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海岸通り

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海岸通り

著者: 坂崎 かおる
ナレーター: 早水 リサ
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第171回芥川賞候補作。

踊る、それがわたしたちの自由

海辺の老人ホームに集う女たちのゆるやかなつながり。
いま最も注目される新鋭の最新作。

「これってフツー?」
「わたしの中じゃね」
「クズミさんのフツー、ちょっとヘン」(本文より)

海辺の老人ホーム「雲母園」で派遣の清掃員として働くわたし、クズミ。
ウガンダから来た同僚マリアさん。
サボりぐせのある元同僚の神崎さん。
ニセモノのバス停で来ないバスを毎日待っている入居者のサトウさん。

さまざまな人物が、正しさとまちがい、本物とニセモノの境をこえて踊る、静かな物語。©坂崎かおる (P)2024 Audible, Inc.
大衆小説 現代文学

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「サンショウウオの四十九日」の人間の2面生や意識や無意識。人間は場面や相手によって自分を使い分けるけれど、果たしてどちらが本物で偽物か…(サンショウウオの四十九日に本物も偽物もない)なんて考えていたから、本書の「クズミさん」が自分に素直な人間に思えてならなかった。

クズミさんは不器用で、だから友達もいない。
同じ職場で働くことになったウガンダ人の女性
「マリアさん」は、クズミさんの性格を否定せず受け止め、クズミさんに「自分を否定しない」と言ったり、クズミさんの邪な行為でも喜んでくれる。

偽物の人間関係が横行する世の中にあって、本物を探すのは難しく、クズミさんとマリアさんの関係だって本物じゃないかもしれない。それでも本人たちが本物だと思うなら、やはりそれは本物だし、
日本人だろうと外国人だろうと関係はないのだ。

芥川賞候補作だったそうだが、
「サンショウウオの四十九日」よりも分かりやすく、純粋に"いいな"と思えた。
単純に読解力の無さからくるものかもしれないけれども。

偽物とか本物とか日本人とか外国人とか

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いい加減なところも有る、でもが魅力もいっぱいある登場人物達が魅力的でした。仕事の能力や社会性だけで評価しあっていて、丸ごと付き合う事って、なかなか出来ていないのかもしれない、と思いました。

いい加減なところも有るのが人間

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話の内容と長さがちょうどよいです。そして、終わり方も良かった。

久々に良い本に出会えた、という気持ち

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状況に解決が見えるわけではないから、現実的には色々な困難は続くんだろう。でも、主人公の硬い怒りは少しだけ解れるし、見える世界に少しだけ暖かい光が灯される。なんだかとても感動した。踊って雄叫びを上げる。でもンポランポラ。
主人公のぶっきらぼうで鬱屈した感じや、マリアさんのとぼけた可愛らしい片言具合などをナレーションの方がとても上手く読むので、耳で読んだのは正解でした。

なんだかとても感動した

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GOAT2の「サンクトペテルブルクの鍋」を読んでからファンになった。すばらしい作品に感謝。25/8/7聴了。

傑作だった。

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