エピソード

  • 夏目漱石をもういちど|石原千秋
    2025/04/25
    夏目漱石は、なぜ、没後100年以上経った今も、読み継がれているのか? 漱石研究の第一人者である石原千秋先生が、作品の系譜を紹介し、作品に触れながら、漱石文学の魅力を語る。正岡子規との関係、イギリス留学での経験がどう作品に影響してきたのか? 朝日新聞に入社したあと、何が変わっていったのか? そこには近代人が誰でも陥る「さびしさ」があった。聴いているうちに、久しぶりに漱石を手に取りたい、と思う講義。新しい気づきがかならず生まれる。6話分の小タイトルはこちら。

    1. 漱石をめぐる神話
    2.日露戦争が漱石を作った
    3.明治民法作家・夏目漱石
    4.愛されたい男たち
    5. 『こころ』に未来はあるか
    6.これから読むなら『道草』『明暗』だ

    著者プロフィール
    1955年生まれ。早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専攻は日本近代文学。夏目漱石から村上春樹までテクスト分析による読解を続けつつ、国語教育への問題提起も行っている。著書に『漱石入門』(河出文庫)、『読者はどこにいるのか 読者論入門』(河出文庫)、『漱石と日本の近代』(上下・新潮選書)、『国語教科書の中の夏目漱石』(大修館)など。
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    1 時間 1 分
  • もしも土がなかったら|藤井一至
    2025/04/18
    藤井先生は、京都大学で「土」に関する研究をはじめ、いまやその分野での第一人者。『土』(光文社新書)は第7回河合隼雄賞を受賞。軽妙な話し方にも定評がある著者に、土から日本の地球の歴史と未来を縦横に語ってもらう。6話分の小タイトルはこちら。

    1.まず「土」とは、何?
    2.「土」が生命を生んだ
    3.「土」が帝国(国家)を作った
    4.「土」が美食を生んだ
    5.「土」が地球を守っている
    6.でも、「土」がどんどん消えている

    著者プロフィール
    土の研究者。福島国際研究教育機構土壌ホメオスタシス研究ユニット長。1981年富山県生まれ。京都大学農学研究科博士課程修了。博士(農学)。京都大学研究員、日本学術振興会特別研究員、森林研究・整備機構森林総合研究所主任研究員を経て、現職。カナダ極北の永久凍土からインドネシアの熱帯雨林までスコップ片手に世界各地、日本の津々浦々を飛び回り、土の成り立ちと持続的な利用方法を研究している。第1回日本生態学会奨励賞(鈴木賞)、第33回日本土壌肥料学会奨励賞、第15回日本農学進歩賞、第7回河合隼雄学芸賞受賞。著書に『大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち』(山と溪谷社)、『土 地球最後のナゾ』(光文社)など。
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    1 時間 2 分
  • 蔦屋重三郎と江戸文化|田中優子
    2025/04/11
    NHK大河ドラマで取り上げられ注目されている蔦屋重三郎、稀代のプロデューサーは、何をしたのか? 平賀源内、山東京伝、葛飾北斎、写楽・・・天才たちがこの時代に一気に生まれたのはなぜなのか? その背景には、日本ならではの印刷技術イノベーションがあった。また、鎖国だったはずの江戸は文化的には国際都市でもあったのだ。蔦屋重三郎から始まる物語は、時代と空間を超え、いまの日本を生きる我々までつながっている。6話分の小タイトルはこちら。

    1.蔦屋重三郎とは何者か?
    2.江戸文化のスターたち
    3.上方文化と江戸文化
    4江戸のメディア革命
    5.国際文化都市・江戸「半分垢」
    6.18世紀・世界史の中の江戸文化

    著者プロフィール
    1952年、神奈川県横浜市生まれ。法政大学社会学部教授、社会学部長などを経て法政大学総長。2021年に退任。専門は日本近世文学、江戸文化、アジア比較文化。05年、紫綬褒章受章。著書に『江戸の想像力 18世紀のメディアと表徴』(ちくま学芸文庫)、『江戸百夢 近世図像学の楽しみ』(ちくま文庫)など多数。
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    1 時間
  • いまさら聞けない落語の嗜み|立川談慶
    2025/04/04
    テレビで流れていて、なんとなく聞いたことはあるけれど、いざ聴こうと思っても手掛かりがない、といった方向けの落語入門。サラリーマン経験のある談慶師匠ならではの語り口で落語をより楽しむためのちょっとした嗜みを伝授する。さらには落語で笑うだけではなく、お悩み解決のためのサプリとして使ってみよう!6話分の小タイトルはこちら。

    1.寄席に行きたいんだけど、どこに行ったらいいんですか
    2.本やCD、DVDで楽しむには
    3.人間関係で悩んだらこの落語「一眼国」
    4.人間関係に悩んだらこの落語「長屋の花見」
    5.人間関係に悩んだらこの落語「半分垢」
    6.人間関係に悩んだらこの落語「親子酒」

    著者プロフィール
    1965年、長野県上田市生まれ。駿台甲府高校から現役で慶應義塾大学経済学部に合格、落研に所属し、学生時代を横浜で過ごす。卒業後、株式会社ワコールでの3年間のサラリーマン生活を経て、1991年に立川談志18番目の弟子として入門する。前座名「立川ワコール」。2000年の二つ目昇進を機に「立川談慶」となり、2005年に真打ち昇進。著書多数。
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    58 分
  • なぜ会社にパーパスが必要か|名和高司
    2025/03/28
    21世紀になり「パーパス経営」という言葉が盛んに言われるようになった。本来、営利を追求する会社という組織でなぜ「パーパス(目的)」が重要視されるようになったのか。資本主義において会社とは株主から提供されたお金を最大化するために事業を営む組織である。このような形態の会社において、今なぜパーパスなのか。これを考えることによって、ビジネスを取り巻く環境の変化や消費者や働く人の意識の変化、さらに、いま企業が求められている課題が炙り出されてくる。スピーカーは経営コンサルタントとして長年活躍し、現在はビジネススクールの教授や大手企業の社外役員などを務め「パーパス経営」を広めた名和高司氏6話分の小タイトルはこちら。

    1.パーパスは儲かるのか?
    2.企業の役割は儲けることだけではないのか?
    3.21世紀のビジネス環境とは
    4.投資家、消費者、働く人の意識の変化
    5.パーパスなき経営の行方
    6.パーパスを事業に繋げるには

    著者プロフィール
    京都先端科学大学ビジネススクール教授。1980年東京大学法学部卒業、三菱商事入社。90年ハーバード・ビジネススクールにてMBA取得(ベーカー・スカラー)。その後、約20年間、マッキンゼーのディレクターとしてコンサルティングに従事。10年より一橋大学教授。22年より現職。ボストン コンサルティング グループ、アクセンチュアのシニアアドバイザー、ファーストリテイリング、デンソー、味の素などの社外取締役を歴任。現在、SOMPOホールディングスの社外取締役、朝日新聞社の社外監査役など。著書に『パーパス経営』(東洋経済新報社)、『超進化経営』(日本経済新聞出版社)、『問題解決と価値創造の全技法』(ディスカヴァー21)などがある。
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    1 時間 13 分
  • 言葉の支配を脱出し、言葉を支配する方法|高森勇旗
    2025/03/21
    元プロ野球選手で現在、ビジネスコーチとして活躍中の高森勇旗さんは、2023年『降伏論』を出版された。この本で高森さんは、パフォーマンスを上げるには古い自分を諦めることが大切だと主張する。本書では、この古い自分から新しい自分に生まれ変わるための「言葉の使い方」を紹介する。言葉とは他者とコミュニケーションする道具である以前に、自分に言い聞かすためのツールでもあるという。その言葉を粗末に扱うのではなく、丁寧に意識的に自分に言い聞かせることで、できなかった自分ができる自分へと生まれ変わる。誰もが意識すればできる、自己改革実践法。 6話分の小タイトルはこちら。

    1.脳の支配
    2.あなたを支配する言葉の代表選手:その1
    3.あなたを支配する言葉の代表選手:その2
    4.あなたを支配する言葉の代表選手:その3
    5.世界をつくる言葉
    6.企業文化は何によって表されるのか

    著者プロフィール
    2006年、横浜ベイスターズ(現DeNA)よりドラフト4位指名を受け、入団。 2012年に戦力外通告を受け、現役を引退。引退後は、エンジニア、データアナリスト、ライターなどを経て、2015年よりビジネスコーチの仕事を開始する。2016年、株式会社HERO MAKERS.を立ち上げ、現在に至る。これまでに50社以上の企業の業績に貢献。2016年より、東海道新幹線の雑誌「wedge」にて2年半連載。2018年に、連載をまとめた「俺たちの戦力外通告」が出版される。2023年6月、どのようにしてハイパフォーマンスを可能にするかをまとめた、「降伏論」が日経BPから出版される。また、航空会社スカイマークにて「ユウキが行く」という旅行記を連載し、2024年12月に、連載をまとめた「勇気がでる旅」を出版。現在も連載中。
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    56 分
  • 自分を愛するとは|二村ヒトシ
    2025/03/14
    自己肯定や自己受容という言葉があるが、人は果たして自分のことをどこまで愛しているだろうか?自分の欠点は自分がよくわかっているが、そのようなダメな自分をどう受け入れるのがいいのか。そしてナルシストと自分を愛する人とはどう違うのか?自分を受け入れることで、人は生き苦しさと折り合いをつけることができる。男女の多くの愛や欲望を描いてきた二村ヒトシさんに「自己受容」について語っていただく。 6話分の小タイトルはこちら。

    1.あなたは「自分の言葉」で話せていますか?
    2.どうして自分自身のことをうまく好きになれないのか?
    3.なぜ恋愛やセックスのことが「気になってしまう」のか?
    4.自分の「変な一面」と、どう向き合うか?
    5.「必要な自己愛」と「有害な自己愛」
    6.対話的な関係で「自分」が変わっていく

    著者プロフィール
    アダルトビデオ監督。1964年東京都生まれ。慶應義塾幼稚舎卒、慶応義塾大学文学部中退。監督作品として「美しい痴女の接吻とセックス」「ふたなりレズビアン」「女装美少年」など、ジェンダーを超える演出を数多く創案。著書に『すべてはモテるためである』『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(ともにイースト・プレス)、『淑女のはらわた』(洋泉社)、『僕たちは愛されることを教わってきたはずだったのに』(KADOKAWA)『欲望会議』(共著、KADOKAWA)など。
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    1 時間 3 分
  • 人工知能入門|茂木健一郎
    2025/03/07
    人工知能(AI)が実用化され、さまざまな分野で我々の生活は変わっていっている。果たして人工知能の未来とは何か? 人工知能が行き渡る世界のなかで人間の存在はどうなっていくのか? 茂木さんのライフワークである「クオリア」の視点から、読み解く。 6話分の小タイトルはこちら。

    1.シンギュラリティは来るのか?
    2.人工知能の安全性
    3.完全自動運転は可能なのか?
    4.人工意識はつくれるのか?
    5.賢さとはなにか?
    6.人工知能と言語ゲーム

    著者プロフィール
    1962年10月20日、東京生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員。東京大学大学院特任教授(共創研究室、Collective Intelligence Research Laboratory )。東京大学大学院客員教授(広域科学専攻)。屋久島おおぞら高校校長。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了、理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て、現職。脳活動からの意識の起源の究明に取り組む。2005年、『脳と仮想』(新潮社)で第4回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房)で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。近著に『クオリアと人工意識』(講談社)。IKIGAIに関する英語の著作が、世界35カ国、29以上の言語で翻訳出版される。2022年4月には、二冊目の英語の著作The Way of Nagomi(「和みの道」)が出版された。IKIGAIのドイツ語版は、2024年、ドイツのノンフィクション部門のベストセラー1位を累計30週以上続ける社会現象となる。2025年7月、三冊目の英語の著作、Stoicismをテーマにした本がイギリスの出版社から刊行予定。
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    58 分