本シリーズは哲学科卒の私うぇいが、哲学っぽい話題をざっくり解説する音声コンテンツです。今回は國分功一郎『暇と退屈の倫理学』(新潮文庫)を紹介しました。
話すスピードがゆっくりに感じられる方には、倍速視聴がおすすめです。
▼主なトピック
- 暇を埋めるサービスが永遠に供給される現代社会では、「暇」を有意義に過ごすこと(罪悪感を持たずに過ごすこと)が難しい
- 「退屈から逃れたい」という欲求は生物学的に、また人間の存在様式からして「普遍的」である
- 「楽しく生きる」ためには「技術」が必要であり、そのような「技術(生き方)」が模索されるべきである
- 「ただ生きるのではなく、善く生きるためにはどうすべきか」という哲学の起源的な問いが、「暇」を獲得したこの現代に改めて問われ直されるべきである
▼使用文献
國分功一郎『暇と退屈の倫理学』新潮文庫、2021年 ※私は2015年の増補新版を持っていますが、2021年出版の文庫版が最新です
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ハイデガー『ハイデッガー全集29/30 形而上学の根本諸概念:世界- 有限性- 孤独』 川原栄峰・セヴェリンミュラー訳、東京大学出版会、2021年
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ユクスキュル・クリサート『生物から見た世界』 日高敏隆・羽田節子訳、岩波文庫、2005年
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▼関連文献
國分功一郎『目的への抵抗──シリーズ哲学講話』新潮新書、2023年
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國分功一郎『手段からの解放──シリーズ哲学講話』新潮新書、2025年
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國分功一郎『はじめてのスピノザ──自由へのエチカ』講談社現代新書、2020年
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マルティン・ハイデガー『存在と時間』熊野純彦訳、岩波文庫、2013年
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トマス・ネーゲル『新装版 コウモリであるとはどのようなことか』永井均訳、2023年
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▼思考の材料
この世界に、「この自分」が何を付け加えればよいのだろう ハッピーエンドのその先の生き方を構想する
https://note.com/wayundweg/n/n6f5a2d5c72e6
RADWIMPS「DADA」
https://youtu.be/Yy6XeGCNkSM?si=YGaCWCCzVGc6AjqZ
RADWIMPS「DARMA GRAND PRIX」
RADWIMPS「実況中継」
https://youtu.be/toR7LIGVj0Q?si=MeZ6zflGcggjXsOT
キタニタツヤ/こんにちは谷田さん「芥の部屋は錆色に沈む」
https://youtu.be/qRiFX8zbTkU?si=mPhCHOcYXb2HEGoY
▼本動画の台本
実は5年前(2020年)に台本書いており、それをもとに本動画を撮りました。
國分功一郎『暇と退屈の倫理学』要約 YouTube動画原稿①
https://note.com/wayundweg/n/n3983f3f51f47
國分功一郎『暇と退屈の倫理学』要約YouTube動画原稿②
https://note.com/wayundweg/n/nfe35ff4ffd84
▼個人的激おすすめサービス:Amazonオーディブル
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▼欲しいものリスト(支援オナシャス)
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