• #015 認知症にも種類がある? 症状の出方の違いを知る
    2026/07/18

    認知症と聞くと、
    まず「物忘れ」を思い浮かべる方が多いかもしれません。

    けれど、認知症は、
    すべて同じように始まり、
    同じような症状が出るわけではありません。

    今回の配信では、代表的な認知症として、

    ・アルツハイマー型認知症
    ・レビー小体型認知症
    ・血管性認知症

    を中心に、症状の出方の違いを整理しました。

    最近の出来事を忘れやすくなる。
    見えないものが見える。
    日や時間帯によって状態に波がある。
    歩きにくさや意欲の低下が目立つ。

    こうした変化は、
    認知症の種類によって少しずつ違うことがあります。

    アルツハイマー型認知症では、
    最近の出来事が記憶に残りにくくなる一方で、
    昔の出来事は比較的よく覚えていることもあります。

    ただし、
    ご家族が認知症の種類を判断する必要はありません。

    大切なのは、

    「どんな変化が」
    「いつから」
    「どのように出ているか」

    を見て、診察の際に具体的に伝えることです。

    認知症はひとつの病気ではなく、
    種類によって症状の出方や、
    関わり方のヒントが少しずつ違います。

    認知症をひとまとめにせず、
    その人に起きている変化を見ていくための回です。


    番組の感想や、今後取り上げてもらいたいテーマがありましたら、リンクのフォームからお寄せください。

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    16 分
  • #014 入院中の混乱を防ぐために、家族ができること
    2026/07/03

    前回は、認知症と間違えやすい急な混乱として、
    せん妄についてお話ししました。

    今回はその続きとして、
    入院中の混乱を防ぐために、家族ができること
    を考えます。

    入院すると、病院で見てもらえる安心がある一方で、
    本人にとっては大きな環境の変化でもあります。

    いつもの家ではない。
    いつもの生活リズムではない。
    検査や処置がある。
    点滴や管が入る。
    家族がそばにいない時間も増える。

    そうした変化が重なると、
    高齢の方や認知症のある方では、
    不安や混乱が強くなることがあります。

    この回では、

    ・なぜ入院中に混乱しやすいのか
    ・普段の様子や生活歴を伝えることの大切さ
    ・A4 1枚にまとめておく「手がかりメモ」
    ・眼鏡、補聴器、時計、写真など安心につながる持ち物
    ・短く、具体的に、安心できる声かけ
    ・「いつもと違う」と感じた変化を伝えること
    ・家族自身が抱え込みすぎないこと

    についてお話ししました。

    入院中でも、
    “いつもの自分”に戻れる手がかりがあると、
    安心につながることがあります。

    家族ができることは、
    全部を防ぐことではなく、
    安心の手がかりを増やすこと。

    そんな視点で、入院中の混乱への関わり方を考えます。


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    19 分
  • #013 せん妄ってなに? 認知症と間違えやすい急な混乱
    2026/06/19

    急に話がかみ合わなくなる。
    夜になると混乱が強くなる。
    ぼんやりして反応が悪くなる。
    見えないものが見える。

    そんな変化があると、
    「認知症が急に進んだのかな」
    と感じることがあります。

    でも、急に様子が変わったときには、
    認知症が進んだと決めつけず、
    せん妄も考えてみることが大切です。

    この回では、

    ・せん妄とはどんな状態なのか
    ・認知症との違い
    ・せん妄が起こりやすい原因
    ・入院中にせん妄が起こりやすい理由
    ・家族が気づける「いつもと違う」サイン
    ・家庭や病院で相談するときのポイント

    について、できるだけ分かりやすくお話ししました。

    せん妄は、興奮や混乱だけでなく、
    ぼんやりしている、眠ってばかりいる、反応が少ない、
    という形で出ることもあります。

    「急に変わった」は、
    家族が気づける大切なサインです。

    一人で抱え込まず、
    相談につなげるための視点を一緒に考えます。


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    16 分
  • #012 不安や怒りが強いとき、どう関わる?
    2026/06/05

    認知症の方と関わっていると、
    急に怒ったような言い方をされたり、
    不安を何度も強く訴えられたりすることがあります。

    そんなとき、
    どう返したらいいのか分からなくなったり、
    つい感情的に言い返してしまったりすることもあります。

    この回では、

    ・不安や怒りが強く見えるときの背景
    ・気持ちを受け止めることの大切さ
    ・「戦わない」「共感する」「タイムアウトをとる」「注意を転換する」という関わり方
    ・家族がしんどくなったときの距離のとり方
    ・介護を続けるための“逃げ道”や“充電”の考え方

    についてお話ししました。

    不安や怒りを正そうとする前に、
    まず気持ちを受け止めることが大切な場面があります。

    そして、関わる側がしんどくなったときには、
    少し距離をとることも大切です。

    毎回うまく対応できなくても大丈夫。
    長く続けるための関わり方を、一緒に考えていきます。


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    17 分
  • #011 夏になると気をつけたいこと ― 脱水と体調変化、どう気づく?
    2026/05/29

    今回は、第5金曜日の特別回として、これからの季節に気をつけたい体調変化についてお話しします。

    テーマは、
    「夏になると気をつけたいこと ― 脱水と体調変化、どう気づく?」

    暑くなってくると、脱水や熱中症が心配になります。
    特に認知症のある方では、「のどが渇いた」「だるい」「しんどい」といった不調を、うまく言葉にできないことがあります。

    そのため、周りから見ると、
    「なんとなく元気がない」
    「ぼんやりしている」
    「急にイライラしている」
    「認知症が進んだのかな」
    という形で気づかれることもあります。

    今回は、脱水のサインにどう気づくか、水分を無理なくとってもらう工夫、夏場の生活リズムの乱れ、食中毒や皮膚トラブルについて、日常の介護に沿ってお話しします。

    「いつもと少し違う」に気づくことが、早めの対応につながることがあります。

    介護をしているご家族にとって、これからの季節を少し安心して迎えるためのヒントになればうれしいです。


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    19 分
  • #010 認知症の人との会話で、大切にしたいこと
    2026/05/15

    認知症の方との会話では、「それは違うよ」「さっきも言ったよ」と、つい正したくなる場面があります。

    同じ話を何度もされる。
    事実と違うことを言われる。
    話がかみ合わない。

    そんなとき、どう返したらいいのか迷うことは少なくありません。

    この回では、

    • 会話が“テスト”になってしまうしんどさ
    • 同じ話を繰り返すときの受け止め方
    • 「家に帰る」「財布を盗られた」と言われたときの考え方
    • レビー小体型認知症で見られる幻視への関わり方
    • 急かさない、試さない、最後まで待つことの大切さ

    について、具体例を交えながらお話ししました。

    話の内容を正すより、
    気持ちを受け止める方が伝わることがあります。

    会話は、
    正解を出す場ではなく、
    関係を守る場でもあるのかもしれません。


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    13 分
  • #009 受診をどう伝える? 不安を減らす伝え方
    2026/05/01

    「一度相談してみた方がいいかもしれない」
    そう思っても、
    実際に本人へどう伝えるかは、とても悩ましいものです。

    この回では、

    • 本人が受診を嫌がるのはなぜか
    • プライドや不安、認識のズレについて
    • 受診を勧めるときのNGな声かけ
    • 不安を減らしながら伝える工夫
    • 一回でうまくいかなくても、それで終わりではないこと

    について、具体例を交えながらお話ししました。

    本人の不安を減らす伝え方の方が、
    前に進みやすいことがあります。

    受診は、説得するものというより、
    少しずつ一緒に考えていくものなのかもしれません。

    早めの相談は、
    予防や備えにもつながっていきます。


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    17 分
  • #008 “ちょっと気になる”は、相談していい理由になります
    2026/04/17

    物忘れがあるからといって、それだけですぐに認知症というわけではありません。

    でも、日常生活の中で「前と少し違うな」「なんとなく気になるな」という変化が重なってきたときには、相談を考えてみてもよいことがあります。

    この回では、

    • 物忘れだけですぐに認知症とは言えないこと
    • 軽度認知障害(MCI)という前段階
    • 生活の段取りが崩れてくるサイン
    • 時間や場所の感覚のずれ
    • 気分や性格の変化として見えてくる初期のサイン

    について、日常の場面に引き寄せながらお話ししました。

    “ちょっと気になる”は、相談していい理由になります。

    迷ったときに相談することは、
    早すぎることではありません。

    受診や相談は、
    何かを決めつけるためだけではなく、
    今の状況を見ていくための一歩でもあります。


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    12 分