『[4巻] 新装版 魔女の宅急便 4キキの恋』のカバーアート

[4巻] 新装版 魔女の宅急便 4キキの恋

(KADOKAWA)

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[4巻] 新装版 魔女の宅急便 4キキの恋

著者： 角野 栄子
ナレーター： 大塚 さと
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このコンテンツについて

 17歳になったキキ。遠くの学校へ通っているとんぼさんが、夏休みに帰ってくると喜んでいたキキのもとに、とんぼさんから「山にこもる」と手紙が届いて……。一歩一歩、大人へと近づいていくキキの物語。© Eiko Kadono 2004 大衆小説 新版魔女の宅急便 現代文学

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児童文学であり、子どものみずみずしい感覚で描かれた部分もたくさん。擬音も多くて読み聞かせ世代の子どもも楽しめる。な、の、に！突然顔をのぞかせる、大人の目線。大人の心に響く言葉の数々。奥が深くて、聞き進めるごとにはまっていきます。

トンボさんが山にこもると聞いたキキは始めヘソを曲げてしまうけど、やがて理解者へと成長していく。華やかな世界への憧れもありつつ、自然と深くつながりを持つ人々の方へ惹かれるキキ。効率より人の温もりを優先した仕事人へと成長していく。子どもたちはこんなキキをどう見るのかなあ。

弱っていくコキリさんにすがり、呼び戻そうとするキキ。コキリさんを呼び戻した力は、何だったのだろう。

突然挟まる大人の目線

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
「キキの恋」のタイトルに期待していると、肩透かしを食らいます。
そして「ちょっと、トンボさ～ん」と口出ししたくなる（笑
でも“魔女の宅急便”の世界観（ジブリ含め）的にはこれでOKかなと。

ストーリーは、新キャラを闇雲に登場させずに今まで出てきた人たちをメインに展開。
それが数年たってみんな成長しているから、興味をそそられる。
そして、あれはホントは魔法だったのか？みたいな読者に想像の余地を残す部分もあり、一気に読了。
今回はキキだけにフォーカスしていない。キキも周りも成長している。そんな多視点によりマンネリ感なし。

（余談）
2017年のカップヌードルCMのコンセプトが「もしキキがこの現代で17歳の女子高校生になって高校生活を送っていたら？」。

そう、4巻は正真正銘17歳のキキ。
17歳のキキは、若者のパーティーに誘われた際、13歳からずっと働きづめだった自分に劣等感を感じる。
そして誘ったのは“17歳の女子高校生”ポジションのミミさん。
2人の違い、そして、キキの心情の捉え方は読者の年齢にで様々かなと。
今はどうしても親目線でしか見れないので、高校生の時に一度このお話に出会いたかったな。

キキも17歳かぁ～

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
Audibleはナレーターが命。
ナレーター次第で物語の印象がガラッと変わる。
大塚さとさんは物語の世界観を良く表していると思う。
キキが17歳だなんて、成長したんだなぁ。

ナレーターが良い！

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
聴いていて楽しい気分にさせてくれる作品です。次の物語を聴くのが楽しみです♪

良いねー

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
安定して面白い。登場人物はイキイキと描かれ映画のお陰で映像が目に浮かぶので相乗効果だ。ナレーターもとても良い。

相変わらず

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。
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