エピソード

  • 137. 「伸び縮みする刻」日本人の時間
    2026/08/30

    「昔の日本人は、時計もなく時間におおらかだった」と思ったら、一部当たっていて、一部まったく違っていた。1300年前には水時計を管理する専門官が存在し、江戸時代には季節によって「一刻」の長さそのものが伸び縮みしていた。漏刻、丑三つ、明け六つ、和時計、時の鐘、そして落語『時そば』まで。現代とはまるで違う「日本人の時間」を辿る前編。



    おたよりフォームはこちら

    Xアカウントはこちら

    メールアドレス:zipcodejourney@gmail.com


    続きを読む 一部表示
    36 分
  • 136. 「正体不明の神アラハバキ」 *岩手県花巻市*
    2026/08/23

    岩手県花巻市の丹内山神社。その境内奥には「アラハバキ大神の巨石・胎内石」と呼ばれる巨大な岩がある。アラハバキとは何の神なのか?

    さまざまな説を辿りながら、丹内山神社に積み重なった「信仰の地層」を読み解く。正体不明だからこそ見えてくる、日本の神様の残り方を考える。

    おたよりフォームはこちら

    Xアカウントはこちら

    メールアドレス:zipcodejourney@gmail.com


    続きを読む 一部表示
    31 分
  • 135. 「廃墟になった楽園 松尾鉱山」*岩手県八幡平市*
    2026/08/16

    岩手県八幡平市の山中に残る巨大廃墟「緑ヶ丘アパート」。ここにはかつて、日本最大級の硫黄鉱山「松尾鉱山」と、約1万5,000人が暮らした巨大な鉱山都市があった。

    なぜ松尾鉱山は「雲上の楽園」と呼ばれたのか。なぜ巨大な鉱山都市は消滅したのか。そして、会社も町もなくなったあと、なぜ鉱害だけが残ったのか。

    繁栄と衰退、公害、そして廃墟に残された人々の記憶から、松尾鉱山という土地の物語をたどる。


    おたよりフォームはこちら

    Xアカウントはこちら

    メールアドレス:zipcodejourney@gmail.com


    続きを読む 一部表示
    32 分
  • 134. 「生き血を抜かれる!明治の徴兵令と血税一揆」
    2026/08/09

    1873年、明治政府が発布した徴兵令。

    この制度に対し、人々は激しく反発した。“若者の生き血を抜き取る制度”というデマまで広がり、西日本各地では血税一揆が発生。

    徴兵から逃れるため、人々は偽装養子、戸籍の移動、醤油の一気飲み、自傷行為などで命がけの徴兵逃れに手を染めた。

    岡山県北部で起きた「美作騒擾」では、徴兵への恐怖と解放令への反発、根深い差別意識が結びつき、被差別部落への凄惨な襲撃へと発展。

    徴兵令、血税一揆、徴兵逃れ、美作騒擾をたどりながら、国家と教育、地域社会が人々の価値観を作り替えていった歴史を探る。

    昭和オカルト奇譚「シリアルキラーナイト」第四夜、都井睦雄特集とあわせてお聴きください。


    おたよりフォームはこちら

    Xアカウントはこちら

    メールアドレス:zipcodejourney@gmail.com

    続きを読む 一部表示
    37 分
  • 133. 【番外編・大人の寝かしつけ】「山椒魚」
    2026/08/02

    今回のシリーズ「大人の寝かしつけ」では、岡本綺堂の短編『山椒魚』を朗読。

    舞台は、鉄道が通る前の木曾路。山あいの古い宿を訪れた旅人は、そこで語られる奇妙な出来事に耳を傾けることになる。

    静かな旅情のなかに、じわりと不穏さが広がっていく怪奇ミステリー。岡本綺堂らしい、端正でどこか薄気味の悪い一篇。

    眠る前のひととき、昔の木曾路を旅しませんか?


    おたよりフォームはこちら

    Xアカウントはこちら

    メールアドレス:zipcodejourney@gmail.com

    続きを読む 一部表示
    35 分
  • 132. 「殺生石は生物を殺すのか?―九尾の狐伝説」*栃木県那須郡那須町*
    2026/07/26

    栃木旅・後編の舞台は、那須町の「殺生石」。

    この石には、鳥羽上皇を惑わせた絶世の美女・玉藻前、その正体である九尾の狐の怨念が宿り、近づく鳥や獣を殺したという伝説が残されている。

    もともと九尾の狐は、中国では平和な世に現れる縁起のよい瑞獣(聖なる獣)だった。なぜ瑞獣だった狐が、国を滅ぼす最凶の妖怪へと変化したのか?妲己、玉藻前、能『殺生石』、松尾芭蕉『おくのほそ道』をたどりながら、東アジアを横断した九尾の狐の物語をひも解く。

    地上の石から見れば怨念の物語。地下の流体から見れば火山地球化学。同じ土地に重なる、妖怪伝説と科学のリアル。

    那須湯本温泉の名湯「鹿の湯」も現地レポート。強酸性の硫黄泉を実際に体験した感想をお届け。


    おたよりフォームはこちら

    Xアカウントはこちら

    メールアドレス:zipcodejourney@gmail.com


    【今回登場する主なキーワード】
    殺生石/九尾の狐/玉藻前/那須岳/茶臼岳/火山ガス/硫化水素/二酸化炭素/松尾芭蕉/おくのほそ道/能/玄翁和尚/封神演義/妲己/鹿の湯/那須温泉

    続きを読む 一部表示
    32 分
  • 131. 「”扇の的”は本当に可能?那須与一という空白の英雄」*栃木県大田原市*
    2026/07/19

    『平家物語』屈指の名場面「扇の的」。
    激しい風と波のなか、約80メートル先の船上に掲げられた扇を、若き武者・那須与一が一矢で射抜いた。

    しかし、鎌倉幕府の歴史書『吾妻鏡』には、与一も扇の的も登場しない。生没年は諸説あり、墓とされる場所も栃木・香川・京都・兵庫など全国各地に存在。

    那須与一は実在した英雄なのか。それとも『平家物語』が生み出した幻のスターなのか。

    那須与一伝承館の展示を入口に、扇の的の現実性、和弓と現代アーチェリーの違い、鏑矢を選んだ理由、与一が祈った神々、そして全国に広がる「俺たちの町の与一伝説」を掘り下げる。

    栃木旅と言いながら、ほぼ那須与一特集。


    おたよりフォームはこちら

    Xアカウントはこちら

    メールアドレス:zipcodejourney@gmail.com

    続きを読む 一部表示
    32 分
  • 130. 「うなぎ食文化の現在地」
    2026/07/12

    今回のテーマは、日本人にとって最も身近でありながら、実は謎に満ちたミステリアスな食材「うなぎ」。

    舞台は縄文時代の貝塚から始まる。奈良時代の人が“夏バテの妙薬”として歌に詠み、「蒲焼」のイノベーション、天才・平賀源内が仕掛けた「土用の丑の日」という希代のマーケティング戦略まで。2026年現在の水産科学が挑む「完全養殖うなぎ」の最前線にも迫る。

    うなぎを「神の使い」として絶対に口にしない禁忌や、鰻信仰。日本人の精神世界の領域。

    私たちはうなぎを食べ、ときに畏れ、守ろうとする。

    香ばしい蒲焼の香りの向こう側に広がる、歴史・科学・民俗学が交錯するディープな文化の音旅。

    参考文献

    ラズウェル細木「う」

    高城久 「読めばもっとおいしくなる うなぎ大全」

    塚本勝巳 「うなぎ 一億年の謎を追う」




    おたよりフォームはこちら

    Xアカウントはこちら

    メールアドレス:zipcodejourney@gmail.com

    続きを読む 一部表示
    39 分