• 【遠野物語】其の四八~四九 仙人峠
    2025/04/28

    旅人たちが道中で出会った怪異について書き記した堂について。

    山を越えて人や物が集まる地域交易の拠点として栄えた遠野郷で、旅人たちは馬引きで荷を運ぶ「駄賃付け」をしながら猿や山人、その他さまざまな怪異に出会い、その体験談を荷と共に運びました。

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  • 【遠野物語】其の四四~四七 猿の経立
    2025/04/24

    経立とは、「長い年月を経た生き物」を意味します。遠野物語では御犬(狼)と猿のみですが、他の地域では鶏や魚(鱈)の経立に関する伝承も残っています。

    狼にまつわる話はかなり野生動物らしい印象がありますが、猿の経立は「女体を好む」「笛の音に反応する」など、かなり「人間寄り」の怖さがあります。

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  • 【遠野物語】其の四三 「熊」とクマ
    2025/04/21

    人間とクマの遭遇譚です。一昨年の「遠野新聞」にも掲載された話のようです。

    実際にクマと対決して無事で済む人間はいません。人名「熊」も相まって、少しフィクションめいた面白さがあります。

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  • 【遠野物語】其の四二 狼との死闘 飯豊村の「鉄」
    2025/04/17

    飯豊村の人々と狼の戦い。怪異ではなく、「事件簿」としての生々しさが印象的な章です。

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  • 【遠野物語】其の四一 狼の大移動
    2025/04/14

    『その三』で山にいた怪しい女を撃ち殺し、黒髪を持って帰ろうとして、山男らしき者に髪を取り戻された猟師「佐々木嘉兵衛」が再び登場します。

    また、大谷地は、『その九』で菊池弥之助が谷底から「面白いぞー」と叫ぶ声を聞いた場所で、死助とは、『その三二』で猟師「隼人」に撃たれた鹿が死んだ場所の名です。

    佐々木嘉兵衛はこの後も折に触れて登場します。

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  • 【遠野物語】其の三九~四十 狼の習性
    2025/04/10

    「御犬は必ず近くに潜んで、こちらを見ている」

    だから、狼に襲われた獲物を見かけても、決して手を出そうなどと考えてはいけません。

    子どもたちが大人から言い聞かせられてきた、ごく身近な禁忌のお話です。軽率な行為を慎重に避けてきたからこその繁栄を感じさせる、短いお話。

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  • 【遠野物語】其の三八 狼 御犬をからかった男の末路
    2025/04/07

    酒に酔って狼にちょっかいを出し、家を衰退させるに至った男の話。「たたり」と呼ぶには生生しく、「罰が当たった」と呼ぶには取り返しがつかない、日常の怖さが伝わる一遍です。

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  • 【遠野物語】其の三七 狼 峠の攻防
    2025/04/03

    馬に荷物を運ばせる「駄賃稼ぎ」の者たちは、夜の山でしばしば怪異に遭遇しました。

    これは夜の山で野犬の群れに襲われた一団の物語。妖怪変化のたぐいとは異なる、生々しい死の恐怖が伝わる一遍です。

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