『菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る』のカバーアート

菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る

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菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る

著者: 碧野 圭
ナレーター: MIKUNI
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このコンテンツについて

「靖子先生、そういう謎を解くのが得意なんです。
いつも、ちょっとしたヒントから真実を見つけてくれるんです」
手を掛けたランチが評判の菜の花食堂を営む
靖子先生はいつも、とびきりの料理と謎の答えと、
明日へと進むためのヒントを手渡してくれる──。
好き嫌いがないはずの恋人が手作りのお弁当を嫌がるのはなぜ?
野菜の無人販売所の売上金が、月末に限って増えている理由は?
小さな食堂の料理教室を舞台に『書店ガール』の著者が描き出す、
あたたかくて美味しい大人気日常ミステリー、待望の第三弾!©2018 Kei Aono Published in Japan by DAIWASHOBO (P)2025 MEDIA DO Co.,Ltd.
大衆小説 現代文学
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自分のことを語らない靖子先生の人生の来し方がわかってきて、辛い経験をした人だからこそ、優しくなれるのだということを改めて感じました。
ゆうきさんの人生も大きく動き出しそうな予感がして、これからのお話も楽しみにしています。

菜の花食堂25周年

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

お料理の参考になるとこも多く、ストーリーはとても好きです。
でもナレーションの感情の込め方がねっとりしすぎていると言ったら言い過ぎだけど、特に先生や少しご年配の方が楽しい話し言葉が不自然に伸びるのが気になります。
もうすこしサラリとしていたらしぜんな会話になって聴きやすいのにと、残念に思います。

温かい気持ちで聴いていられるます

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先生のおっとりとした言葉と逆に鋭い推察がいい
事件があっても意外とあっさり解決するのも安心して聞いてられる

美味しいものを作れるってことは幸せになる方法を知ってるということだと思うの

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シリーズ第三弾。今回も小さな食堂を舞台に、料理と人間模様、そして日常の中に潜むささやかな謎が描かれる。靖子先生が差し出すのは美味しい料理だけではなく、その人が一歩前に進むためのヒント。重たくなりすぎず、事件があっても最後には安心して聴き終えることができる構成は、このシリーズならではの心地よさだと思う。

特に今作では、靖子先生自身の過去が少しずつ浮かび上がってくる。辛い経験を背負ってきたからこそ持てる優しさが、物語全体に深みを与えている。彼女の言葉や振る舞いの背景にある人生を知ることで、これまで以上に温かさが伝わってきた。登場人物の人生が大きく動き出しそうな予感もあり、続きへの期待が高まる。

気になった点を挙げるなら、ナレーションの一部で感情の込め方がやや重く、会話が不自然に聞こえる場面があったこと。特に年配キャラクターの口調が少し“ねっとり”とした印象で、もう少し自然な抑揚であれば耳にすっと入ったと思う。ただ、それを差し引いても作品全体の雰囲気を壊すほどではなく、むしろ語りのゆったり感として楽しめる人もいるだろう。

「美味しいものを作れるってことは、幸せになる方法を知っていること」。作中にあるこの考え方が象徴的で、温かい食卓の光景と人の心を結びつけている。シリーズを重ねるごとに登場人物への愛着が増し、今後の展開にも期待が持てる一冊だった。

人生の苦みと料理の温もりが溶け合う、安心して楽しめる日常ミステリー

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