめ、会社も静かに幕を閉じました。累計100万本を超えたとも言われる人気シリーズを生んだ会社が、今はもうない。そのことを思うと、なんだか切なくなります。でも、好きなものは、勝ち負けや、会社が残ったかどうかとは関係なく、好きなんですよね。


    そして、安心してください。サンダーフォース4は今も遊べます。「SEGA AGES サンダーフォース4」として、Nintendo Switchで2018年から配信中です。気になった方は、ぜひあの佐世保の職人たちが作った映像を、その目で見てみてください。


    次回はコーヒー回。グアテマラのコーヒー豆について、お話しします。


    ▶️ フル版はこちら https://youtu.be/xAGpOcAKhIo


    🎬 チャプター

    00:00 オープニング

    00:58 テクノソフト ── 消えた小さな会社

    02:02 「2」トップビューと武器チェンジ

    03:12 「3」本格横スクロールの衝撃

    03:49 「4」僕の頂点 ── ラスタースクロール

    04:38 名曲「ライトニング・ストライク・アゲイン」

    05:16 処理落ちすら攻めた職人技

    06:04 「5」セガサターンへ、そして宇宙へ

    07:07 消えた会社が残したもの

    07:45 今も遊べる ── SEGA AGES(Switch)

    08:14 次回予告 ── グアテマラ


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    #コーヒーとカートリッジ #サンダーフォース #メガドライブ #テクノソフト #レトロゲーム #シューティング #ゲーム音楽 #FUJISAWABEANS #香川 #高松 #ポッドキャスト

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    9 分
  • 第9回 エチオピア ── すべてのコーヒーの、ふるさと
    2026/07/03

    第9回は「コーヒー回」。

    ブラジル、コロンビア、インドネシアと旅してきたコーヒー回、今回はついに「原点」へ。コーヒーが生まれた場所、エチオピアです。


    最初に正直に言うと…僕は苦味とコクが大好きな深煎り派。エチオピアは、その正反対の「フルーティー派の頂点」です。でも、だからこそ語りたい。ベリーや柑橘、ジャスミン、そして紅茶のような、あの華やかな一杯の魅力を。


    話題は盛りだくさん。いま話題の「スペシャルティコーヒー」とは何か。去年の秋に初参加した日本最大のコーヒーの祭典「SCAJ」のレポート。人だかりのできていたパナマ・ゲイシャの試飲に並んだ話…そして実は、その世界一の高級コーヒー「ゲイシャ」のルーツもエチオピアなんです。


    シダモとイルガチェフェの親子関係、ウォッシュドとナチュラルの飲み比べ、踊るヤギの「カルディ伝説」(あのお店の名前の由来!)、日本の茶道のような「コーヒーセレモニー」まで。


    苦味派の僕も、エチオピアを飲むとはっとします。「ああ、コーヒーって果物だったんだ」って。


    ──次回はゲーム回。テクノソフトのシューティングゲーム「サンダーフォース」について。


    🎬 チャプター

    00:00 オープニング

    00:45 苦味派の僕が、あえて語る

    01:48 スペシャルティコーヒーとは

    02:12 SCAJ 初参加レポ&パナマ・ゲイシャ

    03:45 産地 ── シダモ・イルガチェフェ・ハラー

    04:35 精製方法と等級 G1

    05:21 カルディ伝説 ── 踊るヤギ

    06:29 コーヒーセレモニーと楽しみ方

    07:27 締め ── コーヒーは果物だった


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    8 分
  • 第8回 メガドライブ ── 世界が任天堂を選んでも、僕はセガだった
    2026/06/26

    香川県高松市で自家焙煎コーヒー屋「FUJISAWA BEANS」を営むしげが、コーヒー片手にレトロゲームを語る、ひとり語りポッドキャスト。


    第8回は「ゲーム回」。

    僕の青春そのもの、セガの16ビットゲーム機「メガドライブ」についてお話しします。


    1988年の春、15歳の僕は、雑誌の片隅で「セガが16ビットのゲーム機を出す」という記事を見つけ、即決で「これは買う」と決めました。当時のセガは、ゲームセンターで体感ゲームを連発していた憧れの存在だったんです。


    スペースハリアーと一緒に手に入れたメガドライブ。音速のハリネズミ「ソニック」。ゲーム好きなら誰もが知る、あの「セ・ガ!」のかけ声の由来。


    世の中ではスーパーファミコンが人気者でしたが、海の向こうではメガドライブ(海外名ジェネシス)が逆に大人気。国内と海外で人気が真逆という面白いドラマもありました。


    そして、ゲームを作りたくて専門学校に行きたかったけれど、反対されて諦めた話。セガのその後 ── メガCD、サターン、ドリームキャスト、2001年の撤退、そして復刻版「メガドライブミニ」まで。


    世の中の人気や勝ち負けとは関係なく、好きなものをまっすぐ好きでいられた ── そんな話です。


    ──次回はコーヒー回。エチオピアのコーヒー豆について。


    🎬 チャプター

    00:00 オープニング

    00:35 1988年、15歳 ── ベーマガの記事

    01:25 体感ゲームのセガ/メガドライブを買う

    02:30 ソニックと、あの「セーガー!」

    03:25 ゲーム機戦争 ── 国内と海外で真逆

    04:35 ゲームを作りたかった ── 専門学校の夢

    05:35 ソニック35周年、そしてセガのその後

    06:20 メガドライブミニ/好きを貫けた幸せ


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    7 分
  • 第7回 インドネシア・マンデリン G1 ── 雨の島が生んだ、深いコクの一杯
    2026/06/19

    香川県高松市で自家焙煎コーヒー屋「FUJISAWA BEANS」を営むしげが、コーヒー片手にレトロゲームを語る、ひとり語りポッドキャスト。


    第7回は「コーヒー回」。

    僕も大好きな、アジアを代表するコーヒー豆「インドネシア・マンデリン G1」についてお話しします。


    これまで紹介してきた南米の豆から、ぐっと東へ。赤道直下の国インドネシア、スマトラ島が育てる豆です。


    味は、深いコク、しっかりした苦味、控えめな酸味。チョコレートやスパイス、そして「土」や「森」を思わせる独特の香り「アーシー」。一度ハマったら抜け出せない、個性派の一杯です。


    「G1」は、欠点豆の少なさで決まるインドネシアの最上級グレード。豆の大きさで決まるコロンビアとの違いも面白いところ。


    そして、雨の多いスマトラ島が生んだ独自の精製方法「スマトラ式」。この知恵こそが、マンデリンのワイルドな個性を生み出しました。

    オランダ東インド会社がもたらしたコーヒーの歴史、焙煎屋として聞いてほしい「ハゼの音」の話まで、たっぷりお届けします。


    ──次回はゲーム回。セガの 16 ビットゲーム機「メガドライブ」について。


    🎬 チャプター

    00:00 オープニング

    00:30 南米からアジアへ ── インドネシア

    00:40 味の特徴と「アーシー」という個性

    01:20 G1 とは ── 欠点豆の少なさで決まる等級

    02:00 スマトラ島と「雨」の問題

    02:35 スマトラ式精製 ── 雨の島の知恵

    03:50 コーヒーの歴史とオランダ東インド会社

    04:30 焙煎屋の裏話 ──「ハゼの音」

    05:20 おいしい楽しみ方

    06:00 締め(次回予告:メガドライブ)


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    7 分
  • 第5回 コロンビア・スプレモ ── マイルドでバランスの整った一杯
    2026/06/05

    香川県高松市で自家焙煎コーヒー屋「FUJISAWA BEANS」を営むしげが、コーヒー片手にレトロゲームを語る、ひとり語りポッドキャスト。


    第5回は「コーヒー回」。

    僕も大好きなコーヒー豆の一つ、「コロンビア・スプレモ」についてお話しします。


    コロンビアは、ブラジルに次ぐ世界第 2 位のコーヒー生産国。

    南北に走るアンデス山脈の高地、火山性の豊かな土壌、おだやかな気候。「コーヒー三角地帯」はユネスコ世界遺産にも登録されていて、コーヒーが暮らしと深く結びついた国です。


    去年、大阪万博のコロンビア館に並んで、フアン・バルデスのピンバッジを買って帰った思い出も。


    「スプレモ」はスペイン語で「最高」。コロンビアの豆は大きさで等級が分かれ、その最上位がスプレモ(スクリーン17・直径 6.75mm 以上の大粒)。ウイラやナリーニョなど高地の豆はとくに評価が高いんです。


    味は、マイルドでバランスがいい。明るい酸味、キャラメルのような優しい甘み、滑らかなコク。中深煎りにするとダークチョコレートやナッツのような香ばしさが前に出てきます。


    焙煎屋として大切にしているのは、スプレモ本来の「やわらかさ」を消さないこと。

    コーヒーを本格的に飲み始めたい方、酸味が苦手な方にもおすすめの一杯です。


    ──次回はゲーム回。小島秀夫さんの「ポリスノーツ」について。


    🎬 チャプター

    00:00 オープニング

    00:19 第5回「コロンビア・スプレモ」へ

    00:27 コロンビア ── 世界第2位のコーヒー生産国

    00:36 アンデス山脈・火山性土壌・コーヒー三角地帯(ユネスコ世界遺産)

    01:01 大阪万博コロンビア館とフアン・バルデス

    01:55 「スプレモ」=最高 / スクリーン17・6.75mm

    02:38 ウイラ・ナリーニョの高地産

    02:49 味わい ── マイルドでバランスのいい一杯

    03:16 中深煎りで引き出す香ばしさ

    03:48 こんな方におすすめ

    03:55 焙煎屋として「やわらかさ」を消さない

    04:04 締め(次回予告:ポリスノーツ)


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