聖書と音
現代の音・古代の音
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ナレーター:
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佐藤ゆう子
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著者:
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近藤 暹
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前半の音の残響の話は勉強になったし、古代の東西洋の生活習慣(狩猟か農耕か)によって残響のある音楽を好むか否かについて別れるという仮説は自分にとって目新しく面白い話でしたが、一方で西洋は狩猟民で洞窟生活してたので、暗い照明の室内を好み、東洋は明るいた田畑で農耕していたので、明るい室内を好むという仮説については個人的にはかなり疑問がある。谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」を引き合いに出すまでもなく、漆器や螺鈿などの美しい日本の伝統工芸が、明るくパキッとした現代のマンションよりも、古い日本家屋の仄暗さの中の方が輝くことは言うまでもない。
後半は聖書に登場する「音」についてのストレートな記述が多く、期待して文化人類学的な分析や、思想史的分析、あるいは筆者が「音の考古学」と述べたような分析が具体的に見当たらなかったのがやや残念だったポイント。
また、いくつかの場面で、例えば「ヨハネの黙示録の中での記述が、現代の⚪︎⚪︎(例えば戦車)を示唆しているようだ」と言った聖書の内容についての解釈や、神(十戒の場面で実際に神が登場したと筆者は書かれている)についての記述など、やや宗教的な面が強く、筆者自身がおそらくキリスト教徒なのではないかと推察されるが、本書は冒頭に「あくまでも科学的な側面からのアプローチであり、霊的にではない」とあったので、そのような記述に違和感があった。
最後にいくつかテクニカルなポイントを指摘しておきたい、
まずナレーションについて、情報では同一の方が読まれているとありましたが、同じ文の中でも何度も音声のツギハギがあり、非常に聴きにくいものでした。また、一部間の取り方や語尾の終わり方が合成音声っぽさ(siriのような)があり不思議なナレーションであった。
他のオーディブルではみられない現象だったため、本書が残響の違いによる効果や、人が僅かな音の違いについて聞き分ける力を述べられていたので、音声版製作者側が本書の内容について自己言及的な遊び心を入れたのではないかとも考えた。最後の15分がまだ未聴なので、最後に言及がもしあれば、またレビューをアップデートしたい。
二番目に一つ誤読、ないし原書での誤植の可能性がある言葉があった。
「トポロジー」を「トロポジー」と何度か誤って読まれていたため、修正をお願いしたい。
面白いテーマではあるがややスピ感あり、ナレーションがつぎはぎ。
問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。