エピソード

  • 英語上級者の半数以上が英語の「伸ばす音」を間違えている
    2025/11/05
    Q.「Patternの発音、どの音を伸ばす?」Patern実はこの回答、何と51%が間違っていました。これはいかんと思ったので、今回、この英語の「伸ばす音」について詳しく解説します!Today we'll be focusing on how to pronounce stressed syllables, so that you’ll be able to clearly express what you really mean.ストレスは「伸ばす音」はい、今から皆さんが大きく勘違いしているところを言います。もうストレスやアクセントは「強調」と思わないでください!今日から「ストレスは一番伸ばす音」と言う風に覚え直してください。Patternの発音は、Paを強く言って「Pa terrrrrn」じゃなく、Paを伸ばして「Paaaa trn」ですColorの発音は、Coを強く言って「Kuh lerrrrrr」じゃなく、Coを伸ばして「Kuhhhhh lr」ですちょっと大袈裟にやってますが、しかしこれが英語のストレスの発音のコツです。Color patternsは、「タター・タターン」ってリズムじゃなく「タータ・タータ」ってリズムです。Lures with a lot of different color patternsだったら、/Loooo rz witha Lahhhh dv Deeee fren Kuhhhh lr Paaaaa tnz/ってリズムになります。はい、本日もご視聴ありがとうございました!っていう位、もう話は完結してしまったんですけど(笑)上級者でも発音は無知この発音の基礎中の基礎となる「ストレス」に関して、英語上級者の半数ほどが勘違いしていると言う事実。どう受け止めますか?というのも、このチャンネルの視聴者層ってかなりレベル高めなんですね。海外在住の日本人や、仕事で英語を使っている人などが多いみたいです。でも「ストレス」が「伸ばす音」だってことは、誰も教えてくれないわけです。ストレスはあくまで「強勢・強調」であり、それは音を「強く」発音することだと誰もが解釈するわけですから。もちろん学校でもそう教えます。「強く」発音するのだと。しかし実際の英語を聞くと、そうじゃない事がわかります。誰も「Kuh lerrr - Pa terrrnz」のように発音していないわけですから。ほぼ例外なく、ストレス音節を一番長く発音していることは確かです。そして、発音を教える時も、「強く」ではなく、「長く」という風に説明すると、より発音が自然になっていきます。ネイティブ的には、そこにリズム的なアクセントを置いて話している感覚だけみたいで、特に伸ばすという意識はないようですが、私たち日本人からすると明らかにストレス音節を「伸ばして」いるのです。音楽的に説明すると「だかだかだかだか」という同じ長さの音を並べるのではなく、「ダーカダッカ・ダーカダッカ」というふうに少しスウィングする感じです。アメリカ英語は特にそうです。ストレス音節とは?ではここまでの説明に度々登場した「ストレス」や「音節」というワードをもう少し詳しく説明します。要するに英語を話す時に「どういった単語のどの部分にストレスを置くのか?」という話です。音節(シラブル)って何?検索するとだいたいこんな感じの答えが得られます。「母音を一つ含む音のかたまり」でもこれじゃピンときませんよね?この説明で理解できるのは、英語の先生、音楽の先生、英語マニアくらいだと思います。例えば日本語を一語一句はっきり発音してみてください。「はっ・き・り・は・つ・おん・し・ま・しょう」この一つ一つの音が音節です。Pattern だと /pa-tern/ という2音節となりColor だと /kuh ler/ という2音節で発音されますそれぞれ1つずつ母音を含んでいますよね。ではこのフレーズを一語一句はっきり発音してみましょう。There’re a lot of different color patterns./their uh laht ahv di fer run kuh ler pa ternz/これが音節単位の発音です。ちなみに、different は /di frent/ と2音節で発音されることも多い単語です。There’reも/their ar/と発音すると2音節できるし、1音節に省略して/their/となったりもします。このように単語も省略されたりして音節が少なくなることもあります。次に「ストレス音節」というワードですが、これは文中でアクセントを置く「音節」のことです。英語でいうと「stressed syllable」です。これが一般的に使われているワードです。これは「内容語」と呼ばれる要するに、意味を持つ単語におかれます。There’re a ...
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    14 分
  • ボソボソ話すネイティブ英語が聞き取れない!攻略法教えます
    2025/10/29
    予行演習Hi. How’er you doing?Step 1: /hai, haur yoo doo ing/Step 2: /hai, haur yoo doo ing/Step 3: Hi. How’er you doing?実践発音ドリルでは、練習シーンのフレーズを一つずつ練習しましょう。練習フレーズ 1/8 Well, Skyler will be very happy to hear that you’re feeling better, 「君が良くなってる事を聞いてスカイラー(妻)も安心するよ」Step 1: シラブル発音(全て同じ長さで音をつなぐ)Well, Skyler will be very happy to hear /wol skai ler wul bi ve ri ha pee tu heer/that you’re feeling better, /tha dyur fee ling be der/Step 2: ストレスをはっきりさせるWell, Skyler will be very happy to hear /wol skai ler wul bi ve ri ha pee tu heer/that you’re feeling better, /tha dyur fee ling be der/Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音Well, Skyler will be very happy to hearthat you’re feeling better,練習フレーズ 2/8 which reminds me I better get back to it 「なんでそろそろ戻らなきゃ」Step 1: シラブル発音(全て同じ長さで音をつなぐ)which reminds me I better get back to it /wich ri mainz mi ai be der geh bak too it/Step 2: ストレスをはっきりさせるwhich reminds me I better get back to it /wich ri mainz mi ai be der geh bak too it/Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音which reminds me I better get back to it練習フレーズ 3/8 (If) there’s anything I can do… Feel better. 「何かできることがあれば言って」「安心したよ」Step 1: シラブル発音there’s anything I can do… Feel better. /thirz e ni thing ai kan doo/ /feel be der/Step 2: ストレスをはっきりさせるthere’s anything I can do… Feel better. /thirz e ni thing ai kan doo/ /feel be der/Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音(If) there’s anything I can do… Feel better.練習フレーズ 4/8 You know, you’re going to laugh, but I have to ask you about this 「そういや、おかしな話だが、聞いときたい事があるんだ」Step 1: シラブル発音(全て同じ長さで音をつなぐ)You know, you’re going to laugh, /yu nou, yer go na laf/but I have to ask you about this /buh dai hav tu as kyua bau this/Step 2: ストレスをはっきりさせるYou know, you’re going to laugh, /yu nou, yer go na laf/but I have to ask you about this /buh dai hav tu as kyua baut this/Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音You know, you’re going to laugh,but I have to ask you about this練習フレーズ 5/8 Believe it or not, I found this on my car. 「おかしな話だが、これが俺の車に付いてたんだ」Step 1: シラブル発音(全て同じ長さで音をつなぐ)Believe it or not, /bi lee vi dor nah(t)/I found this on my car. /ai faun this on mai kar/Step 2: ストレスをはっきりさせるBelieve it or not, /bi lee vi dor nah(t)/I found this on my car. /ai faun this on mai kar/Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音Believe it or not, I found this on my car.練習フレーズ 6/8 I mean, it looks just like the GPS tracker that we used on Gus Fring, doesn’t it? 「これってGPSトラッカーだよね。ガス・フリングの追跡に使った。」Step 1: シラブル発音(全て同じ長さで音をつなぐ)I mean, it looks just like the GPS tracker /ai meen, ih looks jus lai(k) thuh Gee Pee Es tra ker/that we used on Gus Fring, doesn’t it? /tha wi yooz dun Gus Fring duz nih?/Step 2: ストレスをはっきりさせるI mean, it looks just like the GPS tracker /ai meen, ih looks jus lai(k) thuh Gee Pee Es tra ker/that we used on Gus Fring, doesn’t it? /tha wi yooz dun Gus Fring duz nih?/Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音I mean, it looks just like the GPS trackerthat we used on Gus Fring, doesn’t it?練習フレーズ 7/8 Back when we were tracking him, just the two of us? 「二人で彼を追ってた時の」Step 1: シラブル発音(全て同じ長さで音をつなぐ)Back when we were tracking him, /bak wen wer tra king im/just the two of us? /jus thuh too uh vus?/Step 2: ストレスをはっきりさせるBack when we were tracking him, /bak wen wer tra king im/just the two of us? /jus thuh too uh vus?/Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音Back when we were tracking him,just the two of us?練習フレーズ 8/8 You wouldn’t know anything about this, would you, Hank? 「ハンク、これに心当たりないよね」Step 1: シラブル発音(全て同じ長さで音をつなぐ)You wouldn’t know anything about this, /yoo wu dun nou e ni thing uh bau(t) this/would you, Hank? /wu juh, Hank?/Step 2: ストレスをはっきりさせるYou wouldn’t know anything about this, /yoo wu dun nou e ni thing uh bau(t) this/would you, Hank? /wu juh, Hank?/Step 3: ストレスを中心にフレーズ全体を発音You wouldn’t know anything about this,...
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    21 分
  • 45歳の「普通のおじさん」が趣味で英語ペラペラに!今日から始める3年間のリアルな英語習得ロードマップ
    2025/10/21
    「英語が話せたら、もっと世界が広がるんだろうなぁ…」仕事や家庭が落ち着き、ふと自分の時間を見つめ直したとき、漠然とそんな風に思ったことはありませんか?この記事は、まさにそんな「普通」のあなたのために書きました。今回は、YouTubeチャンネルの視聴者データを元に具現化した、ごく普通の45歳男性「神戸のKさん」をモデルに、彼がどうやって英語を習得していくのか、そのリアルな道のり(ロードマップ)を具体的にお示しします。あなたも共感?「普通のおじさん」の英語に対する心の声まずは、多くの人が抱えているであろう「心の声」と、それに対する私の愛あるツッコミから見ていきましょう。心の声: 「英語が上手い人って、なんであんなにスラスラ話せるんやろ?」ツッコミ: (そりゃ大体が帰国子女か、人生を英語に捧げた“英語オタク”がYouTubeやってますからねw)心の声: 「ぺらぺらぺら〜って、ようあんなに話すことがあるなーって正直思うわ」ツッコミ: (あれは話すことが事前に決まっているからですw)心の声: 「でも、どうやってあんなに話せるようになったん?」ツッコミ: (あいつら口から生まれてきてるんですよw)心の声: 「でも、あれだけ話せたらさぞ気持ちええやろなー!」ツッコミ: (正直、日本国内だと優越感しかないですねw それくらい日本ではまだまだ英語が話せること自体に特別感があるんですよね)心の声: 「YouTubeで色んな人が色んなこと言うてるけど、結局どれをやったらええか分からんのよなー」ツッコミ: (勉強法が色々ありすぎて複雑になってきてますよね。ほんまは**『ひたすら真似て、それを使う』**、以上!なんですけどね)心の声: 「とにかく、いっぱい話したほうがええってのはわかるんやけど、特に話したいこともいつもあるわけじゃないんよなー」ツッコミ: (全く同意!そもそも日本人って、外国人みたいに四六時中おしゃべりする文化じゃないですもんね)どうでしょう?一つくらいは「わかるわー」と感じたのではないでしょうか。 では、そんなKさんが目指すゴールはどんなものでしょうか。希望(控えめ): 日本に来ている外国人相手に、普通に会話が成り立つレベルになりたいなぁ。→ 1年あれば十分可能です! 発音を鍛えて、普段使いの言い回しを少し覚えれば「お、この日本人やるな!」ってレベルになれます。希望(欲張り): 海外相手に普通に仕事ができるレベルになりたい。釣具の輸出販売とか結構需要あるし。→ これには3年くらい見ておきましょう。 英語のYouTubeを観て、ほぼ言っていることが分かるレベルになれば心配ありません。【ペルソナ紹介】あなたの分身?「神戸のKさん」のスペック今回の主役である「神戸のKさん」は、まさに視聴者層の平均値を具現化した人物です。名前: Kさん年齢: 45歳 男性居住地: 神戸市(地方都市郊外の一戸建て)職業: 自営業(学習塾を経営し、講師を2人雇用)英語レベル: 英検2級程度(ごく普通の高卒レベル)収入: 年収1000万円家族構成: 妻と子供3人の5人暮らし+犬1匹時間の使い方:自営業なので時間の融通は利きやすい朝夕の犬の散歩が癒やしの時間趣味は釣り(平日の空いた時間に)土日は基本的に家族サービスそんなKさんの英語学習における「条件」をまとめると、こうなります。意志: 「話せたら世界が広がるやろなー」という漠然とした希望。まだ強い覚悟はない。現状: 何から手をつけていいか分からず、まだ何も始めていない。お金: 子供3人の教育費が大変。おっさんの自己投資に回す余裕はあまりない。(でも釣具には結構使ってるw)時間: 土日以外なら、やると決めれば時間は結構作れそう。知識: 学習塾を経営していることもあり、平均的な中学・高校レベルの知識はある。武器: 「釣り」という夢中になれる趣味がある!さあ、この条件でKさんが3年後に目標を達成するための、超具体的なロードマップを描いていきましょう!Kさんのための英語学習ロードマップ:やることは基本一つだけ!結論から言います。Kさんがやるべきことは、基本**「コピーイング」**だけです。コピーイングとは、動画や音声の英語を、...
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    16 分
  • 日本人によくある「母音」の発音ミスで、会話が思わぬ展開に!
    2025/10/14
    「その帽子、素敵ですね!」 良かれと思って伝えた一言が、思わぬ誤解を生んでしまった経験はありませんか?あなた:I like that hat. (その帽子いいね) ネイティブ:You’d like that hot? (辛いのがいいのかい?)これは、英語学習中の日本人にとって「あるある」なワンシーン。実はこのすれ違いの原因、多くの場合**「母音」の発音ミス**にあるんです。私たち日本人にとって、日本語にない英語の多様な母音を正確に聞き分け、発音し分けるのは至難の業。その結果、意図せずして全く違う意味の単語に聞こえてしまい、会話が噛み合わなくなってしまうのです。この記事では、日本人が特に間違いやすい母音のパターンを解き明かし、たった3つのポイントを意識するだけで、あなたの英語が劇的に通じやすくなる実践的なトレーニング方法をご紹介します!あなたもやってるかも?日本人にありがちな母音の発音ミス5選まずは、どのような発音ミスが誤解を招いているのか、具体的な例を見ていきましょう。思わず「あ、これやったことある…」と頷いてしまうものがあるかもしれません。① work が walk になるあなた:I work on Sundays. (日曜も仕事なんだよ) ネイティブの心の声: (へー、日曜にウォーキングしてるんだ。健康的だなあ)「働く (work)」と「歩く (walk)」は、日本人にとって鬼門とも言える単語ペア。オフィスでの頑張りを伝えたつもりが、休日の優雅な散歩の話だと思われてしまうかもしれません。② app が up になるあなた:I use that app. (そのアプリ私も使ってるよ) ネイティブの心の声: (何を使い切ったんだろう…?話が見えないな)便利な「アプリ (app)」の話をしていたはずが、「使い切る (use up)」という全く別の意味に。これでは会話が続きません。③ hat が hot になるあなた:I like that hat. (その帽子いいね) ネイティブの心の声: (え、この食べ物のこと?辛いのがお好みだったとは…)冒頭の例です。素敵な「帽子 (hat)」を褒めたつもりが、なぜか食べ物の好みを聞いているような「辛い (hot)」に聞こえてしまいます。④ down が done になるあなた:I’m down. (その意見に賛成!) ネイティブの心の声: (何が終わったんだ…?急にどうしたんだろう)相手の提案に「賛成!」「乗った!」というポジティブな意思表示の I'm down. が、タスクなどが「終わった」を意味する I'm done. に聞こえてしまうケース。場の空気が一瞬「?」となってしまいます。⑤ further が father になるあなた:Any further information? (その他に何か情報はありますか?) ネイティブの心の声: (お父さんの情報…?家族の話をしたいのかな?)ビジネスシーンで「さらなる (further)」情報を求めたつもりが、個人的な「父親 (father)」についての質問に。相手を困惑させてしまうこと間違いなしです。なぜ間違う?ミスの原因を「音の響き」から徹底解剖!さて、なぜこれほどまでに誤解が生まれてしまうのでしょうか。原因は、それぞれの母音の「音の出し方」、特に喉の使い方と舌の位置にあります。一般的なアメリカ英語を基準に、5つの例を詳しく見ていきましょう。① work は /wɜːrk/、walk は /wɔːk/er /ɜːr/ (work): 舌を喉の奥にぐっと引いて、こもらせるように「アー」と発音します。ah /ɔː/ (walk): 喉の奥を大きく広げ、あくびをするように開放的に「オー」と発音します。② app は /æp/、up は /ʌp/a /æ/ (app): 「エ」の口で「ア」と言うイメージ。喉の奥を少し潰すような感じで、鋭く短く発音します。uh /ʌ/ (up): 口をあまり開けず、リラックスして「ア」と短く、ぼそっと出す少しこもった音です。③ hat は /hæt/、hot は /hɑːt/a /æ/ (hat): app と同じく、喉奥を潰したような少し尖った「ア」の音です。ah /hɑː/ (hot): walk の音に近く、喉をしっかり開いて「ア」と発音します。④ down は /daʊn/、done は /dʌn/au /aʊ/ (down): 最初の a の音は app や hat の /æ/ と同じく、喉奥を潰した鋭い音から始まります。uh /ʌ/ (done): up と同じく、ぼそっと出すこもった「ア」の音です。⑤ further は /ˈfɜːrðər/、father は /ˈfɑːðər/er /ɜːr/ (further): work と同じく、舌を奥に引いたこもった音です。ah /ɑː/ (father): hot と...
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    19 分
  • 【リスニング力UPの鍵】ネイティブ英語が聞き取れない原因は「音の変化」!日常フレーズで発音を徹底解説
    2025/10/10
    「海外ドラマのセリフが聞き取れない…」 「ネイティブとの会話、知っている単語のはずなのに、なぜか聞き取れない…」そんな悔しい経験、ありませんか?実は、ネイティブが普段よく使う、熟語・慣用句などのフレーズの発音が分かると、聞き取れる範囲がぐっと広がります!なぜ知っている単語が聞き取れない?こんにちは、発音トレーナーのMihoです!海外の映画やドラマを観ている時、また実際のネイティブとのやりとりで、「知っているはずなのに聞き取れない」「ゆっくり言ってもらったり、文字で見るとわかるのに…」と感じたことはありませんか?その原因は、私たちが学校で習った「単語一つひとつの発音」と、ネイティブが実際に話す時の「フレーズとしての発音」が大きく違うことにあります。文字通りの音では聞こえてこない!具体例で見てみよう1. "I'm all ears"例えば、「聞いているよ、ぜひ聞きたいよ」という意味の "I'm all ears" という便利な熟語。このフレーズを知っていても、私たちの耳が「アイム・オール・イヤーズ」という音を待っていたら、永遠に聞き取ることはできません。ネイティブが発音すると、それぞれの単語が繋がり、音が変化して、全く違う音に聞こえます。実際の音に近いカタカナ表記: 「アイモーリアーズ」 (/Ai Mahu Liyerz/)これは、I'm と all が繋がり、さらに all と ears が繋がることで「リンキング(連結)」という音の変化が起きているためです。2. "That will be all"レストランでの注文時などに「注文は以上です」という意味で使われる "That will be all" も同じです。これも単語が繋がることで、驚くほど音が変化します。実際の音に近いカタカナ表記: 「ダルビオー」 (/tha du bi ahu/)このように、文字面のイメージと実際の音のギャップを埋めることこそが、リスニング力向上の最大のポイントなのです。以前、ドクターDが「リスニング力アップ 句動詞10選」の動画で紹介したように、やはりこの**「音の変化」を理解すること**が、リスニングの壁を突破する鍵となります。今回は、ネイティブが日常会話で本当によく使うフレーズを厳選しました。一緒に発音練習をしながら、リンキングを始めとする音の変化のパターンを掴んでいきましょう!ネイティブがよく使う!音声変化トレーニングフレーズ7選ここで紹介するフレーズは、知っておくと非常に便利です。意味と一緒に、音の変化を意識しながら練習しましょう!1. Break a leg意味: 「頑張って」「幸運を祈るよ」 発音: /brei kuh leg/ ポイント: break の最後の /k/ の音と、次の a が繋がって /kuh/ という音になります。break と a を切り離さず、一気に「ブレイカ」と言うのがコツです。2. Believe it or not意味: 「信じられないかもしれないけど」 発音: /be lee vi dor nah(t)/ ポイント:believe の /v/ と it が繋がり、/vi/ に。it の /t/ と or が繋がり、/dor/ に。この時、/t/ の音は日本語の「ラ行」に近い音に変化する「フラッピング」が起きています。3. Ring any bells?意味: 「心当たりある?」「ピンときた?」 発音: /rin ge nee/ ポイント: Ring の /g/ と any の最初の音がくっつき、「リンゲニー」のように滑らかに繋がります。4. Let's call it a day.意味: 「今日のところはこれでおしまいにしましょう」 発音: /cah li duh/ ポイント: call, it, a の3つの単語が全て繋がります。call / it で「コリ」、it / a で「イラ」となり、全体で「コーリラ」のように一息で発音されます。5. I figured it out.意味: 「理解した」「わかった」「解決した」 発音: /fi gyur di daut/ ポイント:figured の /d/ と it が同化して /di/ に。it の /t/ と out が繋がり、フラッピングして /daut/ という音に変化します。6. Why don't you sleep on it?意味: 「一晩考えてみたら?」 発音: don't you → /doun chu/ ポイント: /t/ の音と you の /y/ の音がくっつくと、/ch/(チュ)の音に変化します。これは非常によく起こる音の変化で、won't you(ウォンチュ)、can't you(キャンチュ)、about you(アバウチュ)など、たくさんの例があります。7. I need to take a rain check.意味: 「(またの機会に)延期しないといけない」 発音: /nee du tei kuh/ ポイント:need の /d/ と to ...
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  • 【海外赴任・出張者必見】その英語、舐められてるかも?英語会議で一目置かれるネイティブに響く話し方
    2025/10/07
    あなたの英語、会議でこんな風になっていませんか?海外のメンバーとの英語会議。あなたは自信を持って発言できていますか?(自信なさげにボソボソと…)「Ah, my opinion is…」(誰の耳にも届かず、議論は進んでいく)(勇気を出して意見を言ったのに…)「Yes, I’m not quite agreed with that idea.」「Sorry, you're what?」(簡単な単語すら通じず、何度も聞き返されて焦る)(相手の早口な英語に圧倒され、もはや何も言えない…)「Since there are no further comments, let's move on to the next topic.」「...Yes.」(結局、ただ頷くだけで会議が終わってしまった)せっかく海外で挑戦するチャンスを得て、内容のある良い意見を持っているのに、「話し方」や「発音」が原因で、あなたの価値が正当に評価されない。これは、非常にもったいないことです。しかし、ご安心ください。実は、たった3つのポイントを意識するだけで、あなたの英語の「信頼度」と「影響力」は劇的に変わります。この記事では、あなたのビジネスキャリアを加速させる「ネイティブに響く英語の話し方」を、具体的なトレーニング方法と共にご紹介します。なぜあなたの英語は「軽く」聞こえてしまうのか?3つの原因そもそも、なぜ私たちの英語はネイティブスピーカーに届きにくいのでしょうか。それは、単に文法や単語力の問題だけではありません。根本的な「音」の出し方に原因があります。原因①:日本語は「響かない声」、英語は「響かせる声」先日、私が参加した大学の授業での出来事です。留学生が大半を占める中、数少ない日本人学生が発表する場面がありました。内容は非常に興味深いものでしたが、彼らの声はマイクを使っているにもかかわらず、ざわめきの中に埋もれてしまいがちでした。一方で、留学生たちは地声でも驚くほど声が通ります。これは、日本語が主に口先で発声するのに対し、英語は喉の奥や胸、鼻腔などを共鳴させて「響かせる」言語であるという、根本的な発声法の違いから来ています。どんなに正しい文章を話していても、声が相手に届かなければ、存在しないのと同じになってしまいます。原因②:声が平坦で、重要な部分が伝わらない英語には特有のリズムと抑揚(ストレス)があります。しかし、私たちは全ての音を均一の長さと強さで発音してしまう癖があります。例えば、situation という単語。日本人は「シ・チュ・エ・ー・ショ・ン」と、全ての音節を同じように発音しがちです。しかし、ネイティブは si-tu-A-tion のように、「A」の音を最も強く、長く発音します。この「ストレス」を無視してしまうと、文章全体が平坦になり、どこが重要なのか全く伝わりません。結果として、相手はあなたの話を聞き取るのに多大なエネルギーを強いられ、「分かりにくい」「結局何が言いたいの?」という印象を持たれてしまうのです。原因③:自信のなさが声と姿勢に表れてしまう通じない経験が重なると、どうしても声は小さくなり、姿勢も猫背になりがちです。この「自信のなさ」は、たとえ流暢な英語を話したとしても、相手に即座に伝わります。話の内容以前に、**「この人に任せて大丈夫か?」「この意見は信頼できるのか?」**と、無意識のうちに相手を不安にさせてしまうのです。ビジネスの世界では、これは致命的なディスアドバンテージになりかねません。今回は、これら3つの不安を払拭し、あなたの意見に説得力を持たせるための具体的なトレーニングをご紹介します。実践!ネイティブに響く声を作る3つのトレーニングここからは、あなたの英語を劇的に変える3つの実践的なトレーニングです。ぜひ、声に出して試してみてください。トレーニング①:喉の奥から「響く声」を出せまず、英語を話すための土台となる「響く声」を手に入れましょう。ポイントは、喉をリラックスさせて開くことです。ステップあくびをするように、喉の奥を大きく開く感覚を掴みます。息を吸い込み、口蓋の奥の柔らかい部分(ソフトパレット)に息を当てるイメージを持ちます。喉の奥から、リラックスした深いため息をつくように「ハー」と声を出します。この感覚を掴...
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    26 分
  • 50歳からでも何とかなる!現場で通用するビジネス英語習得術【発音Before & Afterドキュメンタリー#01】
    2025/09/30
    「発音」を制する者は「リスニング」を制す!ビジネスマンの1ヶ月英語発音矯正ドキュメンタリー「ネイティブの英語が早すぎて聞き取れない…」「音が繋がって聞こえて、何を言っているのかさっぱり分からない」。これは多くの英語学習者が抱える共通の悩みではないでしょうか。今回ご紹介するのは、まさにその壁に直面していた一人のビジネスマン、金丸さんの物語です。仕事で急に英語が必要になり、独学で毎日2〜3時間の猛勉強を続けていた金丸さん 。しかし、どうしてもリスニングの壁を越えられずにいました。そんな彼が「発音の改善」というアプローチで、たった1ヶ月でリスニング力に大きな変化を実感するまでの軌跡を追います。挑戦の始まり:聞き取れない壁と1ヶ月の目標金丸さんが英語学習を本格的に始めたのは、仕事でアメリカのクライアントと直接交渉する必要が出てきたことがきっかけでした 。通訳を介さず、自身の言葉で信頼関係を築きたいという強い思いから、オンライン英会話やYouTubeでの学習を毎日続けてきました 。しかし、ネイティブスピーカーの「早い」「音が繋がっている」英語に苦戦 。「自分が正しく発音できなければ、聞き取ることもできないのではないか」と考え、発音矯正プログラムの門を叩きました 。金丸さんの目標:1年以内に、会議のQ&Aセッションなどで相手の言っていることを8割は理解できるようになりたい 。Dr.Dの診断:なぜあなたの英語は聞き取れないのか?発音ディレクターのDr.Dは、金丸さんの最初の英語を聞いて、問題点を的確に指摘します。声の響きが薄い:声が喉の奥で響いておらず、平坦で存在感の薄い音になっている 。リズムが日本語的:英語特有の「ストレス(強勢)」がなく、すべての単語が同じ強さで発音されているため、のっぺりとした印象になっている 。Dr.Dは、「発音を改善することで、今までごにょごにょとしか聞こえなかったものが、はっきりと認知できるようになる」と語ります 。トレーニングの核心:英語の「声」と「リズム」を手に入れるレッスンは、個々の母音や子音の練習に入る前に、より根本的な「発声」と「リズム」の改善から始まりました。喉の奥を響かせる発声法 あくびをするように喉の奥のスペースを広げ、そこに息を当てて声を共鳴させる練習です 。これにより、日本語を話す時とは全く違う、深みと響きのある「英語の声」の土台を作ります 。英語特有のストレス・リズムを身体で覚える 英語は、文章の中で重要な意味を持つ単語(内容語)にストレスを置き、長く強く発音します 。一方で、文法的な役割を担う単語(機能語)は弱く短く発音されます 。この強弱の波が、英語らしいリズムを生み出します。レッスンでは、このリズムを体で覚えるために、ストレスを置く部分だけを繰り返し発音する練習などが行われました 。1ヶ月後の変化:自信を持って話し、聞き取れるように4週間のトレーニング後、金丸さんの英語には目覚ましい変化が見られました。リスニング力の向上 金丸さん自身が最も大きな変化として挙げたのが、リスニングでした。「Netflixなどを英語で見ていると、重要なところ(ストレスが置かれている単語)が聞こえてくるようになりました。以前より、話のイメージがしやすくなった」と語ります 。自分がストレスを意識して発音できるようになったことで、相手の英語の重要な部分も自然と拾えるようになったのです 。スピーキングへの自信と周囲からの評価 職場のネイティブの同僚から「(英語が)全然変わった」と言われたことで、自分の英語が伝わることを実感 。これが自信に繋がり、さらに積極的に話せるようになるという好循環が生まれました 。スムーズに英語を話せる心地よさが、さらなる学習意欲にも繋がったと語ります 。まとめ:発音矯正がもたらす、本質的な英語力向上金丸さんの1ヶ月間の挑戦は、「正しい発音ができなければ聞き取れない」という事実を明確に示してくれました 。英語のリスニングに伸び悩んでいる方は、ただ聞き流すだけでなく、一度ご自身の「発音」に目を向...
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    55 分
  • なかなか抜けない「カタカナっぽさ」を根本から変える唯一の方法
    2025/09/23

    発音ディレクターDr. Dです。

    皆さん、「簡単な単語なのに全然通じなかった」って経験をしたことはありませんか?

    通じないのには必ず理由があります。それはなぜか?

    主な理由は「我々日本人の発音のベースには必ずカタカナ発音があるから」です。

    どんなに英語が上手い人でも日本語を母国語として育った以上それは仕方のないことかも知れません。

    カタカナ発音は、いわば「日本語化された外国語」です。日本語の音のルールで英語を読んでいるので、それだと通じなくて当たり前なんです!

    どうしても皆さん、子音や母音など個々の発音ばかりに着目しがちですが、

    そういった部分的な発音を矯正しても、根本はやっぱり同じなんですね。

    フレーズ全体で発音すると、やはり「カタカナっぽい」んです。

    これを打破するためにはやはり「声の出し方」から変えないと無理じゃないかと思っています。

    例えば、Handを「ハンド」と発音すると、なぜ通じないかわかりますか?

    もちろん完全にカタカナ発音だからってことなんですが、

    もっと具体的に本来の英語の「音」と比べて「何がどう違うのか?」というお話しをしたいと思います。

    ① Handの /h/: 息の当たる場所が違う

    ② Handの /a/: 母音の響き方が違う

    ③ Handの /n/: 鼻音の響き方が違う

    ④ Handの /d/: ほぼ発音しない

    これらの仕組みが分かると、全ての発音に適用することが出来るので、これだけでも発音がかなり良くなるはずです。では詳しくみていきましょう!

    英語の母音は「喉奥」で響かせるので日本語より遥かに深く響きます。

    ・欠伸をして喉奥をひらく

    ・ソフトパレットに息を当てて声を出す

    ・音をしっかり伸ばす

    英語の /n/ は舌を上顎につけて、鼻から息を漏らしながら、喉を響かせます。

    ・しっかり /n/ を伸ばすことがポイントです

    ・n~n~n~

    ・han~han~han~

    語尾の破裂音(k/g, p/b, t/d)は全てかる〜く発音します。その位置に舌を持っていくだけで音は出そうとしないこと。

    ・hand (x3)

    ・handful (x3)

    ・hand-made (x3)

    この様にカタカナ発音と本来の英語発音では何から何まで全部違いますよね。

    発音を練習するにあたって、どうしても皆さん部分的に発音を直したがります。

    でも日本人にとって、英語を発音する時にベースとしてあるのが「カタカナ英語」です。

    カタカナ発音は「日本語化させた外国語」なので、部分的に直したところで全体的な聞こえ方は対して変わらないんですね。なので根本的に声の出し方から変えないと難しいわけです。

    ではこれらを応用してフレーズを発音してみましょう。

    Add a handful of salt and pepper

    ・Add: /a/ が短くならない様に

    ・Add a: 滑らかに繋ぐ

    ・handful: /h/ をしっかり伸ばす

    ・handful: /a/ が短くならない様に

    ・handful: /n/ で声が途切れない様に

    ・handful: /d/ 舌を静かに離す

    ・handful-of: /luv/ 滑らかに繋ぐ

    ・of: ofの /v/ は軽く触れるだけ

    ・salt: 母音 /ah/ + /o/ でLを表現

    ・salt: /t/ は軽く触れるだけ

    ・salt-and: /tn/ 滑らかにつなぐ

    ・pepper: /p/ はしっかり溜める

    ・pepper: /e/ は「ペッ」じゃなく「ペー」

    ・pepper: /per/ は軽く短く

    では少しづつ音を増やすのでついてきてください。

    ・Add a

    ・Add a hand

    ・Add a handful

    ・Add a handful of

    ・Add a handful of salt

    ・Add a handful of salt and pepper

    練習お疲れ様でした。

    カタカナ発音は、いわば「日本語化された外国語」。日本語の音のルールで英語を読んでいるので、通じなくて当たり前なんです!

    英語には英語の発音方法があり、何から何まで日本語とは全く異なります。なので発音を練習する時は、カタカナ発音を部分的に修正するのではなく、もっと根本的な発声の仕方から見直してみると、きっとブレイクスルーがあると思います。頑張ってください!

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