『耳なし芳一のカセットテープ』のカバーアート

耳なし芳一のカセットテープ

(幻冬舎)

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耳なし芳一のカセットテープ

著者: 最東 対地
ナレーター: 渡部 康大
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このコンテンツについて

なんで誰も、この話(怪談)を知らないんだ?

これは、実話を元にしたホラー……。

1980年代、人気ラジオ番組を録音していた男子高校生のラジカセから突然流れてきた、「耳なし芳一」の琵琶語り。その後このカセットテープを聞いた人には、次々と不幸が訪れた――。【耳なし芳一のカセットテープ】は、テレビでも取り上げられたほど有名な実話怪談のはずだった。なのに、誰も知らない。不思議に思い調べ始めた怪談師・馬代融が出会うのは、奇妙な偶然、とある冥婚の風習、そして強烈な悪意。果たして、この物語の行きつく先とは?

現実と物語が交差する、最恐の読書体験。

JASRAC許諾第9015374006Y58322号

本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、PCサイトのライブラリー、またはアプリ上の「目次」からご確認ください。

©2025 TAICHI SAITO, GENTOSHA (P)2025 Audible, Inc.
ホラー

Audible制作部より

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最も関連性の高い
出てくる登場人物や出来事が後々繋がって来て、上手くまとまっていて面白かったです。
ただ、漫画やアニメに出てきそうな造形の怪談師が出てきたあたりから文体がラノベ調になってきて、本格的なホラーを期待していた身としては、結構興醒めしてしまいました。

聴きやすいホラー

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

ジャンルは実話怪談×オーディオドキュメンタリー。
テーマは「記録と呪い」「語られたものが現実になる怖さ」。
1980年代の“カセット文化”を舞台に、音がもたらす呪いの記録を掘り起こすストーリーです。

ある男子高校生が録音したラジオ番組。
そこに混ざっていたのは、放送されていないはずの「耳なし芳一」の琵琶語り──。
聞いた人々に起こる不幸、語り継がれるテープの謎。
調査を始めた怪談師・馬代融がたどる“音の怪談”の核心は、恐ろしくも現実的です。
前半は、実話取材風のリアルさが際立ち、まるで深夜のラジオを聴いている感がタップリ。
ここまでは文句なしに秀逸です。

ところが中盤以降、物語の方向性が一変します。
リアルな恐怖から、突然コミカルなラノベ調の会話や軽いテンポの展開に。
そのギャップが大きく、前半の緊張感が一気に崩れます。
せっかくの“現実にあるかもしれない怪異”が、演出過多により作り物っぽく感じてしまうのが惜しい点です。
ホラーとして聴くと、後半の軽さが浮いてしまいます。

朗読者・渡部康大の演技力
朗読の渡部康大氏は、淡々とした語りの中に不気味さを滲ませる巧さがあります。
取材テープを聞く場面の緊張感、息を飲むような“間”の取り方──どれも絶妙。
声のトーンは終始落ち着いており、実録ホラーとしての雰囲気を見事に支えています。
後半のラノベ調部分でもプロらしく丁寧に演じていますが、作品自体のトーン変化には対応しきれない印象です。

後半で突然雰囲気が変わるため、音の緊張感が持続しないのが残念です。

この作品は誰におすすめか
・実話怪談や都市伝説が好きな人
・昭和オカルトや80年代文化に興味がある人
・朗読の臨場感を楽しみたい人

逆に、一貫したホラー体験を求める人には不向き。
後半の軽妙な展開に戸惑います。

本作はその緊張感を中盤以降で手放してしまった印象。
構成としては挑戦的ですが、完成度はもう一歩。

聴く上でのヒント
・前半の怪談部分をじっくり聴く価値あり。
・後半のラノベ的展開は「作り話」と割り切ると気楽に聴ける。
・夜中に一人で聴くと、前半だけで充分ゾクッとします。

まとめ
・前半は間違いなく傑作級のホラー。
・音と語りだけでここまで怖がらせる力は、Audibleでも稀。
・後半のトーン変化がその恐怖を薄めてしまったのが最大の欠点。
とはいえ、昭和の“実話怪談ブーム”を再現したその試み自体は高く評価できます。
怖さと物語の緩急、そのバランスをどう感じるか──それがこの作品の分かれ目です。

前半は鳥肌モノの実話怪談、後半はトーンが迷子の惜しい作品

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ホラー苦手なんですが、しっかり最後まで聴けました。
テープどこにいったのだろう。

ホラーだけどちゃんと聞けた

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妙によく凝った設定だなと思ってたらこの話に出てくるTV番組実在するのね。作中では名前変えてるけどわかる人にはわかるはず。気になってネットで調べたらほんとに当時の番組の動画ありました。動画は怖くてまだみる勇気ありません。

奇跡体験

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幽霊とか出てこないのになんでこんなに怖いんだろう。
馬代さんのキャラのおかげでなとか読めました。

馬代融が最高でした

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ネタバレに近くなるが、一章まるまる「耳なし芳一」の新解釈を聴かされる割には、起こっている怪異と耳なし芳一とが直接に関連しないのが不自然だった。

文中でも触れられているが、そもそも「耳なし芳一」と怨念とは無関係なので、どんなホラーになるのか期待していただけに残念だった。

全体に漂う違和感や不気味さはホラーとして「抑えてるなぁ」と感じさせるが、話の展開が右に行ったり左に行ったりと定まらない。

怪談師の語る実話怪談ならば、それでもいいかもしれないが、創作である以上、一本の筋を通して欲しかった。

ただ、全体に軽めの文体で、登場人物も話が進むにつれて奇矯な態度が強調されていく点は、目新しくて面白かった。

なんだかはぐらかされているような

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一度手を出したからには最後までちゃんと聞きました
ラノベ構文だと知っていたら触らなかったな
口調やキャラ設定がゾワゾワ…
終始共感生羞恥で死にそうだった
耳なし芳一はどんなシチュエーションで聞いても完成された名作とわかる
最初の雰囲気で最後まで描き切ってくれていれば⭐︎4でした

ラノベだった

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最初の方は興味深く楽しく聞いていたのだが、急に途中からラノベっぽく砕けた感じになってしまってガッカリ。

途中からラノベに…

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話の本筋には関係のない『ノリ』がノイズでした。耳なし芳一を丸々収録しているのもどうなんだろう。

40〜50代くらいの男性作家さんが書いたんだろうなぁ、という感じの作品

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設定は面白いけど主人公のキャラクターが苦手
というか始終痛々しい。電車男時代の2ちゃんねらーかと思ったら、コロナ明けに書かれた話だったので驚いた。

主人公のキャラが受け入れられるかどうか

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