検索キーワード： 制作 "(株)アールアールジェイ" ファンタジー

忘却城に眠る死者を呼び覚まし、蘇（よみがえ）らせる術で発展した亀珈（かめのかみかざり）王国。

人の記憶を取り出して他人にも理解できるように翻訳する技術が実用化された時代。その技術は特別な力を持ったインタープリタと呼ばれる人々によって実現されていた。

女は不安に眉を曇らせて窓辺にたたずんでいた。鈍い銀色に光る空の下を、翼手竜の群れが何かに追われるようなあわただしさで北方へと飛び去っていく―。

人気作家田中芳樹による心躍る波瀾万丈の冒険小説！

宮澤伊織による第6回創元ＳＦ短編賞受賞後第一作。深宇宙から地球へ飛来した、錯乱した意識生命体。彼らが憑依した人間は怪物的な能力を授かり、人類を殺戮しはじめた。

100メートルの巨大な鉄柱が支える小さな甲板の上に、“会社”は建っていた。語り手はそこで日々、異様な有機生命体を素材に商品を手作りする。雇用主である社長は“人間”と呼ばれる不定形の大型生物だ。

人を真なる道に導く、と予言されて生まれてきた白珠（はくじゆ）は、ある事件をきっかけに右目と宮城（きゆうじよう）内での地位を失い、世捨て人のような生活を送っていた。

大学の研究室に伝わる「開かずの会議室」に足を踏み入れた愛が出くわしたのは……喋る全自動ロボット掃除機！？故郷を追われたロボット掃除機と愛たちは、大学周辺に巣くう“ヤツら”との戦いに挑む！

浮上した聖都でヴァシュマールに黒き血の注入が開始され、洗脳された「千の守護者」はダマスタ軍殱滅のためにオズノ山麓に向かっている。

捨てたはずの故郷・ハバネ市に舞い戻った新聞記者の佐田は、正体不明の町の守り神〈コクテンさま〉のウワサを聞き、その正体を探り始める。一方、ヒーローに憧れる中学生の由太は、暇を持て余した放課後…

高校生の「わたし」は親友の「彼女」と監視カメラだらけの街を歩き、携帯端末の小さなレンズをかざして世界を切り取る。かつて「わたし」の母や、祖母や、曾祖母たちがしてきたのと同じように。

第1回創元ＳＦ短編賞佳作となった表題作をはじめ、「シキ零レイ零　ミドリ荘」、「母のいる島」、「おやすみラジオ」、「巨きなものの還る場所」の全5編を収録。

西風の王国「ゼピュロシア」は海からの偏西風の恩恵によって長らく栄えていた。だが、先王が猜疑心から兄弟を惨殺し、王家の歴史に血の禍根を残す。

若き野心にみちた科学者フルハタは、棺の中に目ざめてから、もう七日になる。

『あがり』の松崎有理が贈る青春ＳＦ。ＡＩの進歩が人間の仕事を奪う「技術的失業」が社会を席巻するなか、ついにぼくも職を失ってしまった。

第1回創元ＳＦ短編賞佳作・林芙美子賞受賞作家が贈る“怪獣”ＳＦ。自然現象のように“怪獣が降ってくる”現象が頻発するようになった日本。人々の間では出現した怪獣を持ち上げる競技が流行していた。

大型客船の船長を目指して海洋技術高等学校へ通う日向智也は、あこがれていた同学年のアイドル大隅花音に告白される。2人きりの夏休み旅行に誘われた日向は、旅行費用を稼ぐため契約書も読まずに高額報酬の…

『盤上の夜』の著者・宮内悠介の新機軸。旅人・友也（ゆうや）は、軌道エレベーターが聳える小さな島国を訪れ、この天に延びる塔を見はるかす〈ホテル・アースポート〉に投泊する。

中世ファンタジー世界で目覚めたトーリ。そこで生きる人々は皆、現代日本で死せる者達だった。これは異世界転生を否定する物語。

異界と現実世界との間に産する竜卵石は、主の気を受けて玉妖と呼ばれる精霊を宿す。中でも伝説的なのが、“難波コレクション”の七つの玉妖だ。