記憶翻訳者 いつか光になる
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ナレーター:
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浅井 晴美
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著者:
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門田 充宏
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でも主人公の声優は合ってないとすごく思った
素晴らしいSF
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
例えば外部データとして取り出した記憶は本人以外には再生が不可能で、他人がそれを見るためには「翻訳辞書」を用いた「汎用化」が必要で、それは特殊な能力と訓練を積んだ「記憶翻訳者」にしかできないこと。
当然に元の記憶保持者のパーソナルデータは厳重に秘匿され、「記憶翻訳者」ですら容易にアクセスできないこと、脳に接続する機器も、そのままでは日常生活に支障をきたす疾患を持つものの治療機器であったり、全体に浮き足だったところはなく、未来の物語でありながら地に足がついた展開が心地よい。
物語はこの「記憶翻訳者」の中でもトッププレイヤーである「珊瑚」がであう案件(記憶)を中心に展開する。
この記憶が曲者で、どれもこれもトラウマになりそうな超ド級の案件なのだが、珊瑚の明るく、優しく、技量に対する自信にあふれ、それでいて奢らないキャラクターに救われる。
このキャラクター設定がとても絶妙で、決して多くはないものの登場する全員の個性が際立ち、存在意義が明らかで物語の中に見事に溶け合っている。
それは情景描写にも表れていて、言葉数が多いとはいえないのに、その場面がまるで自分が体験してきたかのように眼前に浮かぶ。さらにストーリー展開も良く切り替えのタイミングがまた絶妙だった。
傾向として読後感は良く、いつまでもこの物語世界に浸っていたいと思わせる傑作だった。
これはナレーターの影響も大きいと思う。演じ分け、ということはもちろんだが、きちんとこの世界を理解したナレーションをしてくれている。おそらく紙本で読んだ場合より数段は読後感がアップしているだろう。
とにかくこれは傑作である。
ただ一点だけ。
治療目的の外部機器接続と、そこに差し込む擬似人格データというアイデアに「ロボトミー」を連想してしまった。この物語がこの後にどの程度続くのかはわからないが、できればその領域には踏み込んでほしくないものだ。
最高の脳科学SF
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思いの外
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