『日々是思考〜組織のマネジャーのための学びの場〜』のカバーアート

日々是思考〜組織のマネジャーのための学びの場〜

日々是思考〜組織のマネジャーのための学びの場〜

著者: toneflow
無料で聴く

このコンテンツについて

「マネジメントの本質を学ぶ、考える、実践する」 このポッドキャストは、組織のマネジャークラスの方々に向けて、ハウツーを超えた本質的なマネジメントをお届けします。失敗から学び、適切な対応ができるリーダーを一人でも多く育成することを目指し、人文知等の視点を交えながら、マネジメントの核に迫るトーク番組です。Apple Podcast/Spotify/Amazon Musicで毎週火曜AM7時配信中。 ■パーソナリティ 大森寛明について IT企業の役員を歴任し作曲家/編曲家としても活躍。クリエイターと経営、理論と実践の間を自由に行き来しながら、マネジメントの魅力を探求しています。 《Xアカウント》 @flickertone ■番組へのお便り ぜひ感想をお寄せください! ⁠https://forms.gle/GRieST81bdhErH1x9⁠toneflow 出世 就職活動 経済学
エピソード
  • #56 アルフレッド・P・スローン Jr. ④:テールフィンは未来の翼だった!ハーリー・アールと大恐慌から黄金時代、そして未来への遺産
    2025/06/09

    これまで、経営の天才スローン、発明王ケタリングの活躍を見てきましたが、今回はGMの黄金時代を美しく、そして力強く彩ったもう一人の巨人、デザインの魔術師ハーリー・アールの物語を中心に、激動の時代を振り返ります。

    1929年の世界恐慌、そして人類が経験した最大の戦争、第二次世界大戦…。GMは、創業以来の、そして国家的な危機に直面します。人々が夢や希望を失いかけた、そんな暗い時代だからこそ、ハーリー・アールが率いるデザインチームが生み出す「夢のクルマ」は、特別な輝きを放ちました。移動式モーターショー「モトラマ」で発表される、息をのむほど美しい未来のコンセプトカー。それは、GMの揺るぎない技術力と、「戦争が終われば、こんなにも素晴らしい生活が待っている」という、未来への約束の象徴でした。

    そして戦後、アメリカが未曾有の繁栄を謳歌する「黄金の50年代」を迎えると、ハーレー・アールのデザインもその頂点を極めます。誰もが憧れた、大きく、美しく、そして華やかな「テールフィン」を持つキャデラックやシボレー。それは単なる自動車のデザインではなく、当時のアメリカ人の自信と楽観主義、そして誰もが手を伸ばせば掴めるはずの「アメリカンドリーム」そのものを乗せて、ハイウェイを駆け抜けていたのかもしれません。

    この完結編では、ハーレー・アールのデザイン革命が、いかにしてスローンの緻密な経営戦略と融合し、GMを史上最強の企業へと押し上げたのか、その輝かしい軌跡を辿ります。そして、一つの偉大な時代を築き上げたアルフレッド・スローンの退任…。彼らが現代の私たちに残してくれた、優れたマネジメント、尽きることのないイノベーション、そして「人々に夢を売る」ことの本当の意味とは何だったのか、を考えていきます。

    参考書籍

    • 「⁠⁠⁠GMとともに⁠⁠⁠」アルフレッド・P・スローン J(著) 有賀優子(訳)
    • 「⁠⁠⁠マネジメントの世紀1901−2000⁠⁠⁠」スチュアート・クレイナー(著) 嶋口 充輝 (翻訳), 黒岩 健一郎 (翻訳), 岸本 義之 (翻訳)


    番組で取り上げた書籍紹介

    ⁠⁠⁠https://www.valuebooks.jp/shelf-items/folder/84676b46a574170


    番組へのお便り

    ぜひ感想をお寄せください!

    https://forms.gle/GRieST81bdhErH1x9

    続きを読む 一部表示
    25 分
  • #55 アルフレッド・P・スローン Jr. ③:発明王チャールズ・ケタリング、20世紀の「当たり前」を作った男
    2025/06/02

    今回はGMのもう一つの強力なエンジン、天才発明家チャールズ・“ボス”・ケタリングにスポットライトを当てます! 彼がいなければ、20世紀の私たちの生活は、全く違ったものになっていたかもしれません。

    「キーをひねればエンジンがかかる」…今では当たり前の自動車のセルモーター。これを実用化し、自動車を一気に身近なものへと変えたのが、若き日のケタリングでした。

    当時の常識「クルマは黒が当たり前」を覆し、GM車をカラフルで魅力的に変身させた奇跡の速乾性塗料「デュコ」家庭の冷蔵庫やエアコンを安全で便利なものへと進化させた冷媒「フロンガス」。そして、アメリカ大陸を駆け抜ける鉄道の風景を一変させ、高速化と効率化をもたらした高性能「ディーゼルエンジン」と、伝説の列車「パイオニア・ゼファー号」のドラマチックな物語。

    しかし、そんな「発明王」にも、社運を賭けた「空冷エンジン」開発での大きな、大きな挫折がありました。その壮絶な失敗から彼は何を学び、GM、そしてスローン社長はどう対応したのか? 「999回失敗しても、1回成功すれば良いんだ」という彼の不屈の精神と、「人々の役に立つこと」を何よりも大切にした発明哲学の源泉とは?

    アルフレッド・スローンの絶大な信頼という翼を得て、チャールズ・ケタリングがいかにしてGMの技術的優位性を不動のものとし、次々と「未来の当たり前」を創造していったのか。そこには、技術開発の面白さ、不可能を可能にする挑戦の興奮、そして天才を活かすマネジメントの極意が詰まっています。ケタリングの驚くべき発明の数々と、その知られざる物語を、どうぞお楽しみください。

    参考書籍

    • 「⁠⁠GMとともに⁠⁠」アルフレッド・P・スローン J(著) 有賀優子(訳)
    • 「⁠⁠マネジメントの世紀1901−2000⁠⁠」スチュアート・クレイナー(著) 嶋口 充輝 (翻訳), 黒岩 健一郎 (翻訳), 岸本 義之 (翻訳)


    番組で取り上げた書籍紹介

    ⁠⁠https://www.valuebooks.jp/shelf-items/folder/84676b46a574170


    番組へのお便り

    ぜひ感想をお寄せください!

    ⁠https://forms.gle/GRieST81bdhErH1x9⁠

    続きを読む 一部表示
    25 分
  • #54 アルフレッド・P・スローン Jr. ②:スローン流「組織革命」と市場制覇のマーケティング戦略
    2025/05/26

    アルフレッド・スローンとGMの物語、今回は、彼がGMという巨大な船の舵を取り、いかにして組織を鍛え上げ、市場を制覇し、そして絶対王者フォードに戦いを挑んでいったのか、その具体的な戦略と戦術を、熱気あふれる1920年代から40年代のアメリカを舞台に徹底解剖します!

    狂騒のジャズエイジ、そして暗黒の世界恐慌…。そんな激動の時代に、スローンはGMの内部でどんな「組織革命」を断行したのか? 天才財務マン、ドナルドソン・ブラウンと共に、どんぶり勘定だったGMのお金の流れを「見える化」した驚異の財務改革とは? そして、巨大組織を効率的かつ柔軟に動かすために発明された「事業部制」の秘密とは?

    さらに市場では、ヘンリー・フォードの「T型フォード一択」戦略に対し、GMはいかにして「あらゆる人々の、あらゆる目的と予算に合う一台を!」というスローガンのもと、シボレーからキャデラックへと続く鮮やかな「ブランドの階段」を築き上げたのか。今では当たり前の自動車ローン(GMAC)、中古車下取り、そして毎年人々を熱狂させた「年間モデルチェンジ」とハーレー・アールのデザイン革命…。これらの革新的なマーケティング戦略が、いかにフォードを追い詰めていったのか? そんな物語をトークしています。

    参考書籍

    • 「⁠GMとともに⁠」アルフレッド・P・スローン J(著) 有賀優子(訳)
    • 「⁠マネジメントの世紀1901−2000⁠」スチュアート・クレイナー(著) 嶋口 充輝 (翻訳), 黒岩 健一郎 (翻訳), 岸本 義之 (翻訳)


    番組で取り上げた書籍紹介

    ⁠https://www.valuebooks.jp/shelf-items/folder/84676b46a574170


    番組へのお便り

    ぜひ感想をお寄せください!

    ⁠https://forms.gle/GRieST81bdhErH1x9⁠

    続きを読む 一部表示
    32 分

日々是思考〜組織のマネジャーのための学びの場〜に寄せられたリスナーの声

カスタマーレビュー:以下のタブを選択することで、他のサイトのレビューをご覧になれます。