今日のテーマは「社内でポッドキャストを使いたいという意図が、なぜ伝わりにくいのか」です。社内で「ポッドキャストを始めてみませんか」と提案したときに返ってくる「それって、世界中に公開するんですか」という問いに、どう答えるか。纐纈は、音声を届ける相手を4つに分け、国内外の例を挙げながら、社員に声を届ける「聞く社内報」を提案する前に書き出しておく3つの問いをお話しします。
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▼このエピソードで話していること
・「ポッドキャスト」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、誰でも聴ける公開番組。オトナルと朝日新聞社が2026年2月に公表した調査では、日常的にポッドキャストを聴く人が使うプラットフォームの1位はYouTube、2位はSpotifyだった。纐纈自身もポッドキャストは一般に公開するための仕組みだと捉えており、社内での提案が「世界中に公開するんですか」と受け取られやすい理由もここにある
・音声を届ける相手は、不特定多数のリスナー、採用候補者、取引先や顧客、社員の4つに分けて考えられる。前の2つには一般公開の番組が合うことがあり、後の2つには聴ける人や掲載する場所を限った配信が合うことがある。今回から扱う「聞く社内報」は、4つ目の社員に向けた使い方
・公開番組と採用の例。クラシコムの「チャポンと行こう!」は2018年5月に始まり、2022年11月に累計再生回数が1,200万回を超えたと発表した。米国の Sounds Profitable が2023年10月に公表した調査では、18歳以上の米国人の40%が、好きなブランドや商品に関係するポッドキャストなら聴く可能性が高いと答えている。メルカリは採用サイトで「mercan.fm」を配信している
・職員に向けた音声の研究。2026年に、インドネシアの公的機関で職員研修にポッドキャストをどう使っているかを調べた研究が発表された。研究チームは338人に質問紙で調査し、20人にインタビューを行った。職員は、時間や場所を選ばずに聴けることを評価し、音声を政策への理解を深める手段として受け止めていた
・一般公開の番組と社内だけで聴く番組では、考えることが3つ変わる。何を話せるか、新しい回を社内ポータル・メール・チャット・朝礼などでどう知らせるか、成果をどう見るか。提案する前に、誰に聴いてもらいたいのか、何を知ってもらいたいのか、その内容が社外に出たときに取引先との関係や人事、個人情報、営業秘密の面で問題がないかを紙に書き出し、心配があれば聴ける人を限った配信にする方法がある
▼こんな方におすすめ
・社内報や社内の情報共有に、音声を取り入れたいと考えている広報・人事・総務の方
・社内で「ポッドキャストを始めませんか」と提案したものの、意図がうまく伝わらなかった方
・社外に公開する番組と、社員だけが聴く番組の違いを整理しておきたい方
・BtoBの会社で、音声を誰に向けて使うかを考えている経営者の方
▼番組概要
アストライド-Astride- 代表の纐纈智英が、当社のホームページに掲載しているナレッジ記事をもとに、企業がポッドキャストで発信するときの考え方と進め方をお話しする番組です。経営者の方が自社の番組を始めるかどうか判断するときに、必要な知識を1回ずつお届けします。
▼制作:アストライド-Astride-