エピソード

  • 144. 「本陣殺人事件と婚礼の習俗」横溝正史の民俗学 *岡山県倉敷市*
    2026/10/18

    横溝正史が岡山・真備へ疎開した時代に生まれた、金田一耕助シリーズ第1作『本陣殺人事件』。今回は犯人やトリックには触れず、作中に描かれた「婚礼」を民俗学から読み解く。

    夜の祝言、仲人、嫁入り道具、琴、床盃、旧家の家柄、そして凶器となった名刀・貞宗…

    実際の婚姻習俗と横溝が作った世界を照らし合わせると、作品がより立体的になる。ネタバレなしで楽しむ横溝正史入門。

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    33 分
  • 143. 「神武天皇陵に消えた村」洞村移転問題 *奈良県橿原市*
    2026/10/11

    奈良県橿原(かしはら)市、畝傍山の麓に広がる神武天皇陵。しかし、現在の場所と景観は、幕末から昭和にかけて形づくられていったものだった。

    陵墓の治定、橿原神宮の創建、畝傍山の聖域化。その過程で、208戸・1,054人が暮らした被差別部落・洞村は、集落ごと移転する。

    初代天皇の聖地は、名もなき人々を動かして造られた。森の静けさに埋もれた、人々と国家の物語をたどる。

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    44 分
  • 142. 「夢は誰のもの?」眠りの民俗史
    2026/10/04

    昔の日本人は、どこに何を敷き、誰と眠っていたのか。

    寝具、就寝空間、夢、娘宿、戦後住宅などから、先人たちは「眠り」とどう向き合ってきたのか、その変遷を追う。

    ウチの寝具が愛おしくなること請け合いの「眠りの民俗史」。


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    46 分
  • 141. 「暴かれた伝説」人魚ミイラ科学解析 *岡山県浅口市*
    2026/09/27

    岡山・圓珠院の人魚ミイラを分析してわかったのは、紙や布、フグの皮で作られた人工の身体。そこには骨の一本すら存在しなかった。科学が出した答えは無情だった。しかし調査が終わったとき、だれも落胆することはなかった。

    「本物か偽物か」の先に見えた、少し切なくて温かい「人魚ミイラの真実」をひもとく。


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    35 分
  • 140. 「なぜ藁が屋敷に化けたのか?」わらしべ長者
    2026/09/20

    昔話『わらしべ長者』を経済学風味に解剖する。「藁とアブの合体」はApple製品? 「命を救ったミカン」の価値は?「死んだ馬を引き取る」のは無謀な賭け?

    物々交換、情報格差、リスク選好、ストックとフローなどミクロ・マクロ経済学でのアプローチから民俗学的解釈まで。

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    39 分
  • 139. 「死刑で死ななかったらどうなる?」石鐵県死刑囚蘇生事件
    2026/09/13

    明治5年、石鐵県で絞首刑に処された農民・田中藤作。ところが遺体を親族へ引き渡した後、わずかに脈が戻り、藤作は蘇生した。

    死刑はすでに執行済み。しかし本人は生きている。明治政府は「もう一度処刑するのか」という、法律に答えのない問題に直面する。

    久米騒動、新律綱領、明治初期の絞首刑制度、政府がくだした決定までのプロセスを公文書から追う。これは「死人が生き返ったオカルト話」ではなく、近代国家が「刑死」をどう扱ったのか、そのルールを作り始めた時代の物語である。


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    40 分
  • 138. 「ふ、分?秒!? わからない!!」 日本人の時間
    2026/09/06

    明治になると、日本の「時間」は一変した。不定時法から24時間の定時法へ、鉄道は「分」を日常に持ち込み、電信・午砲・日本標準時によって全国が同じ「今」を共有し始める。

    さらに時の記念日、ラジオ時報を経て、人々の暮らしはついに「秒」で動くようになった。

    日本人の時間感覚が近代化していく歴史をたどる後編。

    <参考文献>

    『時間の日本史 ~日本人はいかに「時」を創ってきたのか~』佐々木勝浩


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    35 分
  • 137. 「伸び縮みする刻」日本人の時間
    2026/08/30

    「昔の日本人は、時計もなく時間におおらかだった」と思ったら、一部当たっていて、一部まったく違っていた。1300年前には水時計を管理する専門官が存在し、江戸時代には季節によって「一刻」の長さそのものが伸び縮みしていた。漏刻、丑三つ、明け六つ、和時計、時の鐘、そして落語『時そば』まで。現代とはまるで違う「日本人の時間」を辿る前編。



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    36 分