『ベートーヴェンの生涯(こどものための聴く名作43)』のカバーアート

ベートーヴェンの生涯(こどものための聴く名作43)

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ベートーヴェンの生涯(こどものための聴く名作43)

著者: ロマン・ロラン
ナレーター: 三浦 翼
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このコンテンツについて

「正しくりっぱな行動をする人は、
不幸にもたえられるということを、
わたしは明らかにしたいと願っている。」

ベートーヴェン

一八一九年二月一日・ウィーン市庁にあてた手紙より


私がこの『ベートーヴェンの生涯』という本を書いたのは、今から25年前の1902年のことでした。悩み続けた慌ただしい生活が、ちょうど落ち着き始めたころです。

私は思い切ってパリから飛び出しました。そして、ベートーヴェンの思い出が残る場所をめぐる十日ほどの旅をしたのです。既にその時、ベートーヴェンはこの世にはいませんでした。
私にとってベートーヴェンは、子供の頃から心の友達でした。彼の音楽が、私をずっと支えてきてくれたのです。
その旅で、私は彼の親しい友人達にも会いました。音楽祭にも行って、彼の交響曲も聴きました。ライン川の畔では、私の心の中にいるベートーヴェンと二人きりで語り合いました。彼は私の思いや悩みを受け止めて、私を再びしっかりと立ち上がらせてくれたのです。
ベートーヴェンは、私の書いたばかりの小説『ジャン・クリストフ』を祝福してくれました。私は彼から大きな生きる力をもらって「感謝の歌」を歌いながらパリへと帰りました。その「感謝の歌」こそ、この本『ベートーヴェンの生涯』なのです。

私はベートーヴェンの音楽の研究のために、この本を書いたのでありません。この本は傷ついた魂から生まれた歌です。息が詰まったかのように苦しんでいた魂が再び息をして、立ち上がり、救ってくれた者に捧げる感謝の歌なのです。この本は、私からベートーヴェンへの感謝の思いと愛の証でした。

~序章より~

目次
序章 ~ 二十五年後の、この本の作者ロマン・ロランからの言葉~
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章©2025 Panrolling (P)2025 Panrolling
伝記 音楽

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ナレーション
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知らなかった背景が知れる。

ベートーヴェンと言えばだれもが知っている偉人です、曲もまた「運命」や「田園」など誰もが知っている名作。ですがその生まれた背景や思いについては知りませんでした。本作では抜粋も抜粋であるとは思いますがその背景のわずかでも知ることができて良かったです。ぜひシリーズとして他の偉人版も作っていただきたいと思いました。

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25年越しの贈り物──オーディブルで再会した、心を揺さぶる一冊

高校3年生の頃、家族が世話になった大学教授の家を訪ねた際、「読んでごらん」と渡された一冊の古びた文庫本。小ぶりで薄いその本は、なかなか読む気になれず、実家の本棚に25年間眠っていました。
今日、ふとしたきっかけでオーディブルでその本を見つけ、耳で読んでみることに。

孤独の中でも情熱を燃やし続け、反骨の精神で生きた彼の姿に胸を打たれました。200年以上も前の彼が生きた時代が、音声を通して生き生きと蘇り、その音楽が今も国や時代を超えて愛され続けていることに、ただただ感動。

あのとき本を手渡してくれた先生は、今はもういらっしゃらないでしょう。でもこの本を通して、これから社会に出ていく僕に「信じた道を進め」と静かに励ましてくれていたのだと、今になって感じました。

時間を超えて心に届いた一冊。人生の節目に、もう一度聴きたくなる作品です。

問題が発生しました。数分後にもう一度お試しください。

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