エピソード

  • 【読み聞かせ】#6 いもうとと、おりがみのつる
    2026/07/17

    エレベーターのない団地の5階。翔太の家には、2つ下の妹・りさがいます。顔もそっくり、性格もそっくり。そして——毎日、けんかばかり。おもちゃの取り合い、チャンネル争い。母の口ぐせは「宿題しなさい」と「どっちも、わるい」でした。

    そんなある日、翔太はこっそり練習した折り紙の鶴を、照れながらりさにあげます。「べつに、ひまだったから、おっただけ」。りさはその一羽を宝物にしました。ところが友だちがうっかり持って帰ってしまい、りさは大泣き。いつもけんかばかりの翔太が、この日だけは走ります。「泣かせていいのは、ぼくだけ、なんだから」——5階分の階段を一気に駆け下りて。鶴は無事帰還、でも3分後にはまたけんか。狭い団地で、家族の距離がいつも近かった、あのころの話。

    平成に子ども時代を過ごした30〜40代の親世代へ。親子で聴ける、あたたかい再現ドラマ。1話5〜11分。

    あなたの「平成こどもあるある」も、コメントで教えてください。

    【クレジット】効果音:効果音ラボ・On-Jin ~音人~ / BGM:甘茶の音楽工房(いずれも表記不要のライセンスですが、感謝を込めて記載しています)
    ※本番組はフィクションを含む再現ドラマです。商品名・店名・作品名・地名・CM・楽曲などは架空の名称・描写を使用しています。

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    11 分
  • 【読み聞かせ】#5 かえりのかいの、スーパースター
    2026/07/16

    一日のいちばん最後の「帰りの会」。時間が少しあまった日、先生の「だれか、なにかやる人?」に、翔太は、すっと手をあげます。披露したのは、夕方のアニメの時間になんども流れる「ごはんのCM」の踊り。「もぐもぐ、パワー、ドーン!」——クラスは、大爆笑。

    でも、たったひとり。先生だけが、真顔で、なにかをメモしていました。ところが次の日、先生から出たのは、まさかの「きのうの、あれ。今日も、やりなさい」——指名です。

    こうして踊りは帰りの会の定番に。弟子志願のかずき、手拍子番長のあやちゃん、隣のクラスからの見物客。……でも子どもの流行は、あっという間。飽きの気配を察した翔太は、新作「もぐもぐ、パワー、ダブル、ドドーン!!」で勝負に出て——静寂。二週間の、スーパースター時代の記録です。

    平成に子ども時代を過ごした30〜40代の親世代へ。親子で聴ける、あたたかい再現ドラマ。1話5〜10分。

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    【クレジット】効果音:効果音ラボ・On-Jin ~音人~ / BGM:甘茶の音楽工房(いずれも表記不要のライセンスですが、感謝を込めて記載しています)
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    7 分
  • 【読み聞かせ】#4 セレクトデザートは、じゃんけんで
    2026/07/16

    小学1年生の翔太、最大のたのしみ。2か月に1回、給食に出る「セレクトデザート」。チョコケーキ、ショートケーキ、モンブラン。事前に紙にまるをつけて、ひとつだけえらべる——6歳には、もう、お祭りでした。

    その前にひと騒動。給食当番の翔太とかずきは、重い食缶を廊下の段差でぶちまけてしまいます。「怒られる」——でも先生の第一声は「けがはない?」。ほうきを持ってきてくれるあやちゃん、わらわず手伝ってくれるみんな。やさしい世界でした。

    そして、待ちに待ったセレクトデザートの日。あまったケーキをかけて、クラス争奪じゃんけん大会が開幕。翔太は人生で初めて、勝負ごとに頭脳を持ちこみます。「みんな、さいしょはパーを出すはず。だから、チョキ!」——完璧な作戦の行方と、あやちゃんの無心のグー。そして、まさかの「はんぶんこ、する?」。

    平成に子ども時代を過ごした30〜40代の親世代へ。親子で聴ける、あたたかい再現ドラマ。1話5〜10分。

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    7 分
  • 【読み聞かせ】#3 つうがくろは、ぼうけんコース
    2026/07/16

    ひばりヶ丘団地の目の前には、小学校があります。歩いて1分。なのに、翔太が通うのは、歩いて15分の、となり町の小学校。「なんで、目の前じゃ、だめなの?」——6歳の疑問に、大人の答えは「そういう決まりなの」。

    登校班の集合場所には、高さ1メートル20センチの長い柵。翔太とかずきは、毎朝そこで綱渡り。あやちゃんに怒られても、やめない。通学路のざくろの木、落ちてる実のあまさ。そして、ある朝の——男の子にしかわからない、世界でいちばんの痛み。

    夏になれば、集合場所はセミの大合唱。虫かごいっぱいのアブラゼミとクマゼミ、木の幹の「どんごろ」の穴、ポケットいっぱいの蛇の抜け殻。通学路は、毎日が、ぼうけんコースでした。

    平成に子ども時代を過ごした30〜40代の親世代へ。親子で聴ける、あたたかい再現ドラマ。1話5〜10分。

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    【クレジット】効果音:効果音ラボ・On-Jin ~音人~ / BGM:甘茶の音楽工房(いずれも表記不要のライセンスですが、感謝を込めて記載しています)※本番組はフィクションを含む再現ドラマです。商品名・店名・作品名・地名などは架空の名称・描写を使用しています。

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    8 分
  • 【読み聞かせ】#2 ミニ3レーサーと10円のおかし
    2026/07/16

    テレビで毎週見ていた、兄弟が主役のアニメ。あこがれは、お兄ちゃんのほうの、赤いマシン。兄が先に手に入れて、翔太は何日もお願いして、ある日曜日、お父さんとおもちゃ屋へ。箱をむねにだきかかえて帰り、机の上で組み立てる——かたい部品のところは、横から、お父さんの太い指。

    そして最後の仕上げ、シール貼り。のりの弱った古いシールが貼りつかず、困ったお父さんが取り出したのは……お父さんの、まさかの解決法。8歳の翔太には、人生最大級の「事件」でした。

    速いモーターは買えず、マシンはほぼノーマル。それでも週末は、おもちゃ屋の店内コースへ。おかしを取るか、パーツを取るか。10円玉をにぎって、平成の子どもは毎日、人生の選択をしていました。

    平成に子ども時代を過ごした30〜40代の親世代へ。親子で聴ける、あたたかい再現ドラマ。1話5〜10分。

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    【クレジット】効果音:効果音ラボ・On-Jin ~音人~ / BGM:甘茶の音楽工房(いずれも表記不要のライセンスですが、感謝を込めて記載しています)
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    7 分
  • 【読み聞かせ】#1 はじめてのゲームJOY
    2026/07/15

    クリスマスも、お年玉も、お誕生日も、ぜんぶ一括前払い。1991年生まれの男の子・翔太が、人生最初のゲーム機「ゲームJOY」を手に入れるまでの物語です。

    駅前の中古ゲームショップ「わくわく堂」、ガラスケースの向こうの本体、電源を入れた瞬間の「ピロリン」、そして——線一本でモンスターが画面から画面へ渡っていく、通信ケーブルという魔法。理屈はわからない。でも、確かにあれは魔法でした。

    平成に子ども時代を過ごした30〜40代の親世代へ。親子で聴ける、あたたかい再現ドラマ。1話5〜10分。

    あなたの「平成こどもあるある」も、コメントで教えてください。次回は#2「ミニ3レーサーと10円のおかし」。

    【クレジット】効果音:効果音ラボ・On-Jin ~音人~ / BGM:甘茶の音楽工房(いずれも表記不要のライセンスですが、感謝を込めて記載しています)※本番組はフィクションを含む再現ドラマです。商品名・店名などは架空の名称を使用しています。

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    8 分