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なぜ男女格差はなくならないのか

講談社現代新書

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なぜ男女格差はなくならないのか

著者: 田中 世紀
ナレーター: 松田 修平
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日本社会に根強く残る男女間の賃金格差。

その背後にあったのは、「男性らしさ/女性らしさ」という呪縛だったーー。

● 妊娠・出産による「母親ペナルティ」だけでは説明できない格差

● 労働市場と恋愛市場の「ダブル・スタンダード」に苦しめられる女性たち

●「女性は数学ができない」という偏見が生む悪循環

● ミシュランの星つきレストランに女性シェフが少ない理由

● 〇〇専用車両は「差別的」な施策か? 優遇策の予期せぬ「副作用」

● 韓国、アメリカ、北欧まで……世界中で急増する「女性を憎む」男性

● 差別につながる「カテゴリー化」の罠

「今とは異なる境遇に、自分が生まれていたなら……。」

「あり得たかもしれない自分への想像力」に始まり、「今を生きる他者への想像力」に終わる、

性別をめぐる社会の理不尽に問いかける一冊。

世界的に起こっているマイノリティや女性の優遇策に対する「バックラッシュ」現象を考えるヒントにも。

本タイトルには付属資料・PDFが用意されています。ご購入後、PCサイトのライブラリー、またはアプリ上の「目次」からご確認ください。

©田中 世紀 (P)2026 Audible, Inc.
ジェンダー研究 女性学 社会科学

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Audible制作部より

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最も関連性の高い
まず総評としては微妙でした。

前半の、恋愛における優位性と仕事における優位性が男性はマッチしているが女性はマッチしていないという整理の仕方は面白かったです。

しかし全編通して説教臭く、男性の性差別が諸悪の根源であるという全体に通底した観念が感じられました。前置きでは、女性と男性、どちらに生まれるか分からない状況を想像して読んで欲しいと言う、ロールズの無知のヴェールを想起させるフェアな前提から始まるのに、本編では筆者自身が女性に肩入れし過ぎている。男性の生き辛さにはほとんど触れられません。と言うとフェアよりも平等が大事だと返されるのだろう。そんなに平等が大事ならご自身の学問的地位だって、どこかの女性が望んでも叶わなかったものかもしれないのだから譲って引退なさってはいかがか。筆者が学問的に成功しているのは筆者自身の努力よりも、筆者が男性だったことが大きいようだから。

私は女性も男性も社会を構成する両面なのだからある程度フェアに扱う必要があると考えます。女性は自らの意志で選択していると思っていても実際には社会の構造に制限されているというような文章があったが、そんなのは男性も同じだ。すべての自由意志は遡行的にしか見いだされない。

私は筆者が必死になって既得権益者=男性が性差別を止めなければならないと主張するのを見てある疑念を抱く。それは筆者が男性性しか信頼していないのではないかという疑いだ。男性は変わるべきだと主張すればするほど、逆説的に女性は無力で社会を変えられないということを示唆してしまわないか。君たち女性はそこにちょこんと座っててくれればいいよ、社会の問題は男性が解決するからねとでも言っているかのようではないか。社会課題の半分は女性の課題でもあるのにまるで蚊帳の外だ。女性が主体的に社会に関わり、その結果社会を変える力を持っていると信じるのなら女性にこそ変革を促すべきだ。女性にこそ語りかけるべきだ。なのに筆者は女性の課題についてまるで語らない。おそらく筆者は無意識に女性を差別している。

さらに言うと、女性と男性は違うというのはどんなに言葉を弄しても覆せない事実だ。男性は妊娠も授乳も出来ないし、同性のカップルも子をなせない。これは生物学的な事実だ。ゴチャゴチャ言うのは人工子宮や体細胞から精子、卵子を作る技術が生まれてからだ。〇〇君や〇〇ちゃんという言葉を消したところで世界から性別の違いは消えない。現実を見ないから保守からバカにされるんです。

また、これは筆者の問題ではなく社会学の問題かもしれないが、そもそも人が幸福であるかどうかを賃金でしか測れないのはダメでしょ、というのは手垢のついた批判だろうから反論を用意しておくべきだ。

以上のような感想を持ったので評価は渋めだが、基本的に女性の社会進出や格差是正には賛成なので評価☆3にした。

筆者はどうやら目覚めてる人らしいので、格差是正には賛成なのに積極的に活動しない人に「高見の見物層」とか「もやもや層」とか名前を付けて小バカにしてるようだが、冒頭にも述べた通り、本当に行動する気があるならご自身のポストを女性に譲ることを進言する。

筆者は男性、私も男性

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