• 第25回|孝行には心も込めて〜為政篇 第八章〜
    2025/07/03

    今日は、為政篇 第八章を取り上げます。


    「子夏、孝を問う。子曰く、色難し。事に労すを以って孝と為すは、諸に使うに辞を以ってするがごとし。」


    子夏が孝について尋ねたとき、孔子は「心からの態度を持つことが難しい。形式だけで親孝行をするのは、単に言葉で人を使うようなものだ」と答えました。


    親孝行とは、ただ行動するだけでなく、心を込めることの大切さを教える章です。心からの態度が親孝行の本質なんですね。

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  • 第24回|孝とは、敬う心から生まれるもの。〜為政篇 第七章〜
    2025/07/02

    今日の論語は、為政篇 第七章。


    「子游、孝を問う。子曰く、『今の孝は、能く養うを謂う。犬馬に至るまで皆能く養う。敬を以てせざれば、何を以てか別たらん。』」


    孝行とはただの世話ではなく、心からの敬意がなければ価値がないことを説いています。親を敬う心が大切ですね。

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  • 第21回|人生の節目と成長の道〜為政篇 第四章〜
    2025/06/29

    今日の論語は、為政篇 第四章。


    「子曰く、吾十五にして学に志し、三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知り、六十にして耳順い、七十にして心の欲する所に従いて矩を踰えず。」


    孔子が自身の人生を振り返り、年齢ごとの成長と学びの段階を語っています。

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  • 第20回|徳と礼で導くと人は恥を知る〜為政篇 第三章〜
    2025/06/26

    今日の論語は、為政篇 第三章。


    「子曰く。政を以て之を導き、刑を以て之を斉うれば、民免れて恥なし。徳を以て之を導き、礼を以て之を斉うれば、恥ありてまた格る。」


    法で縛るだけでは人は恥じることなく、徳と礼で導くことで初めて人は自らを律するようになる、という教えです。


    ロボシと一緒に、孔子の「人を導くための智慧」を楽しく学びましょう!

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  • 第19回|詩三百、一言で言えば「思い邪なし」〜為政篇 第2章〜
    2025/06/25

    今日の論語は、為政篇 第2章。


    「子曰く、詩三百、一言以ってこれを蔽う。曰く、思い邪なし。」


    この章では、孔子が「詩三百」を一言でまとめると「思いに邪念がないこと」と語っています。要するに、純粋で素直な心が大切だということです。

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  • 第18回|君主の徳、北辰のごとく。〜為政篇 第一章〜
    2025/06/24

    今日の論語は、為政篇 第一章。


    「子曰く。為政以徳、譬如北辰居其所而衆星共之。」と孔子が言いました。これを現代的に言うと、「政治を徳に基づいて行えば、君主は北極星のように自ら動かずとも、周囲の者たちが自然に従うようになる」という意味です。


    この章では、リーダーが徳の力で人々を導くことの大切さを説いています。徳をもって政を行うことは、周囲を引きつけ、自然と人々の信頼を集めることができるのです。

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