『ヒダテン!ボイスドラマ』のカバーアート

ヒダテン!ボイスドラマ

ヒダテン!ボイスドラマ

著者: Ks(ケイ)、湯浅一敏、飛騨・高山観光コンベンション協会
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飛騨高山を舞台にした珠玉のボイスドラマをお届けします。コミュニティFM Hit's FM(Hida Takayama Tele FM) で放送中の人気ラジオ番組! ヒダテン!のCV声優10名 が入れ替わりパーソナリティを務める「Hit’s Me Up!(ヒッツ・ミー・アップ!)」の中で放送されているボイスドラマです!ボイスドラマを通じて飛騨高山の魅力に触れてみてください! <番組の特徴> ・ 飛騨高山を舞台にしたボイスドラマを多数制作! これまでに100本以上の作品を発表し、地元の魅力を物語として発信 ・ 放送情報   放送局1: Hit's FM(Hida Takayama Tele FM)   放送時間:毎週金曜10:30-11:00/毎週土曜13:30-14:00   放送局2: FMらら(FMラインウェーブ株式会社)   放送時間:毎週金曜13:00-13:30   配信:Spotify、apple(iTune)ミュージック、amazonミュージック、YouTubeミュージック、CastboxなどのPodcastで番組とリンクして配信中! 飛騨高山の美しい風景とアニメ文化をつなぐ、唯一無二のラジオ番組! 「Hit’s Me Up!」を聴けば、新たなエンタメの扉が開きます!Ks(ケイ)、湯浅一敏、飛騨・高山観光コンベンション協会 戯曲・演劇
エピソード
  • ボイスドラマ「異世界マルス」
    2026/09/04
    「縄文とか、マジ興味ないんだけど。」歴史が苦手な久々野中3年生・輝李(エリー)が、学校の倉庫で見つけたのは——どう見ても「スマホスタンド」な縄文土器!?スマホを置いた瞬間、飛ばされたのはエルフと魔王が存在する異世界「マルス」だった!でも、この世界……どこかおかしい。5000年前の久々野。幼い頃の妄想。八尺川でなくしたスマホケース。そして「創造主」と呼ばれる輝李——。すべてがつながったとき、異世界マルスの本当の秘密が明らかになる・・・異世界×縄文時代×久々野。まさかの組み合わせで贈る、時空を超えたファンタジー!【ペルソナ】※舞台設定は現代・輝李(エリー/15歳/CV:坂田月菜)=久々野中学校3年生・静馬(しずま/35歳/CV:日比野正裕)=歴史教師・イブ(5015歳/CV:坂田月菜)=縄文時代から存在する異世界マルスに住むエルフ・アダム(5035歳/CV:日比野正裕)=異世界マルスを破壊しようと企む魔王【プロローグ/久々野中学校】◾️SE:教室のガヤ〜机をバン!と叩く音「輝李!」「うわ!びっくりした!あ、先生、ふぁ〜おはようごさいます・・」「おはようございます、じゃないだろ。午後イチの授業だっちゅうの。2学期始まったばかりなのに、よくそんなに居眠りできるな」「いえ、そんな・・・大したことじゃ・・・」「誉めとらんわ!」「あ、サーセン!」◾️SE:教室の笑い声「まあいい。今学期からは歴史の授業、縄文時代に入るから。みんな、ちゃんと聞けよ。ここ、テストに出るぞ。聞いとるか、輝李」「縄文とかまじ興味ないんだけど。同じ時代なら、中世ヨーロッパとか北欧とかの方がよくない?城とか騎士とか海賊とか、普通にかっこいいし」「あのなー。日本の縄文時代と、中世ヨーロッパや北欧バイキングの時代、一緒だと思ってるみたいだけどな。それ、時代が数千年もズレているんだよ」「え?まじ?」「なんでオレがウソ言うんだ。おい、輝李。罰として、お前倉庫までお使いに行け。授業で使う『縄文土器のレプリカ』を持ってこい!」はぁ、まじだりぃ。自分の忘れ物とか押し付けないでほしいんだけど。てか、まじで眠すぎ・・・ウチの名前は輝李(エリー)。久々野中3年。ガチで好きなのはゲーム・・・あ・・と・・違くて、eスポーツ。勉強はマジ無理。つか、ウチに超だるい用事押し付けてきたの、歴史の静馬だし。歴史ってマジ覚えること多すぎて、疲れるわ。縄文とか弥生とか言われても、イミフすぎて詰み。◾️SE:ひたひたと学校の廊下を上履きで歩く音え、てか倉庫遠いし暗いしで、マジ怖いんだけど。縄文、縄文って・・・縄文の資料どこにあんの。あ、これかも・・・『堂之上遺跡関係』って書いてあるデカいダンボール・・・◾️SE:ダンボールの中をガサゴソまさぐる音もう〜、土器のレプリカ、ってなんなん?壺とかお椀とかそういう系?いや、待って。あれじゃね?ゴーグルかけた宇宙人みたいなやつ・・・そんなん、どこにもないじゃん。てかそもそも堂之上遺跡とか、保育園のとき以来行ってないし。そういやあの頃マジで友だちいなくて、いつもひとりぼっちだったわ・・・堂之上遺跡の竪穴住居を見ながら、ひとりで一生妄想してたなあ・・・ん?あれ?ワンチャンこれじゃね?土器のレプリカ。板みたいなやつ。縄文っぽい模様がついてるし。でも、なんか違うっぽいっていうか・・・ほぼスマホスタンドじゃん。サイズ感といい、形といい・・・それは・・・手のひらにすっぽり収まるくらいの、土の塊。絶妙にコンパクトなサイズ。グレーというか、ちょっと青みがかった不思議な色をしている。土器にしてはツルツルしてるし。形はもうスマホスタンドそのもの。ウチは、思わず自分のスマホを出して置いてみた。すると・・・え・・・?周りの音が、一瞬で消えた。グラウンドから聞こえていた体育の授業も、遠くの道路を走る車の音も。次の瞬間、目の前の景色がグワッと歪んだ。目眩がして思わず目を閉じる。そのわずか一秒後。「え・・・?え・・・?ええええええええ!?」【異世界召喚シーン/異世界マルス】◾️SE:ヨーロッパの街の...
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    20 分
  • ボイスドラマ「糸」
    2026/08/28
    あの日から、私たちの「糸」は紡がれていた――。1980年、飛騨・六厩。千鳥格子御堂の前で出会った15歳の桜小花と柊壱。ピアノを夢見る少女。飛騨の匠を夢見る少年。15歳の夏、22歳の再会、そして30歳――。別々の人生を歩んだ二人をもう一度結んだのは、故郷の風景と、あの日贈った一台のウォークマン、そして次の世代へと受け継がれた「夢」でした。「思えば私たちの糸は、あの日から紡ぎはじめていたのだろう・・・」【ペルソナ】※2人とも1965年生まれ・桜小花(さやか/15歳/23歳/30歳/CV:岩波あこ)=故郷・荘川で実家はそば農家・柊壱(しゅういち/15歳/23歳/30歳/CV:岩波あこ)=清見で飛騨の匠を目指す【第一章/出会い(1980年8月/15歳)】◾️SE:自転車のブレーキの音「きゃあ〜!」「どいて!どいてぇ〜!」「あぶない!」◾️SE:自転車の転倒音「やっちゃったぁ・・・」「あ〜あ」「ってててて・・・」「おい、大丈夫か?」「う〜、ひざ痛ぁ・・・あ、ごめんなさい! 急な坂道でブレーキが効かなくなっちゃって・・怪我、なかった?」「オレは平気だけど・・・お前、血が出てるぞ。膝」「え? あ、ほんとだ。またばあちゃんに怒られちゃうな。へへへ・・・・・・ってごめん。うちは桜小花。あんたは?見ない顔やけど・・・」「オレ?」「あたりまえでしょ。あんた以外誰がいるの?」「オレは・・・柊壱」「ふうん。どこの人?六厩じゃないよね」「森茂(もりも)」「森茂、って清見村やん」「そんなこと知らん」「知らん、ってあんた、住んでんでしょ」「1週間前からな」「引っ越してきたってこと?」「ああ・・・よりによって、こんなど田舎に」「悪かったわね、ど田舎で。でも住んでみればいいところよ。冬はちょ〜っと寒いけど」「好きで引っ越してきたわけじゃねえし」「どこから引っ越してきたの?」「東京だよ、ひばりが丘の団地」「そんな場所言われてもわからんわ。ふ〜ん。東京っこかあ・・・」「ふん」「で、なんで千鳥格子御堂(ちどりごうし/おみどう)の前にいるの?」「ん?・・・知らん。これ、そういう名前なんだ」「すごいでしょ。千鳥格子のその扉、釘を1本も使ってないのよ」「ええっ?じゃ、どうやって作ったんだ」「それが匠の技ってもんよ」「すごいな・・・」ずうっと苦虫を噛み潰してた柊壱の顔が、はじめてほころぶ。これが私と柊壱との出会いだった。2人とも中学三年生。15歳。荘川に住む私は、村立の荘川中学校。清見の柊壱は、清見中学校の森茂分校に通っている。だから学校で顔を合わせることはなかったけど、夏休みの間、柊壱はいつもここ、千鳥格子御堂にいた。うちはそば農家だから、種まきが終わったこの時期は大忙し。間引きに除草、中耕(ちゅうこう)や培土(ばいど)、そして台風対策。毎日毎日、六厩の家から千鳥格子御堂の前を通って畑へ。そば畑は、三尾河(みおご)へ向かう新軽岡峠(しんかるおかとうげ)の傾斜地にある。行きは、上り坂で大変だけど、帰りは下り坂で楽ちん。この夏、私は理由をつけて、ひとりで帰るようにした。そうすれば毎日柊壱とお話できたから。「さやか、ってどう書くの?」「桜の小さい花、って書くんだ。私が生まれた年、荘川桜に初めて花が咲いたの」「荘川桜って?」「ダムに沈んだ集落で咲いてた、おっきな桜の木。移植されて初めて花を咲かせたのが1965年」「そうなんだ」「ねえ、もうすぐ夏休み終わっちゃうね」「ああ」「そしたらもう・・会えないな」「なんで?土日とかにここくればいいじゃん。家、こっから近いんだろ?」「荘川中学校って新淵(あらぶち)にあるんよ。遠くて通えないから寄宿舎に入ってるの」「そうなのか」「シュウは中学卒業したらどうするの?」「オレ・・・高山の工業高校へ行こうと思って」「工業?」「うん。こういうのを作ってみたいんだ」「千鳥格子御堂?」「だってオレ、桜小花に聞いてから調べたんだ。了宗寺(りょうしゅうじ)を建てたとき、余った木材で作られたらしいんだけど・・・これ、いまや誰も再現できないんだってさ」「よく調べたわね」「桜小花は?...
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    16 分
  • ボイスドラマ「星の降る里/朝日編」
    2026/08/21
    夕焼けの道の駅を出発し、二人は約19km先の星空を目指した。秋神川のせせらぎ。真っ暗な峠道。足の痛みと、くじけそうになる心。それでも隣には、出会ったばかりの友達がいた。星夜が探す「フォーマルハウト」と、朝陽が探す「伊吹麝香草」。二人が長い夜の果てに見つけたものとは・・・【ペルソナ】・星夜=せいや(16歳/CV:坂田月菜)=東京・広尾のマンションに住むJK。夏休みを利用して母の実家・久々野へ遊びにきた星空・星座オタクの若干厨二病気味「みなみのうお座」が見たい・朝陽=あさひ(16歳/CV:蓬坂えりか)=朝日村で生まれ育ったJK。夏休みに自分の住む民家から鈴蘭高原の「星のベンチ」までナイトウォークを計画中。「伊吹麝香草」を採りにいきたい・星夜のママ=(42歳/CV:山﨑るい)=20歳で久々野を出て東京のヘアデザイナーとして働く【シーン1/高山線久々野駅ホーム】▪️SE:高山線鈍行列車が到着する音▪️SE:携帯電話の着信音「もしもし?あ、おばあちゃん?うん。いま久々野駅。あ、ちょっとだけ遅くなるかな。え?うん、ホント。だ〜いじょうぶだから。心配せんといて。帰り?ああ、うん。電話するから。ありがとう。うん、じゃあね』心配そうな声で、おばあちゃんが電話してくる。ま、そりゃそうだよね。夏休みの無謀な計画を、今朝いきなりおばあちゃんに話したんだもん。私の名前は、朝陽。16歳。高校生。朝日町に住んでいて、朝陽。小さい頃はよくからかわれたけど、いまはすっかりお気に入り。だって、自分の名前も、朝日町も大好きなんだもん。1番線に高山行きの下り普通列車が入ってきた。私はゆっくりと乗り込む。特急をやり過ごし、上りの列車が入ってくるまでは、しばらく待ち時間。私は『北天(ほくてん)の星』という本を広げて、読み始める。こういう、のんびりした時間って大好き。▪️SE:ディーゼル列車(キハ)の車内音【シーン2/高山本線高山行き鈍行列車】▪️SE:高山線下り普通列車が到着する音/走り込んでくる音「はぁっはぁっはぁっ・・・」美濃太田行き上り普通列車から降りてきた少女。ってか、私と同じ歳くらい。向かい側に停まっていた、この車両にすごい勢いで走りこんできた。そんなに慌てなくても、目の前に停まってるのに。おっきなスーツケースまで引いて。列車を乗り間違えたのかしら。ううん、違う。ホームのお母さん?に手を振ってる。列車が動き出すと、少女は振り向いてこちらへ歩いてきた。「あの、ここ、座っても大丈夫ですか?」「あ、はい。どうぞ。空いてますから」「ありがとうございます〜。よっこらしょっと」なんか、面白そうな子。私は本を読むふりをして、ちらちらっと彼女を見る。すると・・・「それ、北天の星?スターアトラス?」「え?」びっくりした。チラ見してたのバレたのかしら。私は冷静を装って、返事をした。「この本のこと?」「あ、うん・・・そうそう。いや、うちも星座とかガチオタだから」「すご〜い。スターアトラスなんて言葉、はじめて聞いた」「星図のことだよ。ひょっとして星とか好き?」「星は好き。今日高山へ行くのも星に関係あるんだ」「え?なに?なに?」「あ、そのまえに・・私は朝陽。『朝』の『太陽』って書くの。16歳、高校生よ。朝陽って呼んでね」「あ〜ごめんなさい。うちは、星夜。『星』に『夜』って書くんだ。歳はタメだよ。星夜って呼んで」「星夜・・・。かっこいい名前。うらやましいなあ」「なんで?朝陽の方がいけてるし」「ありがと」「で、星に関係することって?」「うん。『星空ベンチ』」「”星空ベンチ”!?なにそれ!?」「去年の11月にできたんだ。鈴蘭高原ってとこにある、『星を見るためだけのベンチ』」「え?すごぉい!」「『バスが停まらない停留所』にあるの」「やだ、なに?面白〜い!」「でしょ。その『星空ベンチ』まで、道の駅から歩いていくことを考えてるの。ナイトウォーク」「すごっ。その道の駅から星空ベンチまではどのくらいあるの?」「20キロ弱かなあ。上り坂だから5時間くらいはかかる」「すごすぎる!でも・・・めっちゃ興味...
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    19 分
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