『catalyst(カタリスト)-経営者とPodcastを繋ぐ触媒-』のカバーアート

catalyst(カタリスト)-経営者とPodcastを繋ぐ触媒-

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著者: アストライド-Astride-
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概要
アストライド-Astride- 代表の纐纈智英が、当社のホームページに掲載しているナレッジ記事をもとに、企業がポッドキャストで発信するときの考え方と進め方をお話しする番組です。経営者の方が自社の番組を始めるかどうか判断するときに、必要な知識を1回ずつお届けします。制作: アストライド-Astride- 社会科学
エピソード
  • #5 社内でポッドキャストを使いたい意図は、なぜ伝わりにくいのか ── 聞く社内報①
    2026/11/04

    今日のテーマは「社内でポッドキャストを使いたいという意図が、なぜ伝わりにくいのか」です。社内で「ポッドキャストを始めてみませんか」と提案したときに返ってくる「それって、世界中に公開するんですか」という問いに、どう答えるか。纐纈は、音声を届ける相手を4つに分け、国内外の例を挙げながら、社員に声を届ける「聞く社内報」を提案する前に書き出しておく3つの問いをお話しします。


    ▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください。(Googleフォーム)

    https://forms.gle/C5oxMkAGbfaFyyMW8


    ▼このエピソードで話していること

    ・「ポッドキャスト」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは、誰でも聴ける公開番組。オトナルと朝日新聞社が2026年2月に公表した調査では、日常的にポッドキャストを聴く人が使うプラットフォームの1位はYouTube、2位はSpotifyだった。纐纈自身もポッドキャストは一般に公開するための仕組みだと捉えており、社内での提案が「世界中に公開するんですか」と受け取られやすい理由もここにある

    ・音声を届ける相手は、不特定多数のリスナー、採用候補者、取引先や顧客、社員の4つに分けて考えられる。前の2つには一般公開の番組が合うことがあり、後の2つには聴ける人や掲載する場所を限った配信が合うことがある。今回から扱う「聞く社内報」は、4つ目の社員に向けた使い方

    ・公開番組と採用の例。クラシコムの「チャポンと行こう!」は2018年5月に始まり、2022年11月に累計再生回数が1,200万回を超えたと発表した。米国の Sounds Profitable が2023年10月に公表した調査では、18歳以上の米国人の40%が、好きなブランドや商品に関係するポッドキャストなら聴く可能性が高いと答えている。メルカリは採用サイトで「mercan.fm」を配信している

    ・職員に向けた音声の研究。2026年に、インドネシアの公的機関で職員研修にポッドキャストをどう使っているかを調べた研究が発表された。研究チームは338人に質問紙で調査し、20人にインタビューを行った。職員は、時間や場所を選ばずに聴けることを評価し、音声を政策への理解を深める手段として受け止めていた

    ・一般公開の番組と社内だけで聴く番組では、考えることが3つ変わる。何を話せるか、新しい回を社内ポータル・メール・チャット・朝礼などでどう知らせるか、成果をどう見るか。提案する前に、誰に聴いてもらいたいのか、何を知ってもらいたいのか、その内容が社外に出たときに取引先との関係や人事、個人情報、営業秘密の面で問題がないかを紙に書き出し、心配があれば聴ける人を限った配信にする方法がある


    ▼こんな方におすすめ

    ・社内報や社内の情報共有に、音声を取り入れたいと考えている広報・人事・総務の方

    ・社内で「ポッドキャストを始めませんか」と提案したものの、意図がうまく伝わらなかった方

    ・社外に公開する番組と、社員だけが聴く番組の違いを整理しておきたい方

    ・BtoBの会社で、音声を誰に向けて使うかを考えている経営者の方


    ▼番組概要

    アストライド-Astride- 代表の纐纈智英が、当社のホームページに掲載しているナレッジ記事をもとに、企業がポッドキャストで発信するときの考え方と進め方をお話しする番組です。経営者の方が自社の番組を始めるかどうか判断するときに、必要な知識を1回ずつお届けします。


    ▼制作:アストライド-Astride-

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    11 分
  • #4 対談は「今のお仕事」から聞き始める ── 現在・過去・これからの順番
    2026/10/28

    今日のテーマは「対談で質問する順番」です。纐纈は2018年から2023年までの5年間、毎週、経営者の方へのインタビュー映像を制作し、訪ねた会社は250社を超えます。その対談で纐纈は、いまのお仕事から聞き始め、過去へさかのぼって、最後にこれからの展望をうかがってきました。この順番を選んできた理由を、米国スミソニアン協会のアーカイブズが公開している聞き取りの手引きも交えてお話しします。


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    ▼このエピソードで話していること

    ・纐纈が経営者の方との対談で聞いてきた流れは、いまの事業のお話から始め、これまでの歩みといまの奮闘をうかがい、最後にこれからの展望へ進むもの。現在から過去へ、そしてこれからへという順番で、映像では1時間から2時間ほどの対談を10分から15分ほどにまとめていた

    ・いまの事業から聞き始める理由。経営者の方は、商談や採用の場、金融機関の方との面談で、ご自身の事業を普段から言葉にしている。対談の始まりは、相手の方が初対面の聞き手をはかっている時間でもあり、答えにくいことから聞くと言葉が慎重になる。スミソニアンの手引きも、最初は名前や生まれた場所のような答えやすい質問から始めるよう勧めている

    ・過去の話を2番目に置く理由。対談の最初に「創業のきっかけを教えてください」と聞くと、会社案内に書かれているような説明になることがある。いまの事業についてしばらく話していただいたあとで同じことを尋ねると、昔との違いが言葉になって出てくることがあり、「あの頃は、営業も自分ひとりでした」のような言葉が聞き手から細かく聞かなくてもこぼれてくる

    ・最後にこれからの話を置く理由。過去を振り返ったあとで「これから、どうしていきたいですか」と聞くと、これまでの経験とこれから目指すことをつなげながら話してくださることがある。その言葉は、あとで聞く人が会社や経営者の方を理解する手がかりになり、映像の終わりもつくりやすい。スミソニアンの手引きも、聞き取りの最後に、語ってきた経験を振り返ってもらう質問を置くよう勧めている

    ・アストライドのポッドキャストでの使い方。メインMCの方と纐纈の対談で進む回には、この流れは当てはまらない。ゲストを迎えることの多い「ガンジス川でスクロール」では、1か月を通して出演していただくマンスリーゲストの方に、人となりやキャリアからうかがい、最後にこれからのことをうかがう形で取り入れることがある。社内で対談を企画するなら、最初の質問を「今、どんなお仕事をされていますか」にしてみてほしい


    ▼こんな方におすすめ

    ・社内報や採用ページのために、経営者や社員への対談やインタビューを企画している方

    ・インタビューの質問は用意しているものの、聞く順番までは決めていない方

    ・創業の経緯を尋ねると、会社案内と同じ答えが返ってくると感じている方

    ・経営者の言葉を、映像やポッドキャストで残したいと考えている方


    ▼番組概要

    アストライド-Astride- 代表の纐纈智英が、当社のホームページに掲載しているナレッジ記事をもとに、企業がポッドキャストで発信するときの考え方と進め方をお話しする番組です。経営者の方が自社の番組を始めるかどうか判断するときに、必要な知識を1回ずつお届けします。


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    7 分
  • #3 取材先を調べ込みすぎると、相手の答えを先回りしてしまう ── 下調べをどう使うか
    2026/10/21

    今日のテーマは「取材前の下調べ」です。纐纈は2018年から2023年までの5年間、毎週、経営者の方にお話をうかがう映像を制作し、取材の前には会社や業界、地域での成り立ちをできる限り調べ込んでから当日を迎えていました。下調べは質問を浅くしないためのものですが、調べすぎると、聞き手が相手の答えを先回りしてしまうことがあります。下調べをどう使えば、ご本人の言葉を聞けるのかをお話しする回です。


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    ▼このエピソードで話していること

    ・取材の前に、会社のこと、業界のこと、地域での成り立ちを調べ込み、話の構造を頭の中でまとめてから当日を迎えていた理由。業界を知らないままでは質問が浅くなり、専門用語や技術の話ばかりでは、初めてその会社を知る人がついていけない。広い話と具体的な話を行き来するために、事前の準備がある

    ・調べ込んだことがあだになり、質問の意図を匂わせすぎていた、始めた頃の経験。たとえば「創業の頃は、資金繰りでご苦労されたとうかがっています」という聞き方には、すでに答えが入っている。答えの方向を聞き手が決めると、相手の方はそれを感じ取り、聞き手に合わせて話してくださることがある

    ・質問に使う動詞を変えるだけで答えが変わった、1974年のエリザベス・ロフタスとジョン・パーマーの実験。「激突した」と聞かれた人は、「接触した」と聞かれた人より車の速度を高く見積もり、1週間後には映像になかった割れたガラスを「見た」と答える人も増えた。人の記憶や経験を聞き取るオーラルヒストリーの分野でも、答えを誘導する質問は避けるべきだとされている

    ・調べて知っていることでも、最初はご本人の言葉で「私たちは、こういう会社です」と話していただく理由。事前の理解とご本人の語りが違うとき、次の質問が見えてくる。雑誌の記事なら記者があとから背景を補えるが、映像やポッドキャストでは収録された会話そのものが届くため、その方がどんな人で、どんな会社なのかを会話の中で伝える必要がある

    ・従業員の数を聞いても、視聴者の心はほとんど動かない。事業が発展した先の結果の数字だからで、映像なら社屋の映像、ポッドキャストなら事業の内容や店舗の数から、会社の大きさは見えてくる。取材を重ねるなかで、相手の言葉を聞きながらその場で次の質問を変え、事業の裏側にある動機や迷いや哲学を真摯にうかがう聞き方に変わっていったこと


    ▼こんな方におすすめ

    ・社内報や採用ページのために、経営者や社員への取材を企画している方

    ・取材の前に、相手のことをどこまで調べればよいか迷っている方

    ・事前に調べた内容を、質問でどう使えばよいか知りたい方

    ・映像やポッドキャストで、初めて聴く人にも伝わる対談をつくりたい方


    ▼番組概要

    アストライド-Astride- 代表の纐纈智英が、当社のホームページに掲載しているナレッジ記事をもとに、企業がポッドキャストで発信するときの考え方と進め方をお話しする番組です。経営者の方が自社の番組を始めるかどうか判断するときに、必要な知識を1回ずつお届けします。


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    8 分
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