『沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-』のカバーアート

沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-

(新潮文庫)

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沈まぬ太陽(二) -アフリカ篇・下-

著者: 山崎 豊子
ナレーター: MiC
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このコンテンツについて

*本タイトルは、差し替え修正済みです。(2024年12月3日更新)

パキスタン駐在を終えた恩地を待ち受けていたのは、さらなる報復人事だった。
イラン、そして路線の就航もないケニアへの赴任。
会社は帰国をちらつかせ、降伏を迫る一方で、露骨な差別人事により組合の分断を図っていた。
共に闘った同期の友の裏切り。そして、家族との別離。焦燥感と孤独とが、恩地をしだいに追いつめていく。
そんな折、国民航空の旅客機が連続事故を起こす……。

©1999 Sadaki Yamasaki (P)2024 ラジオ大阪
アジア 世界文学

Audible制作部より

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最も関連性の高い
恩地のたらい回しの刑が終わってよかったよ。
途中にある、ケニアの男女割礼の話しがこの当時にあからさまになったのに世間では(とくに女子の割礼に対して)何も問題にならなかったんだなぁと日本の幼稚さが悲しかった。

とりあえずよかった…

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アフリカ編の下に入って、ずーっと聴き進めてもなかなか主人公の道のりが好転する兆しがない。
もうこのまま、流浪の民のままなのか?と思ったらそう来たか!と山崎豊子さんのファンになりました。笑

すっかり山崎ファンになってしまった!

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アフリカ前編共楽しかった。
御巣鷹山編も楽しみ。
いまこんな重厚な小説書ける
作家さんはいないなーと
感嘆する。

骨太

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海外と飛行機、会社や出世話が好きなので楽しめました。オーディブルでは、いつもシリーズものの配信が小刻みで、今回も2巻までしか未だ配信されていません。なので3巻以降は待ちきれず文庫本をまとめて購入しました。2.3ヶ月先まで気長に待っている人ばかりでは無いので、シリーズものは全巻を一気に配信した方が親切だと思います。

濃い内容

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どちらにも正義があるが、やはり不正側が不利になるよね。
これからが面白くなっていく感じ。
次回に続く。
ナレーションはとても聴きやすく、ハマってます。

壮大なドラマ

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身内が仕事で行ったアフリカから帰ってきたばかりの時に聴いたので余計に感慨深いものがありました。ケニアのナショナルパークで撮った動物たちの写真を見ながら聴いて より楽しむことができました。

アフリカに住むのは大変そう

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ナレーションも素晴らしく、山崎豊子先生の重厚感のある小説。それをオーディブルで聴けるのは価値がある。

重厚感のある小説

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『沈まぬ太陽(二)-アフリカ篇・下-』は、山崎豊子さんによる社会派長編小説の続編で、圧倒的なスケールで描かれる人間ドラマと企業の裏側が引き続き展開されます。

本作は、アフリカでの壮絶な体験を背景に、主人公・恩地元の孤独な戦いと葛藤が描かれ、組織の理不尽さや人間関係の複雑さがさらに深まります。オーディオブックとしては、約13時間のボリュームがありますが、MiCさんの力強く臨場感あふれるナレーションによって、最後まで引き込まれること間違いなしです。

物語の中心となるのは、恩地が航空会社の派閥争いと労働組合との対立の中で、自身の信念を守りながらどのように苦悩し、成長していくかというテーマです。アフリカという異国の地で、彼がどのように現地の環境と向き合い、会社や家族との関係をどう見つめ直していくのかが丁寧に描かれています。前作に引き続き、山崎豊子さんらしい鋭い社会的な視点が貫かれており、会社組織の冷酷さや人間のエゴが生々しく描かれています。

恩地の苦悩や決断は、非常に重く、時には胸が痛むような展開もありますが、それだけに彼の姿勢から学ぶものも多いです。

特に、日本の企業文化の中での「正義」と「妥協」の狭間で揺れる彼の姿は、多くの読者やリスナーにとって共感を呼び起こすものとなるでしょう。彼がアフリカで出会う人々との交流もまた、物語の重要な要素であり、異文化理解や国際的な視野の広がりがテーマの一つとして描かれています。

また、アフリカの広大な自然や過酷な生活環境の描写も魅力的で、恩地の心情とアフリカの風景が巧みにリンクしている点が印象に残ります。アフリカ篇は、物理的にも精神的にも隔絶された環境での物語であるため、彼が直面する孤独感がより強調され、リスナーとしてもその孤独に寄り添いながら進んでいく感覚を味わえます。

MiCさんのナレーションは、登場人物一人ひとりの感情や緊迫感を丁寧に表現しており、物語にさらに深みを与えています。特に、緊張感あふれるシーンや、恩地の内面の葛藤を語る場面での声のトーンが絶妙で、リスナーを強く引き込みます。

このオーディオブックは、会社組織の理不尽さに悩む人や、信念を貫きたいと願う人、また国際社会での孤独な戦いに興味がある人にぜひ聴いてほしい作品です。社会の不条理や人間の複雑さをテーマにした本作は、単なるエンターテイメントに留まらず、深い人間洞察が得られる一冊となっています。

信念と孤独の戦い――壮大なアフリカで描かれる人間ドラマの深淵

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ナレーションの声の使い分けはこれくらいがちょど良い。他作品で個性を出そうと高低多彩な発声をするナレーターもいるが、同じトーンでも話し方でキャラを演じ分けられているのが素晴らしいです。
これほどの重みのある長編作品も、作業や運転をしながら聞いていられることが有難い。

手が出なかった長編作品

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展開が小気味良く、次章への期待がふくらむ。現在との時代背景や思考の違いがあり、少しイライラする部分もある。

簡潔な表現で映像が想像できた。

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