『徒然なる自動車業界の将来動向』のカバーアート

徒然なる自動車業界の将来動向

徒然なる自動車業界の将来動向

著者: Mike
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このコンテンツについて

100年に一度の大変革期の真っただ中、先行き不透明の自動車産業の情報をまとめて共有いたします。 ・市場の将来予測をするにあたってルチル・シャルマの未来予測(2018年発刊) の10個の観点の理解を深める情報を発信しています。 ・ますます高まる『地政学』を自動車業界で深堀して見えてくる『中国』『電動化』『自動運転』の統合した競争力を強化する構造を明らかにすることを試みています。 ・自動車業界の大きなニュースを題材にその裏に見える戦略や意図を紐解きます。 ぜひ気楽に聞いて、皆さまの仕事や興味の深堀にご利用ください。 <補足> シーズン1 (#1-xx)は、日本語で発信し、シーズン2(#2-xx)は英語での発信となっています。取り扱うトピックスが同じエピソードは、 "-xx"のところが同じ数字となりますので、日本語を聞いた後に英語版を聞くと、内容を理解しやすく、リスニング強化に活用できることを狙っています。ぜひ活用ください。Mike マーケティング マーケティング・セールス 経済学
エピソード
  • #1-76 【企業分析】中国テック巨人(Huawei, Xiaom)の自動車参入戦略
    2025/06/29

     中国のスマートフォンメーカーが自動車産業に参入する狙いは、ソフトウェア定義型自動車(SDV)への移行が、市場の飽和を迎えたスマートフォン産業の次なる成長機会ととらえ、ちょうどそのタイミングで『EV革命』によって従来の複雑な機械システムがよりシンプルでモジュール化された電気部品化へ置き換わり、異業種からの参入障壁が大きく下がったため、彼らはこの好機を逃さずに参入した。

     シャオミは垂直統合モデルで自社製造を進める一方、ファーウェイは水平連携モデルで技術提供者となることで、それぞれ異なる戦略を採用している。さらに、OSや半導体を巡る競争、そして米中間の地政学的な要因が、この産業の未来を形成する重要な要素となる。最終的に、自動車が「第三の生活空間」として進化するという未来像が提示されている。

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    6 分
  • #1-75 【企業分析】日産とWayve:AV2.0への戦略的転換
    2025/06/28

    日産自動車とAIスタートアップ企業Wayveの戦略的提携について、自動運転技術の進化という視点から分析しています。具体的には、日産の既存の運転支援システム「プロパイロット2.0」(AV1.0)の限界を詳細に説明し、その地図依存型・ルールベースのアーキテクチャがスケーラビリティや複雑な状況への対応を阻害していると指摘しています。対照的に、Wayveが提唱する「AV2.0」と呼ばれるエンド・ツー・エンド(E2E)のAI駆動型アプローチが、高精度地図なしでより汎用性の高い運転を可能にする革新的な解決策として提示されています。最終的に、この提携が自動運転分野における日産の位置付けをどのように変え、テスラやWaymoなどの競合他社との比較においてどのような優位性やリスクをはらんでいるのかを考察しています。

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    7 分
  • 01-74 【ポストEV】EV競争の勃興と終焉(1)
    2025/06/28

     鶴原吉郎氏の著作『デジタルビークルの知られざる正体』で書かれている『ポストEV』の理解が自動車業界の未来予測に非常に有効であると考える。そこで、自動車産業における電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)への移行、特に市場の動向と技術革新に焦点を当て、具体的に中国市場のEV普及の加速や、BYDとテスラといった主要プレーヤーの動頭、そしてフォルクスワーゲン(VW)やボルボなどの伝統的自動車メーカーのEV戦略について議論をする。特に、バッテリーコストの低減全固体電池技術の進展が、将来のEV市場に与える影響についての考察は業界理解に有用で、加えて各国のEV政策や消費者の意識の変化が、この移行をどのように推進していくかが分析されている。

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    8 分

徒然なる自動車業界の将来動向に寄せられたリスナーの声

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