• 受けた傷とどう向き合うか?宮地尚子『傷を愛せるか』(ちくま文庫)を紹介 │ 哲学ラジオ
    2025/09/28

    本シリーズは哲学科卒の私うぇいが、哲学っぽい話題をざっくり解説する音声コンテンツです。

    本動画では、精神科医の宮地尚子のエッセイ集『傷を愛せるか』(ちくま文庫)をもとに、人の傷つきやすさ、男女の違い、現代社会におけるうっすらとした寂しさについてお話ししました。

    話すスピードがゆっくりに感じられる方には、倍速視聴がおすすめです。


    ▼使用文献

    宮地尚子『傷を愛せるか 増補新版』ちくま文庫、2022年

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    ▼関連・参考文献

    宮地尚子『傷つきのこころ学』NHK出版、2024年

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    宮地尚子『トラウマ』岩波新書、2013年

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    杉山登志郎『トラウマ 「こころの傷」をどう癒やすか』講談社現代新書、2024年

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    福島哲夫他編『公認心理師必携テキスト 改訂第2版』学研メディカル秀潤社、2020年

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    片岡一竹『ゼロから始めるジャック・ラカン──疾風怒濤精神分析入門 増補改訂版』ちくま文庫、2023年

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    ▼欲しいものリスト(支援オナシャス)

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    ▼SNS

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    23 分
  • なぜ便利な世の中で疲弊するのか?木澤佐登志『終わるまではすべてが永遠』をもとに考える │ 哲学ラジオ
    2025/09/20
    本シリーズは哲学科卒の私うぇいが、哲学っぽい話題をざっくり解説する音声コンテンツです。今回は、木澤佐登志『終わるまではすべてが永遠──崩壊を巡るいくつかの欠片』(青土社)をもとに、清潔で便利な現代社会で、なぜ人々が疲弊しているのかについて考えました。木澤の文章には様々な論点が含まれていますが、自己責任の限界、貧困と近代的個人の対比、ニーチェやバタイユの思想などを中心にお話ししました。 話すスピードがゆっくりに感じられる方には、倍速視聴がおすすめです。▼主な内容- 健全で便利な世の中で、なぜ私たちは疲弊しているのかを考えなければならない- 木澤佐登志の著書は現代の諸問題を考える手助けになる- 現代人の疲弊は、個人の判断力や責任能力を過大評価しており、本来経済体制や政治体制といった社会構造に要因が求められる問題も「個人」の問題とみなされることによって生じているのではないか- 現代人は未来に絶望し、自分と自分の周囲の人間だけはなんとかサバイブできるような「努力」を志向するようになっている- ニーチェやバタイユが提唱する祝祭的な生き方は、「日常」を下支えする「非日常」がなければ人は幸福に至れない(生きるに値しない)といったことを主張しているのではないか▼使用文献木澤佐登志『終わるまではすべてが永遠──崩壊を巡るいくつかの欠片』青土社、2024年https://amzn.to/42D2pXq▼関連文献江永泉・木澤佐登志・ひでシス・役所暁『闇の自己啓発』早川書房、2021年https://amzn.to/3Vt6sBT木澤佐登志『闇の精神史』ハヤカワ新書、2023年https://amzn.to/4mAWycE熊代亨『人間はどこまで家畜か──現代人の精神構造』ハヤカワ新書、2021年https://amzn.to/3Vn32k9酒井隆史『ブルシット・ジョブの謎──クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか 』講談社現代新書、2021年https://amzn.to/3KAzQR5牧野智和『日常に侵入する自己啓発──生き方・手帳術・片づけ』勁草書房、2015年https://amzn.to/46ckxK6難波優輝『物語化批判の哲学──〈わたしの人生〉を遊びなおすために』講談社現代新書、2025年https://amzn.to/4mPCDqPニーチェ『この人を見よ』丘沢静也訳、光文社古典新訳文庫、2016年https://amzn.to/3Ihl6ctニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』森一郎訳、講談社学術文庫、2023年https://amzn.to/3IsGlrG森一郎『快読 ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』』講談社選書メチエ、2024年https://amzn.to/4pOU2SXバタイユ『ニーチェについて──無神学大全』酒井健訳、現代思潮新社、1992年https://amzn.to/4mqwjFGバタイユ『ニーチェ覚書』酒井健訳、ちくま学芸文庫、2012年https://amzn.to/3KvsUI5酒井健『バタイユ入門』ちくま新書、1996年https://amzn.to/4mp89LG木村敏『時間と自己』中公新書、2024年https://amzn.to/46t28Yd木村敏『異常の構造』講談社学術文庫、2022年https://amzn.to/46NmQn6ブランケンブルク『自明性の喪失──分裂病の現象学』木村敏・岡本進・島弘嗣訳、みすず書房、1978年https://amzn.to/4nwornv※本リンクはAmazonアソシエイトプログラムの一環として設置されており、これらのリンク経由での購入により紹介者に収益が発生します。▼個人的激おすすめサービス:Amazonオーディブルhttps://amzn.to/45OHIIw〇思考の材料Hello Sleepwalkers「神話崩壊」https://youtu.be/Zxwe-nfZJyM?si=ksJwQevh6umkEaQvUVERworld「GO-ON」https://youtu.be/IDuEih3KUUM?si=eWLY1DR8lrK1qiljKOHH「やるだけ (feat. Dutch Montana)」https://youtu.be/tfJZlOaDQC4?si=LTk-bfGipqpCwqi5▼欲しいものリスト(支援オナシャス)https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/X2IM9IH3W162?ref_=wl_share▼SNS〇note:うぇい@哲学⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://note.com/wayundweg/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 〇X:うぇい@オススメ書籍紹介⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://x.com/wayundweg⁠⁠ 〇YouTube:【哲学】うぇいちゃんねる Way Channel⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.youtube.com/channel/UCf81tQ5gTlhfwkoLuWWquhw⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠
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    40 分
  • 陰謀論やスピリチュアルはなぜダメなのか? │ 哲学ラジオ
    2025/09/15
    本シリーズは哲学科卒の私うぇいが、哲学っぽい話題をざっくり解説する音声コンテンツです。今回深夜に撮影したので、いつもより声が抑えめです。今回は、スピリチュアル(スピ)や陰謀論と言われるものがなぜダメなのかについてお話ししました。スピリチュアルや陰謀論は、事実認識を誤らせ、経済的・心理的に人を追い込む側面があるため、避けられるべきです。ただ一方で、スピリチュアルや陰謀論が一定の人々の精神的苦悩を緩和させていることは事実であり、また私たちが国家や貨幣といった「共同幻想」を信じなければ日常生活を円滑に過ごすことができないといったことからも、私たちはスピリチュアルや陰謀論的なものを一切排除して生活することはできないと言えそうです。話すスピードがゆっくりに感じられる方には、倍速視聴がおすすめです。▼主な内容- スピリチュアルや陰謀論は事実認識を誤らせ、経済的・心理的に人を追い込む側面があるため、避けられるべきものである- スピリチュアルや陰謀論はカオスな現代社会において、一部の人々に「心の安定」(世界を認識するための枠組み)を提供している- 人類史を振り返ってみても、スピリチュアル的なものは常に存在しており、完全に排斥することはおそらく不可能である(例:科学的な手法に則っていそうな西洋医学でさえも、つい100年前とかめちゃくちゃな方法だった。思想は言わずもがなで、「先進国」の国民では戦争賛成がマジョリティであった)▼本動画への補足「科学」も「スピ&陰謀論」も、「真理が大切であり、真実に即して世界を眺めるべきだ」という精神を有しており、この点においては両者共通していると言えそうです。(「ただ生活していればいい」という真理に無関心な大衆的精神とは異なります)。問題なのは、科学では主張の再現性や可謬性(専門家集団内での相互批判)が重視されるのに対し、スピや陰謀論では胴元(創唱者や出版団体)に都合がよい世界解釈が行われ、信者が経済的・心理的に搾取されるという実態がある点です。(ビジネスではなく、単に「真理を悟ったから広めたい」という自称メシアないしカリスマもまぁまぁいるっちゃいますが)▼使用・関連文献藤井直敬『現実とは?──脳と意識とテクノロジーの未来』ハヤカワ新書、2023年https://amzn.to/4n41GqF西郷甲矢人・田口茂『 〈現実〉とは何か』筑摩選書、2019年https://amzn.to/4mdVtXIターリ・シャーロット『事実はなぜ人の意見を変えられないのか──説得力と影響力の科学』上原直子訳、白揚社、2019年https://amzn.to/46pFAb1藤井修平・中分遥・白岩祐子・荒川歩編『ワードマップ 宗教認知科学(CSR)──認知・心理・進化の視点から宗教を読み解く』新曜社、2025年https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b668076.html脇本平也『宗教学入門』講談社学術文庫、1997年https://amzn.to/4cO5bvL石井研士『プレステップ宗教学 第3版』弘文堂、2020年https://amzn.to/3xziNfD立川武蔵『ヨーガの哲学』講談社学術文庫、2013年https://amzn.to/3GvRDdi架神恭介・辰巳一世『完全教祖マニュアル』ちくま新書、2009年https://amzn.to/46qk5XHハンス・ロスリング他『FACTFULNESS(ファクトフルネス)──10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』 上杉周作訳、日経BP、2019年https://amzn.to/3yIWggK山田圭一『フェイクニュースを哲学する──何を信じるべきか』岩波新書、2024年https://amzn.to/46lMNZs戸田山和久『知識の哲学』産業図書、2002年https://amzn.to/41Rb7RE審良静男・黒崎 知博・村上正晃『新しい免疫入門 第2版 免疫の基本的なしくみ』講談社ブルーバックス、2024年https://amzn.to/4nAS4Ui〇思考の材料東浩紀「反ワクとか電磁波とかバカにするのは良くないよ」※本動画を撮ろうと思ったきっかけの動画です> 俺は主張は否定するよ。でも電磁波を気にするようになった人生は否定できんだろう。その2つを分けなきゃ。主張は否定していいんだよ。だってそれは科学と結びついているんだし。でも、そのひとの人生、それを気にするようになった、不安を感じるようになった人生を否定しちゃいけないじゃないですか。https://youtu.be/BsVYpnNUoWA?si=Wqw5I0i-5gO64nTaRADWIMPS「...
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    21 分
  • 世界が間違っているのか?自分が間違っているのか? │ 哲学ラジオ
    2025/09/13
    本シリーズは哲学科卒の私うぇいが、哲学っぽい話題をざっくり解説する音声コンテンツです。この動画では、「世界が間違っているのか?自分が間違っているのか?」という、心理的葛藤について検討します。本動画では、「世界も自分もただ在るだけであり、よって世界も自分も間違っていない。葛藤が生まれるのは、前頭前野の推論能力によってあるべき状態を想定し、現実とのギャップを意識してしまうからだ」という考えを提示しました。話すスピードがゆっくりに感じられる方には、倍速視聴がおすすめです。▼主な内容- 世界も自分も間違っていない- 理想が高い人ほど悩みがち- 世界や人間社会の「惨状」は、前提条件として落ち着いて認識することが重要- 自分の良心が要求する「理想」と「現実」のギャップに対する適切な向き合い方は、人によって異なる▼使用・関連文献藤井直敬『現実とは?──脳と意識とテクノロジーの未来』ハヤカワ新書、2023年https://amzn.to/4n41GqF西郷甲矢人・田口茂『 〈現実〉とは何か』筑摩選書、2019年https://amzn.to/4mdVtXIターリ・シャーロット『事実はなぜ人の意見を変えられないのか──説得力と影響力の科学』上原直子訳、白揚社、2019年https://amzn.to/46pFAb1藤井修平・中分遥・白岩祐子・荒川歩編『ワードマップ 宗教認知科学(CSR)──認知・心理・進化の視点から宗教を読み解く』新曜社、2025年https://www.shin-yo-sha.co.jp/book/b668076.htmlハンス・ロスリング他『FACTFULNESS(ファクトフルネス)──10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』 上杉周作訳、日経BP、2019年https://amzn.to/3yIWggKユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史──文明の構造と人類の幸福』柴田裕之訳、河出書房新社、2016年https://amzn.to/46o9Djf齋藤嘉則『新版 問題解決プロフェッショナル 思考と技術』ダイヤモンド社、2010年 ※「理想と現実のギャップを描き、そのギャップを埋めていく」という思考モデルは、コンサルのベーシックな思考法https://amzn.to/48bBvJW橘玲『スピリチュアルズ──「わたし」の謎』幻冬舎文庫、2023年 ※自分の「本音」が環境とマッチしていなければ違和感を感じ続けるという本動画のアイデアは本書からhttps://amzn.to/42re9wbフリードリヒ・ニーチェ『道徳の系譜学』中山元訳、光文社古典新訳文庫、2009年 ※ニーチェの良心論は本書を参照せよhttps://amzn.to/3xxSFleマルティン・ハイデガー『存在と時間』熊野純彦訳、岩波文庫、2013年 ※熊野訳だと、第3巻で良心論が展開されているhttps://amzn.to/4b0mY1o〇思考の材料RADWIMPS「狭心症」https://youtu.be/wW4VchHUbws?si=ygrSXl_UhCTbgYka世界の終わり(SEKAI NO OWARI)「虹色の戦争」https://youtu.be/od8CNHDkIJA?si=T9CscpbNT-0Gt0AZUVERworld「RIVERSI」https://youtu.be/rF7WJmrLL-g?si=BSr_7B7ln_fLMh6S※本リンクはAmazonアソシエイトプログラムの一環として設置されており、これらのリンク経由での購入により紹介者に収益が発生します。▼個人的激おすすめサービス:Amazonオーディブルhttps://amzn.to/45OHIIw▼欲しいものリスト(支援オナシャス)https://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/X2IM9IH3W162?ref_=wl_share▼SNS〇note:うぇい@哲学⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://note.com/wayundweg/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 〇X:うぇい@オススメ書籍紹介⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://x.com/wayundweg⁠⁠ 〇YouTube:【哲学】うぇいちゃんねる Way Channel⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.youtube.com/channel/UCf81tQ5gTlhfwkoLuWWquhw⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ▼Chapters00:40 本動画のサマリー:世界が間違っているのか?自分が間違っているのか?01:42 人間は「あるべき状態」をシミュレーションできる。そのため人は、理想と現実のギャップを認識できる03:21 いまの世界や社会に「違和感」を感じてしまう「事実」の具体例06:35 「完璧な世界」は永遠に訪れない。だとしても「完璧な世界」を追い求めてしまうのが人間である07:35 自分の「良心」や「本音」は無視できない8:49 現実と理想のギャップとの向き合い方は、人それぞれ10:13 本動画のまとめと宣伝
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    12 分
  • 存在は災厄か?それとも、祝福か? │ 哲学ラジオ
    2025/08/30
    本シリーズは哲学科卒の私うぇいが、哲学っぽい話題をざっくり解説する音声コンテンツです。今回は、人生というものが「災厄」なのか「祝福」なのか、というテーマでお話ししました。主に仏教やショーペンハウアー、シオランといったペシミズム(厭世思想)や反出生主義などを紹介しつつも、究極的には幸福な人生も、不幸な人生も、「すべて祝福」であると本動画では主張します。なぜなら、すべての人間は存在する以上「世界」から事物や出来事を与えられ続けており、あなたの存在は無視されないからです。話すスピードがゆっくりに感じられる方には、倍速視聴がおすすめです。▼主な内容- 人生には苦痛と喜びが共存している- 原始仏教や浄土教、反出生主義といった厭世思想では、生まれることの不幸が強調される。なぜなら人間として存在する以上、苦痛が避けられないからである- 自己の存在の意味については、人それぞれの理解の仕方があるものの、世界はあなたに情報を与え続けているという意味で「祝福」している▼関連・参考文献森岡正博『生まれてこないほうが良かったのか?──生命の哲学へ!』筑摩選書、2020年https://amzn.to/3UUVDbt森岡正博・戸谷洋志他『現代思想 2019年11月号 特集=反出生主義を考える──「生まれてこない方が良かった」という思想』青土社、2019年https://amzn.to/45HK91k大谷崇『生まれてきたことが苦しいあなたに──最強のペシミスト・シオランの思想』星海社新書、2019年https://amzn.to/46eR3Luシオラン『生誕の災厄 〈新装版〉』出口裕弘訳、紀伊國屋書店、2021年https://amzn.to/3HVi6Cc梅田孝太『 今を生きる思想 ショーペンハウア──欲望にまみれた世界を生き抜く』講談社現代新書、2022年https://amzn.to/4fWUtWwショーペンハウアー『意志と表象としての世界Ⅰ』西尾幹二訳、中公クラシックス、2004年https://amzn.to/46e6F1R渡辺二郎『新装版 ニヒリズム──内面性の現象学』東京大学出版会、2013年https://amzn.to/3JWlQ76児玉真美『安楽死が合法の国で起こっていること』ちくま新書、2023年https://amzn.to/4gkiQ0N安藤泰至『安楽死・尊厳死を語る前に知っておきたいこと』岩波ブックレット、2019年https://amzn.to/4n4D9B8松田純『安楽死・尊厳死の現在──最終段階の医療と自己決定』中公新書、2018年https://amzn.to/4g3I5UM日本聖書協会(翻訳)『聖書──聖書協会共同訳』2019年https://amzn.to/45Aul0u轟孝夫『ハイデガーの哲学──『存在と時間』から後期の思索まで』講談社現代新、2023年https://amzn.to/4kZQLw4中村元・紀野一義訳註『般若心経・金剛般若経』岩波文庫、1960年https://amzn.to/3RrsjrJ⁠増谷文雄『釈尊のさとり』講談社学術文庫、1979年⁠https://amzn.to/3XdcVCYヘルマン・ヘッセ『シッダールタ』高橋健二訳、新潮文庫、1959年https://amzn.to/4hGmscd松尾剛次『仏教入門』岩波ジュニア新書、1999年https://amzn.to/42l5sUF末木文美士『日本仏教入門』角川選書、2014年https://amzn.to/4iqhoJo碧海寿広『科学化する仏教──瞑想と心身の近現代』角川選書、2020年https://amzn.to/42Euqx9⁠ロバート・ライト『なぜ今、仏教なのか──瞑想・マインドフルネス・悟りの科学』熊谷淳子訳、ハヤカワ文庫、2020年⁠https://amzn.to/3x6Exzd道元『正法眼蔵 (一)全訳注』増谷文雄訳、講談社学術文庫、2004年https://amzn.to/3YG1fse頼住光子『正法眼蔵入門』角川ソフィア文庫、2014年https://amzn.to/42QiglX脇本平也『宗教学入門』講談社学術文庫、1997年https://amzn.to/4cO5bvL石井研士『プレステップ宗教学 第3版』弘文堂、2020年https://amzn.to/3xziNfD中村圭志『聖書、コーラン、仏典──原典から宗教の本質をさぐる』中公新書、2017年https://amzn.to/3Lc8Vvl立川武蔵『ヨーガの哲学』講談社学術文庫、2013年https://amzn.to/3GvRDdi上田閑照『私とは何か』岩波新書、2000年https://amzn.to/4bP8X7o上田閑照・柳田聖山『十牛図』ちくま学芸文庫、1992年https://amzn.to/4jeeB7j 鈴木大拙著、上田閑照編『新編 東洋的な見方』岩波文庫、1997年https://amzn.to/4cCyHWm 平野啓一郎『私とは何か──「個人」から「分人」へ』講談社現代新書、2012年https://amzn.to/4d7XYXv夏目漱石「『私の個人主義』講談社学術文庫、1978年https://amzn.to/3XLeLcR※本リンクはAmazonアソシエイトプログラムの一環として...
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    26 分
  • 言葉の暴力性とは何か?言葉の力を考える │ 哲学ラジオ
    2025/08/25
    本シリーズは哲学科卒の私うぇいが、哲学っぽい話題をざっくり解説する音声コンテンツです。今回は、言葉の暴力性(AをBと規定する、決めつける、固定する機能)を採り上げ、言葉がどのように人間の認識や文化に影響を与えているかを考察しました。具体的には、言葉が持つ現象にラベルづけを行っていく機能や、人間の理性の認識能力と言葉の結びつきについて議論しました。言葉は単なるコミュニケーションの手段や媒体なのではなく、私たちが世界を日々認識し、過ごしていくための核となる機能を担っているのです(毎分毎秒移り変わる世界を安定した世界にするためには言葉による認識が必須)。話すスピードがゆっくりに感じられる方には、倍速視聴がおすすめです。▼主な内容- 言語学者の鈴木孝夫によると、言葉はカオスな世界に虚構の分節をもたらすものであり、その機能によって世界が認識可能になる- 言葉の機能は、情報を整理し、カテゴリー化することにある。つまり言葉には、豊かな現象世界を人工的に切り分け主体が理解できるものに捨象するという暴力性が含まれる。そのような認識の暴力性をレヴィナスは問題視した- 言葉は事実だけでなく過去や未来、いまとは異なる状況といった可能性を考えることができる- 言葉は人間の思考を制約する側面も持つ。自分が持つ既存の言葉によって思考が制限されるからである。その最も大きな枠組みの一つが、母語である▼使用文献鈴木孝夫『ことばと文化』岩波新書、1973年https://amzn.to/3Ej13Z4エマニュエル・レヴィナス『全体性と無限』藤岡俊博訳、講談社学術文庫、2020年https://amzn.to/3VouUUtエマニュエル・レヴィナス『実存から実存者へ』西谷修訳、ちくま学芸文庫、2005年https://amzn.to/47LwkjD 小泉義之『レヴィナス──何のために生きるのか(シリーズ哲学のエッセンス)』NHK出版、2003年https://amzn.to/4ciVBkb今井むつみ『ことばと思考』岩波新書、2010年https://amzn.to/4d20krgウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』野矢茂樹訳、岩波文庫、2003年https://amzn.to/4pbkGFh▼関連・参考文献田中克彦『ことばと国家』岩波新書、1981年https://amzn.to/3Yq6TPY岩田祐子・重光由加・村田泰美『改訂版 社会言語学──基本からディスコース分析まで』ひつじ書房、2022年https://amzn.to/3UKxvZa伊藤計劃『虐殺器官〔新版〕』ハヤカワ文庫、2014年https://amzn.to/3GA1Y8r宮田光雄『ナチ・ドイツと言語──ヒトラー演説から民衆の悪夢まで』岩波新書、2022年https://amzn.to/4fQX8kJ岩田靖夫『ヨーロッパ思想入門』岩波ジュニア新書、2003年https://amzn.to/4lRxbml日本聖書協会(翻訳)『聖書──聖書協会共同訳』2019年https://amzn.to/45Aul0u丸山圭三郎『言葉と無意識』講談社現代新書、1987年https://amzn.to/4lKh2z6丸山圭三郎『ソシュールを読む』講談社学術文庫、2012年https://amzn.to/4pblkCH丸山圭三郎『言葉とは何か』ちくま学芸文庫、2008年https://amzn.to/47JrxiIアンリ・ベルクソン『物質と記憶』杉山直樹訳、講談社学術文庫、2019年https://amzn.to/3W4rcjS籾山洋介『認知言語学入門』研究社、2010年https://amzn.to/3A2Ih5J今井むつみ・秋田喜美『言語の本質──ことばはどう生まれ、進化したか』中公新書、2023年https://amzn.to/3HB9KQf三木那由他『会話を哲学する──コミュニケーションとマニピュレーション』光文社新書、2022年https://amzn.to/3HMGyph三木那由他「第1章  概念の構造とカテゴリー化」、信原幸弘・太田紘史編『シリーズ 新・心の哲学Ⅰ 認知篇』勁草書房、2014年https://amzn.to/4lJ148n小野純一『僕たちは言葉について何も知らない──孤独、誤解、もどかしさの言語学』NewsPicksパブリッシング、2025年https://amzn.to/41VZqZM古田徹也『いつもの言葉を哲学する』朝日新書、2021年https://amzn.to/45VOJIe古田徹也『言葉の魂の哲学』講談社選書メチエ、2018年https://amzn.to/3JMgGdL野矢茂樹『言語哲学がはじまる』岩波新書、2023年https://amzn.to/3XnmOwl谷口忠大編『ワードマップ 記号創発システム論──来るべきAI共生社会の「意味」理解にむけて』新曜社、2024年https://amzn.to/3MHFaDq飯田隆『増補改訂版 言語哲学大全I──論理と言語』勁草書房、2022年https://amzn.to/4iKdAUQ加藤重広・澤田淳編『はじめての語用論──基礎から...
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    37 分
  • 会話とかコミュニケーションってそもそも何?三木那由他『会話を哲学する──コミュニケーションとマニュピュレーション』をもとに考察 │ 哲学ラジオ
    2025/08/23

    本シリーズは哲学科卒の私うぇいが、哲学っぽい話題をざっくり解説する音声コンテンツです。

    今回は、言語哲学的な観点からコミュニケーションの本質やその機能、マニピュレーション概念などを紹介しました。また、コミュニケーションをおけるマイノリティの立ち位置についても言及しました。

    話すスピードがゆっくりに感じられる方には、倍速視聴がおすすめです。


    ▼主な内容

    - 会話は話者同士で約束事を形成していく営みである

    - コミュニケーションには話し手が聞き手を誘導するという側面があるが、それを『会話を哲学する』ではマニュピュレーションと呼ぶ

    - コミュニケーションは社会的正義/不正義に関わる


    ▼使用文献

    三木那由他『会話を哲学する──コミュニケーションとマニピュレーション』光文社新書、2022年

    https://amzn.to/3HMGyph


    ▼関連・参考文献

    三木那由他「第1章  概念の構造とカテゴリー化」、信原幸弘・太田紘史編『シリーズ 新・心の哲学Ⅰ 認知篇』勁草書房、2014年

    https://amzn.to/4lJ148n


    小野純一『僕たちは言葉について何も知らない──孤独、誤解、もどかしさの言語学』NewsPicksパブリッシング、2025年

    https://amzn.to/41VZqZM


    古田徹也『いつもの言葉を哲学する』朝日新書、2021年

    https://amzn.to/45VOJIe


    古田徹也『言葉の魂の哲学』講談社選書メチエ、2018年

    https://amzn.to/3JMgGdL


    今井むつみ・秋田喜美『言語の本質──ことばはどう生まれ、進化したか』中公新書、2023年

    https://amzn.to/3HB9KQf


    野矢茂樹『言語哲学がはじまる』岩波新書、2023年

    https://amzn.to/3XnmOwl


    谷口忠大編『ワードマップ 記号創発システム論──来るべきAI共生社会の「意味」理解にむけて』新曜社、2024年

    https://amzn.to/3MHFaDq


    飯田隆『増補改訂版 言語哲学大全I──論理と言語』勁草書房、2022年

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    加藤重広・澤田淳編『はじめての語用論──基礎から応用まで』研究社、2020年

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    今井邦彦他『語用論のすべて──生成文法・認知言語学との関連も含めて』開拓社、2021年

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    今井邦彦『語用論への招待』大修館書店、2001年

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    クリス・フィル、サラ・ターンブル『マーケティング・コミュニケーション──プリンシプル・ベースの考え方』森一彦・五十嵐正毅訳、2018年

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    高橋遼『熱狂顧客戦略──「いいね」の先にある熱が伝わるマーケティング・コミュニケーション』翔泳社、2018年

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    〇思考の材料

    てにをは「ヴィラン」

    https://youtu.be/p9FJXfGHtDA?si=8BX8seTwEZtlqCYC


    MI8k feat.めいちゃん「イン・レインボウズ」

    https://youtu.be/M4eSdgGc0ds?si=ouOrkCHNBKWB70O5


    西野カナ「君って」

    https://youtu.be/cNCzjEkyn8A?si=pwA0aCoD9UyCEnde


    RADWIMPS「ふたりごと」

    https://youtu.be/gmLXEmCExIE?si=pOFbs308rzfK8l_B


    BUMP OF CHICKEN「ひとりごと」

    https://youtu.be/gmLXEmCExIE?si=q52ij5PWYrAlKH9c


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    33 分
  • 人生はゲームか?平尾昌宏『人生はゲームなのだろうか?──〈答えのなさそうな問題〉に答える哲学』をもとに考える │ 哲学ラジオ
    2025/08/19
    本シリーズは哲学科卒の私うぇいが、哲学っぽい話題をざっくり解説する音声コンテンツです。今回は、「人生がゲームかどうか」という問いについて、平尾昌宏『人生はゲームなのだろうか?──〈答えのなさそうな問題〉に答える哲学』(ちくまプリマー新書)をもとに考えました。人生には従うべきルールっぽいもの(法や道徳)はあるものの、万人が目指すべき明確な目的がないことからゲームではない、と本動画では考えます。「人生はゲームか?」という問いのように抽象的な問いを扱うのが「哲学」ですので、哲学的思考とは何か、哲学の議論の進め方(論証、アーギュメント)についてもあわせて解説しました。話すスピードがゆっくりに感じられる方には、倍速視聴がおすすめです。※もともと動画の音声小さめな気がしていたので以前の動画から音量を上げてみました(2.1倍)が、いかがでしょうか?('ω')▼主な内容- 人生はゲームではない。ゲームにはルールと目的が必要だが、人生にはルールっぽいものはあっても究極的な目的が存在しないから(人生全体の普遍的な「勝利条件」は存在しない)↳子供を持つこと、お金持ちになること、子どものころの夢を叶えること、それがイコールで「人生クリア」ではない。悩む人もいる- 抽象的なトピックやテーマを扱う場合は、主張とその根拠をセットで提示する必要がある。また重要用語の意味も明示するのが望ましい。というのも、議論を交わす者同士でそのトピックやテーマに対する前提知識や先入見があるからだ- 「抽象的な概念を理解する」プロセスというのは、具体例や関連する語彙や文脈との関係などを通して、徐々に進行する▼使用文献平尾昌宏『人生はゲームなのだろうか?──〈答えのなさそうな問題〉に答える哲学』ちくまプリマー新書、2022年https://amzn.to/45SrX4Z松井彰彦『高校生からのゲーム理論』ちくまプリマー新書、2010年https://amzn.to/4mloXnC架神恭介・至道流星『リアル人生ゲーム完全攻略本』ちくまプリマー新書、2017年https://amzn.to/45XcmB6阿部幸大『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』光文社、2024年 ※論証(アーギュメント)とは何かについては、本書の記述が参考になりますhttps://amzn.to/4oNfNC0▼参考・関連文献難波優輝『物語化批判の哲学──〈わたしの人生〉を遊びなおすために』講談社現代新書、2025年https://amzn.to/4mPCDqPホイジンガ『ホモ・ルーデンス──文化のもつ遊びの要素についてのある定義づけの試み』里見元一郎訳、講談社学術文庫、2018年https://amzn.to/4lB9PkPカイヨワ『遊びと人間』多田道太郎・塚崎幹夫訳、講談社学術文庫、1990年https://amzn.to/3Jslg0J森川亮『思考を哲学する』ミネルヴァ書房、2022年https://amzn.to/41QlMMi伊勢田哲治『哲学思考トレーニング』ちくま新書、2005年https://amzn.to/45APGVX江崎貴裕『数理モデル思考で紐解く RULE DESIGN──組織と人の行動を科学する』ソシム、2022年https://amzn.to/45ioafG岡田章『ゲーム理論・入門 新版──人間社会の理解のために』有斐閣アルマ、2014年https://amzn.to/3V57TWM鎌田雄一郎『16歳からのはじめてのゲーム理論──"世の中の意思決定"を解き明かす6.5個の物語』ダイヤモンド社、2020年https://amzn.to/3JjDvp4坂井豊貴『社会的選択理論への招待──投票と多数決の科学』日本評論社、2013年https://amzn.to/45iEmPwマイケル・ワイスバーグ『科学とモデル──シミュレーションの哲学 入門』松王政浩訳、2017年https://amzn.to/3Hxv7BV赤林朗・児玉聡『入門・倫理学』勁草書房、2018年 ※政治哲学に1部丸々割かれていますhttps://amzn.to/3Grxu8nマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』早川書房訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫、2011年https://amzn.to/3YIZSZW吉田敬『社会科学の哲学入門』勁草書房、2021年https://amzn.to/4aBaRt7※本リンクはAmazonアソシエイトプログラムの一環として設置されており、これらのリンク経由での購入により紹介者に収益が発生します。〇思考の材料KIRINJI「非ゼロ和ゲーム」https://music.youtube.com/watch?v=sgHpHH4gJFc&si=58pVOwpHQNti6T1R ▼個人的激おすすめサービス:Amazonオーディブルhttps://amzn.to/45OHIIw▼欲しいものリスト(支援...
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    41 分