エピソード

  • 小酒井不木 「被尾行者」
    2026/09/03

     貴金属店に勤める清三は、仕事を終えた帰り道、男に尾行されているような気がする。徐々にそれは確信に変わる。なぜなら清三には心当たりがあった。尾行されているうちに、やましい思いに追い詰められ、清三は一つの決心をして行動に出ますが・・・。

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    23 分
  • 山川方夫 「はやい秋」
    2026/08/26

     夏の海岸の岩かげにいると、別れ話が聞こえてきます。別れを言い渡す女が気になり、その姿をかげからのぞき見ると、あまりにも魅力的で、忘れられなくなってしまう。夏の休暇が終わり戻った街で、思わぬ時に、思わぬ場所で女と再会します。その女の正体こそ、最も思いかけないものでした。

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    23 分
  • 宮沢賢治 「とっこべとら子」
    2026/08/15

     狐が化けて人を騙す話は日本各地に残されています。昔からおかしなことに出くわすと、人は狐のせいだといいますが、本当にそうなのでしょうか?正々堂々まっすぐに生きていれば、狐は寄ってこないともいわれます。人間はどんな時に、狐に騙されるのでしょうか?

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    15 分
  • 芥川龍之介 「一夕話」
    2026/08/04

     粋人の旦那に囲われ、そのおかげで芸事に通じ教養を身につけて一流の芸者になったものの、彼女の幸せはそこに無く、つまらぬことで恵まれた環境から逃げてしまいます。その出来事を題材に話し合う大正時代のインテリたちの会話に、高踏的な憂鬱が感じられる作品で、当時の芥川の心境を映し出した作品とも言われています。

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    22 分
  • 山川方夫 「十三年」
    2026/07/25

     各地が焦土と化した敗戦から、日本はわずか十数年で高度成長の波に乗り復興を成し遂げます。終戦直後は一家の支柱を喪失した家族も多く不安のなかで道徳も乱れましたが、復興とともに家族の幸福も取り戻されていました。戦後の混乱期に秘密の出来事を共有した二人が、偶然再会し探り合うようなやりとりをはじめます。

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    10 分
  • 芥川龍之介 「おぎん」
    2026/07/16

     芥川龍之介の切支丹物と言われるジャンルの作品です。処刑場に引き出されたキリシタンの少女は、崇高な信仰心と俗世を生きる人間の現実との間で揺れ動きます。宗教の殉じた少年を描き傑作と評される「奉教人の死」と対をなす作品で、時を経るにつれ再評価の声が高まっている短編です。

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    22 分
  • 平林初之輔 「夏の夜の冒険」
    2026/07/10

     大正時代の東京。夜遅くまで働き会社を出たあと、終電の時間が過ぎるまで同僚と飲んでしまった。そんな時間に駅の片隅のうずくまっているやせ細った少年を発見する。そこからちょっとした善意と正義感で、少年を家に届けることになったのだが、どうやら家庭は複雑で、子供への愛情のかけらも感じられない。そして善意と正義感は思わぬ結果をもたらすことになる。

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    21 分
  • 久生十蘭 「湖畔」
    2026/07/02

     小説の魔術師、多面体作家と言われた久生十蘭の面目躍如。小説のジャンルを横断して、人間の愛の本質に触れながら、サスペンスのように読ませていく不思議な味わいの短編小説です。歌手で作家としても評価されているさだまさしさんが、強く印象に残っている作品のひとつと語っています。

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    1 時間 31 分