• #46『叫び』畠山丑雄 〜言葉にならないものは、どこに行くのか?〜
    2026/05/08

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第46回
    #46『叫び』畠山丑雄
    〜言葉にならないものは、どこに行くのか?〜


    今回取り上げるのは、畠山丑雄の小説『叫び』。
    銅鐸、ケシ畑、満州、万博。
    現在の風景の下に積み重なった過去の記憶が、次第に主人公の日常を侵食していく。

    この作品が描くのは、説明しきれない感情、土地に残る記憶、そして言葉にならない衝動。語ることは、本当に伝わることなのか。
    言葉にならないものは、存在しないのか。

    土地と記憶。
    声と沈黙。
    現在と過去。

    その境界が崩れていく感覚を手がかりに、
    「言葉」と「場所」の問題を掘り下げます。


    話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。


    ● 高橋宏治(作曲家)
    12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。
    HP:⁠⁠https://kojitakahashi.net⁠⁠
    X:@kojitaka1033


    ● 田口仁(文化史研究者)
    1982年 茨城県生まれ。東京大学大学院 博士後期課程。
    専門:表象文化論(映画・芸術理論)。
    制作集団「nezumi」にて音楽関連の執筆も担当。


    紹介してほしい本、番組への質問、日常のつぶやき、お悩み相談まで大歓迎です!

    ▶ メッセージフォーム:⁠⁠https://forms.gle/Cq35F7CniFsrBxdc9⁠⁠
    📩 メール:⁠⁠info.nezumi@gmail.com⁠⁠
    🐦 X:@honyomunezumi
    📷 Instagram:@honyomunezumi
    📝 note:note.com/honyomunezumi

    続きを読む 一部表示
    39 分
  • #45『BUTTER』柚木麻子〜なぜ私たちは、欲望に罪を感じるのか〜
    2026/04/23

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第45回

    #45『BUTTER』柚木麻子

    〜なぜ私たちは、欲望に罪を感じるのか〜


    今回取り上げるのは、柚木麻子の長編小説『BUTTER』。

    主人公は、週刊誌の記者・町田里佳。

    彼女は、男性を操り金銭を引き出した女性連続殺人犯の取材を始める。その女性は、美しさや節制といった「女性らしさ」から外れながらも、独自の価値観で欲望を肯定し、生きている。取材を続ける中で、里佳は食べること、欲しがること、快楽といったものへの見方を揺さぶられていく。


    話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。


    ● 高橋宏治(作曲家)
    12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。
    HP:⁠https://kojitakahashi.net⁠
    X:@kojitaka1033


    ● 田口仁(文化史研究者)
    1982年 茨城県生まれ。東京大学大学院 博士後期課程。
    専門:表象文化論(映画・芸術理論)。
    制作集団「nezumi」にて音楽関連の執筆も担当。

    紹介してほしい本、番組への質問、日常のつぶやき、お悩み相談まで大歓迎です!


    ▶ メッセージフォーム:⁠https://forms.gle/Cq35F7CniFsrBxdc9⁠
    📩 メール:⁠info.nezumi@gmail.com⁠
    🐦 X:@honyomunezumi
    📷 Instagram:@honyomunezumi
    📝 note:note.com/honyomunezumi


    続きを読む 一部表示
    44 分
  • #44『チャイルド・オブ・ゴッド』コーマック・マッカーシー〜人間の境界はどこにあるのか?〜
    2026/04/08

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第44回
    #44『チャイルド・オブ・ゴッド』コーマック・マッカーシー

    〜人間の境界はどこにあるのか?〜


    今回取り上げるのは、コーマック・マッカーシーの長編小説『チャイルド・オブ・ゴッド』。

    社会から孤立した男、レスター・バラード。
    家族や共同体から切り離された彼は、やがて山の中で生き、
    殺人や死体性愛といった行為に至っていく。常識的には「怪物」として切り離される存在。しかしこの小説は、彼を特別な存在としてではなく、淡々と「一人の人間」として描く。そしてタイトルは「神の子」。

    彼は怪物なのか。それとも、人間の延長なのか。

    善と悪は本当に分かれているのか。

    文明の外にあるものは野生なのか、マッカーシー作品を通底する「暴力」と「人間」の問題を手がかりに、人間の境界について考えます。


    話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。


    ● 高橋宏治(作曲家)
    12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。
    HP:https://kojitakahashi.net
    X:@kojitaka1033


    ● 田口仁(文化史研究者)
    1982年 茨城県生まれ。東京大学大学院 博士後期課程。
    専門:表象文化論(映画・芸術理論)。
    制作集団「nezumi」にて音楽関連の執筆も担当。


    紹介してほしい本、番組への質問、日常のつぶやき、お悩み相談まで大歓迎です!
    ▶ メッセージフォーム:https://forms.gle/Cq35F7CniFsrBxdc9
    📩 メール:info.nezumi@gmail.com
    🐦 X:@honyomunezumi
    📷 Instagram:@honyomunezumi
    📝 note:note.com/honyomunezumi

    続きを読む 一部表示
    32 分
  • #43『忘れられた巨人』カズオ・イシグロ 〜忘却は平和をつくるのか?〜
    2026/03/23

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第44回
    #43『忘れられた巨人』カズオ・イシグロ 〜忘却は平和をつくるのか?〜

    今回取り上げるのは、カズオ・イシグロの長編小説『忘れられた巨人』。

    アーサー王の死後のブリテン島。
    この世界では、霧によって人々は過去の記憶を思い出せない。

    その霧は、戦争や虐殺の記憶を消し去り、
    社会に平和をもたらしている。

    しかしその平和は、忘却の上に成り立っている。

    歴史を忘れることで社会は安定するのか。
    真実を知ることは善なのか。

    さらに物語の中心には、
    記憶を失ったまま愛し合う老夫婦の姿がある。

    愛は記憶に依存するのか。

    個人の記憶と社会の記憶を手がかりに、
    「忘却と平和」の問題を掘り下げます。


    話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。


    ● 高橋宏治(作曲家)
    12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。
    HP:https://kojitakahashi.net
    X:@kojitaka1033


    ● 田口仁(文化史研究者)
    1982年 茨城県生まれ。東京大学大学院 博士後期課程。
    専門:表象文化論(映画・芸術理論)。
    制作集団「nezumi」にて音楽関連の執筆も担当。


    紹介してほしい本、番組への質問、日常のつぶやき、お悩み相談まで大歓迎です!
    ▶ メッセージフォーム:https://forms.gle/Cq35F7CniFsrBxdc9
    📩 メール:info.nezumi@gmail.com
    🐦 X:@honyomunezumi
    📷 Instagram:@honyomunezumi
    📝 note:note.com/honyomunezumi

    続きを読む 一部表示
    37 分
  • #42『別れを告げない』ハン・ガン 〜歴史を正しく記述することは可能か?〜
    2026/02/26

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第42回
    #42『別れを告げない』ハン・ガン 〜歴史を正しく記述することは可能か?〜

    今回取り上げるのは、ハン・ガンの長編小説
    別れを告げない。

    済州4・3事件という実在の歴史を背景に、語られなかった暴力、残された者の沈黙、そして「別れられなかった」記憶が描かれます。

    歴史を正しく記述するとはどういうことか。
    事実を並べることなのか。それとも、痛みを引き受けることなのか。忘れることは救いなのか。
    忘れないことは責任なのか。

    個人の悲しみと、社会の記憶。
    証言と沈黙。
    文学は、どこまで歴史に触れられるのか。

    静かな筆致の奥にある倫理と暴力を手がかりに、
    「記憶」と「表象」の問題を掘り下げます。


    話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。


    ● 高橋宏治(作曲家)
    12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。
    HP:https://kojitakahashi.net
    X:@kojitaka1033


    ● 田口仁(文化史研究者)
    1982年 茨城県生まれ。東京大学大学院 博士後期課程。
    専門:表象文化論(映画・芸術理論)。
    制作集団「nezumi」にて音楽関連の執筆も担当。


    紹介してほしい本、番組への質問、日常のつぶやき、お悩み相談まで大歓迎です!▶ メッセージフォーム:https://forms.gle/Cq35F7CniFsrBxdc9
    📩 メール:info.nezumi@gmail.com
    🐦 X:@honyomunezumi
    📷 Instagram:@honyomunezumi
    📝 note:note.com/honyomunezumi


    続きを読む 一部表示
    35 分
  • #41『消滅世界』村田沙耶香 〜その欲望は制度によって作られた?それとも本能?〜
    2026/02/05

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第41回
    村田沙耶香『消滅世界』

    今回取り上げるのは、村田沙耶香『消滅世界』。
    恋愛が消え、性愛が消え、出産が制度として管理される社会。恋をすること、愛すること、悲しむこと、家族を欲しがること。
    それは本当に自然な感情なのか。
    それとも、長い時間をかけて作られてきた社会の制度なのか。

    『コンビニ人間』とも接続しながら、
    「普通」や「欲望」がどこから生まれてくるのかを、静かに問い直します。

    話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。


    ● 高橋宏治(作曲家)12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。
    HP:https://kojitakahashi.net
    X:@kojitaka1033


    ● 田口仁(文化史研究者)
    1982年 茨城県生まれ。東京大学大学院 博士後期課程。
    専門:表象文化論(映画・芸術理論)。
    制作集団「nezumi」にて音楽関連の執筆も担当。


    紹介してほしい本、番組への質問、日常のつぶやき、お悩み相談まで大歓迎です!
    ▶ メッセージフォム:https://forms.gle/Cq35F7CniFsrBxdc9
    📩 メール:info.nezumi@gmail.com
    🐦 X:@honyomunezumi
    📷 Instagram:@honyomunezumi
    📝 note:note.com/honyomunezumi

    続きを読む 一部表示
    32 分
  • #40『東京都同情塔』九段理江 〜優しさはどこまで制度になれるのか〜
    2026/01/22

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」
    第40回 配信
    九段理江『東京都同情塔』


    今回取り上げるのは、芥川賞受賞作として話題を集めた
    九段理江『東京都同情塔』。

    巨大な塔、制度化された「同情」、管理される優しさ。
    善意はどこまで社会の仕組みになれるのか。
    やさしさがルールになったとき、個人はどう生きるのか。


    話題の本から名作、気になる一冊まで、
    作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、
    それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcast です。

    ● 高橋宏治(作曲家)
    12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。
    室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。
    HP:⁠⁠https://kojitakahashi.net⁠⁠
    X:@kojitaka1033

    ● 田口仁(文化史研究者)
    1982年 茨城県生まれ。東京大学大学院 博士後期課程。
    専門:表象文化論(映画・芸術理論)。
    制作集団「nezumi」にて音楽関連の執筆も担当。

    紹介してほしい本、番組への質問、日常のつぶやき、お悩み相談まで大歓迎です!
    ▶ メッセージフォーム:⁠⁠https://forms.gle/Cq35F7CniFsrBxdc9⁠⁠
    📩 メール:⁠⁠info.nezumi@gmail.com⁠⁠
    🐦 X:@honyomunezumi
    📷 Instagram:@honyomunezumi
    📝 note:note.com/honyomunezumi

    続きを読む 一部表示
    26 分
  • #39『箱男』安部公房 〜覗きたいけど、見られたくない?〜
    2026/01/08

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」

    第39回 配信安部公房『箱男』


    今回取り上げるのは、安部公房の代表作のひとつ
    『箱男』

    段ボール箱をかぶり、都市を彷徨う〈箱男〉。見られたくない、でも世界は覗きたい。
    匿名になろうとして、かえって強く記号化されてしまう存在。

    映画化もされたこの作品を、いま読み返すことで見えてくる
    現代社会との接続について、じっくり語ります。


    話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcast です。


    ● 高橋宏治(作曲家)12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。HP:⁠https://kojitakahashi.net⁠X:@kojitaka1033


    ● 田口仁(文化史研究者)1982年 茨城県生まれ。東京大学大学院 博士後期課程。専門:表象文化論(映画・芸術理論)。制作集団「nezumi」にて音楽関連の執筆も担当。


    紹介してほしい本、番組への質問、日常のつぶやき、お悩み相談まで大歓迎です!

    ▶ メッセージフォム:⁠https://forms.gle/Cq35F7CniFsrBxdc9⁠📩 メール:⁠info.nezumi@gmail.com⁠🐦 X:@honyomunezumi📷 Instagram:@honyomunezumi📝 note:note.com/honyomunezumi

    続きを読む 一部表示
    33 分