エピソード

  • サヘルカレンダーより:海辺のボードゲーム
    2025/06/06

    今回は月一回恒例の『緑のサヘルカレンダー』から6月号の写真を話題に。セネガルのジョアールという町の写真なのだけど、、chat GPTで検索すると、


    クリスチャンの多い町、美しい海岸、白い墓標、お墓の向こうにバオバブの木、、、

    そういうイメージが多くヒットした。


    そこからの、カレンダーのこの写真。

    砂浜で少年たちが砂をボードに見立ててボードゲームに興じている。


    ここでも、

    あるもので代用する精神はしっかり根付いていて、

    『おれ、石な。お前、貝な』という感じで、

    ゲームのコマも現地調達。


    この話は何度も出ているが、

    小松義夫さんのサヘルカレンダーの写真は、

    『ここ(場所)といえば、これ(象徴的なもの、著名なもの)だよね!』という、わかりやすい被写体がない。

    そっとそこにいて、写真が主張し過ぎない。


    そういう余白があって、

    見る人がそれぞれにカレンダーと関わる、そんな写真。

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    15 分
  • Komiのマリ通信🇲🇱ロストバゲージにはじまり、トイレで終わる
    2025/05/30

    今回のマリ滞在から帰国した際に、

    成田空港でロストバゲージに遭ったという話からはじまり、

    アフリカ伝統楽器(特に弦楽器)の運搬に関するトラブルの話に及ぶ。


    アフリカの伝統楽器は、

    その素材が天然のものであるがゆえに、

    手作り楽器でしょ?と、民芸品的なニュアンスで捉えられたりする。(もちろん言葉ではそんなことは言わないのだけど)

    もしも、担当職員がそんな素振りを見せた日には、

    誇り高き彼らは黙ってない。


    そして彼らの巧みな交渉術から近江商人の話にまでとび、

    さらに彼らが併せ持つ『あるもので代用するサバイバル能力』についても、私たち日本人が取り入れるべきヒントが散りばめられている。


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    32 分
  • Komiのマリ通信🇲🇱カラニシコフと音楽事情が語る『マリのいま』
    2025/05/23

    先日マリに帰省していたKomiが見た『マリのいま』。

    Bamakoの街のいたるところで、武装した国軍兵士たちを見かける。

    以前は、兵士といっても、もっとのんびりした雰囲気で、

    手に持ってる銃も、カラニシコフの古めかしいもので、

    スコッチ(ガムテープみたいなの)で補修して使ってるような年季の入ったものだった。


    今は、銃もピカピカして新品感が漂い、

    兵士たちの士気も高く、

    緊張感とともに『俺たちが国を守ってるんだ』という自覚が滲み出ている感じ。


    もう一つは、音楽について。

    伝統音楽が演奏されるのを見る機会が減ってきているのと同時に、

    若者の伝統音楽離れが顕著。

    そんなこんな、移りゆく『マリのいま』をお届け。

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    31 分
  • それは、長〜い物語:カリテの実がカリテバターになるまで。
    2025/05/15

    4月、5月はカリテ(英語でシア)の実が

    食べ頃の季節。

    マリでは子供たちはカリテの実をたくさん集め、周りの果肉を食べ集め、

    やがてまとまった量の、中の種を割って、カリテバターを採取するそう。


    少しずつ貯めておいた硬い種から、

    カリテバターの原料を取り出し、

    いざ製造工程に入っていく。

    それがまた、

    大変な重労働なのだ。

    やはりここでも大活躍なのは女性、お母さんたち。


    このエピソードを聴き終わる頃には、

    カリテバターに対して、「こんなに貴重で、こんなに大変な作業だったんだ、、」と感嘆するはず。


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    25 分
  • 生活の中の楽しみ〜西アフリカ地酒事情
    2025/05/09

    ギニア🇬🇳ではパームワイン(やし酒)はポピュラーで、

    地元の人たちにも人気。ホームメイドであちこちで見かけるし、気軽に買える庶民の飲み物だ。


    発酵させてるので、ちょっとした造り手のさじ加減や、鮮度(発酵の進み具合)によっても味は変わってくるのだろう。


    また、ブルキナファソ🇧🇫やマリ🇲🇱でも、地ビールと呼ばれる穀物ビールがあり、ドゴン族の地域ではドゴンビールというのもあるらしい。


    一日の終わりに、飲みに行く地ビールは、彼らの生活の中の楽しみのひとつとなっている。

    普通の生活で負担にならない値段で買えるそうだ。


    ムスリムの多い国で、アルコールは飲まないとされつつも、それより昔から親しんできた美味しい飲み物として、現存するということなのだろうか。


    そもそもアルコールに分類されない、ただの発酵ドリンクという程度の認識なのかもしれない、、、


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    24 分
  • サヘルカレンダーより:整然と美しいボボデュラッソの街
    2025/05/02

    今回は緑のサヘルカレンダー、5月の写真より。


    道路を走るバスと3輪オートバイ。

    その写真から伝わってくるのは、

    ゴミの落ちてない道路、

    ヒトやモノでごった返してない街、

    バスの屋根に乗ってる荷物も、積載量かなり余力を残し、整然と積まれている。


    そう、すべてが整然とした印象なのだ。

    同じ西アフリカでも、この違いはなんだろう、、、

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    15 分
  • 塩を追いかけて(最終話)
    2025/04/25

    人はなぜ、塩に惹かれるのか。生命を支える結晶・塩をめぐって、10年以上ギニアの海辺に通い続けた社会学者・中川千草さんの物語。

    海、女たち、そして生きるということ。

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    32 分
  • 塩を追いかけてvol.2
    2025/04/18

    人はなぜ、塩に惹かれるのか。命を支える結晶・塩をめぐって、10年以上ギニアの海辺に通い続けた社会学者・中川千草さんの物語。海、女たち、そして生きるということ。


    今回は、塩の交易ルートに迫ります。

    ・エボラ流行時の意外な発見。

    ・重労働なのに、女性の仕事?

    ・今ギニアはいろいろ変化の時。その影響は、物流や製品にも及ぶだろう。

    ・ロマンのある研究がしたい‼︎

    ・塩のもうひとつの側面=呪術にも関係する

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    28 分