エピソード

  • 《1690》質問回答‼️長谷川式の注意点☝️
    2026/11/04

    専門分野ではないかもですが、長谷川式についての質問です。認知症検査の指標として行われる検査ですが、知的障害があると正確ではなくなるのではと思うことがありました。お話は普通にできるし、辻褄が合わないこともないのに、長谷川式をすると7点という70代の方がいました。計算など苦手とおっしゃっていました。野菜も全くすらすら言えませんでした。具体的にこの項目で認知症かどうか見分けられるなどあればたけお先生の見解を教えていただきたいです☝️心療内科でも長谷川式を検査する場面はあったりしますか?正確に行えなかった場面などあれば教えてください。


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    ■AI要約(誤字はご勘弁ください)


    皆さん、おはようございます!「たけお内科クリニック からだと心の診療所」院長、内科医たけおです。


    本日は、リスナーのスイートポテトさんからいただいた「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」に関するご質問にお答えします。「会話は成立するのに、知的障害の背景があると点数が低く出てしまうことがあるのか」という疑問ですが、結論から言うと十分にあり得ます。


    長谷川式は30点満点中20点以下で認知症の疑いありとされる簡便なスクリーニング検査です。しかし、これ単体で確定診断を下すものではありません。もともと認知症とは「一度獲得された認知機能が後天的に低下した状態」を指します。そのため、知的発達の特性や教育歴、計算や言葉の得手不得手などの元々のベースラインによって、認知症でなくても低得点になるケースは珍しくありません。さらに、強い緊張や不安、抑うつ、難聴、体調不良なども得点に直結します。


    また「心療内科でも長谷川式を行うのか」という点ですが、当院でも活用しています。高齢の方では、認知機能の低下を背景として身体の不調を訴える「身体化」が起きることがあるためです。認知機能の状態を把握しておかなければ、適切なアプローチや認知行動療法などの適応を正確に判断できません。


    最後に臨床医として強く感じるのは、検査結果を「合計点数」だけで捉えてはいけないということです。最近は看護師さんに任せきりのケースも見られますが、私は医師自らが実施することに大きな意義があると考えています。熟慮した末の失点なのか、諦めて反射的に答えての失点なのか、その問いかけに対する反応のプロセスや失点のパターンにこそ、診断や個別サポートに繋がる極めて重要なヒントが詰まっているからです。


    日々の診療でも、数字の奥にある一人ひとりの背景を丁寧に見つめていきたいですね。


    それでは、今日も素敵な一日をお過ごしください。興味シンシン☝️

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    11 分
  • 《1689》NHKの回し者ではございません☝あさイチに物申す‼️
    2026/11/03

    あさイチ

    ▽高齢の親・家族の「病院治療」の“終(しま)い方”

    配信期限11月4日(水) 午前9:53


    https://one.nhk/www.web.nhk/tv/an/asaichi/pl/series-tep-KV93JMQRY8/ep/6S1S4DZHKE


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    ■AI要約(誤字はご勘弁ください)


    NHK『あさイチ』の特集「高齢の親・家族の病院治療のしまい方」を取り上げた放送内容の要約です。


    ---


    ### 【良かった点】


    1. **影響力の大きい番組でのACP特集**

    視聴者の多い情報番組で、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)に相当する医療・治療の選択や終末期の意思決定というテーマを、番組のほぼ全編(約90分)を使って大きく取り上げたこと自体に強い意義がありました。



    2. **信頼性の高い解説者の起用**

    長年患者支援団体「ささえあい医療人権センターCOML」に携わり、国の審議会等の委員も務める山口氏が解説を担当したことで、説得力と安心感がありました。



    3. **医療ソーシャルワーカー(MSW)への言及**

    転院などの相談先として、医師以外の専門職であるMSWの存在や役割に光を当てた点は有益でした。



    4. **認知症患者の意思決定支援事例**

    認知症や高齢だからといって本人の意思決定能力がないと決めつけるのではなく、丁寧に本人の思いを聞き取り尊重する家族の好事例が紹介されました。



    5. **「繰り返し話し合う」プロセスの重視**

    自治体のACPノートの例などを交え、一度決めて終わりではなく、状況の変化に応じて何度も話し合いを重ねる重要性が示されました。




    ---


    ### 【医療現場の視点からの懸念・問題点】


    1. **医療者側の視点・発言機会の不足**

    医療従事者のコメントがわずかなVTR出演にとどまり、スタジオに医師など医療者が不在だったため、現場の実情や医療側の意図が十分に反映されず、誤解を招く懸念がありました。



    2. **「転院」に関する誤解の助長**

    急性期病院からリハビリ病院などへの転院が「追い出された」ように受け取られかねない描かれ方をしていました。急性期病院と回復期リハビリ病棟では提供できるリハビリ量などの機能が明確に異なっており、早期転院は患者にとってのメリットでもあるという制度的・機能的背景の解説が不足していました。



    3. **胃ろうや延命処置をめぐる非現実的な対応描写**

    看護師が長時間の対話を行い、胃ろうに対する患者の意向を引き出した事例が紹介されましたが、全病院に同様の専門看護師が配置されているわけではなく、人員的・時間的に全患者へ適用するのは困難です。



    4. **「医師と全部話して解決」の限界と医療逼迫への懸念**

    「疑問があれば医師に何でも相談しよう」というメッセージは大切である一方、限られた診察時間ですべての疑問を一から医師に解消してもらおうとすると医療現場がパンクします。事前にAIツールを活用して疑問点を整理・下調べしておくなど、患者側の工夫も合わせて提示されるべきでした。

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    13 分
  • 《1688》超速報!慢性腎臓病に対する食事療法基準2026
    2026/11/02

    日本腎臓学会

    慢性腎臓病に対する食事療法基準 2026 年版

    https://cdn.jsn.or.jp/data/717-745.pdf

    日腎会誌 2026;68(7):717‒745


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    日本腎臓学会から新たに発表された『慢性腎臓病に対する食事療法基準2026』について、内科医たけおが要点を6つのポイントに整理して超速報として解説した。従来の食事指導のトレンドを踏襲しつつ、過度な制限による弊害を防ぎ、患者ごとの病態に合わせた個別化を重視する姿勢が前面に出された内容となっている。


    1つ目は「一律の制限ではなく個別に対応すること」である。CKD治療において制限指導は重要である一方、過度な制限は低栄養を招くリスクがあり、特に高齢者で問題視されている。病期(ステージ)、栄養状態、生活背景を考慮した個別の指導が不可欠である。


    2つ目は「十分な食事量(エネルギー)の確保」である。制限の強化に伴うエネルギー不足から、フレイルやサルコペニアに陥るケースが散見されるため、筋力低下や低栄養を防ぐ視点が強調されている。


    3つ目は「タンパク質の適切な調整」である。タンパク質は尿毒素の元となるため従来は制限が強く推奨されてきたが、過剰な制限は全身状態の悪化を招く。自己判断で極端に減らすことを避け、主治医らと相談しながら適量を設定することが求められる。


    4つ目は「食塩制限(原則1日6g未満)」である。食塩摂取は血圧上昇や腎臓への負担に直結するため減塩の原則は維持されるが、急激な制限で食欲が落ちて食事全体が摂れなくなっては本末転倒となるため、体調に合わせて調整していく配慮が必要とされる。


    5つ目は「カリウム制限の個別最適化」である。高カリウム血症による不整脈リスクには十分留意しつつも、全員一律に下げるのではなく、摂取量や排泄能、病態のタイプ(細胞内移行障害など)を見極め、必要な人に対して適切にアプローチする方針が示されている。


    6つ目は最も重要な点として「続けながら定期的に見直すこと」が挙げられた。一度決めた食事内容に固執するのではなく、定期的な血液検査の数値や体重、食欲などを確認しながらPDCAサイクルを回し、主治医や管理栄養士と連携して柔軟に軌道修正していくことが治療継続の鍵となる。

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    8 分
  • 《1687》11月1日は『いい医療の日』
    2026/11/01

    https://www1.med.or.jp/people/iiiryo/


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    ■AI要約(誤字はご勘弁ください)


    「内科医たけおの心身健康ラジオ」より、11月1日の「いい医療の日」にちなんで日本医師会の提言をもとに語られた「いい医療」を受けるための7つのヒントについての要約です。


    11月1日は日本医師会が制定した「いい医療の日」です。日本医師会のサイトでは、適切な医療を受けるためのヒントとして7つの行動が挙げられており、それらを実践する上で「かかりつけ医」の存在が重要となります。


    1. **予防接種**

    インフルエンザをはじめ、感染症から身を守るために計画的な接種が重要です。子どもの予防接種スケジュール管理はもちろん、高齢者も含めて予防可能な疾患にしっかり備えることが推奨されます。



    2. **健診・検診**

    特定健診、職場の定期健診、自治体のがん検診などを確実に受診し、体の状態を把握することが健康維持の基本となります。



    3. **必要な受診**

    健診で再検査や要医療の判定が出た場合、自己判断で放置せず早期に受診することが大切です。困ったときに相談できる身近な医療機関を持ち、生活習慣病などの継続治療を医師とともに行うことが求められます。



    4. **生活習慣の見直し**

    食事や運動に加え、過度な飲酒を控え、禁煙を心がけることが大切です。喫煙は健康被害が大きいため、禁煙外来などを活用した取り組みも有効です。



    5. **故郷の両親への連絡**

    離れて暮らす高齢の両親の健康状態、服薬状況、通院の有無などを定期的に確認し、変化に早めに気づくことが安心につながります。



    6. **認知症への理解と早期対応**

    単なる物忘れにとどまらず、「普段できていたことができなくなる」といった変化は軽度認知障害(MCI)などの兆候である可能性があります。早めに気づき、適切に対処することが重要です。



    7. **最期の過ごし方(ACP:人生会議)**

    もしものときにどのような医療やケアを望むのか、元気なうちから考え、家族や身近な人と共有しておく「アドバンス・ケア・プランニング」が大切です。本人の希望は変化しても良いため、日頃からの対話が重要視されます。




    これらの取り組みを実践する基盤となるのが「かかりつけ医」です。日常の診療や健康相談をかかりつけ医が担い、必要に応じて専門医への紹介を受けるという医療連携を活用することが、理想的な「いい医療」につながります。

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    8 分
  • 《1686》サイコオンコロジー学会開催 対話が奏でるサイコオンコロジーの力
    2026/10/31

    https://x.com/jpos2026/status/2116404155120312761/photo/1


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    #健康  

    #スタエフ医療部


    ■AI要約(誤字はご勘弁ください)


    ### 第39回日本サイコオンコロジー学会総会 振り返り


    * **大盛況のうちに閉幕**

    大阪府高槻市で2日間にわたり開催された総会は、最終的な参加登録者数が1,434人に達し、現地参加者も延べ1,132人と熱気あふれる盛況となりました(オンデマンドを含めると1,500人超えの見込み)。

    * **史上初の試みと新しい取り組み**

    藤阪保仁大会長のもと、サイコオンコロジー学会史上初となる「腫瘍内科医が大会長を務める総会」として開催されました。プログラム委員会ワーキンググループの刷新をはじめ、産業医セミナーの実施、学会の歩き方の作成、組織的なSNS広報など、従来の枠組みを超えた新たな企画が多数展開されました。

    * **対話とSDM(多職種協働・意思決定支援)の重視**

    大会テーマにも掲げられた「対話」を軸に、世代や職種、さらには一般市民を巻き込んだプログラムが構成されました。医療者側からの一方的な治療提示ではなく、患者一人ひとりの価値観や想いを治療方針に反映させる「シェアード・ディシジョン・メイキング(SDM)」の重要性が改めて共有されました。


    ---


    ### 高槻・大阪宣言2026


    がん医療の進歩の一方で、科学だけでは届かない患者や家族の不安・迷い・言葉にならない想いに寄り添うため、市民公開講座の場を経て次の5つの宣言が発出されました。


    1. **科学と心をひとつの医療へ**

    確かな科学と、一人ひとりの思いや価値観を共に大切にする。

    2. **対話を医療の中心へ**

    気持ちを行き交わせ、お互いを知り納得できる道を共に探す。

    3. **言葉にならない声にも耳を澄ます**

    患者・家族・医療者・支援者すべての声と、まだ語られていない思いを置き去りにしない。

    4. **支える場所を社会へ広げる**

    病院から家庭・学校・職場・地域へ、病気だけでなくその人の暮らしと人生を支える。

    5. **未来を次の世代と共につくる**

    世代・職種・立場・地域・国境を越えて学び合い、サイコオンコロジーの新たな未来を開く。


    科学と心を対話で結び、声と声が響き合うことで医療を変え、一人ひとりの声が届く社会を未来へつないでいく決意が込められています。

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    8 分
  • 《1685》一週間の放送の振り返りと怒涛のコメント返し☝️
    2026/10/29

    ・ #たけおセレクトTV ハートネットTV

    ・産業医面談の意義

    ・ #過労死白書 医療現場の実態

    ・10月27日は #世界作業療法の日

    ・興味シンシン医療ニュース☝


    今週もたくさんのコメントありがとうございました! 以下の宿題提 出お願いします!


    (質問も大歓迎です←マジ大事!! コメント返しは質問を優先的に取 り上げますが、全ての質問に回答できない可能性があることはご 了承ください。また 【質問】と入れておいていただけると見逃し が少ないです)


    ぜひとも使っていただきたい「たけお2号」 内科医たけお (2号)に 興味シンシンに聞いてみよう

    https://chatgpt.com/g/g-680191c357a48191b476839e3368d6c2-nei-ke-yi-takeo-2hao-nixing-wei-sinsinniwen-itemiyou


    ★たけお3号 (Gem)

    https://gemini.google.com/gem/1EZ2jkepBz6cPfxtcrA6Xi6XZEPyGMYRW?usp=sharing


    《宿題》 今週の一番良かった放送の数字を出来れば理由と共に記 入ください!

    例) 1134


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    #医療 #健康 #スタエフ医療部


    「たけお内科クリニック からだと心の診療所」の院長である内科医たけおによる音声番組「心身健康ラジオ」の放送内容です。金曜恒例の「1週間の振り返りとコメント返し」として、第1679回から第1684回までの放送回をリスナーからの反響とともに総括しています。


    まず前週の放送(第1679回)で実施した投票結果が報告されました。第3位は「グリーンリボンデー」(第1674回)、第2位は「世界メノポーズデー」(第1675回)となり、第1位には市販薬の過剰摂取(オーバードーズ)を取り上げたNHKスペシャルに関する放送(第1676回)が8票を獲得して選ばれました。


    続いて各回の振り返りとコメント紹介が行われました。第1680回では、NHKの「ハートネットTV」で2回にわたり放送された「働く人のメンタルヘルス」を取り上げました。リスナーからの感想を受け、産業医の役割は主治医や臨床医とは異なり、多職種連携やチーム医療の中で立ち位置を切り替えるようなギアチェンジが求められる点について私見を交えて語っています。


    第1681回「産業医面談の意義」では、面談がペナルティや人事評価上の傷になるのではないかと誤解されがちである点に触れ、産業医は医学的見地から労働者と企業の間に立ち、健康に働き続けられるよう支援する存在であると改めてその意義を強調しました。


    第1682回「過労死白書から読み解く医療現場の過酷な現実」では、公表された過労死等防止対策白書を基に医療現場の実態を取り上げました。中小企業における労働環境や行政の支援体制の課題、さらにメンバーシップ企画で議論となった「医療のファストパス導入の是非」に関するリスナーの声にも触れ、医療現場の実態をもっと社会に知ってもらう重要性を示しました。


    第1683回「作業療法を通じた参加を考えよう」では、10月27日の世界作業療法の日を取り上げ、生活や参加を支える作業療法士(OT)の幅広い役割と重要性を確認しました。第1684回「不登校児の健診・付き添い入院の負担ほか」では、不登校時の健康診断の受診機会損失や小児入院時の保護者負担といった医療ニュースを取り上げ、統計データや学会での議論に注目しています。最後は恒例の心身じゃんけんで締めくくられました。

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    15 分
  • 《1684》不登校児の健診、付き添い入院の負担ほか
    2026/10/28

    ・“不登校児”半数が健康診断受けず

    ・30年ぶり“診療報酬増”なのに5割超が赤字

    ・血管炎薬 厚労省が新規投与中止を要請

    ・「付き添い入院」保護者の負担‥・


    https://note.com/naikaitakeo/n/n8ace3a077be9


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    音声「心身健康ラジオ」の内容を約1000文字で要約しました。


    ---


    ### 「心身健康ラジオ」今週の興味津々医療ニュースまとめ


    「たけお内科クリニック からだと心の診療所」の院長・内科医たけおによる木曜恒例の医療ニュース解説。今回は注目の4大ニュースを中心に、臨床医・腎臓内科医の視点を交えて詳しく取り上げています。


    #### 1. 不登校児の約半数が健康診断を受けず(総務省調査)


    不登校の児童生徒の約半数が学校での健康診断を受けておらず、後に深刻な症状が見つかるケースが報告されたニュース。調査では小学生の4割、中学生の5割が医師の問診を受けていない実態が判明。腎臓内科医の立場から、特に「尿検査」を受けられないリスクを懸念。尿検査はIgA腎症などの早期発見において極めて重要であり、近年治療法が大きく進歩している疾患だからこそ、受診機会の確保が必要だと指摘しています。


    #### 2. 診療報酬増でも病院の17%が年度内資金繰り困難、過半数が赤字(民医連調査)


    2026年度の診療報酬改定で引き上げがあったものの、物価高や人件費高騰、過去の借入返済が経営を直撃している実態を解説。「引き上げが十分」と答えた病院はわずか2%にとどまります。診療報酬は2年に1度しか改定されないため、継続する物価高の中で病院経営はより一層厳しさを増しています。さらに建替え費用の高騰で約7割が建替え困難と回答しており、施設の老朽化や医療設備の維持に関する深刻な懸念を表明しました。


    #### 3. 血管炎治療薬「タブネオス」申請資料に問題、新規投与中止へ


    キッセイ薬品工業が販売する血管炎治療薬「タブネオス」の承認申請資料の信頼性に疑義が生じ、厚労省から新規投与中止の要請が出された問題。所属する腎臓学会からも緊急連絡が届いたと明かします。新薬には大きな期待が寄せられる一方、市販後に予期せぬ課題や有害事象が判明することも少なくないため、メリットだけでなくリスクも正しく理解して向き合う重要性を語りました。


    #### 4. 小児の「付き添い入院」過酷な実態と親の心身の限界


    子どもの入院に24時間付き添う保護者の負担を取り上げたニュース。NPO法人キープ・スマイリングの調査では、約8割の病院が入院条件として付き添いを求め、保護者の約4割が経済的不安を、約6割が体調不良を抱えている実態が浮き彫りになりました。孤立しがちな保護者への公的な支援体制の拡充が急務であると訴えています。


    ---


    ※その他、強迫性障害の原因解明、お酒の飲み方、都内女子の抑うつ傾向、福井県のロボット支援手術などのトピックスも紹介され、最後は恒例の「心身じゃんけん(チョキ)」で締めくくられました。

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    11 分
  • 《1683》作業療法を通じた『参加』を考えよう☝️
    2026/10/27

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    「作業療法と『参加』が健康をつくる」要約(話者:内科医たけお)

    1. はじめに:世界作業療法の日

    10月27日は「世界作業療法の日」です。リハビリテーションと聞くと理学療法(PT)による手足の機能訓練が想起されがちですが、作業療法(OT)も極めて重要な役割を担っています。2026年の世界作業療法の日のテーマは「Participation Matters(参加が健康をつくる)」であり、今回は特に作業療法における「参加」の視点について解説します。


    2. 作業療法における「作業」とは

    作業療法の「作業」は、単なる手芸や編み物だけを指すのではありません。「作業=生活そのもの」であり、食事や着替え、家事、仕事、学校、趣味、地域活動など、生活に関係するありとあらゆる活動が含まれます。作業療法では、患者本人が「したい活動」「必要な活動」「期待される活動」の3つを支えるため、個々の生活に即したリハビリを行います。例えば、脳卒中後に復職を目指す方のパソコン訓練や、主婦(主夫)の方の調理訓練など、実際の生活場面を想定した支援を行います。


    3. 「参加」とそれを阻む要因

    国際生活機能分類(ICF)でも重視されている「参加」は、健康、ウェルビーイング、そしてQOL(生活の質)に直結しています。しかし、参加を妨げる要因には以下のようなものがあります。


    本人要因: 身体機能の低下(麻痺、痛み、疲労感など)、認知機能の低下(記憶・注意・判断力の低下)、精神的苦痛(不安、抑うつなど)


    環境・社会要因: 物理的な段差、職場の受け入れ体制、経済状況、偏見やスティグマ


    4. 作業療法の役割と実践

    作業療法の支援は、本人の機能訓練にとどまりません。


    環境調整や自助具(使いやすいスプーン等)・福祉用具の工夫


    家庭、職場、地域における役割の再獲得支援


    「患者が望む生活」を医療者と共に考えるアプローチ


    これらは脳卒中だけでなく、認知症、精神疾患、高齢者のフレイル、慢性疾患(慢性腎臓病/透析、喘息、心不全など)、がんのリハビリテーションや緩和ケアなど、極めて幅広い場面で活かされています。


    結び

    作業療法は、「何ができるか」だけでなく「患者が何をしたいか」を尊重し、社会や生活への「参加」を支えるリハビリテーションです。

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