エピソード

  • #121 及川美紀さん対談 〜第2回 〜馬に照らし出される哲学〜
    2025/10/06

    先週に引き続き、前ポーラ社長の及川美紀さんお招きしての対談をお送りします。


    はじめて体験したホースローグで「チームを作るとは何か」について考えさせられた及川さん。このプログラムは誰と一緒に行くかが大切だと感じ、今年、10名のナタタル女性リーダーを集めて再び牧場へいらっしゃいました。


    今週語るのは、この10名と体験した、静的なプログラムでの体験です。


    「馬に自由に触れ、”馬と一体になった”と感じたら戻ってきてください」


    そんなシンプルなお題を渡された面々が、交代で5分程度、馬との時間を過ごす。残りのメンバーはその様子を、言葉を発することなく見つめ続ける。終了後、怒涛の自己開示が始まる。


    及川さんはこの時の体験を「没入と表現が入り混じる、独特の時間」「わずか5分程度の時間にその人の哲学が伝わってきた」と振り返ります。


    ぜひお聞きください。


    出演

    小日向素子

    株式会社COAS

    https://naturedialogue.com/


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    18 分
  • #120 及川美紀さん対談 〜第1回 「主観まみれの私」への衝撃〜
    2025/09/29

    Podcast「馬から学ぶリーダーシップ」。今週からは、前ポーラ社長の及川美紀さんお招きしての対談をお送りします。


    2年連続でホースローグを受講された及川さんは、機会あるたびに、「馬とのあの時間ことで、新たに気づいたことがあるんだけど・・・」と声をかけてくださいます。プログラムでの出来事を日々内省され続ける、考え続ける、その姿がとーっても素敵✨


    そんな及川さんと、第一回目では弊社小日向の出会いや、1回目のホースローグ初日に行った「事実と主観を切り分けるプログラム」での気づきについて語ります。


    「ホースローグは、自分が映し出される強烈な体験だった」「年齢やポジション関係なく、どんな立場の人でも気づきが得られるものだと思う」


    熱のこもった及川さんのお話、全4回続きます。ぜひお聞きください♪ 


    出演

    小日向素子

    株式会社COAS

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    16 分
  • #119 私は本気で野生動物と向き合っているか (3/3)
    2025/09/22

    自然界と人間界の境界(ゾーン)にあるこの牧場で、私たちCOASは野生の動物とどう付き合っていくのか?小日向とキツネの間に起きたエピソード(第1回)、今問題となっている熊と人間の話(第2回)に続き、今週は、人と野生の境で生きる家族を描いたドラマ「北の国から」のシーンを題材に、「動物と真剣に向き合っている人たち」のありように思いを馳せます。


    そして、「現代社会は、自然と人間の世界を断絶させ、”人間だけで住む”暮らしに寄りすぎているのではないか?」。そんな問題提起とともに、野生と人間の境界を丁寧に意識し、創っていくことが必要だと語る小日向。COAS(コース)としても、まずは馬との暮らし方から見つめ直し、改善すべきを改善しなければと心新たにします。


    ぜひお聞きください。


    出演

    小日向素子

    株式会社COAS

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    14 分
  • #118 私は本気で野生動物と向き合っているか (2/3)
    2025/09/15

    自然界と人間界の境界(ゾーン)にあるこの牧場で、私たちCOASは野生の動物とどう付き合っていくのか?


    今、このことが本当に問われていると自覚しながら、先週に引き続き、野生動物と人間について考えます。


    今週は、3冊の本をご紹介。


    怪物のような熊を作ったのは一体誰かを問う、『異形のヒグマ』(山森英輔)。1978年の作品でありながら現代に通ずる『ぼくはくまのままでいたかったのに』 (イエルク・シュタイナー)。そして、今現在の熊と人間の関係の縮図ともとれる『なめとこ山の熊』(宮沢賢治)。


    人間の方が自然よりも上であるという思想。人間が自然をコントロールできるという思い込み。そして、自然の犠牲の上に成り立つ経済や暮らし。


    このような人間のありようが今の熊の問題を招いてはいないでしょうか?


    小日向は、この状態を打破するには、人間側の感覚が変わるしかないと言います。


    小日向自身、都会で暮らしていた頃は、「熊がかわいそう」「でも私はなにもできないから見ない」と目を逸らし続けていたと言います。しかし、人と自然の境にあるこの牧場で暮らし、感覚が変わってきた今、熊の問題について、本気で、感覚的に向き合う自分がいると言います。


    一人でも多くの人が、自然とのつながりを取り戻し、感覚が変わり、そのことで感じ方が変わり、行動が変われば・・・。


    ぜひお聞きください。


    出演

    小日向素子

    株式会社COAS

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    17 分
  • #117 私は本気で野生動物と向き合っているか (1/3)
    2025/09/08

    今週からは、小日向とあるキツネとのエピソードをもとに、「私と野生動物」の関係性を扱います。


    COASの牧場は、「人間の街」と「野生」の境界=里山に位置しています。この牧場で暮らす小日向は、春先から近くに住み始めたキツネ一家を、毎日見守っていました。しかしある日、そのうちの1匹と思われる子ギツネが、何かを訴えるようにしきりになき続けて・・・。


    その時にとった自身の行動について、小日向は、「凡庸な悪(ハンナ・アーレントの言葉の引用)だったのではないか」と内省します。


    野生動物には関わってはいけない。助けてはいけない。食べるものも絶対に与えてはいけない。


    このような世間一般のルールは、はたして、里山に住む自分、さらにはキツネ親子のことを知っていた自分に、問答無用で当てはまるのか。時には、ルールを超えて自分の感覚に従い、真剣に目の前の命と向き合ってもいいのではないか。


    この問いは、経営者が置かれる状況に近い。答えのない問いに向き合うとき、つい、誰かの判断基準をかりて「それらしい」判断をする。批判されない方を選ぶ。


    そんな状態が、キツネと向き合っていた自分に起きていたのではないか。


    この問いは、今起きている「熊と人間」さらには「自然界と人間」の関係性の問題にもつながってきます。


    ぜひお聞きください。

    出演

    小日向素子

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    18 分
  • #116 プロフェッショナルのジレンマ -NRI松下東子さん対談-(4/4)
    2025/09/01

    野村総合研究所(NRI)のコンサルタント、松下東さんとの対談、いよいよ最終回です。

    今回は、「夜の図書館」プログラムという室内セッションで得た、東子さんの深い内省と気づきに焦点を当てます。

    松下さんが選んだのは、かつて「心がざわざわして、もう読みたくない」と感じた『ブレイブ』グレゴリー・マクドナルド著(新潮文庫 1998)という書籍。

    当初は、この本とリーダーシップの学びがどう繋がるのか分からなかったそうですが、小日向との対話や再読を通じて、「自分が何に嫌悪感を抱いていたのか」という本質にたどり着いたと語ります。

    さらに、小日向から紹介された『ケアの本質』ミルトン・メイヤロフ著(ゆみる出版 1987年)という本の一節から、「ケアとは、相手の自律的な成長を助けるものであり、単に相手の望みを叶えることとは異なる」という学びを得ます。この気づきは、以前の目隠しのプログラムで露呈した「過剰なケア」や「メンバーの成長を阻害するリーダーシップスタイル」というご本人の課題と繋がり、彼女のリーダーシップ観を大きく揺さぶりました。

    ぜひお聞きください。

    出演:小日向素子(株式会社COAS Founder/Owner)


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    13 分
  • #115 プロフェッショナルのジレンマ -NRI松下東子さん対談-(3/4)
    2025/08/25

    前回、前々回から続く、野村総合研究所(NRI)のコンサルタント、松下東子さんとの対談。3回目となる今回は、東子さんがホースローグで体験した、ある馬との対峙に焦点を当てます。

    松下さんが「一番苦手だった」と語る馬、アンバー(ジョイ)。その馬を、丸馬場で自分の思うように走らせるプログラムで、東子さんは見えない壁にぶつかりました。

    「絶対できない」と感じ、途方に暮れたまま、一度は丸馬場の外に出てきた東子さん。ファシリテーターと長い時間対話を重ねながら、徐々に、自分自身の主観・思い込み、向き合っている壁の意味について、感じ方が変わってきたといいます。

    威嚇してくるように見えた馬の行動も、実は、「自分の主観」が作り出した「危機」だったのかもしれない――。

    再び丸馬場へと戻っていった東子さんは、これまでと違う「働きかけ方」に挑戦し、新しい気づきを得るに至ります。

    ぜひお聞きください。


    出演:小日向素子(株式会社COAS Founder/Owner)


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  • #114プロフェッショナルのジレンマ-NRI松下東子さん対談-(2/4)
    2025/08/18

    野村総合研究所(NRI)のコンサルタント 松下東子さんとの対談、第2回目。今週は、ホースローグの中で特に印象的だった、「上司役の自分が、目隠しをして馬のリードを持つパートナーをゴールまで導く」というプログラムについて、語っていただきます。

    初回、パートナー役から受けたフィードバックが、自分自身の「クライアント優先で部下の成長を阻害しているのでは?」という長年の悩みに深く刺さるものだったいう東子さん。その後、「もう1回やってみていいですか?」と、何度もこのプログラムに挑戦され、その回数なんと・・・!?

    「手を出した方が早い」というプロフェッショナルとしてのジレンマを抱えながらも、対話を通じてメンバーの自律を促すスタイルへと変化しようとする、東子さんのリアルな葛藤と気づき、学びのお話です。

    ぜひお聞きください。


    出演:小日向素子(株式会社COAS Founder/Owner)


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    15 分