エピソード

  • 源氏物語の話24 恋の終わりのための喜劇
    2025/04/13

    第三帖「空蝉」/触媒としての光源氏/伊予介の娘/垣間見られる二人、対比される二人/目とどめつべきさま/見えない彼と見せない彼女/めっちゃいい匂いする/衣や娘を残したままに/寝ぎたなきさま/批判の先回り/老女房の追及/空蝉の身をかへてける木のもとになほ人がらのなつかしきかな/さすがにとりて見たまふ/空蝉のはにおく露の木がくれてしのびしのびに濡るる袖かな/恋の終わりのための喜劇【文字起こし】https://note.com/vast_godwit263/n/nd79eb14e181c

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    41 分
  • 源氏物語の話23 夏の幻
    2024/12/08

    第二帖「帚木」11/母と似た女性/弟を籠絡/見し夢をあふ夜ありやとなげく間に目さへあはでぞころも経にける/源順/恋しきを何につけてか慰めむ夢だに見えず寝る夜なければ/物語の主導権/「できる」けど「しない」/今度は不意打ちじゃない/帚木の心を知らで園原の道にあやなくまよひぬるかな/園原や伏屋に生ふる帚木のありとて行けど逢はぬ君かな/坂上是則/消える幻/数ならぬ伏屋に生ふる名のうさにあるにもあらず消ゆる帚木/どうしようもない二人/【文字起こし】https://note.com/vast_godwit263/n/n7f7bdf264d34

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    35 分
  • 源氏物語の話22 かぐや姫の夜
    2024/08/21

    第二帖「帚木」⑩/うるわしき人/方塞り/方違え/紀伊守/中納言兼衛門督/伊予介/藤壺との秘密/光源氏の要求/貴族社会の参入障壁/男たちの眼差し/中将をお呼びになったものですから/鬼神も荒だつまじき/「をかし」な女/匂いでわかる/かようなる際/なよ竹のかぐや姫/反実仮想/つれなきを恨みもはてぬしののめにとりあへぬまでおどろかすらむ/身のうさを嘆くにあかで明くる夜はとりかさねてぞ音もなかれける/彦星に恋はまさりぬ天の川隔つる関を今はやめてよ

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    1 時間 8 分
  • 蜻蛉日記の話④ 藤原兼家という男
    2024/03/10
    義父、師輔の死/帝と藤原北家/菅原道真の怨霊/孝行息子の譲位/兼家の姉、安子/ナチュラルボーン権力者/兼家の挫折/章明親王との贈答/催馬楽『夏引』/二、三人どころの話じゃない/九条殿の女御殿の御方/有職故実/小野宮流と九条流/源高明と愛宮/村上天皇の崩御/冷泉天皇包囲網/朱雀天皇の忘形見/皇太弟問題/登子との交流/安和の変/蜻蛉日記の政治性/伊尹独走体制/次男兼通/最後の除目/寛和の変/藤原道綱/愛と命を賭けたロマンティック大冒険/【文字起こし】https://note.com/vast_godwit263/n/n519d1de7ed74
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    1 時間 19 分
  • 蜻蛉日記の話③町の小路の女
    2024/01/13
    私は気づいたぞ/疑はしほかに渡せる文見ればここや途絶えにならむとすらむ/三夜連続の不在/なげきつつひとり寝(ぬ)る夜のあくるまはいかに久しきものとかは知る/移ろいたる菊/げにやげに冬の夜ならぬ真木の戸もおそくあくるはわびしかりけり/時姫との贈答/そこにさへかるといふなる真菰草いかなる沢にねをとどむらむ/この女なに言ってるんだ/真菰草かるとはよどの沢なれやねをとどむてふ沢はそことか/四ヶ月後の再犯/吹く風につけてもとはむささがにの通いし道は空に絶ゆとも/色変わる心と見ればつけてとふ風ゆゆしくも思ほゆるかな/町の小路の女の出産/呆れ返るほど最悪だ/裁縫の名手/町の小路の女の零落/胸がスッとした/いま来むよ/虚しくても書かずにいられなかったこと/時代錯誤の超大作/堤和博『和歌を力に生きる 道綱母と蜻蛉日記』/文字起こしhttps://note.com/vast_godwit263/n/n6de3a349c5ba
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    38 分
  • 蜻蛉日記の話②期待外れの最低プロポーズ
    2023/08/21
    ルール無用の求婚手続き/夢見る文学少女/しょーもない紙で字も汚くてとにかくめちゃくちゃみすぼらしかった/音にのみ聞けば悲しなほととぎすこと語らはむと思ふ心あり/歌を咎める/彼女があえて書かなかったこと/夕ぐれのながれくるまを待つほどに涙おほゐの川とこそなれ/技巧を尽くした後朝の文/一晩はいいけど二晩は許せない/もっと和歌で繋がりたい/父の離京/君をのみたのむたびなる心にはゆくすゑ遠く思ほゆるかな/われをのみたのむと言へばゆくすゑの松の契りも来てこそは見め/「末の松山」って何?/契りきなかたみに袖を絞りつつ末の松山波越さじとは/貞観地震/君をおきてあだし心をわがもたば末の松山波も越えなむ/変わらぬ愛/出産後の思いやり/町の小路の女
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    38 分
  • 蜻蛉日記の話①現存最古の女流日記
    2023/08/15
    命はとらずに苦しめたい/摂関家の貴公子、藤原兼家/受領階級、藤原倫寧の娘/藤原冬嗣の子孫たち/尊卑分脈/本朝第一美人三人内也/大鏡/きはめたる和歌の上手/男性貴族の先例としての日記/ためしにもせよかし/遺書を書くこと、人生を振り返ること/和歌の名手だからこそ至った境地/角川ソフィア文庫/川村裕子『平安女子の楽しい!生活』/新日本古典文学大系、新編日本古典文学全集、新潮日本古典集成/増田繁夫『蜻蛉日記作者 右大将道綱母』/長門千恵子『蜻蛉日記の表現と構造』/お詫びと訂正 公開当初の音声では、「角川ソフィア文庫の蜻蛉日記には作品解説がない」という旨を発言しておりましたが、あれは誤りです。大変申し訳ありませんでした。現在は音声を差し替えて訂正しております。【文字起こし】https://note.com/vast_godwit263/n/n51ef9db42342
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    28 分
  • 源氏物語の話21 日本紀の御局
    2023/07/27
    第二帖「帚木」⑨/小粋な平安男子ジョーク/吉祥天女/日本霊異記/ミス仏教/薬師寺吉祥天像/頭中将/博士の娘/我が両の途歌ふを聴け/にんにく臭い女/ささがにのふるまひしるき夕暮れにひるますぐせと言ふがあやなさ/蒜(ひる)/あふことの夜をし隔てぬ仲ならばひるまも何かまばゆからまし/例外的存在としての中宮定子/高階成忠/忘れじの行く末までは難ければ今日を限りの命ともがな/円融天皇/和泉式部/赤染衛門/出羽弁/伊勢大輔/左衛門の内侍/日本書紀講師の女房様/彰子と二人で秘密のレッスン/新楽府/「ひけらかすこと」への忌避/山本淳子/【文字起こし】https://note.com/vast_godwit263/n/n11e229749c6d
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    51 分