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サマリー
あらすじ・解説
2015年3月30日
妻の主治医のN先生と会い、胃瘻の同意書にサインする。
手術日は四月一日夕方になる。
長兄が通院外来日でお義姉さんと一緒に病室に来てくれる。
2015年3月31日
妻の病院から帰り、近くの公園で副住職たちがお弁当をもってきていたので、いっしょにいただく。
あす夕方、妻に胃瘻手術をする。
2015年4月1日
妻の胃瘻設置、無事終了。N先生は「リハビリも頑張ってくれているし、呑み込みだけが問題なのでしっかり回復するようにします」と話してくれる。
PEGという胃瘻は「ピアスのようなもの」ということで簡単に外せるそうだ。このことを妻には何度も伝える。少しは納得してくれたように思う。
2015年4月2日
妻がPEG(胃瘻)のところが痛いとシャワーを拒否する。
N先生と話す。ニュープロパッチ(パーキンソン病貼り薬)でジスキネジア(不随意運動)がきつくなってきたのでレキップCR(パーキンソン病薬)に変更したことなど。
2015年4月3日
点滴を嫌がる。胃瘻で点滴はなくなるように話していたから、そらそやなあ。
夕方N先生から電話あり、「医大へ移すか、気管切開になることも考えてほしい」と言われる。
これ以上はかわいそうや。わしは同意したくない。なにもできない自分が情けない。ごめんよ。
2015年4月4日
腰痛でなにもできない自分が情けない・・・・
2015年4月5日
病院を追い出されるように思っているのか?靴を履いて車いすに乗せてという。
N先生が居て、痰が少なくなってきていると聞かされる。
2015年4月6日
痰がいつもの粘る唾のようにおもうが、量が多い。夜眠れていないのか「安定剤」がほしいという。主治医に伝えてほしいと看護師に伝える。
2015年4月7日
午前八時からN病院外来。腰のレントゲンを撮るのに仰向けになるのがとても痛かった。
レントゲンでは問題がないよう言われるが、念のため4月22日にMRIをとると言われる。CRPが四以上にあがっていた。
N病院のN先生には引き続いて抗生剤や痛み止めを処方してもらう。
午後檀家Nさんのお葬式に行く。
2015年4月8日
妻に会いに行く。わしには「目を拭くな」と言う。でも、お義姉さんに顔を拭いてもらったら、気持ちよさそうだった。
2015年4月9日
痰を拭いてやったら、いつもの唾のようで濁りがなかった。すこし薬が効いていたのか自分で洗面台で歯を磨くといいだすが、わしは腰が痛くて介助できないので、ベッドに座って歯を磨く。
腰が痛いときには来れないことを言うと「無理せんといて」といってくれた。
久しぶりの妻の優しい言葉に胸が熱くなる。
合掌