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内科医たけおの『心身健康ラジオ』

内科医たけおの『心身健康ラジオ』

著者: 内科医たけお@たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長
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このコンテンツについて

《毎朝5時30分生配信&5時50分更新!》 SNS総フォロワー62000名超の臨床17年目の現役医師&クリニック院長がお送りする番組です(^^) この番組では、内科医たけおが診察室の裏側で、医療に関するちよっと役に立つ話をゆる〜く語ります😊 生配信では、公開生収録の他、皆様からのご質問やリクエストにお応えしています😄 ぜひ👍イイネ!💭コメント ↪️お知り合いへのシェア! 宜しくお願いします\(^o^)/ 👇フルバージョンはStand.fmで配信中♪ https://stand.fm/channels/5f50dfa36a9e5b17f795785b 👇たけお内科クリニック からだと心の診療所(オンライン診療可) https://www.body-mind-clinic.com/ 👇各メディアへのリンクはこちら https://linktr.ee/naikaitakeo ※配信する内容は個人の見解であり、所属機関や所属団体、学会などを代表するものではありません。 文字起こしはこちら https://listen.style/p/naikaitakeo?jZN6Y38h内科医たけお@たけお内科クリニック からだと心の診療所 院長 衛生・健康的な生活 身体的病い・疾患
エピソード
  • 《1383》余命告知の方法
    2025/11/03

    ■本日のご質問

    医師は、余命告知を、どのように行っているのでしょうか?


    参考)たけお2号の解説・回答

    https://chatgpt.com/share/69091535-4088-8001-ab30-a6f41d62404e


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    (匿名でも可能です)

    https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog



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    #医療 

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    ■AI要約(誤字はご勘弁ください)

    内科医たけおが、リスナーからの「医師は余命告知をどのように行っているのでしょうか?」という質問に回答しました。医師は「余命告知」を、より広い概念である「告知」の一環として捉えており、これには大きく分けて3つの種類があると説明します。


    特にがんの場合、告知は以下の3つに分類されます。

    1. **病名告知**:「あなたはがんです」と病名を伝えること。

    2. **病態告知**:転移の有無や進行度(ステージ)など、病気の詳しい状態を伝えること。

    3. **予後告知**:残された時間、つまり「余命」について伝えること。


    **① 病名告知**

    かつては患者に伏せることもありましたが、現在では本人に真実を伝えるのが標準的な医療となっています。ただし、患者が大きなショックを受けるため、医師は研修などを通じて、伝え方のコミュニケーションスキルを学んでいます。


    **② 病態告知**

    病気の進行度は治療方針と直結するため、基本的に行われます。どのような治療法が選択できるか、あるいはできないかを判断するために重要な情報となります。


    **③ 予後告知(余命告知)**

    これは最も慎重に行われる部分です。まず大前提として、患者には「知らない権利」があります。そのため、医師側から一方的に「あと〇ヶ月です」と宣告することは基本的にありません。

    医師はまず、患者が「なぜ予後を知りたいのか」という背景を探ります。例えば「孫の入学式に出たい」「子供の出産に立ち会いたい」といった具体的な目標がある場合が多いです。その上で、「あと〇ヶ月」という断定的な伝え方ではなく、その目標が達成できる可能性があるか、という形で対話を進めることが一般的です。


    また、診断時に伝えられる予後は、あくまで多くの患者の統計データ(中央値)であり、その個人に当てはまるとは限りません。治療の進歩によっても変わります。一方で、終末期に月単位・週単位で伝えられる予後とは意味合いが全く異なります。


    がん以外の病気(心不全や腎不全など)では、治療の選択によって予後が大きく変動するため、予測はさらに難しくなります。


    結論として、告知は患者の権利や心情を最大限に尊重し、個々の状況に寄り添いながら、対話を通じて慎重に行われています。一方的な「宣告」というイメージとは異なり、患者とのコミュニケーションが非常に重要視されるプロセスです。

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    10 分
  • 《1381》家族がいない!認知機能低下!透析どうする?
    2025/11/02

    ■本日のご質問

    腎不全の緩和ケアについて、ご家族がいない場合、かつ、ご本人が意思決定できる判断能力がない場合、腎代替療法(HD、PD、腎移植)をCKM(保存的腎臓療法)を含めてたけお先生はどのように選択されていますか?教えてください。


    参考)たけお2号の解説・回答

    https://chatgpt.com/share/6907c45a-2bac-8001-8f56-2240ea289e86


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    ■AI要約(誤字はご勘弁ください)

    内科医たけお氏が、腎不全の緩和ケアにおける意思決定についてのリスナーからの質問に回答しました。


    質問内容は「腎不全の患者で、ご家族がおらず、かつご本人に意思決定できる判断能力がない場合、腎代替療法(血液透析、腹膜透析、腎移植)と保存的腎臓療法(CKM)のどちらを選択すべきか」という非常に高度なものです。たけお氏は、自身も同様のケースの経験はないとしつつ、今後増加が予想される重要なテーマであるとして、思考のプロセスを段階的に解説しました。


    **第1段階:本人の意思決定能力の丁寧な評価**

    まず最も重要なのは、本当に本人に意思決定能力がないのかを慎重に見極めることです。一見、認知機能が低下しているように見えても、意思決定ができるタイミングがあったり、言語ではなく表情(例:透析の話をすると顔をしかめる)で意思を示したりすることがあります。意思決定能力は「ある/なし」で明確に二分できるものではなく、せん妄などで一時的に低下している可能性も考慮すべきです。そのため、時間や状況、確認する人を変えるなど、本人の意思を最大限に引き出す努力が第一歩となります。


    **第2段階:本人の「推定意思」の確認**

    本人の直接的な意思確認が難しいと判断された場合、次に「本人が元気だったらどう考え、どう判断したか」という「推定意思」を探ります。通常はこの役割をご家族が担いますが、質問のようにご家族がいない場合は、関わりのある他の人々が重要な役割を果たします。最新のガイドラインでは代弁者を「ご家族等」と広く定義しており、必ずしも血縁者でなくとも、親しい隣人、民生委員、施設の職員など、本人の価値観や人となりをよく知る人物がいれば、その人の意見を参考にすることができます。


    **第3段階:多職種チームによる合意形成**

    それでも判断が難しい場合は、医療チーム内での合意形成が求められます。これは医師が単独で決めるべきではなく、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、リハビリスタッフなど、患者に関わる様々な専門職が参加する「多職種カンファレンス」で議論することが不可欠です。各職種がそれぞれの視点から得た患者の情報(医師には話していないが看護師には漏らした言葉など)を共有し、統合することで、本人にとっての最善は何かを総合的に検討します。


    **結論としての治療選択**

    これらのプロセスを経て、腎代替療法を行うか、あるいは治療を行わず症状緩和に専念する「保存的腎臓療法(CKM)」を選択するかを決定します。腎代替療法の中でも、通院が必要な血液透析だけでなく、在宅で可能な腹膜透析といった選択肢も考慮されます。たけお氏は、こうした意思決定支援は腎不全緩和ケアの領域で非常に重要なテーマであり、今後ますますその必要性が高まるだろうと締めくくりました。

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    9 分
  • 《1380》痛み止め💊や睡眠薬、クセになるのは本当か⁉️
    2025/11/01

    ■本日のご質問

    耳にタコかもしれませんが、痛み止めと睡眠薬について解説お願いしたいです。この2つは患者さんからよく「癖になるから飲みたくない」と不満、不安の声をよく聞きます。

    本当に癖になってしまうのか?慢性疼痛にはどれくらいの服用期間が適当とされているのか。ご教示頂きたいです。


    参考)たけお2号の解説・回答

    https://chatgpt.com/share/6906734f-8678-8001-9361-46d43065bc95


    この放送では皆さまからのご質問・リクエストを大募集しています!こちらのフォームから是非!

    (匿名でも可能です)

    https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdsl7FHjYSSkTwuqtykiCSGVcsFaMFncPHdipuFQRo8C_MFZA/viewform?usp=dialog



    面白かった・勉強になった方は「いいね❤」」を、感想・コメントは

    #心身健康ラジオ

    #たけおがお答えします

    をつけてX、Threads、インスタStoriesなどでお寄せください!


    #医療 

    #健康  

    #スタエフ医療部


    ■AI要約(誤字はご勘弁ください)

    内科医たけお氏が、「痛み止め」と「睡眠薬」がクセになる(依存する)のか、という質問に回答しました。


    **【痛み止めについて】**

    結論として、**一般的な痛み止めはクセになりません**。アセトアミノフェンやロキソニンなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)には依存性はなく、むしろ痛みを我慢する方が不利益になる場合もあります。


    ただし、一部の痛み止めには注意が必要です。

    * **オピオイド系薬剤**(がん性疼痛などに使用):適切に使用すれば依存の問題は起こりにくいですが、痛み以外の目的で不適切に使用すると依存のリスクが高まります。

    * **市販薬(OTC)**:純粋な痛み止め成分以外に、依存性のある成分が含まれている場合があるため、自己判断での使用には注意が必要です。


    **【睡眠薬について】**

    睡眠薬は種類によって異なり、**依存性を考慮すべきものと、そうでないものがあります**。

    * **依存性が低い薬**:最近主流のオレキシン受容体拮抗薬やメラトニン受容体作動薬は、依存性の心配はほとんどありません。

    * **依存性に注意が必要な薬**:ベンゾジアゼピン系(または非ベンゾジアゼピン系)の薬は、長期間使用すると精神的・身体的依存のリスクがあるため注意が必要です。


    **【慢性疼痛における薬の服用期間について】**

    ガイドラインでは、**「レスキュー使用(痛い時だけ飲む)」を避けること**が重要とされています。慢性疼痛は不安などの心理的要因も痛みを増強させるため、頓服的な使用はその悪循環を強化してしまう可能性があります。痛みに関わらず定期的に服用する「ベース」としての使い方が推奨されます。


    **【結論と注意点】**

    現在、痛み止めや睡眠薬を服用している方は、この情報だけで自己判断で中断しないでください。

    また、「クセになる」という言葉のネガティブな印象に捉われず、薬に対してフラットな視点を持つことが大切です。血圧の薬などを「クセになる」とは言わないように、薬は「使うべき時に使い、使わなくていい時には使わない」という原則が重要だと締めくくりました。

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    11 分
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