『虚空の人 清原和博を巡る旅』のカバーアート

虚空の人 清原和博を巡る旅

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虚空の人 清原和博を巡る旅

著者: 鈴木 忠平
ナレーター: 祐仙勇
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【大宅賞受賞『嫌われた監督』著者による最新作!】  なぜ、清原和博に引き寄せられるのか? その内面 を覗いてみたいという衝動に駆られるのか? 清原が覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕された後、初めて接点をもっ た著者は、堕ちた英雄の心に空いた穴=虚空を巡る旅に出た。  前人未到の 13 本塁打を放った甲子園のヒーローの残像、いまだ心に傷跡として残るKKドラフトの悲劇、岸和田での少年時代......。かつてのスーパースターのルーツをたどり、関わった人々の証言を聞くにつれ明らかになったのは、 清原和博という男の“弱さ”と“矛盾”だった。  清原が覚せい剤取締法違反で逮捕されてから、 執行猶予が明けるまでの4年間を追い続けた筆者による傑作ノンフィクション。スポーツ紙記者を辞め、フリーとして執筆活動を始めた鈴木忠平が清原とどう 対峙したかを記しつつ、清原という存在に惹きよせられ、 翻弄された人々の視点を通して『虚空の人』が浮き彫りになる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  次第に近づいてくる灯りが私には清原に思えた。独り踏み出 したばかりの書き手の目の前に運命的に現れた対象であった。 おそらく、あの光にたどりつくまでの道のりに書くべき物語が ある−―そのときの私はまだ、そう信じていた。 (「プロローグ こだま六八四号」より) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・©鈴木 忠平 (P)2022 Audible, Inc. スポーツ

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Audible制作部より

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最も関連性の高い
落合監督を題材にした『嫌われた監督』が大作過ぎて、それに比べると物足りなかった印象はあります。
テーマが分かりづらく、清原さんはもちろん著者が何を訴えたかったのかぼんやりしてる感じがしました。
落合監督の場合は綿密に落合さん本人と個別に何度も何度も記者として関わり話してたからこその真実が見えた気がするし、落合さんもこの著者さんだけに話してる真実があったと思う。

でも清原さんはそこまでの事を著者に話しておらず、清原さんに関わる周りの人からは話を聞けたけど、清原さんから特別な話は聞けてないようなので、だからそういうまとめ方になったのかなと思いました。

ただ作品としては面白かったです。
同じ著者の嫌われた監督を読んでなければ、物足りなさを感じなかったかもしれたいです。

個人的にはドラフト時の井ノ本さんの話しは昔本で読んでしってましたが、改めて聞けて良かったのと
ドラフト時の同級生の思いは聞いたこと無かったので面白かったです。

桑田さん清原さんのドラフトに関わるところ

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ナンバーの鈴木編集長と同じ気持ちです。
何があろうとも「清原が好きなんです」

清原という人間

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鈴木忠平さんらしい内容でとても面白かったです
羽生さんや落合監督の本はそれぞれの人間性を、事実と関係性のあった人物からの評で見事に掘り下げて表現しそれぞれの人間の魅力を上手く記されていました が、本作はおそらく同様の試みをしたのでしょうが、あまりにも清原さんが幼い人間性が強いため前作のようにいかず苦しまれた様子がよく分かります 結果そういったことを伝えてしまうかれないリスクを真正面からぶつけるような作品とすることで今までとは違った人種である清原さんの愛されるべきキャラクターが見事に表現されてると思いました

一人の有名人の弱い真実

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ドキュメンタリーの対象を客観的、写実的に描写していくだけではなく、章ごとに視点を対象者、関係者、作者と変化させ、それぞれの心に映った世界を描写している。
そのことが、平坦になりがちな事実に基づいた話がより厚みと深みを増した物語へと昇華させている。

ナレーションの質感、リズム、温度が本作の特徴によく調和しており、安心してじっくりと聴くことができた。

心情に彩られたドキュメンタリー

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「清原」自身と「清原」に引き付けられる人間を通して、「生きる」ことのありのままの姿を追う。まさに、「旅」である。才能の大きさに見合った器ができていないのは、当人にとっては悲劇である。だが、清原は、無意識に幾多の人の人生に大きな影響を及ぼし、そしてそれらの人たちを引き付ける。筆者は、関係者への綿密な取材によって、清原のみならず清原を巡る関係者の内面を浮き彫りにし、それに自身の取材姿勢を反映させ、清原を中心にした一つの場を形成する。見事な取材力であり筆力である。また、ナレーターは、各人の感情をナレーションにリアルに投影させ、ストーリーに立体感を与えている。
素晴らしい作品であった。

「清原」であって「清原」ではない。

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