エピソード

  • 昭和の音旅 #97 奄美のシマ唄「諸鈍長浜節」
    2025/08/01

    音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。


    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和30年の音源から、奄美のシマ唄「諸鈍長浜節」をお届けします。


    『🎵諸鈍ぬ長浜に 打ちゃげ引く波や ヒヤルガエハレ 諸鈍ぬ女童ぬ 笑い歯茎』

    “諸鈍長浜に寄せては返す波は、諸鈍娘の笑顔に光る歯並びのよう…”と歌っています。


    諸鈍湾は、奄美大島本島から狭い海峡をへだてた加計呂麻島にあります。かつて奄美大島は琉球に属し、琉球王の善政下ではありましたが農民の反乱もありました。琉球軍は鎮圧のため諸鈍を根拠地に度々攻め込みましたが、駐留する琉球兵は美人の諸鈍娘にいつも骨抜きにされてしまった…そんな話が伝わっています。

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  • 昭和の音旅 #96 出水の「田の神舞」
    2025/07/31

    音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。


    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和36年の音源から、出水の「田の神舞」をお届けします。


    「田の神舞」は、古くは秋の彼岸に、現在は秋のホゼ祭り(豊年祭)に野田町熊野神社に奉納されている芸能です。たくさんの人数で踊る田の神舞で、高烏帽子に陣羽織の田の神と、三吉という道化役などが登場。一人で舞う田の神舞とは異なり、北薩地域で見られるにぎやかで演劇的な田の神舞です。

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  • 昭和の音旅 #95 鹿児島市の「西田橋 地つき唄」
    2025/07/30

    音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。


    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和53年の音源から、鹿児島市の「西田橋 地つき唄」をお届けします。


    西田橋は平成5年の「8・6水害」のあと、石橋記念公園に移設されていますが、かつては鹿児島市を流れる甲突川の五大石橋の一つとして、参勤交代の行列が行きかう城下の玄関口となっていました。正調おはら節保存会による「西田橋 地つき唄」は橋を造った頃のものだと伝えられており、昭和52年8月19日、鹿児島市の無形民俗文化財に指定されています。

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    4 分
  • 昭和の音旅 #94 黒島の「弓矢踊り」
    2025/07/29

    音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。


    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和38年の音源から、三島村・黒島で収録した「弓矢踊り」をお届けします。


    「弓矢踊り」は1584 年、島原北部の沖田畷において、龍造寺隆信と、侵攻を受けた有馬晴信、有馬の援軍に向かった島津家久との間で勃発した戦をモチーフとしています。この時、家久の子・豊久は15歳で参戦し見事な若武者ぶりを披露、その勇姿を表したものです。


    大里地区に約400年前から伝わる「八朔踊り」は、面踊り・相撲踊り・大名行列・長刀(なぎなた)踊り・弓矢踊りの5種からなるもので、三島村の無形民俗文化財に指定されています。かつては旧暦8月1日に奉納されていましたが、現在は9月1日に行われています。

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    4 分
  • 昭和の音旅 #93 奄美のシマ唄「節田まんかい節」
    2025/07/28

    音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。


    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和30年の音源から、奄美のシマ唄「節田まんかい節」をお届けします。


    「節田まんかい」は奄美市笠利町の節田集落に伝わる伝統行事で、旧正月に行われています。かつては、笠利町東海岸の複数の集落で伝承されていたといわれますが、現在では節田集落でのみ行われています。

    「まんかい」とは福や人を招くという意味。娯楽の少ない昔は、貴重な男女の出会いの場でもあったといいます。男女が向き合って一列に並んで座り、招くような手振りをしながら、唄の掛け合いを続けていきます。伴奏として奄美の三線とチヂンと呼ばれる太鼓も加わります。


    奄美のシマ唄・唄遊びの核というべき掛け合い(唄問答)を昔のままの形で現代に伝える貴重なもので、2008年(平成20年)4月22日に鹿児島県指定文化財(無形民俗文化財)に指定されています。

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  • 昭和の音旅 #92 奄美群島の「永良部百合の花」「島育ち」
    2025/07/25

    音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。

    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和30年の音源から、奄美群島の「永良部百合の花」「島育ち」をお届けします。


    新民謡「永良部百合の花」は、仲宗根幸市氏の解説によると『明治末に鹿児島の商人が野生のテッポー百合栽培を島民にすすめ百合の球根をアメリカを対象に外貨を稼いだ。その後、横浜の商社が沖永良部島の百合を安価で買占め暴利をむさぼった。そんな横浜からの荒波に負けずに一生懸命働いて島の財産を守ろうという歌』。


    「島育ち」は歌手・田端義夫の代表作の1つで、奄美大島の代表的ご当地ソングでもあります。戦前から奄美大島で歌われていて、戦後には東京の花柳界でも歌われていたとか。田端義夫が銀座の沖縄料理店で初めて聴いて感激し、反対するテイチクを、自費でレコードを出すことで承知させ、その結果「島育ち」は大ヒット。翌年、喜界島を舞台に映画化もされました。

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  • 昭和の音旅 #91 鹿屋市の「棒踊り」
    2025/07/24

    音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。

    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和36年の音源から、鹿屋市の「棒踊り」をお届けします。


    「棒踊り」は、「太鼓踊り」と共に県下の各地で行われています。鹿屋市祓川町の「棒踊り」は旧暦3月4日、産土神・瀬戸山神社の例祭の時、境内および社前の早馬の馬場で奉納されます。「棒踊り」は農耕神への豊作を祈願して行われるものであるとも言い、また一説には徳川時代の身分制度によって農民は帯刀を禁じられていたので、踊りに武芸を織り込んで士気を鼓舞したものだとの伝承も行われています。

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  • 昭和の音旅 #90 黒島で収録した民謡「しょんが節」「黒島潮替節」
    2025/07/23

    音で楽しむ、ふるさとの風景…鹿児島県内に伝わるお祭りや民謡など懐かしい音を季節ごとに紹介します。

    MBCラジオは1953年(昭和28年)に開局しました。MBC資料センターには、開局当時からの貴重なラジオの音源が多数保存されています。なかでも、昭和30年代~50年代の鹿児島県内各地のお祭りや民謡などの貴重な音源が大量に残されています。

    市町村合併により地名が変わる中、過疎化・少子化で消滅の危機にあるお祭りや、唄い手継承の危機にある民謡なども多くあると思われます。鹿児島に古くから伝わる習俗を保存した当時のラジオの音源は、まさに文化遺産ともいえる貴重なものです。 これらを発掘してデジタルアーカイブ化するとともに、再び電波に乗せることにより、脈々と繋いできた鹿児島の文化の継承に努めてまいります。

    当時を知る人々を郷愁に誘い、若い世代には古き良きふるさとの文化と出会う機会になることを願います。


    昭和38年の音源から、 黒島で収録した民謡「しょんが節」「黒島潮替節」をお届けします。

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    4 分