エピソード

  • 130. 「うなぎ食文化の現在地」
    2026/07/12

    今回のテーマは、日本人にとって最も身近でありながら、実は謎に満ちたミステリアスな食材「うなぎ」。

    舞台は縄文時代の貝塚から始まる。奈良時代の人が“夏バテの妙薬”として歌に詠み、「蒲焼」のイノベーション、天才・平賀源内が仕掛けた「土用の丑の日」という希代のマーケティング戦略まで。2026年現在の水産科学が挑む「完全養殖うなぎ」の最前線にも迫る。

    うなぎを「神の使い」として絶対に口にしない禁忌や、鰻信仰。日本人の精神世界の領域。

    私たちはうなぎを食べ、ときに畏れ、守ろうとする。

    香ばしい蒲焼の香りの向こう側に広がる、歴史・科学・民俗学が交錯するディープな文化の音旅。

    参考文献

    ラズウェル細木「う」

    高城久 「読めばもっとおいしくなる うなぎ大全」

    塚本勝巳 「うなぎ 一億年の謎を追う」

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    39 分
  • 129. 「犬神憑き ムラを支配した呪いと差別」
    2026/07/05

    西日本、特に四国・九州地方に残る「犬神信仰」。犬の霊が人に取り憑き、病をもたらすという、オカルティックな文脈で語られることが多い。

    ・犬神筋とは・犬神誕生伝説の真相・1990年代まで続いた差別・犬神憑きと精神医学・原因不明の病が「犬神」と呼ばれた理由・賢見神社の犬神落とし

    犬神とは、超自然の怪異だったのか。それとも、人間社会が作り出した見えない怪物だったのか。


    参考資料

    酒井貴広 「現在までの憑きもの研究とその問題点」2014

    酒井貴広 「戦後高知県における『生活改善』の展開と犬神変容に関する研究」2016

    香川雅信 「徳島の犬神憑き」1998

    大宮司信 「森田正馬の「土佐の犬神憑き調査」について」 2020

    倉光清六 「憑き物耳袋」


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    35 分
  • 128. 「脚をめぐる耽美と怪奇」 【ゲスト ちとせさん】
    2026/06/28

    ⚠️性的な描写を含んでいます。親子でお楽しみいただいているリスナー様は気まずくなる可能性がありますのでご注意ください⚠️

    今回は「イヴォンヌの話」のちとせさんをゲストに迎え、「脚」をテーマにした文学作品を深掘り。

    なぜ谷崎は女性の足に執着したのか?
    なぜ老人たちは若い女性に支配されることを望んだのか?
    なぜ乱歩は愛と残酷さを同じ場所に描いたのか?

    刺青師が少女を魔性の女へ変える『刺青』
    足に人生を捧げた男を描く『富美子の足』
    老いと欲望の終着点『瘋癲老人日記』
    戦争と愛の歪みを描いた問題作『芋虫』

    美と欲望、耽美とエログロ。日本近代文学が到達した危険で魅力的な世界。

    ・結核と転地療法・江戸の美意識・ヒール文化・纏足
    歴史・習俗の視点からも「脚」を辿る。
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    1 時間 8 分
  • 127. 「奇祭・キリスト祭と十和田湖の謎」 *青森県三戸郡新郷村*
    2026/06/21

    青森県・十和田湖と新郷村を巡る現地旅レポート。

    今回は実際に十和田湖でRIBボートツアーを体験。

    後半は、日本屈指のミステリースポットとして知られる青森県新郷村の「キリストの墓」と「キリスト祭」へ。

    なぜこんな不思議な祭りが成立するのか?そこから見えてくる日本人独特の宗教観や八百万の精神。

    ・十和田湖グリランドRIBボートツアー
    ・イトムカの入り江
    ・十和田湖の占い場と湖底の古銭
    ・龍伝説と五色岩
    ・神代ヶ浦のキリスト像
    ・十和田プリンスホテル宿泊記
    ・新郷村キリスト祭現地レポート
    ・キリストの墓伝説
    ・八百万の神と日本人の宗教観


    キーワード

    十和田湖 / 新郷村 / キリスト祭 / キリストの墓 / キリストっぷ / キリストラーメン / 八郎太郎伝説 / 南祖坊 / 十和田神社 / 龍神伝説 / グリランド / 十和田プリンスホテル / 長慶天皇 / 義経北行伝説 / 東日流外三郡誌 / 津軽史 / 青森観光 / 民俗学 / 日本史 / 郷土史 / 歴史ミステリー / オカルト/ ムー

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    33 分
  • 126. 「十和田湖に封じられた噴火の記憶と龍の伝説」 *青森県十和田市&秋田県小坂町*
    2026/06/14

    十和田湖に伝わる龍神・八郎太郎伝説。

    イワナを食べて龍となった男、湖の主を追い出した南祖坊、そして八郎潟へ逃れた敗北の龍。一見するとふつうの昔話だが、実際にあった平安時代の巨大噴火と比べると、驚くべき共通点が浮かび上がる。

    915年の十和田火山噴火、火山雷、ラハール(火山泥流)、二重カルデラ湖。伝説は本当に噴火の記憶なのか?

    民俗学と科学の狭間で、東北最大級の神秘の湖に眠る千年の記憶を辿る。

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    38 分
  • 125. 「世界一クリーンでクサい? 最新科学がビビるくさやパワー」
    2026/06/07

    番組に届いたお便りをきっかけに、今回は伊豆諸島の伝統発酵食品「くさや」を民俗学×サイエンスの視点で深掘り。

    「死ぬほど臭い、だけど美味い発酵食」その誕生の裏には、江戸時代の新島が直面した「塩の年貢」という過酷な歴史と、島民たちの限界サバイバルから生まれた奇跡の知恵があった。

    さらに最新の研究によって、くさや汁の中に隠された「腐らない最強のセキュリティシステム」や「天然の抗菌パワー」が次々と証明され、注目されている。

    絶滅寸前に追い込まれながらも、現代のライフスタイルに合わせて形を変えて生き抜く、くさやの執念とロマン。次に居酒屋で見かけたとき、あなたの見方が180度変わるスリリングな発酵民俗学をお楽しみください。


    sottoさんのポッドキャスト番組「和尚は逃げても寺は逃げない


    【番組へのおたより】感想や「地元の奇妙な風習・食べ物」のリクエストはこちらまで!「たびみん能楽部」入部希望も受付中!📩 zipcodejourney@gmail.com

    #民俗学 #くさや #新島 #発酵 #歴史

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    38 分
  • 124. 「コレラ送りと陰謀論ー明治のパンデミック狂乱」
    2026/05/31

    明治日本を襲った最悪のパンデミック「コレラ」
    致死率68%の恐怖は、人々を暴動・デマ・陰謀論へと駆り立てた。

    ・「狐憑き」で広がるという流言

    ・コレラを隣村へ送る「コレラ送り」
    ・警察による強制隔離と防疫
    ・三本足の猿のお守り騒動
    ・石炭酸を飲んで中毒
    ・「臓器狩り」陰謀論
    ・百万遍と集団狂乱

    ・医師殺害事件

    現代のSNS社会にも通じる“インフォデミック”の原型を追う。

    コロナ禍を経験した今だからこそ刺さる、恐ろしくも奇妙な日本近代民俗史。

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    34 分
  • 123. 「ガリガリ君まで1400年─氷の日本史」
    2026/05/24

    奈良時代の氷室から現代の高級ロックアイスまで。

    古代版Uber Eats!? 真夏に奈良の都へ氷を運んだ「氷室」のインフラ

    清少納言も「#氷活」していた? 1万円イチゴレベルの贅沢ムーブ

    時速10km・480kmの激走! 将軍家へ「お氷様」を運んだ加賀飛脚の命がけの秘話

    なぜ青地に赤文字?かき氷旗の秘密

    機械製氷の衝撃 「中に雪女が捕まっている」と恐れられたオーパーツ

    諏訪湖「御神渡り」の民俗と危機のサイエンス

    ガリガリ君誕生秘話「シェル&コア構造」の奇跡

    「氷」という切り口から日本の歴史・文化・経済をたどる民俗学エピソード。EP118「キッチンの民俗史」スピンオフ。


    番組へのおたより、「たびみん能楽部」への入部希望は下記まで☟

    zipcodejourney@gmail.com


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    33 分