• #50『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈 〜成瀬が受け入れられる、優しい世界〜
    2026/07/09

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第50回

    #50『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈
    〜成瀬が受け入れられる、優しい世界〜

    今回取り上げるのは、宮島未奈の小説『成瀬は天下を取りにいく』。

    閉店を控えた西武大津店に通い、M-1に挑戦し、二百歳まで生きると宣言する成瀬あかり。
    周囲の目を気にせず、自分で決めたことを淡々と実行していく少女です。

    成瀬は変わっている。
    けれど、その変わったままの姿を、友人や家族、町の人たちは少しずつ受け入れていきます。

    今回は、成瀬はなぜ愛されるのか、
    彼女の自由さを支えている能力や環境、島崎との友情、そして子どもが変わったままでいられる「優しい世界」について話しました。

    話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。

    ● 高橋宏治(作曲家)
    12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。
    HP:⁠⁠⁠⁠⁠https://kojitakahashi.net⁠⁠⁠⁠⁠
    X:@kojitaka1033

    ● 田口仁(文化史研究者)
    1982年 茨城県生まれ。東京大学大学院 博士後期課程。
    専門:表象文化論(映画・芸術理論)。
    制作集団「nezumi」にて音楽関連の執筆も担当。

    紹介してほしい本、番組への質問、日常のつぶやき、お悩み相談まで大歓迎です!

    ▶ メッセージフォーム:⁠⁠⁠⁠⁠https://forms.gle/Cq35F7CniFsrBxdc9⁠⁠⁠⁠⁠
    📩 メール:⁠⁠⁠⁠⁠info.nezumi@gmail.com⁠⁠⁠⁠⁠
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    33 分
  • #49『人間失格』太宰治 〜かっこ悪さを、最後まで芸にする〜
    2026/06/29

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第49回

    #49『人間失格』太宰治
    〜太宰治は、文学のパンサー尾形である〜

    今回取り上げるのは、太宰治の小説『人間失格』。

    「恥の多い生涯を送って来ました」という一文で知られる、太宰治晩年の代表作です。

    かっこ悪さ、必死さ、情けなさ、恥ずかしさ。
    それらを最後まで人前に出し続けた作家として、『人間失格』を読みます。

    話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。

    ● 高橋宏治(作曲家)
    12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。
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    ● 田口仁(文化史研究者)
    1982年 茨城県生まれ。東京大学大学院 博士後期課程。
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    33 分
  • #48『鯨神』宇能鴻一郎 〜官能小説の巨匠は、芥川賞作家だった〜
    2026/06/04

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第48回


    #48『鯨神』宇能鴻一郎
    〜官能小説の巨匠、その出発点〜


    今回取り上げるのは、宇能鴻一郎の小説『鯨神』。

    宇能鴻一郎といえば、後年は官能小説の巨匠として知られる作家。
    しかし『鯨神』は、その宇能鴻一郎が芥川賞を受賞した初期の代表作です。

    『鯨神』は、鯨と人間の戦いを描いた作品であると同時に、
    人間の身体、欲望、執着、暴力がむき出しになっていく物語でもあります。

    今回は『鯨神』を手がかりに、宇能鴻一郎という作家の出発点、官能小説と文学、
    谷崎潤一郎との違い、そしてロマンポルノや映画における身体の表現について話しました。

    話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。

    ● 高橋宏治(作曲家)
    12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。
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    ● 田口仁(文化史研究者)
    1982年 茨城県生まれ。東京大学大学院 博士後期課程。
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    40 分
  • #47『推し、燃ゆ』宇佐見りん 〜人はなぜ他者に自分を預けるのか?〜
    2026/05/21

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第47回

    #47『推し、燃ゆ』宇佐見りん

    〜人はなぜ他者に自分を預けるのか?〜


    今回取り上げるのは、宇佐見りんの小説『推し、燃ゆ』。

    主人公・あかりにとって、「推し」は単なる好きな存在ではなく、自分を世界につなぎ止めるための支えでもあります。


    動画を見る。

    SNSを追う。

    言葉を記録する。

    推しを応援することが、彼女にとって「生きること」そのものになっていく。

    けれど、推しが炎上したとき、その支えは大きく揺らぎます。

    推しを支えているのか。

    それとも、自分が推しに支えられているのか。

    人はなぜ自分ではないものに、自分を仮託してしまうのか。


    話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。


    ● 高橋宏治(作曲家)

    12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。

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    ● 田口仁(文化史研究者)

    1982年 茨城県生まれ。東京大学大学院 博士後期課程。

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    31 分
  • #46『叫び』畠山丑雄 〜言葉にならないものは、どこに行くのか?〜
    2026/05/08

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第46回
    #46『叫び』畠山丑雄
    〜言葉にならないものは、どこに行くのか?〜


    今回取り上げるのは、畠山丑雄の小説『叫び』。
    銅鐸、ケシ畑、満州、万博。
    現在の風景の下に積み重なった過去の記憶が、次第に主人公の日常を侵食していく。

    この作品が描くのは、説明しきれない感情、土地に残る記憶、そして言葉にならない衝動。語ることは、本当に伝わることなのか。
    言葉にならないものは、存在しないのか。

    土地と記憶。
    声と沈黙。
    現在と過去。

    その境界が崩れていく感覚を手がかりに、
    「言葉」と「場所」の問題を掘り下げます。


    話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。


    ● 高橋宏治(作曲家)
    12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。
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    ● 田口仁(文化史研究者)
    1982年 茨城県生まれ。東京大学大学院 博士後期課程。
    専門:表象文化論(映画・芸術理論)。
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    39 分
  • #45『BUTTER』柚木麻子〜なぜ私たちは、欲望に罪を感じるのか〜
    2026/04/23

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第45回

    #45『BUTTER』柚木麻子

    〜なぜ私たちは、欲望に罪を感じるのか〜


    今回取り上げるのは、柚木麻子の長編小説『BUTTER』。

    主人公は、週刊誌の記者・町田里佳。

    彼女は、男性を操り金銭を引き出した女性連続殺人犯の取材を始める。その女性は、美しさや節制といった「女性らしさ」から外れながらも、独自の価値観で欲望を肯定し、生きている。取材を続ける中で、里佳は食べること、欲しがること、快楽といったものへの見方を揺さぶられていく。


    話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。


    ● 高橋宏治(作曲家)
    12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。
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    1982年 茨城県生まれ。東京大学大学院 博士後期課程。
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    44 分
  • #44『チャイルド・オブ・ゴッド』コーマック・マッカーシー〜人間の境界はどこにあるのか?〜
    2026/04/08

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第44回
    #44『チャイルド・オブ・ゴッド』コーマック・マッカーシー

    〜人間の境界はどこにあるのか?〜


    今回取り上げるのは、コーマック・マッカーシーの長編小説『チャイルド・オブ・ゴッド』。

    社会から孤立した男、レスター・バラード。
    家族や共同体から切り離された彼は、やがて山の中で生き、
    殺人や死体性愛といった行為に至っていく。常識的には「怪物」として切り離される存在。しかしこの小説は、彼を特別な存在としてではなく、淡々と「一人の人間」として描く。そしてタイトルは「神の子」。

    彼は怪物なのか。それとも、人間の延長なのか。

    善と悪は本当に分かれているのか。

    文明の外にあるものは野生なのか、マッカーシー作品を通底する「暴力」と「人間」の問題を手がかりに、人間の境界について考えます。


    話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。


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    32 分
  • #43『忘れられた巨人』カズオ・イシグロ 〜忘却は平和をつくるのか?〜
    2026/03/23

    📚🎙 読書Podcast「本読むネズミ」第44回
    #43『忘れられた巨人』カズオ・イシグロ 〜忘却は平和をつくるのか?〜

    今回取り上げるのは、カズオ・イシグロの長編小説『忘れられた巨人』。

    アーサー王の死後のブリテン島。
    この世界では、霧によって人々は過去の記憶を思い出せない。

    その霧は、戦争や虐殺の記憶を消し去り、
    社会に平和をもたらしている。

    しかしその平和は、忘却の上に成り立っている。

    歴史を忘れることで社会は安定するのか。
    真実を知ることは善なのか。

    さらに物語の中心には、
    記憶を失ったまま愛し合う老夫婦の姿がある。

    愛は記憶に依存するのか。

    個人の記憶と社会の記憶を手がかりに、
    「忘却と平和」の問題を掘り下げます。


    話題の本から名作、気になる一冊まで、作曲家・高橋宏治 × 文化史研究者・田口仁が、それぞれの視点で語り尽くすニッチでクールな読書Podcastです。


    ● 高橋宏治(作曲家)
    12歳より独学で作曲。東京藝術大学作曲科、デンマーク王立音楽院修士課程修了。室内オペラ《Admist dust and fractured voices》《PLAT HOME》など、国内外で作品を発表。
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    1982年 茨城県生まれ。東京大学大学院 博士後期課程。
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