『宮本常一』のカバーアート

宮本常一

民俗学を超えて

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宮本常一

著者: 木村 哲也
ナレーター: 橋中 祐治
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生涯をかけて各地を旅し,人々の声に耳を傾けつづけた宮本常一.『忘れられた日本人』をはじめとする仕事は,従来の日本像を見直す民俗学の成果であるとともに,民俗学を超えて,多大な影響を与えてきた.網野善彦,司馬遼󠄁太郎ら,宮本の言葉と行動を受けとめ独創的な仕事を成した人々を通して,今に生きる宮本民俗学を考える.©2026 Tetsuya Kimura 2026 (P)2026 Audible, Inc. 文化・地域

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Audible制作部より

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民俗学に関心を持ち始めてから宮本常一の名前はよく目にしていたが、その著作を読んだことはなかった。

だから、本書を読めば、その概略に触れられるかと期待したのだが、そうではなく宮本民俗学に影響を受けた人々を詳述することで、宮本常一の仕事や思想を浮かび上がらせる、と言うややトリッキーな内容だった。

正直言って、最初は失望した。
そうじゃなくて宮本常一の著作や仕事が知りたいんだよ!

しかし、聴き進めるうちに、宮本常一ではない人の仕事が取り上げられているのに、
宮本常一の仕事が頭に入ってくる。

考えてみたら、宮本常一の仕事を紹介するなら本人の著作を読めば良い。

しかし、それに影響を受けた人となると、宮本常一の日記から交友関係を調べ、それらの人々の著作を読み、宮本常一の影響を受けたと思しき箇所を抽出し、宮本常一の思想などと比較し、と膨大な作業となる。

そればかりか、宮本常一と交流のあったはずのない若手アーティストの発言まで取り上げている。

日頃から宮本常一アンテナを張り巡らせた結果の偉業だろう。

もちろん、本書は宮本常一賛美の内容ではない。きちんと、批判にも触れられている。

途中で「これじゃない」と思い、飛ばし聞きしてしまったことを深く反省した。
いずれ聴き直すことにしよう。

ナレーションは落ち着いた感じで、とても聴きやすい。

周辺から内部の革新を浮かび上がらせる

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