40分でわかるリチャード三世 -シェイクスピアシリーズ19-
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著者:
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ウィリアム・シェイクスピア
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大久保 ゆう
読み聞かせでもなく、サウンドドラマでもない。
オーディオブックならではの圧倒的な表現力。
誰もが知っている"はず"のシェイクスピア作品をダイジェストにして続々お届けします。
●解説
シェイクスピア初期の傑作で、稀代の悪党とされるリチャード三世が主人公。16世紀前半のマキャベリズムに影響を受けた専制君主を目指して、権謀術数に長けた人物が「目的のためなら手段を選ばず」権力欲を振り回す話。
この「リチャード三世」は、「ヘンリー六世」三部作に続く、シェイクスピア「第一・四部作(薔薇戦争もの)」の最後を飾る作品であるため、上演する際も組み合わせられることが多く、イギリスではバートン&ホール、映画ではローレンス・オリヴィエ、本邦でも木下順二が一連の劇を合成させており、本稿でも一部「ヘンリー六世」の筋書きや台詞を採り入れている。
なおシェイクスピア原典ではエドモンドが末子とされているが、クィーチ版では史実通りリチャードが末の子に修正されている。またリチャード三世は、史実ではこうした残虐な人物ではなかったという説もある。
●内容紹介
「おれか? ふん、おれはとんでもない醜男なのだ。だからこの世のお楽しみなど、あろうはずもない。せめて人を見下し、仰がせ、足蹴にするためには、ほら、王様の冠を手に入れる夢を持つよりほかに、おれに楽園などあるものか。生きる限りこの世は地獄、このみっともない体に栄誉を被るまではな。それこそ、イバラの森に迷ってもがくかのように、血まみれの斧を振るってでも道を切り開きたいさ。そうとも、おれは笑顔だって作れる、そうともさ、おれは微笑みながら人が殺せる、嘘泣きもできる、臨機応変に顔を変えつつ、人魚顔負けに水夫らを溺れ死に、バジリスクよろしく目で人も殺せるさ。カメレオン以上に千変万化、残虐ぶりにかけてはマキャベリも弟子にできる。で王冠は得られるか?いいとも、どれだけ遠くとも今にもぎとってやる。」
ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)
英国の劇作家・詩人。1592年~1612年ごろまで劇作家として活躍。四大悲劇「ハムレット」、「マクベス」、「オセロ」、「リア王」をはじめ、「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」、「夏の夜の夢」、「ジュリアス・シーザー」など多くの傑作を残す。
Arthur Thomas Quiller-Couch's HISTORICAL TALES FROM SHAKESPEARE: HENRY VI & RICHARD III
edited by Yu Okubo,
translated by Takeji Komatsu(c)2018 Pan Rolling
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