『naha🕊️あなたと読む素晴らしい本📚️わたしから小さく始める世界平和』のカバーアート

naha🕊️あなたと読む素晴らしい本📚️わたしから小さく始める世界平和

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著者: naha(ナツとコハ)🕊️わたしから小さく始める世界平和🌿
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このコンテンツについて

こんにちは! 本が大好きな、ナツとコハです。 世にあふれる、ひどく魅力的で、信じられないほど栄養たっぷりで、魂が大喜びしちゃうような「本」。ああ、でもわたしが生きている間に読めるのって、そのなかのほんの僅かしかない! 気がついたとき、顔が青くなるような思いでした。もしかしたら、これを見つけてくださったあなたもそんなお一人でしょうか? そんな素敵な「本」を足がかりに。すごくすごく日常的な、目の前の身近な事柄について、ふたりの女性が話し合うトークから、ときにそのトピックがいとも簡単に、宇宙サイズにまで飛躍・拡大・虚の時間軸にまでぶっ飛んでいける様を、皆さまにも観測してもらえたらと思っています。 ぜひ「あなた」のご意見、感想、感じたことを教えてください! ありがとうございます。naha(ナツとコハ)🕊️わたしから小さく始める世界平和🌿 アート 文学史・文学批評
エピソード
  • NEW!naha.5-5「新しい人間観が変える世界〜人を信じるという選択」『Humankind 希望の歴史』エピソード5
    2025/11/07

    🐈️ Natsu選書 ˊˎ˗

    ⁠⁠⁠⁠『Humankind 希望の歴史 人類が善き未来をつくるための18章』⁠⁠⁠⁠

    ⁠⁠⁠⁠上⁠⁠⁠⁠・⁠⁠⁠⁠下巻⁠⁠⁠⁠ ルトガー・ブレグマン著(文藝春秋社)


    『ヒューマンカインド 希望の歴史』を読み解くシリーズ、最終回。


    私たちが暮らす多くの社会システム...学校、会社、政治、サービスが、「人は怠ける」「ズルをする」「管理しなければ動かない」という前提の上に築かれているという現実。

    監視や罰則、目標管理といった仕組みが「人を正す」ために設けられている一方、そこには“人間を信頼しない構造”が根づいています。


    もしもこの前提そのものを変えたら、社会はどう変わるのか?

    ブレグマン氏は実際に世界各地の成功例を紹介しています。


    ノルウェーの刑務所に見る「人間的扱い」の力

    受刑者一人ひとりに個室があり、キッチンや音楽スタジオまで備えられている刑務所のケース。
    厳重な監視ではなく、尊厳を守る「人としての扱い」を徹底しているのが特徴です。その結果、釈放から2年以内の再犯率はわずか20%。アメリカの60%と比べても圧倒的に低く、「人を人間として扱えば、人は人間らしく振る舞う」という理念が数字として証明されています。

    ブレグマン氏はこの本で、「人間を信頼する生き方」のための10の指針を提示しています。

    1. 疑うよりも、まず最善を想定しよう。

    2. すべての関係をウィン・ウィンで考えよう。

    3. もっとたくさん質問しよう。

    4. 共感より、思いやりを育てよう。

    5. 同意できなくても、理解しようと努めよう。

    6. 他人を愛するように、自分も愛そう。

    7. ニュースから少し離れてみよう。

    8. 憎しみではなく、学びで過去を見つめよう。

    9. 善意を隠さずに表へ出そう。

    10. 現実的でありながら、希望を持とう。


    これらのルールは理想論ではなく、実際に世界を変えつつある人々の生き方から生まれたもの。

    人を信じるということは、単なる優しさではなく、未来を選び取る力です。
    信頼のある社会は、効率ではなく安心を、競争ではなくつながりを育てていく。

    この5回のシリーズを通して、誰かを信じる視点が少しでも増えたなら、それはすでに新しい人間観が芽生え始めている証です🌱


    ぜひ、本も読んでみてくださいね!


    ・・・


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    19 分
  • naha.5-4「共感よりも、大切なことがある〜共感とコンパッションの違い」『Humankind 希望の歴史』エピソード4
    2025/10/31

    🐈️ Natsu選書 ˊˎ˗

    ⁠⁠⁠『Humankind 希望の歴史 人類が善き未来をつくるための18章』⁠⁠⁠

    ⁠⁠⁠上⁠⁠⁠・⁠⁠⁠下巻⁠⁠⁠ ルトガー・ブレグマン著(文藝春秋社)


    ルトガー・ブレグマン著『ヒューマンカインド 希望の歴史』をめぐる第4回。


    今回のテーマは「共感力のパラドックス、思いやりの力」

    わたしたちは、共感を“人間らしさ”の象徴として語ります。


    ですが、ブレグマン氏はそこに潜む落とし穴を指摘します。共感はスポットライトのように一部を強く照らす一方で、その光が届かない場所を見えなくしてしまうことがあるのです。


    被害者への共感が、知らぬうちに誰かを傷つける炎上を生み、身近な人への共感が、異なる文化を遠ざける偏見に変わることもある...
    愛情ホルモン「オキシトシン」さえも、親しい人への絆を深めながら、見知らぬ人への嫌悪を高めてしまう作用を持っています。

    共感は、人をつなぐ力であると同時に、分断を生む力でもある。


    だからこそブレグマン氏は提案します。より良い世界をつくるのは、共感ではなく「思いやり」だと。

    思いやりは、相手の痛みを“自分の痛み”として感じるのではなく「その人のために、今できることは何だろう」と行動に変えていく心の動き。

    共感が感情に留まるのに対し、思いやりは実践へとつながります。


    そしてその出発点は、問いかけること。
    「あなたはどう感じているの?」

    「どうしてほしい?」
    そう尋ねることで、相手の声を奪わずに、ほんとうの優しさを形にできる。


    このエピソードでは、共感と思いやりの違いを軸に、わたしたちが日々どんな“心の使い方”をしているのかを見つめ直します。


    人との関係をやさしく整えるヒントが詰まった回です。


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    14 分
  • naha.5-3「ホモサピエンスが生き残った理由|人間の“社会性”という奇跡」『Humankind 希望の歴史』エピソード3
    2025/10/24

    🐈️ Natsu選書 ˊˎ˗

    ⁠⁠『Humankind 希望の歴史 人類が善き未来をつくるための18章』⁠⁠

    ⁠⁠上⁠⁠・⁠⁠下巻⁠⁠ ルトガー・ブレグマン著(文藝春秋社)


    ルトガー・ブレグマン著『ヒューマンカインド 希望の歴史』をめぐる第3回。


    今回のテーマは「人間の本質と協力の歴史」

    人類史を振り返ると、わたしたちは何万年ものあいだ、狩猟採集の生活を送ってきました。そこには階級も支配もなく、子育ても共同で行う社会があったそうです。
    戦争という概念が生まれたのは、農耕と私有財産が始まった約1万年前とのこと。


    20万年にわたる人類の歴史の中では、ほんの一瞬にすぎません。


    ブレグマン氏は問いかけます。

    なぜホモサピエンスだけが生き残り、文明を築くことができたのか。


    その答えは、知能や力ではないと言うのです。

    人は互いの表情や視線から気持ちを読み取り、共感し合う力を進化させてきました。

    豊かな感情表現と協力の精神が、わたしたちを生き延びさせたのです。


    ただし、このつながりの力は両刃の剣でもあります。

    仲間を守る意識が、「敵をつくる理由」にもなる。人は、最も優しい種であり、同時に最も残酷にもなりうる存在。


    善と悪、愛と恐れ。
    どちらも人間の本質の中に息づいています。
    この第3回では、わたしたちが持つ「協力と残虐の二面性」を見つめながら、“人間らしさ”とは何かを一緒に考えていきます。


    ・・・


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    15 分
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