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小さきもの

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小さきもの

著者: モーリス・ルヴェル
ナレーター: 景浦 大輔
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一人では育てられない赤ん坊を保育院に任せようとする若い母親を描いた作品

抱かれてすやすやと眠っている赤ん坊から眼を離さずに、可愛くてたまらないといった風で、その子の顔へ頬ずりをしながら、
「ただ、わたしは独りぽっちでございまして、家に人手がないものですから、この赤ん坊をつれてまいってもよろしいでしょうか。
おとなしい子でございます。御覧のとおり、ちっとも泣きはしません。お台所の隅にでもおいていただけば……古い枕に寝かしておいて……
ときどきわたしが乳を与やります。家に人がいないものですから、これの面倒を見てくれ手がございませんので」
社会的に立場の弱い人、その立場ゆえの運命。モーリス・ルヴェルの短編小説。


モーリス・ルヴェルはフランスの作家。「フランスのポー」と言われ、恐怖や悲哀を主題とした残酷物語の短編を多く残しています。
日本においても新青年等に翻訳紹介され、探偵小説の読者を熱狂させたほか、江戸川乱歩、夢野久作、小酒井不木などに絶賛されました。
乱歩は「淋しさ、悲しさ、怖さがルヴェルの短編の随所に漂っている」と言い、久作は「探偵小説で一番好きなのはルヴェルとポーだ」と言っています。
またラヴクラフトは自身のエッセイの中でルヴェルを絶賛し、アメリカと日本でのルヴェルの認知に多く貢献しました。
現在新たな翻訳が出版され、母国フランスや日本においてルヴェルの評価が再認識されています。©2022 PanRolling
フランス ヨーロッパ 世界文学 大衆小説 文芸小説

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預けたのか……と思ってしまいましたが、それくらい悲しくて正常な判断が出来なかったのかな。自分のした事と認識にギャップがある人って、こうやって生まれるのかと思いました。

なんのために

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手放したのにまた同じ過ちを…なら手放すなよ、その子じゃなく最初の子の所に行きなさいよ。って思う。

絶対にまた捨てる

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どうしようもない苦境に対して、如何様にすればひらいていけるのか。ここへの問いを立てられることの必要性を実感する。生きていると誰しもが困難に直面するのだけれど、この困難をどう乗り越えていくのかは、その人自身の知性と希望の見出し方次第と思っていて、まさにアートだなとかんじる部分なのだけれど。ここに出てくる主人公のような悲しい選択をしてしまう人が1人でも少なくなるような社会にしていくことの必要性を感じた一冊。

女性に知性を授ける必要性についての警鐘

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