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『けむりを吐かぬ煙突』のカバーアート

けむりを吐かぬ煙突

著者: 夢野 久作
ナレーター: 野口 晃
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あらすじ・解説

     <内容紹介>
新聞記者の「私」はお屋敷に住むある未亡人に目をつけた。巨万の財産を死蔵し珍書画の収集に没頭していた伯爵。45年前に肺病により死んでしまい夫人は未亡人となる。
旧邸宅の大部分を取り壊して家を建て通気の家政婦を置いた。未亡人は素晴らしい機智と魅力を持っていた。子供のいない残生を公共の仕事に使い尽くす覚悟を持ち、幼稚園や小学校を訪問した。
また、彼女に共鳴したものも多く、天下は彼女のために魅了されたと形容されるほど。
 

    そんな中、新聞記者だけが未亡人に対して疑問を抱いていた。新聞記者を魅了したのは未亡人宅にある赤煉瓦の煙突だった。伯爵の死後に取り付けられた煙突はなんとも不格好なもの。
周りの様式とは調和せず、周りの雰囲気は火葬場のような感じだった。さらに、新聞記者を惹きつけたのは煙の出ない煙突であるということ。
ひと冬を越しても煙の出ない煙突に新聞記者は首をひねった。さまざまな思惑が交差するがいつの間にか煙突の問題から離れていた。
問題から離れると未亡人の裏面に関する調査が進み始めた。調査を進めているうちに屋敷の家政婦が行方不明だということが判明。
新聞記者の第六感が煙突問題との関連性を浮かび上がらせる。しかし、秘密を探りだすにはあまりにも材料不足だった。
そんな時、伯爵家の不動産が担保に入りかけている事実を意外な方面から聞く。その話を持ってきたのはC国公使のグラクス君だった。
新聞記者は一通の偽筆、匿名の手紙を書いて新聞社に面会日時を広告に掲載した。すると翌朝に未亡人から面会日時と場所を電話で伝えられる。
新聞記者は待ち合わせの場所である未亡人宅の裏門に向かった。果てして煙のない煙突と未亡人の秘密との関係とは。
 

    <夢野久作(ゆめの・きゅうさく)>
日本の小説家、SF作家、探偵小説家、幻想文学作家。
1889年(明治22年)1月4日 - 1936年(昭和11年)3月11日。
他の筆名に海若藍平、香倶土三鳥など。現在では、夢久、夢Qなどと呼ばれることもある。福岡県福岡市出身。日本探偵小説三大奇書の一つに数えられる畢生の奇書『ドグラ・マグラ』をはじめ、怪奇色と幻想性の色濃い作風で名高い。またホラー的な作品もある。    

©2018 Pan Rolling

けむりを吐かぬ煙突に寄せられたリスナーの声

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